免疫の仕組み<1〜3年 保健体育科>
- 公開日
- 2020/05/13
- 更新日
- 2020/05/13
お知らせ
上図を見ながら「かぜ」などの細菌やウイルスが体内に侵入したとして考えてください。体内に病原体が侵入するとまず病原体を食べる細胞(マクロファージ)が現場に駆けつけてウイルスの情報を集めます。マクロファージは、そのウイルスの情報を免疫の“司令官”であるリンパ球(ヘルパーT細胞)に伝えます。 情報を受け取った“司令官”のヘルパーT細胞は、“殺し屋”のリンパ球(キラーT細胞)にウイルスに感染した細胞を探して破壊するように命令します。
次に、“司令官”のヘルパーT細胞は、リンパ球(B細胞)に抗体を作るように指令を出します。 指令を受けたB細胞は、そのウイルスに対抗する大量の抗体を作り出します。この抗体が、ウイルスに感染した細胞を破壊します。
このようにさまざまな免疫を担う細胞が協力して、ウイルスに感染した細胞を攻撃し、やがて「かぜ」が治ります。
細菌の場合は、ウイルスとは異なり、細菌そのものが異物と認識され、攻撃されます。
<保健体育科>