夏休み最後の金曜日
- 公開日
- 2014/08/29
- 更新日
- 2014/09/01
お知らせ
8月29日(金)夏休み最後の金曜日
今日が夏休み最後の金曜日です。先日、ある保護者の方とお会いして「うちの子はまだ宿題が終わっていないんですよ、しかも読書感想文と自由研究が…、どうしましょう」と嘆きながらお話されていました。大丈夫です。人間は、やらなければいけないことを後回しにしたり放っておいても、ひとたび“やるぞ!”と決心すると、アドレナリンが脳内に出てきて、やり遂げることができるようになっています。“火事場の馬鹿力”にも通じる部分がありますから、やり遂げることができますよ!!
私は自分が小学生の時には、夏休みの7月下旬から8月末のほとんどを、毎年両親の実家の九州に帰省していたので、実は宿題が完成しないまま9月を迎えたことがほとんどで、9月1日には「宿題を持ってくるのを忘れました」と担任の先生に言い、2日目も3日目も同じ理由を言い、そうすると担任の先生は「今日もまた持ってこなかったの?本当にあなたは忘れ物ばかりで困ったものね」と怒られながら、その3日間で宿題を仕上げて(というより、ただ字を埋めただけという感じ)で提出していたので、提出期限には遅れ、しかも中身は悪いという状態ばかりだったので、私の小学生の時の成績はアヒルさん(→*参照)ばかりでした。
中学生になって、「これではいけない」と自分で気づいてからは、しっかりと宿題をやるようにはなりました。ですから、何事も自分自身が気づくことが大事なんです。失敗は誰にもあり、その失敗を繰り返してしまうのが人間ですから、白鴎中の生徒の皆さん、早く自分で気づいてくださいね。
都会では「宿題代行業」というのがあるんだそうで、読書感想文も依頼者の子どもの字体に似せて書いてくれるんだそうです。これでは宿題をやる意味が全くありませんし、宿題を出した先生への裏切り行為でもあると私は思います。夏休みの宿題ができなかったら「できませんでした…」と正直に教科担当の先生に言う方が、自分の気づきにつながります。成績表を見て、「あっ、今回成績が上がらないのは(または、成績が落ちたのは)やっぱり夏休みの宿題を出せていなかったからなぁ」と気づく力が、これからの社会を生きる力になると私は思います。
ちなみに、宿題代行業の値段は、感想文が400字詰め原稿用紙1枚で2千円から、自由研究が5千円から、ポスター作成が1万5千円とべらぼうに高い値段でした。学年が上がるにつれ、値段も上がるようで、さらに業者によっても値段が違うんだそうです。
では、9月1日には元気で学校に来てください、たとえ宿題が完成していなくても…。でもこの土日で完成させてくださいね。
→*アヒルさんとは「数字の2」がアヒルさんに似ているからです。当時の小学校の成績は5段階評価で、私はほとんどの教科の成績が2でした。そんな成績でも私は中学校の教師になり、今があります。