校長室だより

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 6月21日(火)は1年で最も昼が長い「夏至」でした。いよいよ夏の暑さの本番を迎えます。今年は猛暑だそうで、気が滅入ります。
 とはいえ、今は梅雨の真っ只中。厚い雨雲が鬱陶しく感じられます。
 この季節を代表する植物といえば「あじさい(紫陽花)」です。先日まで「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催されていました。テレビ番組でも紹介され、大勢の方が鑑賞されている様子も報じられていました。
 お城には負けるものの、本校にもあじさいが所々に植えられていて、見る人の目を楽しませてくれます。
 特に、北校舎横の坂道沿いに何本も植えられており、毎日子どもたちの様子を見て回る度に眺めては心を和ませています。
 私はあじさいが大好きというわけではありませんが、雨に濡れているあじさいも、青空の下でのあじさいも、雨上がりのあじさいも見るのが好きです。
 さて、あじさいは土壌の酸性度(pH)で花の色が変わる植物であることはよく知られていますが、意外にも原産地は日本だそうです。
 また、花言葉にもたくさんの意味があるようですが、私が気に入っているものは、「仲良し」「友情・友だち」「団結」です。
 本校の子どもたちを見守るのにふさわしい花だと思います。
 一生懸命に植えてくださった方に感謝するとともに、その優しいお気持ちに応えていきたいと思います。
 ところで、六月は「水無月」ともいいますが、雨の季節なのにどうして「水が無い」のか、不思議に思ったことはありませんか。
 「無」は「の」を表すのだそうで、「水の月」という意味だそうです。ちなみに10月を表す「神無月」は、「神の月」となります。
 おもしろいことに和菓子にも「水無月」があります。小田原でも馴染みのある白い「ういろう」に小豆をのせたものです。京都では1年の前半の穢れなどを祓い、後半の無病息災を祈願する「夏越祓(なごしのはらえ)」が6月30日に行われるそうですが、その日に食べるお菓子が「水無月」なのだそうです。
 ぜひ、我が家でも来週の30日に食べてみようと思います。

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 6月5日(日)は、稲などの穀物の種をまく頃を意味する「芒種」でした。
 米・小麦・トウモロコシを「世界三大穀物」と呼ぶそうですが、4番目に生産量の多い穀物が「大麦」だそうです。本校でも「麦ごはん」として給食でよく食べています。
 大麦はイネ科の植物で、日本では主に二条大麦・六条大麦・ハダカ麦の3種類が栽培されているそうです。二条大麦はビールやウィスキーなどの原料に、六条大麦は麦茶や麦飯などに、ハダカ麦は麦味噌などに使われます。いずれも我が家でも馴染みのあるものばかりです。他にも青汁や麦チョコなどにも使われており、その働き者ぶりには驚きます。
 大麦は秋に種をまき、苗の状態で冬を越し、初夏に収穫をするので、イネの裏作として栽培されることが多かったようです。私の親戚が農業もしていたので、子どもの頃冬になると「麦踏み」も時々見ることができました。私も面白半分でやらせてもらったことがありますが、けっこう大変なことだなと思ったことを覚えています。
 ところで、給食の食材でもあるこの大麦がどのような植物なのか、子どもたちにその成長の様子を見てもらいたいと以前から思っていたのですが、今年の春に種を少し分けていただくことができました。
 種をまく時期は過ぎてしまっていましたが、発芽の様子を見るだけでもいいかなと思い、学校で栽培することにしました。
 少しでも大きく育って欲しいという願いが伝わったのか、今は穂をつけるまで成長しました。穂が風に揺らぐ様子は、何とも清々しく心が癒やされます。
 「実り」は大麦を熱心に育てたことへの、また、大麦を大切に思う心への、自然からの「贈り物」だと思います。
 今年も各学年の畑でいろいろな作物が栽培されます。子どもたちに素敵な贈り物があることを願っています。

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