【校長のつぶやき】子供たちと共に過ごせる時間があることの幸せ(令和4年12月21日・水)

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 今週は3人の担任が療養のためお休みをいただくことになったため、急きょ、いろいろな学級に入ることになりました。1年生の国語や算数、英語、2年生の国語、5年生の総合的な学習の時間や家庭科、理科、そして、日ごろから担当している3年生の書写など、この3日間でたくさんの子供たちと会話ができました。テスト監督のような時間もありますが、子供たちに教えたり、一緒に考えたりするような授業は、やはり楽しいです。
 幸い、子供たちも私のことを受け入れてくれるので、授業を通して、子供たちと「わかった」「できた」と思える瞬間を共有できることに「幸せ」を感じます。あらためて、自分は教職の道を選んでよかったなと思う瞬間です。「先生、見て。できたよ。」という言葉もどれだけうれしく感じることか…。授業の内容とは別に、子供たちと会話をしているだけでも楽しいです。

 保護者の皆様方には、担任が休むことで様々なご心配をおかけしているかと思います。子供たちも不安を抱えていることでしょう。そのような中で、このような個人的な感情をお話しするのは、ある意味、不謹慎かとも思いますが、皆様のご心配や不安が少しでも軽減できて、通常の授業と同じような教育活動ができるよう、私たち級外の職員も努めてまいります。
 冬休みまであと2日間となりましたが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】かわいい珍入者あり(令和4年12月20日・火)

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 放課後、国府津小学校前のバス停から西側昇降口へ向かう道を、カルガモが1羽歩いているという情報が入りました。ちょうど、5時間授業で終わる下校時刻。私以外に誰も職員室にいなくなってしまうので、ちょうど下校指導に出ていた1年生の担任に声をかけ、「子どもたちが触らないように…」とお願いしました。
 しばらくすると、「校長先生、大変です。カモが昇降口に近づいていて来ています。」と1年担任がインターホンで知らせに来ます。職員室にも人が戻り始めたので、私が見に行こうとすると、途中のベンチの下に隠れているとか…。私が近づくと、反対の方へ歩いていきます。
 車道に方へ追い出してしまうと、車にひかれてしまうかもしれないし、昇降口の方へ追いやると子供たちが大騒ぎするだろうし…。どうしようかなと思っていると、何人かの児童が見つけて、珍しそうに眺めたり、追いかけたり…。「追いかけたりすると、きっと怖がって逃げているのだろうから、かわいそうだよ。」と声をかけました。「校長先生、学校で飼いましょうよ。ウサギ小屋があるし…」などと言う子もいましたが、「自由を奪ってしまうことになるしね。」と、それはさすがに却下しました。
 カルガモは、しばらくすると、防球ネット際の草むらに紛れ、座り込んでしまいました。子どもたちも帰り始め、とりあえずもう触ろうとする子もいないだろうという頃に私も引き上げました。人がいると怖がって動かないだろうなと思い…。

 さて、その後、カルガモはどこに行ったのでしょう?仲間と会えたのでしょうか?安全な場所にたどり着いたのでしょうか?とにかく無事であることを祈っています。

【校長のつぶやき】フラワーロードに新しい花が…(令和4年12月16日・金)

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 本日、6年生がフラワーロード(国府津小学校東側の県道)にパンジーの苗を植えました。この取組は、平成30年6月の「PTA親子清掃」の中で、二十数年前からフラワーロード事業に取り組んできた自治会の皆様とともに花を植えたのが始まりだそうです。翌年の令和元年11月には6年生が葉ボタンを植え、令和2年度、令和3年度と2月にパンジーの植え付けを行ってきました。そして、昨年(令和3年)9月には、国府津小が「神奈川県都市緑化功労者知事表彰団体」として表彰されました。
 今年度は、自治会の植え付けの時期と合わせ、12月に植え付けをしました。水やりや除草などの管理も継続的に行い、きれいな花でいっぱいになることを期待しています。そして、この道を通る街の皆様の心が少しでも癒されれば…きっと植えた子供たちもうれしい気持ちになることと思います。
 さらに、子供たちには、自分たちで街を美しくしていくという気持ち、花と緑を愛する心も育むことができればと思っています。そして、この6年生の思いが次の6年生へと引き継がれていくように…国府津っ子の「美しい心」が根付いていくとうれしいです。

【校長のつぶやき】縦のつながり…ほのぼのします(令和4年12月15日・木)

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 延期になっていた「国府津っ子フェスティバル」が、無事、開催されました。6年生を中心にたてわり班で活動する姿は、見ていて本当にほのぼのとした気持ちにさせられます。下級生を楽しませようと活動内容を一生懸命考える上級生の姿、そして、その上級生を慕う下級生の姿…コロナ禍で失われがちな光景ですが、国府津小ではそのような光景にあふれています。
 ドッジボールをしていても自分ばかりが投げるのではなく、捕ったボールをあまり触っていない子に譲ってあげる姿、鬼ごっこをしていても下級生のペースに合わせる上級生の気配り…様々なほのぼの場面に出会いました。

 今回、新たに登場した「こうしょうくんからの挑戦状」。Chromebookを通して、こうしょうくんから出されるミッションに、子供たちは大盛り上がりでした。「第1音楽室に行って、バッハと一緒に○年生と○年生の写真を撮って送る。」「低学年図書室に行って、1〜6年生の国語で学習する絵本を見つけ、その本を○年生と○年生が持った写真を撮って送る。」「イングリッシュルームに行って、英語で挨拶をして○年生と○年生の写真を撮って送る。」…など、みんなで協力してミッションをクリアしようとする姿もいい雰囲気でした。
 この「こうしょうくんからの挑戦状」は、なかなか面白いアイデアだと思います。集会でもICT機器を使いこなす子供たちに、頼もしささえ感じます。
 残念ながら、全員出席とはなりませんでしたが、天気にも恵まれ、そして、思いやりや協力しようという気持ちにもあふれ、温かく楽しい集会になりました。特に中心になってくれた6年生、ありがとうございました。

 さて、最近の欠席状況ですが、ここに来てインフルエンザでお休みする子も2〜3人出てきました。急に寒くなってきて、発熱する子も多いようです。先週あたりは腹痛や嘔吐などでお休みする児童が低学年に何人か見られましたが、そちらは落ち着きつつあるようです。引き続き、体調管理へのご配慮をよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】LRの「ラーニングショップ」から届け物

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 LRでは「ラーニングショップ」をオープンしていました。LRがこれまで栽培してきたり、製作したりしたものの販売です。対象は国府津小の職員。以前、注文用紙が届いたので、私は落花生3袋、レタス1セット、エコたわし3個、雑巾1枚、座布団1枚、ストラップ1個、マグネット1個を注文しました。
 先日、LRの児童がレタス1セットを届けに来てくれましたが、残りの品物は今日、やはりLRの児童が校長室まで届けに来てくれました。
 生活単元学習という特別支援学級の学習の一環での活動ですが、この学習には様々な要素が含まれています。落花生やレタスの栽培は生活科や理科、エコたわしなどの製作は家庭科、ストラップなどの製作は図工、販売に関するお金の計算は算数、生産から販売にかけての一連の活動は社会科、販売相手である客(職員)とのやり取りは国語…といった具合です。まさに、教科の枠を超えて生きる上で必要な力と言えるでしょう。

 レタスは先日、サラダにして早速いただきました。落花生もこれからいただきます。座布団は校長室の椅子に敷いて今日から使っています。エコたわし、雑巾、ストラップ、マグネットもこれから使わせてもらいますね。どれも重宝しそうです。LRの皆さん、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】子供たちからのメッセージ(令和4年12月12日・月)

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 今日も、担任がお休みした2年生のある学級に1時間だけ入りました。この学級にたっぷり1時間、担任の代わりに入るのは初めてです。「入る」と言っても、国語のテスト監督で、特に授業をしたわけではありません。
 それでも、授業時間が終わると、「校長先生にあげる。」と何人かの児童が私に贈り物をくれます。折り紙で作ったものだったり、お絵描きやお手紙だったり…。「きょうの2じかん目、ありがとうございました。」「おしごと がんばってください。」などのメッセージが書かれていました。うれしいですね。うれしくて、その後、中休みもずっとその学級に残って、子供たちといろいろなお話をして過ごしていました。
 夏休み前、1年生の教室に行った時も、たくさんの折り紙の贈り物をいただきました。その頃の1年生はまだ平仮名を習い始めたばかりなので、折り紙とともに声で直接いろいろな言葉をいただきました。この時にいただいた折り紙は、先日いただいた「秋の宝物で作った飾り」のプレゼントとともに、今でも校長室の窓際に飾ってあります。教室に行った後に、私に思いを伝えてくれるのは、低学年だけではありません。
 先週末の金曜日、4年生のあるクラスの算数の時間、担任が授業をしているときに、たまたま通りがかって、図々しく教室に入り、問題を解くのに苦戦をしている子たちにヒントを出しながら回っていました。そのうちの一人の子が「算数、苦手。」と言いながら、なかなか進まなかったので、時折ヒントを出しながら、「次はどうする?」と促すと、どんどん自分の力で解いていきます。「全然、苦手とかじゃないじゃん。自信をもっていいよ。」と声をかけて立ち去ると、ちょうど授業の終わりの時間。教室を出て、廊下を歩いていると、その子が私を追いかけてきて、「校長先生、算数を教えてくれて、ありがとうございました。」と丁寧にお礼を言ってくれます。「なんて律儀な子なんだろう。」と思いながら、また励ましの言葉をかけて、校長室に戻りました。放課後、担任に「『お礼を言いに行きなさい。』とか促したの?」と尋ねると、「そんなことがあったんですか?私は何も言っていません。」とのこと。あらためて、その子の言葉を思い出し、なんだかちょっと涙が出そうになりました。
 手段はいろいろですが、相手に自分の思いを伝えるって、受け取った側は本当にうれしい気持ちになります。国府津の子、素敵です。

【校長のつぶやき】1年生の皆さん、ありがとう(令和4年12月8日・木)

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 今日、中休みに9名(各クラス3名ずつ)の1年生が校長室を訪ねてきました。
 秋の宝物を使って作ったいろいろな飾りをたくさん抱えて、「いつもお世話になっているお礼」として、お手紙とともにプレゼントしてくれたのです。そんなお世話をしているつもりはないのに申し訳ないという気持ちと、でも、やっぱりいただけるのはうれしいという気持ちで、ありがたくいただきました。先日、ライオン工場や幼稚園、保育園にも届けたと聞いていますが、私にまで頂けるなんて、幸せな気分です。しかも、どれも素晴らしい力作ばかり。1年生が作ったにしては、クオリティーが結構高い!早速、校長室の窓際に飾らせていただきました。1年生の皆さん、ありがとうね。

 今日は、12月8日…81年前に日本がアメリカ・ハワイの真珠湾「パールハーバー」に奇襲攻撃をした日。日米開戦の火ぶたが切られた日です。毎朝、放送委員会が「今日は何の日」と触れていますが、今日は、このことに触れていました。二度とあのような戦争が起きないよう、目の前の子供たちが悲惨な戦争に巻き込まれることがないよう、あらためて強く願っています。

 児童の出席停止(理由はいろいろ)の状況ですが、昨日は約10人ほどまでに減りました。本校では収まりつつあるようです。

【校長のつぶやき】素直な国府津の子たち(令和4年12月6日・火)

 昨日、今日と連続して1・2校時目に授業をやらせていただきました。
 昨日は、6年の理科と3年の書写、今日は、昨日と同じ内容で6年の違う2クラスの理科です。6年1組の子は、「校長先生の授業、初めて!」と迎えてくれました。そう言われれば、他のクラスは授業に入ったことがあるけど、1組は初めてかもしれません。
 授業といってもたいしたことはやりませんが、子供たちとやり取りできるのは、本当に楽しいです。全体に同じ指示をしているのに、ノートに表現されている内容は十人十色…これもまた授業をしていて面白いです。なにより、やるべき課題に、どの子も一生懸命、丁寧に取り組む姿には、本当に感心させられます。みんな、「素直」なんですよね。

 「素直」といえば、以前、私が掃き掃除をしていたときに声をかけられてうれしく思ったことを朝会で話したところ、今、私が朝、道路で掃き掃除をしていると、「おはようございます。」の挨拶とともに、いろいろな一言を加えて声をかけてくれる子が増えました。「なんて素直な子たちなのでしょう!」

 さらに、先週金曜日の防犯訓練の終わりに、「校長の話」の中で、「不審者の侵入を防ぐために、中休みや昼休みの掃除の後、『自分が最後かな。』と思う子が昇降口のドアを閉めてくれるとありがたいです。」と話すと、昨日、今日と、中休み、昼休みの掃除後、東西の昇降口のドアがきちんと閉まっていることが多くなりました。きちんと私の話を聞いてくれているのですね。(担任の指導もあるかと思いますが…。)あらためて、「本当にみんな素直だなぁ。」と思います。

 もちろん、全員ではないし、毎回というわけでもないし、一時的なものかもしれません。それでも、私はやっぱり「国府津の子は素直な子が多いな。」と感じています。


 話は変わりますが、先週末には出席停止(理由はいろいろ)の児童が約30人ほどでしたが、今週のはじめは約20人ほどになりました。このまま、収まっていきますように…。
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【校長のつぶやき】ある意味、正直?(令和4年12月2日・金)

 今日、担任が休んだ6年生のあるクラスで、道徳の授業をしました。価値は「正直、誠実」。あらすじは、「学級文集に載せる詩がなかなか思いつかず、和枝は他の作品の出だし二行と題名を盗用してしまう。悩んだ和枝は先生に打ち明け、出来上がっていた文集に一枚一枚新しい詩を貼りつけた。」という内容です。
 詩が書けないでいるときの和枝の気持ち、級友から「いい詩ね。」と言われたときの和枝の思いを考えた後、もし自分が和枝の立場だったら本当のことを言えるか、言えないか話し合いました。
 まずは、ネームプレートを黒板上に貼ってもらい、立場を確認。「言う」は5人、「言わない」は20人でした。理由を聞いていくと、「見つかったときのみんなの反応が怖いから、自分から言う。」「罪悪感があるから言う。」「ずっとモヤモヤして、心に残り続けるから言う。」に対して、「言ったら、他の人にどんなふうに思われるか分からないから言わない。」「今までの詩(和枝は、これまでも級友から詩が上手だと思われています。)も、ぱくったと思われるから言わない。」「言わなければばれない。ばれても、知らないふりをして『少し似ているね』くらいで済ますことができるから、言わない。」「ずっと言わなければ、どうでもよくなって忘れてしまうだろうから、言わない。」などの意見が出されました。
 本音で、次から次へと意見を言える子供たちに感心しました。道徳的な価値からすると、正直に「言う」方がいい意見のように思えると分かっている子供たちは、「校長先生、まさか、このことホームページに載せますか?」と心配そうに尋ねてきます。「どうしようかなぁ。」と返すと、「え〜、このクラスの評判が…」。「そんなことを気にしているんだ。」と思いながら、一応、黒板に書いた意見を写真に撮っていると、「校長先生!写真に撮っているし!」「校長先生、名前(黒板に貼られたネームプレート)も載ってしまいますか?」「名前は、ちゃんと隠しますよ。ホームページに載せるかどうか、考えておくね。」
 この後、ワークシートに、先生に打ち明けた和枝の気持ちと自分を重ねて思うことを書いてもらいました。
「言わないと自分にも嫌な気持ちが残るだろうし、みんなにいろいろと言われるのも自分の心に残るので、言うのが正解、正しい心だと思う。」
「和枝さんの気持ちもわかるっていえばわかるけど、言ったときにみんながどう思うかとか、これからみんなにどう接すればいいのかわからないので、自分は言わない。だから、和枝さんはすごい勇気があっていいなと思う。」
「言うときは怖くていいにくいし、怒られるかもしれないし…。」
「和枝はずっとモヤモヤすることになるから言えてよかっただろうけど、自分はばれていなければ平気だと思うから絶対に言わない。」
「打ち明けたらスッキリするだろう。私は、自分が悪いとは思うけど怒られるかもしれないから言わない。後悔するとは思うけど言えない。」など…、一人一人、自分の正直な思いが書かれていました。

 「言わない」を選択したからって、皆さんのこと、「しょうもない子たちだな。」なんて思いませんよ。そんなに簡単に「言える」わけではないということはよく分かります。いろいろなことを考えれば考えるほど、言えなくなってしまうという子もいるのだと思います。いわゆる道徳的な正解と言えるような答えになびくのではなく、「本当はこうした方がいいのだろうけど、できない自分」を認めるような答え・考えも言える皆さん。ある意味、自分の思いに正直だと言えるのではないでしょうか。

 本音を言える道徳の授業ができる皆さんのこと、むしろ素敵だと思います。一緒に授業ができて楽しかったです。
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【校長のつぶやき】みんなの前で自分の考えを説明する子供たち(令和4年11月30日・水)

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 今日、4年生の授業を見ていて、「国府津小は、黒板の前に来て、みんなに自分の考えを説明できる子が本当に多いなぁ」と、ふと(というか、改めて)思いました。黒板を使って説明をする子、場合によってはChromebookから映し出された画像を使って説明する子、友達が黒板に書いた考えを友達に代わって説明する子など、いろいろなパターンがありますが、授業を見て回ると、そのような機会に多く出会います。
 私が授業に入った時も、あえてそのような場を作ると、進んで前に出てきて説明をする子がいます。(そのようなときは、私は教室の後ろに行って、感心しながら説明を聞いています。授業者のポジションをその子に譲って…)

 日ごろから鍛えられているのでしょうね。私は、子供の時、自分から挙手をして発言をすることさえ尻込みをしていたのに、ましてやみんなの前に立って説明をするなんて考えられないような子供でした。それを思うと、本当に国府津の子は素晴らしいです。
 もちろんみんながみんな前に出て説明をすることが得意というわけではありません。最近の授業では、みんなの前で説明することが苦手な子にも、ペアやグループなどの小集団で自分の考えを述べ合うような場を作っています。このような場を経て自信をもち、全体の場で挙手できるようになる子もいます。
 考えを表現する場としては「話す」だけでなく「書く」ということもあります。「話す」ことが苦手ならばせめて「書く」だけでも…。逆に「書く」ことが苦手ならば「話す」ことで…。両方できれば、それに越したことはないのですが…。
 前提としては、まず「自分の考えをもつ」場を保障するところから授業を組み立てます。自分の考えをなかなかもてない子には、ヒントやアドバイスなどを提示するなどの工夫をします。

 このような授業の積み重ねが、本校の学校教育目標の中に位置付いている「自分の考えを分かりやすく説明する」子の育成に結びついているのだと、今日、初任者の授業を見ながら改めて感じたところです。

【校長のつぶやき】経験に応じた研修の授業研究2つ(令和4年11月29日・火)

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 今日は、経験に応じた研修における授業研究が2つありました。いずれも、本校が初任校である若手2人(3年目・4年目)です。

 2校時目は、2年生の国語「お手紙」の授業です。県西教育事務所より教育指導員さんにご来校いただき、授業を参観いただいた上でご指導をいただきました。
 5校時目は、4年生の国語「プラタナスの木」の授業です。小田原市教育委員会より研修相談員さんにご来校いただき、やはり授業を参観していただいた上でご指導をいただきました。

 基本的な流れは、前時までの内容に触れつつ、本時のめあてを立て、まずは自力解決、その後、意見交流、最後に振り返り(まとめ)という流れです。2つの授業ともワークシートが用意され、板書にも工夫がされていました。2年生は、いずれ音読劇を行うので、途中、動作化も取り入れていました。

 2人とも、それぞれ教育指導員さん、研修相談員さん(いずれも退職校長)にじっくりとご指導をいただいたようです。伸びしろいっぱいの若手。教員もまた、国府津小の学校教育目標にある「向上心を持って」、研修に励んでいます。授業力向上が、子供たちの学力向上にもつながっていきます。

 ちなみに、昨日の出席停止(理由はいろいろ)の児童は約40人強。本日は、約30人台半ば。担任のお休みも今日は1人になりました。減少傾向になっていればよいのですが…。でも、無理は禁物。体調がすぐれないときは、ゆっくりお休みください。
 リモート授業も受け付けております。(すでに、何人かの児童がリモートで参加しています。)

【校長のつぶやき】自学に表れる子供たちのがんばり(令和4年11月24日・木)

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 今日も2名の担任がお休みしたため、2つの学級の授業に関わりました。その流れで、子供たちが毎日出している家庭学習の自学ノートなども見させてもらっています。学年・学級によっても内容は異なりますが、漢字練習や計算練習の他に、日記を書いている児童も結構います。○付けやチェックだけでなく、日記へのコメントも入れさせてもらいました。子供たちの日記、なかなかおもしろいです。日記だけでなく、いろいろなメニューに取り組んでいる子供たちのがんばりに思わず感心しています。
 中には、明らかにすぐ終わりそうな簡単な課題を自分で決めて、済ませている子もいますが…。まぁ、時には、そういうときがあってもいいかもしれませんね。家庭学習の習慣化が大きなねらいなので、まずは継続することが大事です。

 子供たちのがんばりは、自学だけではありません。担任が不在の中でも、気を緩めることなく、やるべきことを一生懸命やり遂げようとしています。それどころか、急に担任のポジションに入る私たち級外職員に対しても、学級のルールに基づいて、いろいろなフォローをしてくれます。このような姿が国府津小の子の素晴らしいところだと常々思っています。こういう思いができるので、学級に入るのがまた楽しみになってきます。

 ちなみに22日(火)には40名弱であった出席停止の児童数が、本日24日(木)には60名弱になりました。(出席停止の理由はいろいろです。)あらためて、健康にご留意ください。

【校長のつぶやき】学校運営協議会(令和4年11月22日・火)

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 本日、11時より、国府津中学校にて第2回学校運営協議会が開催されました。
 各校より「前期の学校評価」と「後期の学校運営」について説明をし、その後、委員の皆様から、要望や意見、感想等をいただきました。「学校評価」では、教職員による自己評価と、児童生徒による授業アンケートなどをもとに、前期の状況や課題について話がありました。「後期の学校運営」については、前期の学校評価を受けて、改善点、努力点等の話をさせてもらいました。

 情報交換の中で話題になったことの1つとして、リモートや個別学習などの「ICT機器の活用」と、「顔と顔を合わせての子供同士のコミュニケーションの場」のバランスについてがあります。コロナ禍ということもあり、人と人とが接する機会が減りがちな状況の中、互いの表情を見ながらコミュニケーションがとれるような場を、教育活動の中でも大切にしてほしいという趣旨であったかと思います。この点については、その大切さを十分理解しているつもりですので、ICT機器の活用を図る一方で、授業はもちろんのこと、様々な活動の中で、直接コミュニケーションをとる場を位置付けております。今後も引き続き大事にしていきたいと思っています。

 もう1つ。「整理整頓」を大事にしてほしいという話もありました。言葉で「整理整頓を…」ということは簡単ですが、実はこれが一番難しい。具体的にどのように指導しているか、ぜひ確認をしてほしいという趣旨であったかと思います。これについては、整理整頓の「基本は家庭」というご意見もありました。家庭での教育の在り方を考える必要もあるのでは…ということです。もちろん、学校でも指導はしております。しかし、これは、担任によって、どれだけ具体的にわかりやすく指導をしているかということは分かれるかもしれません。そもそも教職員自身がどれだけ自分の身の回りの整理整頓を意識しているかということも問われる気がします。校内で再度確認をしたいと思います。

 また、スクボラの「学習ボランティア」の活用を図って、授業時の指導補助としてもいいのでは…というお話もありました。検討させていただきます。

 地域全体で国府津の子たちの成長を考えてくださっていることを、あらためて感じる会でした。ありがとうございました。

【校長のつぶやき】なんだかせわしい1日(令和4年11月21日・月)

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 今日は、朝からなんだかせわしい1日でした。

 児童の欠席連絡も急に増えました。職員も3人が休み。うち2人が急な休みだったため、誰がどこの学級に入るかの打ち合わせから始まりました。私も1〜3校時に、教室に行くことになりました。子供たちと一緒に過ごせるのは、それはそれで楽しいです。
 4校時以降、体調不良を訴える子が出始め、早退の対応をしなければならない状況も続きました。今日は、養護教諭も不在だったため、保健室に誰か職員も付く必要があり、私が行くことに…。3校時までの間に入っていた学級の家庭学習である日記へのコメント書きや算数ドリルの○付けをしながら過ごしていました。職員室に誰もいない状態が出てくる時間も出てきます。

 こういう日はいろいろなことが重なるものです。
 英語専科の教員と交流のあるアメリカの学校の先生が、来日されていて、本日、本校に来られて、5・6年生と英語の交流をしてくださいました。5・6年生にとっては貴重な経験となったようです。特に6年生は、以前、その先生がまだアメリカにいらっしゃる時から、リモートで交流をしていたので、実際にお会いできることを楽しみに、いろいろな準備をしていたようです。残念ながら、私は授業を見ることができませんでしたが、このような機会を設けてくださったアメリカの先生と本校の英語専科の教員には感謝しています。

 あらためて、健康でいられることはありがたいことだと思います。
 新型コロナウイルス感染者数も増えつつあり、第8波を迎えたと言われています。どんなに感染対策をしていても、感染するときはしてしまいます。どんな病気でも、かかってしまったときにはどうぞゆっくり療養してください。少しでもいつもと調子が違うなと違和感を感じられたときは、無理をせずに、早めの療養をお勧めします。
 夕方に、さくら連絡網で回したように、25日(金)に予定していた「国府津っ子フェスティバル」を12月15日(木)へ延期することにしました。その頃には、今より欠席者が少なっていることを祈っています。
 健康と安全、どうぞ十分にご留意ください。

【校長のつぶやき】松下祐樹さん、お疲れ様でした(令和4年11月20日・日)

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 国府津小学校出身のオリンピアン:松下祐樹さんが、このたび現役を引退されることになりました。国府津地区では、2015年から地元の皆様による「松下祐樹を応援する会」が結成されていました。2016年、リオデジャネイロオリンピックの400mハードルに日本代表として出場された際には、国府津小学校でもパブリックビューイングを設置して、地域の皆さんで応援をしたと聞いています。

 本日、「応援する会」として、国府津で松下祐樹さん現役引退に伴う「ご苦労さん会」が開かれました。国府津小・中学校の校長も役員として出席させていただきました。

 松下さんは、小学校時代はソフトボール(イーグルスに所属していたそうです)をされていましたが、中学校から陸上を始めたとのこと。中学3年時に110mハードルと走高跳で全日本中学校選手権に出場したそうです。高校2年の時に混成競技を始め、3年時に八種競技、大学時代には十種競技で成績を残し、その後、実業団(ミズノ)に入ってから、400mハードルに絞り、数々の記録を残されました。オリンピック出場が決まるまでの思い、決まったときの思いなどのお話も聞けました。オリンピックに出場するということは並大抵のことではないということをあらためて感じました。このようなすばらしい先輩がいるということ、国府津小の皆さんにとっては「誇り」ですね。選手生活、本当にお疲れ様でした。

 今後は、ミズノの選手の皆さんのサポートのお仕事をされるとのことです。機会があれば、国府津小学校にも来ていただき、「走り方教室」のような時間も設けていただけるようなお話もしました。実現できるといいですね。

【校長のつぶやき】初任研:授業研究…指導主事来校(令和4年11月18日・金)

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 16日(水)に小田原市教育委員会から指導主事さんが来校され、初任者が指導助言をいただく授業研究日がありましたが、今日は、もう一人の初任者が対象の授業研究日でした。2年生の国語の授業です。

 「お手紙」というがまくんとかえるくんのお話ですが、今日はその「1の場面」。音読劇をするために、どのような音読をしたらよいだろうかということを考えていきます。
 授業者は、「1の場面」の叙述を丁寧に読み取らせます。誰のセリフなのか、どんな気持ちだろうか、その気持ちはどの言葉から分かるか…授業者の問いかけに、子供たちは自由な雰囲気で思い思いに発言をしていきます。がまくんやかえるくんの気持ちはどのように変わっていったのかを黒板上に線の流れ(起伏)で表してみました。
 さらに、ワークシートが配られ、がまくんやかえるくんの言葉をどのように読むとよいかを書き、発表の場がありました。ある子が、「がまくんの言葉は小さく読む。」と発言をすると、他の子が「なるほど、確かに悲しいときは小さい声でだよね。」とつぶやいていました。叙述から登場人物の感情を読み取り、それを踏まえてどのように音読をすればよいか…子供たちは一生懸命考えていました。
 授業者も様々な準備物を用意しており、授業に対する意気込みがひしひしと感じられます。そして、その熱意が学級の子供たちにも伝わっているようでした。

 後半、予定をしていた流れまで時間的にたどり着かなかったようで、授業後、時間の配分が自分の課題だと授業者は反省をしていました。授業後、指導主事さんと今日の授業について、約1時間、よかったところ、課題と思われるところ、たくさんご指導いただけたようです。自身の課題をきちんととらえ、今後、改善に向けて指導助言を生かしていこうとする教員は必ず伸びます。一昨日、授業研究を行った4年生の初任者も、本日授業を行った2年生の初任者も、ともに謙虚で学び取ろうとする姿勢や強い意欲がうかがえます。伸びしろがたくさん。今の子供たちとの関係を大事にしながら、今後も授業力向上に向けて自己研鑽してくれることと信じています。

【校長のつぶやき】バランスの良い朝食の大切さ(令和4年11月17日・木)

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 今日の学校保健委員会のテーマは「朝食」でした。
 本校の養護教諭もほめていましたが、保健委員会の児童は、自分たちの力でしっかりまとめ、とても分かりやすく発表をすることができていました。委員会の時間だけでなく、休み時間なども使って、準備・練習をしてきたのでしょうか。本当にすばらしい発表でした。
 発表を受けての感想をその場で考えて進んで発言できる子も多く、グループごとの献立作りワークも保健委員会の発表内容をしっかり踏まえた上で楽しそうに取り組んでいました。3〜6年生の共同作業です。国府津小の子供たちの力・学びに取り組む態度のすごさをあらためて感じました。

 最後に「校長先生の話」という次第がありました。こんなすばらしい国府津小の子たちの前で話すのも恥ずかしいのですが、私の子供時代の朝食の取り方について話をしました。夜更かしが多く、その分、朝が遅い私は、小学校から中学・高校・大学と進むにつれ、だんだんと朝食がいい加減になっていきました。運動部に入っている間はいいのですが、引退すると太りやすい体質に…。大人になった今でも、健康診断のたびに「ちょっと太り気味ですね。」「適度な運動をしてください。」「バランスの良い食事をしてください。」などと指摘されてしまいます。まさに、生活習慣が大事。今、子供の時に戻れるならば、「早寝早起き、朝ごはん」が大事だということを意識して生活したい。子供たちには、私のような大人にならないように、今日学んだことをぜひ生かしてほしいという話をしました。子供たちは、大きな声で「はい」と返事をしていました。(私は、反面教師です。)
 
 健康のためにどのような朝食が望ましいのか。今日、子供たちは一生懸命考えました。ぜひ、ご家庭でも子供たちと一緒に考えていただければ…と思います。

【校長のつぶやき】初任研:授業研究…指導主事来校(令和4年11月16日・水)

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 毎週のように、初任者は授業を見てもらい、指導を仰いでいますが、今日は、その中でも小田原市教育委員会から指導主事さんが来校され、指導助言をいただく授業研究日でした。今日の対象者は4年生の初任者です。私も、途中から授業を見させてもらいました。
 ここまで、同学年の他の2クラスにも協力をしていただきながら、同じ内容の授業を経験してみて、指導案を何度も検討してきたようです。

 子供たちは大変意欲的に学習課題に取り組み、いろいろな求め方を考え、友達とも意見交流をしていました。どんなに立派な指導案を作っても、いい授業といえるようになるには、友達関係や授業者と子供との関係を含めて学級の雰囲気、学習規律などがどのような状況になっているかが大事です。
 今日の学級も、昨日の外国語の授業を行った4年生の学級と同様、学びに向かう姿勢は素晴らしいものでした。自分の考えを伝え合う活動も、男女関係なく穏やかに関わり合うことができます。友達の発言に対しても、素直に「なるほど、自分は思いつかなかったよ。」など感心し合う言葉もよく聞かれました。最後に、授業者が次の時間に行うこと(本時で出た考え方が実際に計算してみて、合っているかどうかを確かめる)を伝えると、「次はいつ算数あるんだっけ?」「明日ある?」など、待ち遠しそうな言葉も聞かれました。こういう言葉を子供から聞けると、授業者としてはうれしいものです。

 授業後、指導主事さんと今日の授業について、指導助言の時間を約1時間、設定しています。よかったところ、課題と思われるところ、たくさんご指導いただけたようです。ご指導いただいたことをもとに、さらにパワーアップしてくれることと期待しています。

 今日もまた子供たちの育ちが感じられる授業を見させてもらいました。

【校長のつぶやき】楽しい英語の授業(令和4年11月15日・火)

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 本日、小田原市の研修事業の一環として、外国語教育アドバイザーが本校に派遣され、外国語の授業を公開し、放課後、授業研究会を行い、指導・助言をいただくという場がありました。アドバイザーは武蔵野大学・特任教授の江原美明先生です。公開授業は4年1組で行い、本校の職員に加え、国府津中学校の英語教員2名を含む他校の先生方もリモートで参加されました。

 10数年前から小学校に導入された英語の授業。導入時は、5・6年生のみ、年間35時間の「外国語活動」でした。3年前の指導要領改訂で5・6年生は年間70時間の「外国語」として教科となり、3・4年生に年間35時間の「外国語活動」として位置付けられました。小学校の外国語の授業も、授業の展開の仕方、教育活動の内容等が定着してきました。「外国語活動」ではまず英語に慣れ親しむこと、積極的にコミュニケーションをとろうとすることを目標とし、少なくとも小学校段階で「英語嫌い」にさせないということを意識しながら、授業展開を考えています。

 今日の授業では、子供たちが意欲的に、そして、楽しそうに活動に取り組んでいる姿が見受けられました。講師の江原先生からも、「模範的、理想的な授業」とお褒めの言葉をいただき、「活動中も一人も取り残さないといった授業者の配慮が見られ、学級経営の成果もうかがえる」ともおっしゃってくださりました。本当に子供たちは楽しそうに英語でやり取りをしていました。このような雰囲気で英語の学習が進めば、英語での表現に慣れ、自分が使える英語をフル活動してコミュニケーションをとろうとする子も育っていくのだろうなと感じます。

 また、江原先生からは、「外国語の授業で大切なことは、みんなで仲良く助け合う、相手意識をもって助け合って学んでいくことが大事…これは学校でしか学べないこと」というお話もありました。今日の授業でも、そのような姿を垣間見ることができました。
 昨日の本欄でも触れたように、人との関わりの中で学ぶことから得られる力は、「学校だからこそ」のものです。今日のような授業、学級が増えていくことを期待しています。

【校長のつぶやき】他者への想像力(令和4年11月14日・月)

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 午後から秦野へ出張に行きました。「神奈川県公立小学校管理運営研究会・川西地区公立小学校長会研究大会(秦野大会)」です。(「川西地区」とは相模川より西の6市12町です。)
 その大会で、講演会があり、劇作家・演出家である横内謙介さんのお話を聞きました。演題は「感動が人を結ぶ、劇的コミュニケーションのススメ」です。講演会の中で、ホール内の席に座ったまま、実際に私たちも演じてみる機会も設けられ、楽しい講演会でしたが、印象に残った言葉として、「他者への想像力」が大事だという言葉がありました。
 ちょうど、今朝の朝会で、私も子供たちに「相手にとってどう感じるかを想像することが大事」という話をしたばかりです。演技や疑似体験を通して、どう感じるかが大切だということでしたが、人とコミュニケーションをとるうえで重要なことだと私も考えています。

 教科では、国語や道徳、社会科などでそれぞれの立場の思いを考える機会があります。疑似体験をするために動作化を取り入れたり、道徳の授業では役割演技〈ロールプレイング〉という活動を取り入れたりすることがあります。読書で物語などを好んで読む子は登場人物の感情を想像しながら読むことに慣れています。
 以前にも、本欄で触れたように、本校の校内研究で取り組んでいる「学び合い」も、相手の気持ちや感情を考えることと密接な関係があります。
 休み時間等に友達との間にトラブルがあれば、必ず相手の気持ちを想像させたうえで、児童指導を行います。こういう経験を繰り返し、乗り越えることで、他者の気持ちを想像しながら接することができるようになるので、私はけんかやトラブルも貴重な体験だと思っています。生活科の学習では、遊びを中心に活動が展開されることが多いのですが、ここでもトラブルが生じます。友達とどう折り合いをつけるか…これは就学前の幼児教育でも大事にされていることです。
 その子の特性により、人の気持ちや感情を想像することが苦手な子もいます。支援級などでは、ソーシャルスキルトレーニング(SST)といって、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練をすることもあります。

 社会の中で生きていくうえで、他者への想像力は、ぜひ身に付けさせたい力です。リモートではできない活動、学校だからこそできる教育活動とも言えるかもしれません。演技の経験も価値がある…と、今日の講演会であらためて感じました。
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