校長室だより
- 公開日
- 2015/10/15
- 更新日
- 2015/10/15
校長ブログ
♪ たちばなの香の すがしき中 ♪
本校の校歌の3番はこの歌詞で始まります。秋の深まりとともに、学校周辺のみかんの色も鮮やかになってきました。
私たちがふだん目にするみかんは主に温州みかんだそうです。漢字では甘い柑橘ということから「蜜柑」と表記され、「みっかん」と読まれていたものが、「っ」が省略されるようになったそうです。原産地は鹿児島県だそうです。
私が以前本校に勤務していた30年程前はみかんの栽培が盛んな頃で、校歌にあるようにたくさんのみかんの木が植えられていました。学校の校地内にもみかんの木が何本かあり、除草や消毒などの作業を地域の方に助けていただきながら、6年生が育てていました。
冬の足音が近づいてくると、6年生がはさみを使ってみかんを一つ一つ採ります。収穫したみかんは数回に分けて、給食の時に全校で食べました。小ぶりで青みがかった色をしたみかんで、皮が厚く、むくのに少し力がいりました。少し酸味が強く、酸っぱいものが苦手な私は、みかんを両手で揉みながら「甘くなれ 甘くなれ」とおまじないをかけて食べるので、クラスの子どもたちから笑われました。
私の“ the good old days ”の一コマです。
ところで、わが家では10月になると、食卓の上にみかんの入った籠が置かれます。食後に、テレビを見ているときに、ちょっと喉が渇いたときに、というように手を伸ばしてしまうので、休みの日には何個も食べてしまいます。先週は熊本県産のみかんでした。今週は長崎県産のみかんです。和歌山県、愛媛県、静岡県、小田原など、冬が終わるまで「みかんによる日本の旅」が続きます。