生徒集会といじめ撲滅宣言
- 公開日
- 2014/07/18
- 更新日
- 2014/07/18
お知らせ
7月18日(金)生徒集会といじめ撲滅宣言
写真は、今日の朝会終了後の“生徒集会”の様子です。生徒会による“生活実態アンケート”の集計結果とその分析の発表でした。学年ごとの考察はとても良かったです、さすが生徒会です。特に3年生は「不要物を持ってきているのが40%もいて、授業中の私語も約60%の人がしている。これでは最高学年として1年生や2年生の手本にはなり得ない。特に受験生である3年生は、日々の授業1時間1時間をもっと大切にしていくべき」という投げかけは、体育館内が一瞬静まりかえるほどの説得力がありました。
生徒会がいじめ撲滅宣言として、全生徒が書いた「わたしの行動宣言」の作文の中から最優秀宣言4点が選ばれ、その作文の発表もありました。【以下の4つの文は原文の儘(まま)引用です】
匿名“みきてぃー”さんの作文→
→『「自分もいじめられるから助けられない」ではなく、「自分はあの人のために何ができるか?」日本の人たちは助け合っているのだから、もしいじめられている人がいるなら自分はその人を全力で助ける、これしかない。いじめられている人も将来そのいじめていた人をいじめずに、あたたかい目で見る。広い心で助け合い、励まし合う。いじめをなくしたい!』
匿名“かれこれ”さんの作文→
→『“いじめとは何か”を考えてみよう。私にいじめを語れと言われたら1日かかってしまう。まぁー、一言で言わせてみれば、いじめは弱い奴がすることだ。自分がやられるのが怖いからいじめをするのだ。私はいじめをしている人にこう言ってやりたい。「親が知ったらどれだけ悲しむか」ってね。』
匿名“山の向こうのくま”さんの作文→
→『私の友達もいじめられていて、一人だと勇気が出なかったので、私の仲の良い友達を集めて、いじめに立ち向かいました。立ち向かい続けて私たちもひどいことを言われました。そのいじめられている子が「もう、私を助けなくていいよ」と言われました。私は「何で?」と聞いたら「だって、助けたら唯一の友達が傷ついちゃうし…」と言ったのです。「そんなことないよ、逆に見て見ぬふりしたら、それは“友達”って言わないよね?(にこっ)」そう言うと友達は急に泣いてしまいました。私はそのとき、泣き終わるまでずっと一緒にいました。その友達は、1年後いじめが減り、部活のいやなことも言わなくなりました。“いじめている人はきっと心が弱いんだ。いじめられている人ほど心が強いんだ”』
匿名“Candy”さんの作文→
→『イジメなんて絶対に起こらないような団結力のあるクラスにする!たとえば、協同作業したりして団結力を深めて互いを分かりあえば良いと思います。あとは、他人の悪いところではなく、良いところを発見できるようになるといいと思います。一人一人が優しい心を持てばイジメなんて起こりません。』
以上4つの宣言文を読むと、“いじめのないクラス、学年、学校にしていこう!”という強い気持ちが伝わってきました。“人間は誰かのせいにして自分を安定させようとする生き物である”…と言っていた人がいましたが、私も自分自身のせいにしないで、他人のせいにして自分を納得させたことが今までに何度かありました。そんな他人のせいにして納得させる生き方なんておかしいと、頭ではわかっていてもなかなかなおすことができませんでした。
生徒の皆さんも、きっと頭では“いじめはいけない”とわかっているはずですが、いじめはゼロにならない…。
白鴎中学校を、いじめのない学校にするためには、最優秀宣言に選ばれた人たちと同じ考えをみんなで共有できればいいだけなんです。本当にいじめのない白鴎中学校を作っていきましょう!!