学校日記

学校図書館より13 夏といえば海ですね

公開日
2016/08/05
更新日
2016/08/05

お知らせ

 海といえば、沖縄の砂は白くてきれいなのに、どうして小田原や湘南海岸の砂は黒っぽいのでしょう?
 小田原の御幸ケ浜の砂は、3.5mmほどの暗緑灰色の砂岩や安山岩などでできており、それに対して沖縄・石垣島川平湾の砂は0.8mmほどの白色の珊瑚片などからできているそうです。それでは、鳥取砂丘の砂は?サハラ砂漠の砂は?
 この本では、日本と世界の各地の砂が写真とともに解説されています。ただの「砂」でも各地で大きく違うことが、写真を見るだけでわかります。夏休みの旅行先での砂と見比べてみてはどうでしょうか。 巻末には砂の観察方法も載っているので、自由研究に役立つといいですね。
(オーストラリアのウルルへ旅行したとき、白いスニーカーがあっという間にオレンジ色に染まってしまったことがありました。ウルル近郊の砂漠砂は酸化鉄に汚染されて濃い赤色をしているのだそうです。どうやら“犯人”はその赤色の砂粒だったようですね。)
■『世界の砂図鑑 写真でわかる特徴と分類』須藤定久(誠文堂新光社)本体2600円【分類450】