「相談室だより」をお配りします
- 公開日
- 2021/01/14
- 更新日
- 2021/01/14
お知らせ
本日、「相談室だより」をお配りします。
生徒向け「寄り添う」、保護者向け「正常性バイアス」です。
災害時や、コロナウィルス感染症に負けないための心理学として、「正常性バイアス」「同調性バイアス」が注目されています。
「相談室便り」では、「正常性バイアス」が悪い方向へ働いてしまうのを防ぐために、コロナウィルス感染については「想像力」を挙げていました。この他、火災や地震などの災害時には日頃の「訓練」も必要だそうです。「正常性バイアス」を打ち破った事例として、東日本大震災の「釜石の奇跡」がよく挙げられます。
「同調性バイアス」は「周りの人と同じ行動をとる」ことが安全と考える心の働きです。これにより、例えば災害時「周りの人が逃げないから、自分も逃げない」という判断をし、被害が拡大することもあります。コロナウィルス感染症予防でも、誰かが「ちょっとくらいマスクしなくてもいいよね」と言い出すと、「自分もいいかな」と思って・・・など。
「正常性バイアス」と同じように「同調性バイアス」もそのものが悪いというわけでなく、災害などの非常時に一致団結して助け合うことにもつながっています。困難な状況下では難しいとは思いますが、正しい「判断力」を働かせて「同調性バイアス」で悪い方向へ進まないようにしたいと思います。