1年生 STEAM学習 本探究6日目
- 公開日
- 2025/12/17
- 更新日
- 2025/12/17
できごと
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12月15日(月)は、1年生の本探究6日目でした。
今回が、今年度最後の本探究の時間となります。
この日は、CURIO から2名、また桜井地区連合自治会長の宮内さんに来校していただき、生徒たちの活動の様子を見ていただきました。
この日は班ごとに取り組んでいる内容が異なり、課題を見直している班、アイデアを整理している班、そして多くの班が、考えてきたアイデアを形にする試作品づくりに取り組んでいました。教室内では、段ボールや紙などの素材を使いながら、「実際に試してみる」ことを意識した活動が進められていました。
宮内さんは各クラスを回り、生徒から直接アイデアの説明を聞きながら、一つ一つ丁寧に声をかけてくださいました。
例えば、頭上や足元のフンを避けるためのポスターを考えていたチームでは、「注意を呼びかける」ことだけで十分なのか、別の方法は考えられないかといった点について話が広がっていました。
また、実際の場所を想定して、駐車場の通行ルートを分かりやすくする地図や仕組みを考えているチームでは、使う人の立場を意識し、意見をもらいながら形にしていく中で、少しずつ案を調整していく様子が見られました。
さらに、小学生の飛び出し事故を防ぐための装置を考えているチームでは、実際に置くとしたらどこに設置できるのか、大きさや位置は現実的かといった点を確かめながら、試作品づくりに取り組んでいました。
一方で、各クラスで活動を見ていただけた時間は限られており、すべての班の話を聞いていただくことはできませんでしたが、宮内さんには最終発表会に改めて来ていただく予定です。
こうしたやりとりを通して、宮内さんからは「生徒の発想はとても柔軟で、考え方が自由」といった感想も聞かれました。
年度最後の本探究は、それぞれの班が自分たちの課題と向き合い、次に何をするかを考える時間となりました。探究のサイクルは一方向に進むものではなく、立ち止まったり、戻ったりしながら、何度も考え直すことで少しずつ形になっていきます。
冬休みには、今日の活動をもとに、何か一つでも探究を進めてくれることを期待しています。新年、そして最終発表会で、さらに工夫されたアイデアに出会えるのを楽しみにしています。