Help me!
- 公開日
- 2023/09/14
- 更新日
- 2023/09/14
校長室から
3年生の「表とグラフ」の学習を参観しました。図書館で貸し出した本の冊数をまとめた表について考えていました。
まず、月ごとに何冊かりたのか、4月、5月、6月の表をもとにそれぞれの月の合計を出しました。
次に、月ごとの表と、本の種類(物語、図鑑など)ごとの表をあわせた、いわゆる「二次元表」という新しい形の表について考えていきました。(説明が拙く恐縮です)
この二次元表というのがなかなか難しく、3か月の合計で何冊貸し出したのか、答えが2つ出ました。どうしてそういう答えになったのか、同じ答えが出た人が合同で説明しようとしましたが、なかなか説明も難しく、皆がすっきり「わかった!」というところまでいきませんでした。続きは次の算数に持ち越しです。
それでも子どもたちは、途中で自分の説明が詰まってしまうと「Help me!」と友達の助けを求めるなど、何とか考えようとする姿がありました。そして、わからないことや、悩んだことは「わからない」「悩んでいる」と言える姿もありました。そうした「わからない」「悩む」「困った」という思いから学習はより深く確かになります。そうした言葉を素直に言えて、周りもしっかり受け止めて共に解決しようとする学級であってほしいと思います。
この二次元表のように、大人にとっては簡単に思えることも、子ども達には難しいものだということを頭において、私たちは子ども達とともに学習に取り組んでいきたいと思います。