校長室だより
- 公開日
- 2016/04/28
- 更新日
- 2016/04/28
校長ブログ
毎朝校長室の窓を開けて机に向かうと、清々しい風に乗って小鳥たちの囀りが聞こえてきます。
♪ ホー ホケキョ
中でも特に美しい声の持ち主が「ウグイス」です。
春を告げる鳥として知られていますが、この時期もいいものです。
ウグイスは、自分の縄張りを宣言したり、縄張り内の安全をメスに知らせたりするときに、「ホー ホケキョ」と鳴くのだそうです。
本校周辺はウグイスにとっても安全な場所なのだなと思うと、微笑ましくなってきます。
さて、先日知人から「いつまでが春なのか」と訊かれました。
暦的には立夏の前日までなのかな。葉桜となった葉が成長して日光に輝くようになる頃までかな。雨が降り始めるとカエルが鳴くようになる頃までかな。などと、自信のない私はあれこれ言っているうちに、「なりにけるかも」という懐かしいフレーズが頭の中に浮かんできました。
高校の古典で『万葉集』を学んだときに、春の歌の一節にあった言葉が面白く感じて、「〜になりにけるかも」とよく口ずさんだことがあったので、思い出したのかもしれません。
季節の変化はグラデーション、まさに「なりにけるかも」なのだなと改めて考えました。
そんな時の移ろいを、本校では「緑のたより」として全校の子どもたちに伝えようと、職員と環境委員会の子どもたちが取り組んでいます。
これからどんなたよりが届くのか、とても楽しみです。