学校日記(ブログ)

マジと本気

公開日
2014/05/08
更新日
2014/05/08

お知らせ

 昨日(5月7日)の朝会では、私が感動したことを話しました。それは、5月1日(木)から始まったここ数日間の運動会練習での白鴎中生徒たちの「一生懸命」取り組む姿と「本気」で取り組む姿を見て私自身が感動したことと、そしてこれからも運動会だけでなく学校生活すべてに対して「全力」でやっていってほしい、という私の願いも生徒たちに伝えました。さらに、荻野淳一前校長が校長室の掲示板に張っていた後藤静香さんの『本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でも面白い。本気でしていると誰かが助けてくれる』という詩も生徒たちに紹介しました。この「本気〜」を調べていくと、野球の長嶋茂雄さんや松坂大輔さんもこの「本気〜」を大事にしていたこともわかりました。
 朝会が終わり、ある生徒から「校長先生、“本気”と書いて“マジ”って読むって知ってる?」と声をかけられました。私は“マジ”は“真面目”という言葉から由来しているものと思っていたので、「へぇ〜、そうなの!」と思わず言ってしまいました。
 言葉といえば、今の若い人たちが使う言葉の中で「やばい」という言葉の意味が、50歳を過ぎた私のような人たちと、最近の若者たちとは違う意味で使っている(今の若者は“やばい”を“すごい”と言う意味で使っている)のは知っていましたが、“本気をマジと読む”と言われれば「なるほど、それも“あり”だね。」と答えてしまう自分がありました。
 昨日のマジという言葉をきかっけとして、言葉の意味はその時代を反映しており、枕草子に出てくる「をかし」は「趣がある」という意味ですが、私が古典を初めて習った中学校時代に「いとをかし」が「とても趣がある」という意味になるのがどうしてもつながらず、「をかし」を「おかし」として、“おかしい、面白い”という意味にしか取れなかった私の中学時代にタイムスリップしてしまいました。このようにあっという間に過去の記憶がよみがえる人間の脳ってすごいです。