校長室だより

画像1 画像1
 先週の22日(木)で後期の前半が終わり、今ホッとしています。
 毎日子どもたちといっしょにいると、笑い出してしまうことや感心させられることなども多くて楽しいのですが、病気やケガなどを始めとして気を張ることも少なくありません。ちょっと一休みです。
 今年の冬休みはカレンダーの都合により例年より長い休みとなっています。子どもたちには家族の人といっしょに楽しく過ごしてほしいと思います。
 さて、先週2本のテレビドラマの最終回が話題になりました。
 1本は1年間戦国時代の武将の生涯を描いた作品です。私は歴史上の人物を描いた作品に興味があるのですが、今回は主人公よりもそのお兄さんが好きなこともあって当初はあまり関心がありませんでした。それが、家族といっしょに見ているうちにフィクションとしてはなかなかよくできていると思えるようになりました。
 もう1本は社会派ラブコメディ(?)で私には全く縁のない作品だと思っていましたが、周囲の好評の声を耳にして「食わず嫌い」はいけないと思い、ダイジェスト版を見てみました。見ていて気恥ずかしくなるところも正直ありましたが、他のドラマのパロディもあり結構楽しめたので最終回も見てしまいました。
 私にはドラマの良し悪しはよくわかりませんが、両方とも見る人を惹きつけ、時には登場人物に自分の感情を移入してしまうような魅力のある作品だったように思います。改めて二人の脚本家の実力に感心させられましたが、一方では、授業もこのように子どもたちの関心を惹きつけ、45分間心を揺り動かせることができたらいいなと考えさせられました。クリエイティブな気持ちの大切さを教えられた思いがしました。
 何はともあれ、これからはオープニングのバイオリンの音色を聴くことができないのは寂しい思いがしますし、アメリカの駐日大使も踊ったと伝えられているエンディングのダンスはもう少し見たかったなと思います。
 
 今年もいよいよ“ 最終回 ”を迎えます。1年間たくさんの方にお世話になりました。心よりお礼を申し上げます。皆様にはよいお年をお迎えください。

校長室だより

画像1 画像1
 1年生の教室に子どもたちが図工の時間に描いた「くじらぐも」の絵が掲示されています。物語の絵を描く学習で、担任が読み聞かせをした話から自分の好きな場面を切り取って表したものです。旧友に出会ったような思いから絵の前で立ち止まり、一人ひとりのくじらぐもを見ながら頬を緩めてしまいました。
 中川李枝子さんが書かれたこの『くじらぐも』は、一昨年まで使っていた国語の教科書に載っていましたので、この話の学習が始まると1年生の教室からは「天までとどけ、一、二、三」と大きな声が聞こえてきました。
 私自身も担任をしたとき、教室に大きなくじらぐもを泳がせて「天までとどけ、一、二、三」、校庭で学習をしている時に白い大きな雲が出てくるとジャングルジムに登って「天までとどけ、一、二、三」、屋内運動場のマットを片付けるとその上にジャンプして「天までとどけ、一、二、三」というように、子どもたちといっしょに笑顔で大きな声をあげました。作品の世界に子どもたちと浸かるのはとても楽しい時間でした。
 失敗したこともあります。1年生の教科書に岸なみさんが書かれた『たぬきの糸車』という作品もありました。破れ障子に見立てた紙を子どもたちが持ち、その穴から私が回す本物の糸車の動きに合わせて目を動かします。「キーカラカラ キーカラカラ」「キークルクル キークルクル」と私が声を出すと、にこにこしながら子どもたちの目も真剣に回ります。でも、しばらくやっていると子どもたちから「目が回ってきた」「目が痛い」などと苦情を言われてしまいました。調子に乗って私が糸車を何度も回しすぎたのか、回すスピードが速くなりすぎてしまったのか、とにかく子どもたちに謝りました。今となってはそれもなつかしい思い出です。
 子どもたちといっしょに楽しく「学び」を紡いでいくことができるのは、教師にとって何物にも代えられない喜びであり宝物だなとしみじみと思いました。
 


      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
4/5 始業式・入学式
4/6 離退任式

お知らせ

学校便り

保健便り

給食便り

PTA便り

HP掲載資料

レシピ