【校長のつぶやき】授業力・指導力向上を目指して…(令和5年6月21日・水)

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 今日から、校内研究の授業研究がスタートしました。日本の学校特有の指導力向上のための研修だと言われる「研究授業」は、授業後の「研究協議」とセットになっています。研究協議の仕方は、各学校によって様々です。本校の教員は、この協議に積極的に関わろうとする姿勢が見受けられ、児童生徒の学習評価の観点の一つでもある「主体的に学習に取り組む態度」が教員自身にもうかがえます。

 また、昨日は、今年度2回目のOJTがありました。本校の音楽専科が講師となり、「音楽」の授業について研修をしました。
 「子供たちの元気を引き出したいとき」にどうするか、また、「子供たちが興奮しすぎているとき」にどうするか…音楽に関わる手立てを学びました。
 さらに歌唱指導の仕方についてです。指揮法について学びました。歌い方を指導するときのポイントもいくつか学びました。本日、「みかんの花咲く丘プレコンサート」で、校歌を歌う機会がありましたが、歌唱指導の成果の表れと言っていいほど、いい歌声でした。音楽部に所属しない限り、大学を卒業してから教員になると、音楽の指導法を学ぶ機会になかなか出会えないというのが現状です。貴重な研修となりました。

 校内研究・OJTをはじめ、私たち教員は、出張や経験者研修などを通して、授業力・指導力を学びます。そして、それは、教員であり続ける限り、ずっと続きます。

【校長のつぶやき】国府津地区スポーツ大会(令和5年6月18日・日)

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 18日(日)の午前8時から、国府津地区体育振興会の企画でソフトボール大会とソフトバレーボール大会が、国府津中学校で行われました。体育振興会からのお誘いを受けて、職員に投げかけたところ、昨年度に引き続き、今年度もまたソフトボールに参加することになりました。
 昨年度、全勝(2勝)したこともあって、今年度も職員はやる気満々でしたが、事前の練習をすることはできず、朝7時に集まって簡単に肩を慣らした程度。メンバーもぎりぎり9人。前日まで、私は応援のみのつもりでいましたが、何の忖度だか、10人目として私も出ることになってしまいました。今年度は6チームがエントリー。どのチームも、2試合ずつは行います。
 第1試合は、私もフル出場させてもらいました。昨年度は応援だけだったので、気楽でしたが、今日はちょっと気持ち的に…。他の職員はみんなのびのびとプレーをしていて、前半は大量リード。しかし、追い上げられ、最後はサヨナラ負けとなってしまいました。
 そして、第2試合。私は、第1試合、全くいいところがなかったので責任を取って応援に徹することに…。国府津小学校以上に、相手チームは波に乗っていて、終始リードされていました。途中、また忖度があり、代打に指名され、応援に来ていた児童から「校長先生、頑張ってください。」という大きな声援は聞こえていましたが、内野ゴロであえなくアウト。応援ありがとうね。第2試合は、結局、完封負けでした。

 帰り道、悔しがる職員。「来年こそは…」と、次年度に向けて早くも闘志を燃やしています。第1試合と第2試合の間の待っている約2時間。本校のエースピッチャーが、次世代の育成ということで、若手にウインドミルの伝授をしていました。ピッチャーデビューできるかな?来年度は、少し練習の時間を確保したいですね。

 負けはしましたが、職員にとって、いい気分転換になりました。職員の中には、「昨年度、このソフトボールが一番楽しい思い出でした。」と言っていた者もおり、「来年もやりたいので、国府津小に残りたい。」とも言っています。(本業もそのくらい熱い思いをもって取り組んでいると信じていますが…!)
 参加された職員の皆さん、お疲れ様でした。そして、このような機会を与えてくださいました国府津地区体育振興会の皆様、対戦相手となった地域の皆様、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】町探検での2年生の学び(令和5年6月15日・木)

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 久しぶりに校外学習に同行しました。2年生の町探検です。
 生活科の学習では、「地域の場所やそこで生活したり働いたりしている人々について考え、自分たちの生活は様々な人や場所と関わっていることが分かり、それらに親しみや愛着をもち、適切に接したり安全に生活したりしようとする」ことをねらいとして、町探検を行います。
 担任の話では、国府津学区にどんなところがあるのかをあまり知らない子が意外と多かったので、まずは、通学路を中心にいろいろな方面(コース)に行って、「こんな所があるんだ。」ということに気付いてほしいという思いから、3回に分けて町探検を行うことにしたとのことです。そして、秋には、自分の興味に応じて「さらに詳しく調べたい、そこで働いている人にお話を聞いてみたい」という所へ探検第2弾として行ければ…と考えているとのことでした。
 国府津学区といっても広いので、2年生くらいだと自分の住んでいる場所の近所以外だと、あまり行ったことがない所も多いでしょう。歩ている途中、「ここは家族で食べに来たことがある。」「買い物に来たことがある。」と話してくれる子もいました。それらがどういう所なのか、経験に基づいて友達同士で情報交換をし、今回の探検とリンクさせて、みんなの興味が広がることも学びの一つと言えるでしょう。そういう意味では、今回の探検で「こんな所があった」ということを実際に確認できたことが、探検から得る大きな学びと言えます。

 しかし、今日、一緒に探検をしてみて、2年生の子が得た学びはまだたくさんあると感じています。
 途中、道であった地域の方たちに大きな声で挨拶をしている子たち。すると、笑顔で挨拶を返してくれる大人の皆さん。「挨拶」の気持ちよさを学んだことでしょう。

 同行してくださったPTA広報委員の皆さんも、歩き方、横断の仕方について、安全面から多くの声かけをしてくださいました。また、他人の土地に入り込んで歩いている友達に注意している児童もいました。交通安全教室で学んだこととリンクさせて、通学路の安全な歩き方、他の通行人や車へ配慮、通学路のどういう所が危険なのか、そして、何より、自分たちの安全を気にかけてくださる大人がいるということも学んだことです。

 最後に遊んだパンダ公園では、ブランコやシーソー、滑り台などの遊具の使い方を通して、譲り合ったり、順番を意識したり、待っている子の気持ちを察したりなど、マナーを守ることで互いに気持ちよく生活できるということも学びました。
 公園でカミキリムシを見つけた子たちは、季節に合った虫の発見、その虫の生態に興味をもち、どのような条件だったら飛ぶのか、コンクリートより木を好むらしいということにも気付いていました。これも、生活科ならではの学びです。
 中には、「自分で遊び方を考えることができた。」と自慢げに話している子もいました。素晴らしい学びです。

 ただ単に探検で見つけこと(お店や公共施設など)だけではなく、探検を通して多くのことを学んでいました。

【校長のつぶやき】1年生の言葉に感激!(令和5年6月14日・水)

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 今年度、音楽部の提案により、毎月「今月の歌」というものを決めて、朝の会に各学級で歌っています。お昼の放送でも、時間的な余裕がなくならなければ、毎日のように「今月の歌」を流しています。今月(6月)の歌は、「ともだちはいいもんだ」です。その歌の歌詞の中に「みんなはひとりのために ひとりはみんなのために みんなはひとりのために ひとりのために」というフレーズがあります。

 今日、帰りの会が終わって帰ろうとしている2〜3人の1年生に会って、話をしていると、「校長先生、校長先生が前の朝会で話していた『みんなは一人のために』っていう言葉が、今月の歌に入っているね。」と話しかけてくれました。すると、そばにいた別の子が、「ONE for ALL,ALL for ONE」と英語で話しています。約1か月前に朝会で私が話していたことを、1年生がちゃんと覚えていてくれたことに、なんだか感激してしまいました。
 「朝会の校長の話なんて、そのときは少し気に留めてくれるかもしれないけど、皆、すぐ忘れちゃうんだろうな」くらいのつもりでいるので、1年生からそのようなことを聞くと、うれしくて仕方がありません。同時に、自分の言葉に責任を感じながら、うかつなことは言えないなとも思います。1年生だからと侮れません。と言うこと自体が1年生に失礼ですね。1年生に「ありがとう」です。

【校長のつぶやき】交通安全教室を実施「安全に気を付けて!」(令和5年6月13日・火)

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 本日、市役所の地域安全課のご協力の下、全学年を対象に交通安全教室を実施しました。
 奇数学年が運動場で実技、偶数学年が体育館で座学という形で、1・2年生は歩行の仕方を中心、3年生以上は自転車の乗り方を中心とした内容です。心配していた天気も、「梅雨の晴れ間」…むしろ暑いくらいでした。
 それぞれの学年の発達段階に応じて、分かりやすくご指導をいただきました。交通事故は、こちらがいくら注意していても、巻き込まれてしまうことがあります。だからこそ、注意してもしきれないと思うくらい、注意することが大事だと思います。自転車については、被害にあうだけでなく、加害の側になってしまうこともあります。まずは基本的な交通ルールを学び、そのルールに基づいて、どのような行動を心がけるかということが必要になってきます。慣れてくると、「これくらい平気かな。」という油断が出がちです。「油断大敵」…今日の交通安全教室が、意識付けのきっかけになれば…と思います。

 改正道路交通法の関連する政令が2022年12月20日に閣議決定され、2023年4月1日から年齢を問わず、自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化されています。また、法律では、自分が運転する自転車にほかの人を乗車させる場合も、ヘルメットを着用させるよう努めなければならないとしています。
 本日、実際に家から自分のヘルメットを持ってきている子も何人か見受けられました。今日は持ってこなかったけど、家にあるという子もいました。着用していないことへの罰則はありませんが、命を守るために、ぜひご検討いただきたいと思います。

 本日の交通安全教室で、どのようなことを学んだか、どのようなことが印象に残っているか、ご家庭でも話題にしていただき、「安全」について、ご確認いただけるとありがたいです。
 自転車をご提供いただいた皆様、ありがとうございました。
 市役所地域安全課の皆様、PTA校外委員の皆様、ご指導、ご協力いただき、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】1年生、のびのびと、がんばっています

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 梅雨入りし、雨が続きます。予定されていた2年生の町探検はまたもや延期になりました。今週は、2年の町探検のほかにも、1年の森戸公園へのお出かけ、5年の田植え、6年のフラワーロード植栽と、天候によって実施が左右される学習が数多くあります。来週は、4年生が遠足。明日は、交通安全教室ですが、1・3・5年生は運動場で行う予定。予報では何とか実施できそうですが、しばらく天気予報が気になる日が続きそうです。

 先週の木曜日、1年生が学校探検をしていました。何人かの児童が、校長室を訪ねに来ました。ソファーに座って、フカフカ感を楽しみながら、のびのびと過ごす1年生たち。「これは何?」といろいろなものに興味をもちながら、質問をしてきます。校長室には、ブラウン管テレビが置いてあるのですが、それを見て「電子レンジ?」をいう子も…。こんな奥行きのあるテレビ、今の子たちは見たことないのでしょうね。一通り確認をすると、ワークシートに発見したものを文字や絵でかきます。

 「パソコンの『パ』ってどう書くの?」「『は』に○だよ。」
 「ソファーの『ファ』ってどう書くの?」「『ふ』に小さい『あ』だよ。」
 中には、平仮名自体を「どう書くんだっけ?」と聞いてくる子もいます。もちろん片仮名も習っている途中なので、平仮名ばかりの子も…。でも、子供たちは、校長室で見たことを一生懸命文字で表そうとしています。
 のびのびと校長室で過ごしながらも、習ってきた文字を使って、がんばって言葉にしようとする1年生を見て、微笑ましく感じます。
 楽しみながら学ぶ1年生。応援しています。

【校長のつぶやき】プール開き、延期(令和5年6月7日・水)

 先週のプール清掃を終えたところで、プール本体の床に塗装の剥がれが何箇所か見つかりました。早速、市教委に連絡をし、業者と一緒に見てもらい、部分的に修繕をすることにしました。ほとんどの剥がれはたいしたことはないのですが、中には指ではがせるものもあり、そこに直接、足の裏が引っかかるとけがをする可能性がないわけでもありません。万が一のことを考え、修繕をお願いすることにしました。
 当初、19日(月)からプールに入る予定でしたが、修繕の関係で、少し延期せざるを得ません。修繕は、天気に左右されます。いよいよ梅雨入りしようとする時期なので、正直なところ、「いつから入れます。」と今の段階では明言できません。目途が立ったところで、改めてお知らせします。
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【校長のつぶやき】1年と6年の微笑ましい関係(令和5年6月6日・火)

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 清掃の時間、いろいろな場所で1年生と6年生が一緒に清掃をしています。
 本日、中抜けで小田原合同庁舎へ出張に行くことになっており、出かける時が、その清掃の時間でした。職員玄関を掃除している1年生と6年生があまりにも微笑ましい雰囲気だったので、出がけに写真を撮りました。

 清掃の時間、私も外に出て作業をすることが多いので、この職員玄関を通ることが多く、そのたびに1年と6年の関わり合う様子を見て、自然とこちらも笑顔になります。
 掃除機や竹ぼうき、デッキブラシなどの使い方を1年生に笑顔で優しく教えている6年生。1年生は、大好きな6年生の言うことをよく聞いています。時折、掃除用具を上に振り上げてしまうちょっとやんちゃな子がいても、正しい使い方を優しく諭すように注意しながら教えている6年生の姿に、思わず感心していました。

 きっと、他の清掃場所でもこのような光景が見られるのでしょう。今度、たまには清掃の時間に校舎内を回ってみようかなと思いました。このような関係が、国府津小の伝統として引き継がれていくことを期待しています。

【校長のつぶやき】教育実習・最終日(令和5年6月2日・金)

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 5月の連休明けから始まった4週間の教育実習…本日、最終日でした。
 2人とも、子供たちとよく遊び、よく話し、子供たちからも慕われていました。子供たちとの信頼関係がしっかり築けている証が、研究授業のときの雰囲気にも表れます。教育実習とは、そして、研究授業とはどういうものなのか、2年生も5年生もよく分かっています。大好きな実習生の研究授業が成功するように…と、子供たちは一生懸命授業に取り組んでいました。中には、緊張気味の実習生に励ましの言葉をかける子もいたようです。このように、子供たちを素敵な関係を築けるというのは、教員にとって必要な資質の一つといえます。
 実習生は、どのように授業を展開すれば分かりやすいか、子供の視点になって追究し、教材研究や教材づくりに取り組んでいました。実習中、自身が所属している学級の担任(いわゆる指導教官)の授業はもちろんのこと、本校の何人かの教員の授業をいくつか参観していましたが、それぞれの良さをしっかりと吸収していたようです。実習に対する姿勢に向上心も感じられ、それがまたいい雰囲気の授業につながっているのだと思います。

 このような方にこそ、ぜひ教員になってほしいですね。昨年度の実習生2人も素敵な方たちでしたが、今年度の実習生もまた、ぜひいつか一緒に仕事をしたいと思わせてくれるような素敵な方たちでした。

 最後に、2人とも「アッと今の4週間で、とても楽しく過ごすことができた、貴重な経験となった。」と笑顔で話している姿を見て、指導教官もホッとしていることでしょう。受け入れた学校としても、うれしく思います。2人とも、「また、機会があれば国府津小学校に来て子供たちと共に過ごしたい。」とも言ってくれました。ぜひぜひお待ちしております。4週間、お疲れ様でした。

【校長のつぶやき】5年生ありがとう、6年生ありがとう、他の学年もありがとう(令和5年6月1日・木)

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 今日は、たくさんの「ありがとう」…「感謝の思い」を抱いた日でした。

 まずは、5年生。家庭科の調理実習で作った「温野菜のサラダ」のおすそ分けをいただきました。1・2校時に調理実習で作ったそうです。2校時は、2年生の研究授業を見に行っていたので、留守にしていましたが、校長室に戻るとおいしそうなサラダが届いていました。人参、ブロッコリーをはじめ、どの野菜も柔らかく、食べやすかったです。野菜そのものもおいしかったけど、手作りドレッシングがおいしい。お世辞抜きで素晴らしい一品でした。おいしいおすそ分けに、「ありがとう」です。

 続いて、今日のメイン行事でもある5・6校時の「プール清掃」。国府津小学校は、6年生がプール清掃を行います。広いプールをきれいにするのは、結構大変。6年生皆さんの協力がなければ、きれいになりません。水浴びを楽しみながらも、プール本体の床やプールサイド、手洗い場などをゴシゴシこすって、きれいにしてくれました。時間内に終わるというのも素晴らしい。全校児童のためにがんばってくれた6年生の奉仕活動に「ありがとう」です。

 実は、午前中のヤゴ取り後、残っていたプール本体の緑色の水を完全に抜くために、排水をしていました。しかし、本校のプールは排水に時間がかかり、なかなか水が減りません。そこで、給食後の昼休みから清掃の時間にかけて、体育主任と教務主任、そして、私の3人でプール本体から排水し切れていない緑色の水をバケツでかき出していました。プールに面している北校舎の廊下からそれを見ていた1〜4年生の何人かの子たち。「○○先生、校長先生、がんばってください。」と励ましの声をかけてくれます。元気をくれる励ましの声に「ありがとう」です。

 雨の合間の今日の天気同様、晴れ晴れとした気持ちで1日を過ごせました。皆さんに感謝です。

【校長のつぶやき】インクルーシブ教育の推進(令和5年5月31日・水)

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 昨日、朝会でインクルーシブ教育の推進に向けて、担当が児童に話をしました。(内容については、このホームページ内の「インクルーシブ朝会」の記事をご覧ください。)
 インクルーシブ教育とは、障害の有無にかかわらずすべての子どもを受け入れる教育のことで、あらゆる立場の子どもが、同じ学校や学級に通い、必要に応じた教育支援を受けられることです。1994年、ユネスコのサラマンカ宣言で提唱され、2006年の国連総会で採択された「障害者の権利に関する条約」で示されました。「共生社会」の実現を目指しています。
 日本では、共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づく「インクルーシブ教育システム」の理念が重要であり、その構築のため、小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意することが必要であると考えられています。

 いつでも、どのような状態でも「同じ場所」「集団での一斉指導」で学ぶことがいいというわけではありません。一人一人の状況に応じて、その子の学びのペースに合った学びの場の保障も大事にしたいと考えています。集団で学ぶことは苦手だけど、個別ならば大丈夫という子もいます。一斉指導のペースについていくのは大変だけど、自分に合ったペースならば分かりやすいという子もいます。指導者の人数に限りがあるため、すべての子のニーズに合わせて、学習の場を毎回保障することは難しいかもしれませんが、できることをできる限り実現させたいと考えています。
 今年度、個別指導の希望について、お便りを出したところ、何人かのご希望がありました。本日、「学力向上・個別指導支援担当」と最終確認をしました。来月(6月)にはいよいよ始められそうです。

 個別指導を始めるにあたり、心配なことの一つとして、集団から離れて学ぶことに対し、周囲の子がどう思っているか、ばかにされるのではないかという他人の目を気にして、踏み出せない子がいるかもしれないということです。偏見に対する恐れとも言えるでしょうか。
 そこで、「インクルーシブ教育担当」にお願いをして、昨日のような朝会を実施したのです。担当も、「こういう内容の話をすることが大切だと思っていました。」と前向きに準備を進めてくれました。とてもいい内容の朝会だったと思います。
 人それぞれ得意なこと、苦手なこと、みんな違います。「みんな違ってみんないい」…その違いが個性です。苦手なことを克服したいという思い=「向上心」に答えるために、私たち学校はできる限りのことをしたいと思っています。みんなにどう思われるだろうかという不安に打ち勝つ「強い心」を持ってほしい。周りのみんなには、自分に合った学びを選択した友達を励まし応援するような「美しい心」を持ってほしい。
 インクルーシブ教育の推進は、学校教育目標でもあり、国府津(こ・う・づ)の合言葉でもある「(こ)向上心を持ち、(う)美しい心を持って、(つ)強い心と体の育成」につながるのです。
 保護者の皆様方にも、この理念について、ご理解・ご協力をいただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】1年生の給食(令和5年5月29日・月)

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 新年度になって、2か月がたとうとしています。1年生も給食の配膳に慣れたようです。2年生以上の4校時が終わる時刻よりは、若干早めに4校時を切り上げて給食の準備に入っています。4校時終了のチャイム(今日はA日課なので、12時15分)には、検食を終えていたので、1年生の給食の配膳の様子を見に行こうかと思って教室に向かうと、すでに終わっているか、終わりかけているかといったところでした。
 私の姿を見た1年生の子たちが、いろいろと話しかけてきます。「校長先生は、食べないの?」と言われたので、「私は、もう食べましたよ。」と答えると、「早い!」「いつ食べたの?」という反応。11時50分には食べ始めています。中には、「校長先生は、味見をしているんでしょ。」という子もいました。「味見というか…、先に校長先生が食べてみて、おなかが痛くなったり、おかしくなったりしたら、『今日の給食は、ちょっと危なそうなので子供たちに食べさせないでください。』と言えるように検査しているんだよ。給食を検査するから、『検食』って言うんだよ。」と説明しました。(ちょっと難しかなったかな?)
 「校長先生、おなかが痛くなったらかわいそう。」と言ってくれる子も…。「優しいね。」
 でも、ほとんど安全に食べることができる給食ばかりなので、心配は無用です。もちろん過信しないよう、意識はしていますが…。

 1年生、おいしそうに給食を食べていました。「初めてホットドックを食べた。」という子もいました。たくさんおかわりをしている子もいました。栄養満点の給食、楽しんでほしいです。

【校長のつぶやき】今年も始まりましたOJT(令和5年5月26日・金)

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 OJT(On the Job Training)が、今年度も始まりました。職場内で、教員同士が教え合う研修です。自分の得意な分野・スキルについて、各教員が講師となり、他の教員に伝えていきます。都合のよいときに、出たい内容について出席するという自由参加の研修です。放課後、あまり時間が取れないのが現状ですが、時間が取れそうな日を見つけ、中堅教員が中心になって、1年間の計画を立てていました。
 今日は、係活動の活性化について、話がありました。さらに、大きく2つのグループに分かれ、給食指導、清掃指導、学習規律などについて、それぞれの経験をもとに話し合いの場が持たれました。教科指導の研修は、比較的いろいろな場で学ぶ機会がありますが、これらの内容について系統的に学ぶ場は少ないといえます。
 指導技術の向上を目指し、教育実習生も含め、多くの教員が参加していました。

【校長のつぶやき】校旗をたずねて校長室へ:続編(令和5年5月25日・木)

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 昨日、「校旗を見せてください。」と4年生4人が校長室に訪ねに来たことを書きましたが、そのことを聞いた同じクラスの4年生2人が、「私たちも見せてもらえますか?」と昼休みに校長室に来ました。
 「もちろん、どうぞ。」とお披露目すると、昨日同様、今日の2人も感嘆の言葉を連発。「体育館のステージの幕みたい。」「高そう」とも言っていました。
 「昨日の子たちも記念に写真を撮ったけど、せっかくなので2人も写真を撮りますか?」と尋ねると、「やったぁ。」「お願いします。」とのこと。たまたま校長室に遊びに来ていた1年生2人も一緒に記念撮影。ぜひこのことを覚えておいてください。
 「校旗」を見に来るきっかけとなった「旗」という漢字の学習。これを機に「旗」という漢字もしっかり書けるよう覚えてほしいです。(ちなみに、私は小学生の時、この「旗」という漢字がなぜかなかなか正確に書けなかったことを覚えています。)がんばれ、4年生!

【校長のつぶやき】校長先生、校旗を見せてください(令和5年5月24日・水)

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 本日の中休みに、4人の4年生が校長室を訪ねてきました。
 「国語の時間に、『旗』という漢字を習ったときに、『校旗』というのが校長室にあると聞いたので、見せてほしいと思ってきました。」とのこと。
 確かに、入学式と卒業式くらいしかお目見えしないかもしれません。特に、コロナ禍では、4年生は入学式にも卒業式にも参加していません。見たことはないのでしょう。

 初めて見る「校旗」に興奮気味の4人。「すごい!」「『国』の字が入っているんだ。」「裏にも書いてある。」「これは、金を使っているんですか?」「高そう」…。「せっかくだから、一緒に写真、撮ろうか。」と提案すると、「やったぁ。」と大喜び。そんなに喜んでいる姿を見ると、こちらもなんだかうれしくなります。
 自分の母校の校旗、直接触れる機会ってなかなかないですよ。覚えておいてほしいです。

【校長のつぶやき】今年度のプールについて(令和5年5月23日・火)

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 昨日、職員会議を開き、今年度のプールについて協議しました。本日のPTA運営委員会でもお話ししましたが、今年度は、コロナ禍以前のように各学年、体育の時間に10時間ほど(2時間ずつ入るので5回ほど)を目安に水泳学習を行うことになりました。7月最後の2時間は、全学年ともに着衣泳を行う予定です。水泳に関する授業は、9月は行わずに7月までとします。

 この3年間、体育の時間に水泳学習を行ってこなかったので、4年生以下の児童にとっては、初めての学校のプールでの学習となります。昨年度の夏休みは、PTAの方でプール開放を実施していただきましたので、何人かの子は入っているかと思いますが、ほとんどの児童は初めて入ることになるでしょう。水に慣れていない児童も少なくないと考えられることから、職員には、十分、安全面に気を付けて、3・4年生でも大きなプールに慣れるところから指導していくくらいの気持ちで授業を展開してほしいという話をしました。
 各学年、大きく3グループに分かれて指導に当たる予定ですが、安全面を配慮し、3人の指導者に加え、プール本体に入らずにプールサイドから児童の見守りをする人員配置を考えています。担任以外の級外職員も配置する予定ですが、保護者の皆様にもボランティアとして見守りをお願いできればと思っています。依頼については、今後検討してまいりますが、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、本日のPTA運営委員会で、今年度、夏休み中にプール開放は実施しないということで確認がなされました。

【校長のつぶやき】お子様の体調管理をお願いします

 昨日は、5月と思えないほどの暑さでした。
 そして、今日、子供たちは昼休みに元気に遊んでいましたが、そこに急な降雨、急いで校内に入っていました。1・2年生は昼休みなしの下校の時…傘を持ってきていない子も多く、小学校の貸し出し用の傘が活躍しました。
 1日ごとの気温差も大きく、こういう時は体調を崩しがちです。のどの痛みや咳などの理由で欠席している子も増えてきているような気がします。どうぞお大事にしてください。
 新型コロナの位置付けは5類に移行しましたが、ご家庭での体調管理に引き続きご留意いただき、発熱や咽頭痛、咳などの普段と異なる症状がある場合には、無理をせずに、自宅で休養するようお願いいたします。

 先週、今週と出張等で学校を空けることが多く、授業もじっくり見る時間があまりありませんでした。一昨日、昨日と、検食後すぐに学校を出ていたため、次の日、学校に来ると文書の山が待っています。県教委、市教委をはじめ、様々な外部機関から来る文書、また、本校職員が保護者の皆様に配付するお便りや、関係機関等に提出・報告・回答する文書等、学校というところはこんなにもたくさんの文書を扱っているんだということを感じさせられます。立場上、すべての文書に目を通します。メールなども確認したり、留守中の出来事の報告を受けたりしていると、場合によっては、それだけで午前中が終わることも…。

 幸い、今日は、早い段階でそれらの事務処理が終わり、久しぶりに校内の授業の様子を見て回りました。
 子供たちの様子を見ていると、気持ちが和みます。笑顔も増えます。1年生の教室に行くと、たくさんお話をしてくれました。折り紙をくれた子もいました。
 週の終わり、天候は雨ですが、気持ちは晴れ晴れした感じで終えることができそうです。
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【校長のつぶやき】一人はみんなのために、みんなは一人のために(令和5年5月16日・火)

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 今日の朝会で、「ONE for ALL, ALL for ONE」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)を話題にしました。高校時代、ラグビー部に所属していたこともあり、この言葉にかなり影響を受けています。担任をしているときは、この言葉をもとに学級経営をし、校長になってからは、この言葉を意識して学校経営をしています。今年度の「国府津小学校グランドデザイン」にも、明示しています。職員にも「児童の指導と学級づくりをしていく際に意識してほしい。我々同僚もそういう関係でありたい。」という話を4月当初にしました。

 先日、何年かぶりに初任校で教えた子たちがクラス会を開いてくれました。30年ちょっと前に教えた子たちですが、「先生、『ONE for ALL, ALL for ONE』という言葉、好きでしたよね。」と話題に…。ちょうど、朝会で話そうと思っていた矢先だったので、びっくりしました。担任をした最後の学校を出るときに離任式でも、代表の子が、「浜口先生の好きな『ONE for ALL, ALL for ONE』という言葉、大事にしたい。」というようなことを言ってくれたのを覚えています。ずっと言い続けていたのです。

 特に大事なのは、「ALL for ONE」(みんなは一人のために)だと思っています。そこには、本校の重点目標の一つでもある「学び合い」にもつながる要素が含まれています。仲間の失敗を責めたり、仲間の至らなさを嘲笑したりすることなく、互いにカバー、フォローし合いながら、高め合っていく。仲間に認められることで、自己有用感や自己肯定感も高まっていく。この仲間と一緒でよかったなと思える瞬間も出てくるでしょう。喜びや達成感も得られるかもしれません。その結果、一人一人が幸福感を得られ、輝けるような…そういう仲間と出会ってほしいと思います。また、そのような集団をつくっていくのも、私たち教員の仕事だと思っています。

 先程、1年生の担任が「私が子供たちに返却しなくていけないプリントをためてしまったら、子供たちがみんなで協力・分担して配ってくれたんです。すると、ある子が、『だって、今日、朝会で校長先生が言ってたでしょう。みんなは一人のために…って』と言ってたんです。1年生なりの解釈もしれませんが、『ちゃんと校長先生のお話、聞いていたんだ』と思いました。」と私に話してくれました。うれしいですね。

 実は、廊下や玄関で会った1年生や2年生の子たちが、何人か私に直接「今日の校長先生のお話、とても分かりやすかったです。」「校長先生のお話、とてもよかったです。」などと、評価してくれました。朝会で話をして、子供たちにこんなことを言われたのは初めてです。国府津の子たち、素敵ですね。

 今日の話、心のどこかに留めておいてもらえたらうれしいです。

【校長のつぶやき】国府津地区諸団体総会5連続(令和5年5月13日・土)

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 本日午後、国府津地区の5つの団体の総会が、国府津学習館で連続で行われました。

 「国府津地区まちづくり推進委員会」「国府津地区社会福祉協議会」「国府津地区青少年健全育成協議会」「国府津地区防犯活動協議会」「国府津体育振興会」の5団体です。最初の総会が12時30分に始まり、最後の総会が終わったのが17時過ぎでした。私と国府津中学校長は、様々な立場(理事や評議員など)で、すべての総会に出席しました。(本日、国府津中学校は運動会の予定でしたが、雨天のため延期となりました。)保護者の方々も、様々なお立場で出席されていらっしゃいました。

 コロナ禍のため、この3年間、総会をはじめ、各団体の活動も思うようにできなかったようですが、新型コロナが5類に位置付けられたことで、徐々にいろいろな活動が以前のように再開されていくようです。5つの団体の活動は、様々な形で子供たちにも関連しています。今年度の活動計画を伺いながら、国府津地区統一スローガン「子どもは宝 守ろう育てよう こうづっ子!」のもと、地域の皆様に国府津の子たちが見守られ、育てていただいていることを感じました。学校としても、子供たちが自分たちの住む地域に感謝の気持ちと愛着を抱けるような教育活動を考えていければ…と思っています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】日光修学旅行、無事に帰ってきました(令和5年5月11日・木)

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 修学旅行2日目は、人工の美を堪能。メインの東照宮は、もう少しじっくりと見学したい、写真を撮りたいと思った子もいたようです。それでも、事前に「ここは押さえておきたい。」と考えていたところは、しっかりと見学できたということも伝わってきました。半日、ずっと歩いていて、時には上りの階段も続き、大猷院に着く頃はお疲れモードでしたが…。(寝不足も影響していたのかな?)
 6年生はこれから歴史を学びますが、江戸時代を学習する頃には、徳川家康や家光のことを東照宮や大猷院とともに、思い出してもらえればと思います。

 列車内の解散式の際に話しましたが、出発式のときに確認した修学旅行の目的に近づくことができた1泊2日だったのではないかと、私は思っています。「自然や文化遺産に直接触れることで広く豊かな経験をすること」、「人間関係などの集団生活のあり方や公衆道徳について学び、集団生活の楽しさを味わうこと」…この2つの目的です。学校生活では見られない友達の姿を見ることができたのではないでしょうか。出発式や到着式、退館式、解散式などの運営、列車内でのレクリエーションなど、自分たちの力・考えで企画し、自分たちの生活をよりよくしよう、楽しもうとする気持ちも十分感じられました。昨日、この欄で触れた担任からの児童指導も公衆道徳を学ぶきっかけになったはずです。
 修学旅行の思い出は、その目的達成が今後の生きる力にもつながっていることと信じています。
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