学校日記(ブログ)

運動会予行練習

公開日
2014/05/15
更新日
2014/05/15

お知らせ

5月15日(木)運動会予行練習
 昨日は、17日(土)に実施する運動会の予行練習でした。私がグラウンドに出ると「あっ校長先生、ジャージ着ている」と1年生から声をかけられました。そうです、私もジャージを着るんです。
 さて、予行練習ですが、当日と同じ流れで、各係の仕事がうまく流れるかどうかの確認も目的のひとつでした。何事もそうなのですが、練習やあらかじめ事前に行うというのは必要であり、実際にやってみて初めて見つかる不具合というのは必ずあるものです。今回の運動会予行練習では、「失敗は大事です。何で失敗したのか?何でうまくいかないのか?をしっかりと分析するためのいい材料をたくさん探してください」と朝の打ち合わせで先生方に伝えました。5月1日以降、学年練習を中心にブロック練習、全体練習と毎日積み重ねてきても、やはり当日の次第に添って流れていく場面では、いくつもの不都合がわかりました。「演技終了から退場門に駆け抜けていく場面」→「用具係や放送係は退場門にいかず直接仕事場に向かう」など具体的な指導を担当の先生方は入れていました。この指導が当日に活きていきます。
 招集場所では、並び方が徹底できずに時間がかかった種目や、招集が完了できていて、招集係が出発可能合図の白旗を掲げているにもかかわらず、放送係がその旗に気づかず、無駄な時間が過ぎていった…なんてこともありました。
 また、入場のタイミングでは「入場します」という放送の言葉で行動するのか?音楽が流れた時点ですぐに行動するのか?がわかっていないので、あいまいな感じを受けたものもありました。しかし、予行練習日程は約10分遅れでスタートしたにもかかわらず、終了が5分遅れということで、予行練習全体としてはうまくできたと感じました。
 白鴎中の運動会予行練習を初めて見て感じたことは、“やはり3年生のリーダーシップがよく発揮されている”ということです。競技をしていて不明な点や疑問点をすぐに体育科の先生に尋ねて確認し、その確認事項を同じブロックの生徒に伝えたり、2年生や1年生に徹底させたりしている姿も多く見ることができました。
 またある場面では、担当の先生の放送での指示「そこは座りなさい」と言ってもだらだらしていたにもかかわらず、3年生がマイクを使わず大きな地声で出した「終わったらそこはすぐに座ってね」と言う指示の方が、あっという間に1年生が座ってしまったという場面も見ることができました。これは先生が悪いのではなく、放送の指示では具体的に誰に言っているのか?どのことを言われているのか?がわかりにくいこともあるからだと思いました。運動会当日は、放送の指示もよく聞いてほしいところです。もちろん3年生のリーダーとしての指示も大いに出していってほしいです。
 れんげ幼稚園児が到着すると3年生達の顔がほころび、中学生が幼稚園児をすぐに面倒を見ていました。園児達と中学生との会話は本当におもしろかったです。演技では園児達と3年生が一緒に2曲踊り、中には泣き出してしまった園児もいましたが、ほとんどの園児と生徒たちは楽しく活動ができていました。終わって園児が帰るときに園児たちから3年生に向かって「“おにいさん、おねえさん、あ〜り〜がとう〜ござ〜いました〜”」と100人ちょっとの園児たち全員が一斉に大きな声で「呼びかけ」のように言ってくれました。すると、“自然発生的”に3年生の黄色ブロック付近を中心に「せーの“どういたしまして〜”」と大きな声で返していたのが本当に微笑ましい姿でした。この“自然発生的”に行動できる白鴎中3年生はすごいです。そういえば集会などでも発言者や発表者に対して“自然に”拍手が起こることが多く、本当に気持ちのいい学校です。朝会の時の私の話が終わったときにさえ拍手してくれるのですから、優しい気持ちを持った生徒ばかりの白鴎中学校です。