学校日記

3びきのこぶたと3びきのおおかみ

公開日
2022/06/16
更新日
2022/06/16

校長室から

今日は読み聞かせで1年生の教室にお邪魔しました。
以前、別の機会に「三びきのこぶた」を1年生に読みましたので、今日は「3びきのかわいいおおかみ」を読みました。
「三びきのこぶた」は有名な童話ですが、読んだことがあるか子ども達に聞いてみましたところ、意外にあまり読んだことはないようでした。いろいろな楽しい絵本がありますので、なかなかこうした昔話を手にとる子は少ないのかもしれません。
改めて読んでみますと、こぶたがお祭りに遊びにいって、バターつくりの樽を買って帰る場面などは、初めて読んだように思いますので、これまで自分自身が読んでいたものは短いバージョンだったのだと思いました。
この絵本の訳者は瀬田貞二さんでした。昔「指輪物語」を瀬田さんの訳で読んだことが思い出され、少し感激してしまいました。こうした古い絵本があるのも学校ならではです。
「3びきのかわいいおおかみ」は、対する大ぶたがなかなかの悪(わる)で、その対比がとても面白い絵本でした。1年生には少し長いかなと思いましたが、物語の世界を楽しんでくれたように思います。最後はハッピーエンドで子ども達も安心したようでした。
どんなに頑丈な家を建てても、あらゆる手段を使って壊していく大ぶたに対して、おおかみたちは「僕たちのやり方が間違っていたのかもしれない」と気づきます。最後におおかみたちはどんな家を建てたのか、ぜひ絵本で確かめてほしいと思います。