校長室だより

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 例年梅の花からバトンを受け継ぎ、春の足音が近づいてきたことを私たちに知らせてくれる校庭の「蕗の薹(ふきのとう)」が、今年は鶯に急かされて先週ようやくあちらこちらで顔を見せてくれました。だいぶ遅くなったとはいえ、私にとっては春を感じる大切な一コマなので、これで春がまた一歩近づいたなと気持ちが落ち着きました。後は桜ですが、各地で開花宣言は出ているものの、校庭の桜たちはまだちらほらという状況です。今年の春はずいぶんのんびりとやってくるようです。満開が待ち遠しくなります。
 さて、本校では先週の22日(水)が卒業式でした。前日の雨が残らないか心配しましたが、春らしい陽気の中で執り行うことができ、ほっとしました。
 当日はお忙しい中を市長さんにもご臨席いただきました。普段なかなかお目にかかることも、直接お話を伺うこともない子どもたちにとって、よい思い出になったことと思います。
 自画自賛になってしまいますが、卒業生も在校生も練習の成果を十分に発揮し、ぴんと張り詰めた雰囲気の中で、送る者と送られる者の双方の温かさも感じられる式になりました。出席いただいた方々からも、「子どもたちの姿勢がよかった」「大きな声で呼びかけをしたり、歌ったりすることができてよかった」など、お褒めの言葉をいただきました。来賓や保護者など大勢の方々を前にして体中がコチコチになっていた私でしたが、お褒めの言葉を頂戴するたびにほぐれていく思いがしました。
 自分たちが指導した子どもたちを褒めていただくことは何よりもうれしいことであり、教師冥利に尽きます。
 このうれしい気持ちを24日(金)の修了式の時に子どもたちに伝えました。
 来週からもう新年度が始まります。子どもたちのよさや成長の様子を多くの方に伝えられるようにがんばっていきたいと思っています。

 いよいよ28年度も終わりです。1年間本校の教育活動にたくさんの方のご理解並びにご支援をいただきました。心よりお礼申し上げます。

校長室だより

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 先日、地域に住む方から「ミツマタ」の花をいただきました。
 植物に詳しくない私ですので、この花の名前を聞いた時には「ミツマタ?」と怪しいものでも確認するような調子で言ってしまいました。職員から「『コウゾ・ミツマタ』のミツマタですよ」と教えられ、あの植物かと納得しつつもちょっと恥ずかしい思いもしました。
 この花木は枝が必ず三つに分かれるためにこの名前がつけられたそうで、「三椏」「三又」「三枝」と表記されることもあるようです。それぞれの枝の先によい香りのする黄色い花をつけます。小さい花が集まり下を向いて咲く姿は、独特の風情を感じさせます。
花期が3月から4月頃ということもあり、春を告げる花ということから「先草(サキクサ)」と呼ばれることもあるそうです。あるいは縁起のよい草とされていることから「幸草(サキクサ)」とも呼ばれたそうです。早春を彩る花としてどちらもよい名前だと思います。
 さて、春の到来で思い浮かぶのが卒業式です。先週10日の金曜日に、城南中学校の卒業式に出席させていただきました。今年の卒業生は3年前に本校を卒業した子どもたちです。自分が卒業証書を渡した子どもたちの中学校の卒業式に出席するのは初めてでしたので、彼らの3年間の成長ぶりが楽しみでした。
 校長先生から卒業証書をいただく彼らの姿を見ていると、一回りも二回りも体格は大きくなったものの3年前の面影が残っており、懐かしさとともに胸が熱くなりました。同時に心の中で「4月からがんばれ!」と一人一人に呼びかけていました。すっかり「親戚のおじさん」になっていました。
 この日は天候にも恵まれ、厳粛な中にも心温まる雰囲気が会場全体に溢れる、大変すばらしい卒業式となりました。ご指導いただいた中学校の先生方へ感謝の気持ちでいっぱいです。
 学校に戻って校内に飾ってあるミツマタの花を見ていると、この花の花言葉が「肉親の絆」や「壮健」であることを思い出しました。改めて卒業生たちがこれからも元気に過ごし、家族の絆をますます深めていってほしいと願いました。
 来週はいよいよ本校の卒業式です。本校らしく素直で優しい子どもたちのよさが感じられる式になればと思います。

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