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学校日記

校長室だより

公開日
2015/06/12
更新日
2015/06/12

校長ブログ

 毎年我が家の初夏の食卓を飾る食材に「ソラマメ」があります。
 漢字では、さやが空を向いているので「空豆」と書いたり、さやの形が蚕に似ているので「蚕豆」と書いたりするということですが、最近では「天豆」と書かれることも多いそうです。
一般的には塩ゆでをして食べることが多いようですが、私はさやごと焼く食べ方も大好きです。
このソラマメですが、苦手とする子どもたちは意外に多いようです。実は私もソラマメ特有の臭いが苦手で、子どもの頃は皿の脇へ寄せていました。好んで食べるようになったのは、大人になってからです。食べ物の好き嫌いはほとんどなかった私ですが、子どもの頃は大根を煮た料理も苦手で、給食で大苦戦をした覚えがあります。今は大根も大好物で、なぜあれほど嫌がっていたのか不思議に思います。
さて、先日1年生が食育の学習の一環として、給食に使う全校分のソラマメのさやから実を取り出す体験をしました。給食用の食材に触れることにより食物への関心を深め、給食を食べることへの意欲を高めることが活動のねらいです。
子どもたちはソラマメの固いさやに苦労しながらも、楽しそうに実を一つ一つ取り出していました。また、取り出した実やさやをじっくり見ながらスケッチもしました。(上の絵は子どもたちのスケッチの一例です)
 給食後、子どもたちからは、「苦手だったけれど食べることができた」「甘くておいしかった」などの感想を聞くことができました。
 自分たちが食べる食材に、育てることも含めて「関わる」ことの大切さを改めて考えさせられました。