「ありがとう」をいっぱいに。
- 公開日
- 2023/11/15
- 更新日
- 2023/11/15
校長室から
学校日記でもお知らせしていますが、児童代表委員会を火曜日の長昼休みに開催しました。今回は「ありがとうを増やそう」がテーマでした。片浦小学校6つの約束のその3は「ありがとう(感謝の心)」です。
提案の内容とは少し離れてしまうのですが、こんなことを思いながら、話し合いを聞いていました。
例えば、友達が「いっしょにやろう!」(6つの心がけその5、助け合いの心)と声をかけて来たけれども、今、宿題をしなくてはならない、とか、委員会の仕事がある、とか、どうしても断らざるを得ない状況で、どう答えるか。「ダメ。無理」と答えるのか、それとも「(誘ってくれて)ありがとう。でも、委員会の仕事があるからできないんだ。また誘ってね。」と答えるのか。できれば後者であってほしいですよね。しかしながら、子ども達の表現力はまだ十分ではなく、上手に言うことはまだまだ難しい子が多いでしょう。日々の生活の中で、学んでいるところです。そんな子ども達に向けて、「ありがとう」を意識して声に出してみようと、話し合いの後に伝えました。まず「ありがとう」と言うことから始めたらどうだろうか、と思います。「ありがとう」から続く言葉はきっと優しい言葉になると思うのです。一方で「無理」という言葉は寂しさを感じます。たった2文字ですがとても強く響きます。ネガティブな言葉ほど強く相手に届くということを意識したいです。個人的に気になる言葉です。
さて、今日の話し合いでは、楽しい学校委員会の提案に対して「こうすれば、もっと楽しくなるかと思うので・・」という言い方で、意見を言っている学年があり、嬉しくなりました。そして、それを聞いた提案者の6年生が、「それはとってもいい意見なので、取り入れたいです」と答えていました。この対応も嬉しかったです。このように受け止めてくれれば、意見を言った“かい”があるというものです。
私からはもう一つ、子ども達に「楽しい学校は自分たちでつくる」ということを伝えました(何度も繰り返し伝えています)。誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分でできることを考え、行動する。それが「楽しい」につながっていくと思っています。