学校日記(ブログ)

12月10日(水)新しい言葉「LINE人格」

公開日
2014/12/10
更新日
2014/12/10

お知らせ

12月10日(水)新しい言葉「LINE人格」
 本校に来ていただいているスクールカウンセラーの中村さんと今朝お話をした中で、新しい言葉を聞きました。それは、「LINE人格」という言葉です。中村さんは、『LINEをやっていると、言うべき言葉を簡略化する必要があることから、安易性、攻撃性が高まる。』さらに『LINEをやっていることで精神的に安定してしまう』ということをおっしゃっていました。確かに、“うざい”、“消えろ”、“死ね”、“キモい”などの嫌な単語を、直接言われても攻撃性は高いですが、文字だけで見る方が攻撃性はさらに高まります。今の若者は、LINEやツイッターなど当たり前に使いこなしますが、「文字は怖い」という自覚がほとんどないことも問題です。
 私自身、メールの文面で『えっ?』と思うことがあります。「嫌だ」と書かれていてもそれは「嫌じゃない」という意味だったりするとなおさら混乱します。顔と顔を合わせて話す言葉なら「嫌だ」と言われたとしても、顔の表情や声のトーンで「嫌じゃない」ということがわかるのでしょうが、LINEやツイッター、メールなどでは顔が見えない分、文字だけしかない世界で、送る側の文字の意味と送られる側の文字の意味がズレていくだけで、トラブルに発展してしまうのはよくわかります。「LINE人格」という言葉が一般化するかどうかはわかりません。でも、“その危険性について自覚し、LINEやツイッターなどのSNS関連の落とし穴にはまらないように気をつけたい”と感じた今朝のカウンセラーの中村さんとの会話でした。
 写真をみて、何のマークか?がわかる人は若者です。私もLINE以外にたくさんあることを知りました、今さらですが…。