【校長のつぶやき】具体物や具体的な操作を通して分かりやすく(令和4年5月25日・水)

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 今日も、午後から横浜に行かねばならず、検食後すぐに学校を出ました。今年度初の児童代表委員会が昼休みにあったので、直接見たかったのですが残念。本校のホームページは、校外からでもネットにつながる端末さえあれば、アップできるのが便利です。(もちろんパスワードが必要です。)…というわけで、帰宅後アップしています。

 本日2校時目、6年生の算数の授業を初任者・実習生とともに参観しました。今年度、本校では、6年生の算数を専科の教員が担当しています。内容は、「分数×整数」の計算の仕方です。前時に「真分数×整数」の計算の仕方を学習しており、本時では「帯分数×整数」の計算の仕方を学習します。
 まずは、前時の復習をした上で、本時の課題「1グループにXL(エックスリットル)ずつジュースを配ります。6グループに配るには何Lのジュースが必要になるか。」を提示。かけ算の式になることを押さえ、丁寧に「整数×整数」「小数×整数」「真分数×整数」の仕方を確認していきました。
 そして、2L入りのペットボトルに1Lと少しの色水が入ったペットボトルを提示。この色水の量をどのように表すかを考えます。目盛りをもとに「1と7分の2」Lと帯分数で表せることを確認し、帯分数×整数の計算の仕方を考えます。前の時間に学習したことを基にしながら、ノートに解き方を書いていました。「クロームブック(ノートPC)を操作して考えてもいいよ。」ということになり、ミライシードに教師が用意した枠に色塗り等をしながら考えている子も多数いました。
 高学年の算数は、内容も高度になり、習熟度にも差が出てきやすい教科です。「分数×整数」などの計算の仕方も、ただできればいいというわけではなく、なぜそのようになるのか(そのような計算処理の仕方をするのか)を論理的に思考することも求められます。自分が考えたことも説明(表現)できることも大切な力です。本時では、そのような学習過程において、子どもたちの思考がスムーズに進むための一助として、具体物を用意したり、具体的な操作の機会を与えたりしていました。高学年になると、低学年に比べ、そのような具体物の用意や具体的操作の機会が減りがちになるのですが、授業者は「分かりやすい授業」を追究していることがよく分かります。
 そのような授業者の工夫・努力もあるためか、子供たちは学習課題に熱心に取り組み、分からない子がいれば教え合うなど、学び合いの姿も見られました。さすが6年生といった感じでした。

【校長のつぶやき】栽培活動を通して(令和4年5月24日・火)

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 今日も、1年生や4年生がホームページにアップしているように、本校では、すべての学年が何かしらの栽培活動を行っています。3年生以上は、主に理科の学習の一環として、1・2年生は生活科の学習の一環として育てています。
 子供たちにとって、栽培活動は毎日が発見や感動の連続とも言えます。自分の育てる植物の成長を楽しみにしながら、日々の関わりを深めています。「芽が出てきたよ。」「葉っぱが大きくなったよ。」「こんなに伸びたよ。」など、朝、子供たちが水やりをしているときに出会うと、そのような報告をうれしそうにしてくれます。
 生活科では、「植物を育てる活動を通して、それらの育つ場所、変化や成長の様子に関心をもって働きかけることができ、それらが生命をもっていることや成長していることに気付くとともに、生き物への親しみをもち、大切にできるようにすること」を目指しています。栽培の過程において子供たちは「もっと元気に育ってほしい」「もっと上手に育てたい」という願いをもちます。そして、その願いを実現するために、土、水、日照、肥料といった植物の生育条件に目を向けるようになります。さらに、植物の世話を通して、植物に対する親しみの気持ちが生まれ、責任感が育ち、生命の尊さも感じることができます。また、自分本位ではなく、植物の立場に立って考えることができるようになることも期待できます。子供たちは、植物への親しみをもち、世話をする楽しさや喜びを味わい、思いや願いが膨らんでいくのです。こうして子供たちは、生活を豊かにするとともに、どんな生き物に対しても、関心をもって働きかけようとする姿が生まれ、日々の生活が充実していくのではないでしょうか。
 本校の学校教育目標の一つである「美しい心」にもつながるではないかと期待しています。

【校長のつぶやき】スポーツテストを通して(令和4年5月23日・月)

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 4〜6年生がスポーツテスト(新体力テスト)に取り組みました。新体力テストの項目は、瞬発力(すばやく動き出す能力)、筋力(大きな力を出す能力)、全身持久力(運動を持続する能力)、柔軟性(大きく関節を動かす能力)…など、様々な体力を測ることができます。それぞれの記録が10点満点の点数に換算され、また、全国平均等も示されているので、自分の各能力がどのくらいの位置付けになっているのかを知ることができるのです。
 今日も、子供たちの中には、「9点だ!」「全国平均以上だ!」とうれしそうに話している子もいました。5月19日の「校長のつぶやき」でお話しした「他の子(平均)との比較(いわゆる相対評価)」、「絶対的な基準(点数)での評価(いわゆる絶対評価)」にあたります。これはこれで、とても素晴らしいことです。大いに自信をもってほしいと思います。一方で、去年の自分の記録と比較して、「こんなに記録が伸びた。」と話している子もいました。これは、「その子自身の以前と今との比較(どれだけできるようになったか…いわゆる個人内評価)」による評価です。こちらも大いに自信をもってほしいところです。
 健康の保持増進のために、体力の向上を目指してほしいということもあります。また、記録や点数を目安にして、目標を定め、得意なことを伸ばしたり、苦手なことを克服したりということにも生かしてほしいとも思います。目標達成のためにどのようなことに取り組めばよいのか、どのような運動をすればよいのか、その問題解決に向けて取り組むことが大切。挑戦する心、達成感、自己肯定感など、様々な心の働きも、生きる力としてプラスになるはず。今回のスポーツテストを1つのきっかけにしてほしいと思います。

【校長のつぶやき】小さな研究者たち(令和4年5月20日・金)

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 実習生が入っている4年生の学級の授業を見ました。教科は算数。内容は、「3けた÷1けた」の筆算の仕方です。これまでに学んできた「2けた÷1けた」の筆算の仕方を振り返り、「たてる→かける→ひく→おろす」の基本的な流れを押さえます。
 そして、本題。子供たちは、問題やめあてをテンポよくノートに書いていきます。その学びに向かう姿勢を見ていると、日頃から鍛えられていることがよくわかります。授業者は、子供たちに「研究者の皆さん、3けたのわり算の筆算のプログラミングを完成させよう」と呼びかけます。プログラミングは、コンピューターを使うものだけではありません。物事を考える時にその物事の動作や順序を理解し、効率的に意図した動作や結果を導くために論理的に考えることをプログラミング的思考といいます。まさに、これまで学んだわり算の筆算の基本的な流れをもとに、目の前の問題をプログラミングで解決しようとします。
 まずは、2人組でホワイトボードを使いながら、互いの考えを出し合います。全員が真摯に問題に取り組んでいます。2人組の考えがある程度まとまったところで、何組かが前に出て黒板を使って発表。
 「研究は、失敗することもあっていい。」「失敗から学ぶことがある。」「友達が黒板に書いているときに、自分たちと違っても途中で『えっ!』とか言わないよ。」など、子供たちとともに確認し合いました。三者三様の考え方が提示されました。
 「残念ながら、算数は答えが一つ。それぞれのどこがよくて、どこが違うのか、同じ考えの研究者同士で話し合って。」子供たちは、また集まって、話し合います。授業者は、子供たちの間を回りながら、話し合いに参加できていない子はいないか、参加しそびれている子への声かけなどの配慮も欠かしません。ここで、45分の授業も終わり。続きは次回へ持ち越しとなりました。家庭学習の自学として取り組むことになった子もいるようです。
 クラスの児童全員が、意欲的に問題に取り組んでいる授業を見させてもらいました。間違いを責めることなく、むしろ大事にする姿勢、だからこそ間違いを恐れずみんなの前できちんと説明できる子たち…クラスの雰囲気も素晴らしいです。正解と思われるものに向けて追究する子たちは、まさに小さな研究者とも言えるでしょう。この1か月半で担任と子どもたちが築き上げてきた学び合う集団から、実習生もいろいろなことを学んでいることと信じています。

【校長のつぶやき】コロナ禍における子どもたちの体力(令和4年5月19日・木)

 今日は午後から横浜で「神奈川県公立小学校長会の総会・研修会」が開催され、そちらに出席しました。今年度、小田原市校長会の役員になってしまい、外に出ることがやや多くなっています。今日は、11時半前に学校を出たため、検食も教頭に任せ、結局、昼食を抜きました。(最近、太ってきたので、ちょうどいいくらいですが…)
 総会後、研修会があり、「コロナ禍における子どもたちの健康と体力」という演題で、神奈川県教育委員会保健体育課より話がありました。毎年、小5と中2を対象に「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が行われていますが、神奈川県は全国47都道府県の中でもかなり下位に位置しているとのこと。そして、コロナ禍の令和2年度、3年度は、小中学校男女ともに低下し、もちろん神奈川県も例外ではないそうです。県教委が最も危惧しているのは、「運動やスポーツをすることが好き」と回答している割合が減少していることだそうです。コロナ禍により、運動やスポーツをする時間の変化が関係しているようです。これらの結果を踏まえて、「運動の楽しさを実感し、工夫しながら運動をする習慣の定着に努めることが大切。しかし、体力低下の回復を急ぐあまり、過度に運動やスポーツ、トレーニング的な取組に偏ることは避けなければならない。児童生徒の実態に照らして、着実で継続的な取組を進める必要がある。」との話がありました。とにかく「運動やスポーツが好き」と言えることを増やしてほしいとのこと。
 体育は、他の教科に比べ、授業すべてが公開テストと言ってもいいくらい、授業そのものが子どもたちの技能の出来栄えをクラスメイトに見せている状態。運動が得意な子はヒーローのようになり、さらに運動に取り組む。逆に運動が苦手な子はコンプレックスを抱き、ますます運動を避けるようになる。このような状態が、2極化を引き起こしているという話もありました。この状態を打開するためには、その子の良さを引き出し認め、その子がこれならがんばれるという場を作る…例えば、「走る」運動で言うならば、スピードの速さをほめるのではなく、その「走る」運動に取り組んでいる過程でのがんばり度を認めるなど…。他の子との比較で評価(いわゆる相対評価)したり、絶対的な基準で「できた、できない」で評価(いわゆる絶対評価)したりするのではなく、その子自身の以前と取組後の今との比較(どれだけできるようになったか…いわゆる個人内評価)で評価し、認め、ほめ、励まし、自信をつけさせることの大切さについても話がありました。
 小学校の時、運動が苦手で体育に苦手意識をもっていた私には、よく分かります。そんな私が、中高と運動部に入り、下手くそなりに引退までやり遂げられたのも、「これならば自分なりに頑張れる。」と思えたからでしょう。特に高校時代は、チームの仲間のおかげでやり遂げられ、公立校にしては県内でそれなりの成績を収められたと言えるのも自信につながっているかもしれません。運動に関しては、仲間の力も大きいです。私は本当に仲間に恵まれました。運動が苦手な子に対して、周囲の仲間がどのように接することができるか、集団の雰囲気が大事な要因です。体育の授業で言えば、学級の雰囲気が重要になってきます。国府津小の体育の授業も温かい雰囲気であってほしいと願っています。
 来週、スポーツテストが本校でも行われます。本校の児童の体力は、どのような状況なのか、楽しみです。休み時間は外で元気よく遊んでいる姿をたくさん見ますが…。
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【校長のつぶやき】社会を身近に…(令和4年5月18日・水)

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 2校時目、初任者・実習生とともに、6年生の社会科の授業を見ました。
 今日は、税金の学習です。「みんなは税金を払っていますか?」の問いに、「払っている。」「払ったことない。」「消費税を払っているじゃん。」「消費税って何?」「修学旅行のお土産を買った時に払ったよ。」「えっ、払っていないよ。」「そもそも税金って何?」6年生の子供たちは次々と発言をしていきます。「税金」という言葉、何となく聞いたことはあるけど、実はよく知らない。これが6年生の実態だといえます。社会科の学習は、社会の出来事をいかに身近なものとしてとらえ、その出来事が抱えている問題に気付き、よりよい社会の在り方を考えていけるような流れが大事になってきます。消費税を話題として取り上げることで、買い物経験がある子供たちは一気に身近なものとして税金のことを考えようとします。
 「消費税って何%か知っていますか?」…知っている子もいれば、知らない子もいます。「10%、物によっては8%」「出た、割合だ。」「去年、算数で勉強したね。」「100円のものを買うと消費税は10円。1,000円だと…?」「100円の消費税で、全部で1,100円。」「税金が高いと思う子?」…多数の子が挙手。「ちょうどいいと思う子?」…数名。「安いと思う子?」…0人。
 「税金の集め方や使い方を調べます。その前に予想をしてごらん。」子供たちはノートに予想を書きます。その後、周囲の子と意見交換。自分の考えを積極的に述べていました。そして、教科書と資料集をもとに調べます。みんなに身近な教育に使われていること、健康や安全に関することやお年寄りや障がい者に関すること、道路の整備などに使われていることなどがわかりました。そして、集め方も…。
 ここで、再度、税金が高いと思うかどうかを尋ねると、「高い」と思う子が減っていました。こういうことに使われているならば、もう少し税金を高くしてもいいということでしょうか?この次の時間、もう少し、税金のことを学習することになりました。
 初任者や実習生は、板書の仕方(黒板に教師がどのように書くかということです)、ノートの書かせ方、相互指名など発言を子供同士でつなぐ仕方など、いろいろなことを学んだことと思います。このような授業技術に加え、社会事象をいかに身近なものとしてとらえさせるかということの大切さも感じ取ってもらえたらなと思いながら、授業を見ていました。

【校長のつぶやき】夏休みのプール開放(令和4年5月17日・火)

 本日、PTA運営委員会で、夏休みのプール開放について話し合われました。コロナ禍ということで、昨年度、一昨年度とこの2年間、水泳の授業も夏休みのプール開放も行っていません。今年度は、小田原市内の小学校でも、学校規模等により、水泳授業を行う学校と行わない学校等に分かれます。本校は、学校規模を考えて、水泳授業を行わないことにしました。(このことについては、今週中にでも学校からお便りを出す予定です。)学年単位で授業を行うと、本校の規模ではプールサイドや更衣室で密になりディスタンスが取れないということ、学級単位で行うと、泳力別に指導する指導者や監視者の人員確保が難しいということが主な理由です。
 本日の運営委員会では、学校の授業と異なり、1回に入る人数を50人程度に制限する(例えば地区別・学年別で日を決めるなど)ことで、プールサイドの密を防ぐことができるのではないか、また、校内の部屋(PTA会議室や理科室)を更衣室として利用することでこちらもやはり密が防げるのではないかという意見が出ました。プールに来るときは家から水着を着て来る、帰るときのみ更衣室を使用して着替える、もちろん着替えるときはマスクをしたままという前提です。運営委員会では、感染対策ができるならば、子供たちをプールに入らせてあげたいという思いをもたれている保護者の方が多かったようです。
 ということで、開放する方向でさらに細部を検討することになりました。まだ本決まりではありませんが、そのような方向で検討しているということをご了承ください。
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【校長のつぶやき】丁寧な押さえ=確認(令和4年5月16日・月)

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 今日の実習生の参観授業は、2年生の算数です。4校時目の学習でした。私は検食が控えていることから、前半しか見ることができませんでした。
 まずはこれまでの復習・確認として、児童一人一人に1桁の数字が書いてあるカードを示し、補数となる数(あといくつで10になるか…例えば、8のカードが出たら2と答える、4のカードが出たら6と答えるなど)を答えていました。次々と答えていく児童たち。そこで、次に「計算の仕方の工夫」です。14+28+26という問題が提示されました。先ほどの補数を使って、4と6で10になることから、14+26を先に計算して40。そして、その40に28を足して68とすれば、暗算でもできそうです。さらに、47+34+16を提示。後ろの34+16がぴったり50になるので、その50に47を足して97と計算しやすくなります。児童から「一の位を0にした方が計算しやすい。」という声が出ていました。
 前の時間までの学習を丁寧に、そして、繰り返し振り返ることが定着につながります。もちろん新しいことも学んでいかなければならないので、どの程度、復習に時間をかけるかはポイントの一つです。
 さらに、本時の学習(本題へ…)。まずは、問題を提示。続いて、キーワードの確認。「キーワードは何ですか?」「『何個、残って』の『残って』がキーワードだと思います。」「『残って』はなに算ですか?」「ひき算です。」「そうだね。」
 「今日は、ひき算の筆算の仕方について学習します。では、ノートに筆算を書いてみてください。」…授業者(担任)は、子供たちの周りを歩きながら、手が止まっている子に助言を与えたり、できている子をほめたり、と声かけをしていきます。
 私は、ここで、教室を出てしまいましたが、このような丁寧な押さえが、子供たちの着実な学びへつながっていきます。子供たちの反応も良く、基礎・基本をしっかりと身に付けていく様子がよくわかりました。

【校長のつぶやき】休日ですが…(令和4年5月14日・土)

 今日は、午後から国府津学習館で「国府津地区社会福祉協議会総会」と「国府津地区防犯活動協議会総会」がありました。(間に、「国府津地区青少年健全育成協議会総会」も予定されていましたが、都合により中止となりました。)校長職は、それぞれ評議員、理事となっているので、両方の総会に出席させていただきました。国府津地区統一スローガン「子どもは宝 守ろう育てよう こうづっ子!」のもと、いろいろな活動が行われていることを改めて知り、地域の皆様に国府津の子たちが温かく見守られていることに感謝の思いを抱いたところです。

 その帰り道、国府津小のグランドでソフトボールの試合が行われていました。本校の児童も所属している国府津イーグルスが出場していたので、思わず足を止めて最後まで観戦していました。実力の高さに感心しましたが、それ以上に感心したのは、子供たちの礼儀正しさや心の美しさです。
 途中、私に気付いた何人かの子がきちんと挨拶をしてくれました。さらに感心したのは、子供同士でかけ合う言葉です。守備の際、ピッチャーが投げたボールをキャッチャーが後逸しても、決して責めることなく、ピッチャーもキャッチャーも互いに「ごめん。」と言葉をかけ合います。ピッチャーがなかなかストライクをとれないときも、仲間は緊張を解くような言葉がけをします。攻撃の際に、ストライクを見逃してしまったり、空振りしても同様です。試合に出てプレーをするというだけでも緊張する中、ミスをしてしまったと思うことで、その緊張が高まり、練習してきた成果が発揮できなくなることもありえます。しかし、仲間の温かい声かけが、固さをとり、のびのびとしたプレーにつながっていることが、見ていてよくわかりました。相手チームに対しても、プレッシャーを与えるような言葉がけを決してしません。(昔はよく相手のピッチャーやバッターにプレッシャーを与えるようなヤジも聞かれることがありましたが、今はそういうこともないのですね。何年かぶりにソフトボールの試合を見て、そんなことも感じました。)
 地域のチームで、スポーツを通して子供たちの心も育てていただいていることを感じたソフトボールの試合。休日ですが、国府津小に出向いたことで、すがすがしい気持ちにさせられました。

【校長のつぶやき】個に応じた指導・支援(令和4年5月13日・金)

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 今日は、実習生とともにラーニングルーム(LR)の授業を参観しました。本校には、1A組、1B組、2組と3クラス設置されています。45分授業を、少しずつ見させてもらいました。どのクラスも、一斉指導と個別指導を組み合わせながら、一人一人に応じた学びを行っています。プリント学習で計算学習を行ったり、カルタを使ってソーシャルスキルトレーニングを行ったり、…と教材・教具を工夫しながら、様々なアプローチで学びの場を設定しています。一人一人の興味・関心に応じて、教材・教具を用意することもあります。一人一人学びのペースも異なるので、担任一人だけでなく、支援員と役割分担をしながら支援にあたっています。
 教科や学習の内容によっては、通常学級の児童とも一緒に学ぶこともあれば、LRの3クラスが合同で学習に取り組むこともあります。そのため、事前の準備も綿密になされ、3クラスの担任同士の打ち合わせにも時間をかけています。

 LRの子たちはとても人懐っこく、授業中でも、私の姿を見つけると「あっ、校長先生だ!」と担任に伝えながら「おはようございます。」「こんにちは。」とあいさつをしてくれます。休み時間に会うと、よく話しかけてくれます。
 今日は、私がLRの授業を見ていると、パソコンを使っていた児童が、「校長先生のページ、あるよ。」と、本校のホームページの「校長のつぶやき」を私のところに見せにきてくれました。なんだかうれしくなり、「ありがとう。見てくれているんだね。」と返しました。その後、タイピングソフトを使ってゲーム感覚でキーボードのタイピングの練習をしていたので、「じゃあ、このことを今日の『校長のつぶやき』に載せるね。」と言ったら、「ありがとうございます。」と言われました。…というわけでアップします。見てくれるかな?

【校長のつぶやき】どのように歌うか、思いをもって…(令和4年5月12日・木)

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 教員は、初任者だけでなく経験年数等により研修を受ける機会があります。今日は、その研修の一環として、県西教育事務所から教育指導員さんが来校され、授業研究を行いました。授業を参観後、約1時間、授業者が教育指導員さんより指導助言を受けるというものです。その授業を、私も教育実習生とともに参観しました。音楽専科による音楽の授業、学年は4年生です。
 「歌のにじ」という曲をどのように歌うか。まずは、前の時間(昨日)に録音した自分たちの歌を聴き、感想を述べるところから…。「高い声がちょっと…」「音程がずれている。」「声が大きすぎ。」などの感想が出てきました。「昨日より素敵に歌うためにどうしたいいでしょう。」の問いかけに、「そのときにどんな気持ちかを考えながら歌うといい。」「優しく」「ふんわりと」などの意見が出てきます。そこで、この曲の楽譜をもとに、どこをどのように歌うといいか、思ったことを各自が書き込んでいきます。「山になるところはどこだろう?」「3段目のところ、虹という歌詞があるから。」「だんだん高くなっている。」「どんな気持ちで歌いたい?」「本当に虹をかけようという気持ち。」…など、子供たちは、自分たちの思いを次々と発表していきました。
 素直な4年生の子たち。音楽の時間、ただ歌うだけでなく、曲に込められた思いを自分なりにどう感じ取り、どのように表現するか…。子供たちは一生懸命考えていました。最後に思いを込めて歌ってみました。「昨日より素敵に歌えたと思う人。」の問いかけに、多くの子が挙手をしていました。
 曲想を意識し、歌い方を工夫していく…このような音楽の授業が今後も増えていくことでしょう。

【校長のつぶやき】自分だったらどうする?(令和4年5月11日・水)

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 初任者・実習生とともに、5年生の道徳の授業を見ました。
 扱う教材は「手品師」という小学校道徳の教材としては昔からある有名な教材です。大まかなあらすじは次の通りです。
 「売れない手品師がいました。ある日、街で手品師は男の子に出会いました。男の子はお父さんが死んでお母さんが仕事でひとりぼっち。手品師は元気を出してほしいと、男の子の前で手品を披露します。男の子には笑顔が戻り、明日も来ると約束をしました。その日の夜、手品師は友人から大きなステージに明日出られると誘われます。友人は『二度とないチャンスだ。』と言います。手品師は迷いました。」

 授業は、「自分だったらどうするか?男の子との約束を守るか、大きなステージに行くか。」ということを中心に展開していきます。子供たちは、その中間も入れて、自分の立場とその理由をワークシートに書きます。そして、黒板上に自分の立場をネームプレートで貼って示しました。その後、理由を発表していきます。最後に、友達の発表を聞いたうえで、自分の立場をもう一度見直し、ワークシートに記入します。

 この授業ですばらしいなと感じたことは、まず、どの子も自分の考えをしっかりともち、ネームプレートを貼ることで自分の立場を表明していることです。完全に二者択一というわけではなく、迷いつつ「どちらかというと、こちら寄り」というように中間の立ち位置も許されます。そのため、自分の考えが表現しやすいのです。
 そして、多くの子が理由をきちんと述べることができました。さらに感心したのは、友達の発言を聞いて、「なるほど」「確かに」「あ〜、そういうことか」など、自分の考えと照らし合わせながら、見つめ直している姿がうかがえたことです。友達の考えを聞いたうえで、さらに自分の考えを述べている子もいました。
 最後に、自分の立場を変えた子も10人ほどいました。友達の発言を聞いたからこそ、自分の考えを見つめ直し、立場を変えたと言えるでしょう。もちろん立場を変えないからと言って、友達の発言を聞いていなかったわけではありません。逆に友達の発言を聞いて、自分の最初の考え・立ち位置を一層強めた子もいるでしょう。
 その自分の考えの変わりようをワークシートに最後に記入することで、自分自身の本時の学びの振り返りにもなり、教師も子供の考えを見取ることができます。
 どちらが正しいというわけではありません。手品師の思い、男の子の思いをいろいろな視点から見つめ、考え合うことで、自分自身の生き方に生かすことが大事です。そのような大事なことができているような授業を見させてもらいました。

【校長のつぶやき】インタビューをしよう(令和4年5月10日・火)

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 本日、6年生が修学旅行に出かけ、18時くらいに引率している教頭から、ここまで無事に旅行も進み、宿に入った旨、連絡を受けました。中禅寺湖で遊覧船に乗る予定でしたが、湖の水が少なかったため、遊覧船の運航ができず、ここだけ予定の変更があったとのことです。今のところ、発熱等の不調を訴える子もいないとのことでホッとしています。お泊まりならではの楽しい夜が控えていますが、他人に迷惑をかけず、そして、自身の体調も考え、それなりに楽しんでもらえればと思っています。

 さて、昨日もお話ししましたように教育実習生が来ているので、入っている学級以外の授業も参観する場が設けられています。せっかくなので、私も一緒に行けそうならば見させてもらおうかなと思っていたのですが、今日の参観授業は最後の10〜15分くらいしか見ることができませんでした。
 5年生の国語の授業でした。友達へインタビューをする計画を立てているところでした。友達の好きなこと、得意なことなどをまず書き出し、そのことをさらに詳しく聞くために、どんな質問が考えられるだろうかということを書き出していました。クラス替えをしたばかりなので、知ってそうで知らない友達のことがいろいろとありそうです。どの子も興味津々、意欲的に取り組んでいました。考えている中で、「聞かれたら嫌だろうな。」ということも配慮している様子も感じられました。授業者は机間指導をしながら、なかなか思いつかない子に対してへの助言をはじめ、様々な視点でアドバイスをしています。インタビューをするための技能の習得だけでなく、同時に心の学びもなされているのです。
 誰かと一緒に学ぶ、人と関わりながら学ぶということの良さはそこにあります。集団で学ぶことの意義、実習生にも感じ取ってもらえたでしょうか…。

【校長のつぶやき】ようこそ、教育実習生(令和4年5月9日・月)

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 本日から4週間、教育実習生が来ます。本校の卒業生。4年1組の学級に入って実習を行うことになりました。全国的に教職希望者が減少しているという中、教職を目指す若者がいるということは、教育現場にとってありがたいことです。
 2時間目に校長講話があり「教育実習で期待すること」というテーマで話をしました。とにかく、児童と一緒にいる時間を大切にし、一緒に遊び、たくさん話をして、まずは児童との関係づくりをしてほしいということ。そのような中で、児童の思いを受け止めながら、いろいろな思いをもっている児童がいることを感じ取ってほしいということを話しました。
 同時に教科指導を行っていくことになるので、まずは授業を見る視点を決めて、4年生はもちろん、いろいろな学年の授業、いろいろな教科の授業を見てほしいということも話しました。そして、どのような授業を目指すか…本校の学校教育目標やグランドデザインをもとに話をしました。
 子供たちと一緒に過ごしているところを見させてもらいましたが、いい雰囲気でスタートしているようです。教育実習での経験は、教員になった後に常に立ち返るような土台ともいえるものになります。本校の実習が貴重な経験になったと言えるような実習にしてほしいと思います。

【校長のつぶやき】「えっ、なんで?」から学習問題を作る授業(令和4年5月6日・金)

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 ゴールデンウィークの合間、子供たちは「まだ休みたいな。」という思いで登校しているのかなと思いきや、意外と「学校に来るの、楽しみ。」と言っている子とたくさん出会いました。「授業はどんな感じで受けているのかな?」と思いながら、校内を回っていると、どのクラスも課題に熱心に取り組んだり、楽しそうに活動したりしている姿に出会いました。そのような中で、偶然通りかかったときに盛り上がっていたクラスがあったので、しばらく足を止めて眺めていました。

 5年生の社会科の授業です。授業者が風景の写真を提示していきます。1枚目は雪が積もっている風景の写真。「何月だと思う?」の問いに、次々と手が挙がり「1月」「2月」「12月」の声。3つの月が出たところで、全員に「どれだと思う?」と問いかけ、これだと思うものに挙手します。続いて、2枚目…桜の花が咲いています。「4月」「3月」「3月の終わり」などの声。同様にどれだと思うか確認。最後に3枚目、海でマリンスポーツを楽しんでいる写真です。「8月」「6月」「7月」「9月」などの意見が聞かれました。こちらもどれだと思うか確認をしました。
 「では、正解発表。まず、真ん中の桜が写っている写真は、…4月です。」「やっぱりね。」「どこの写真だかわかりますか?」「小田原城でしょ!」…さすが、地元のことはバッチリです。
 「続いて、1枚目の写真は…4月です。」「えっ〜?」「雪があるのに?」
 「最後の3枚目の写真は…」勘のいい子はここで気がつきます。「そういうことか、これも4月?」「そう、これも4月です。」「夏みたいなのに…」
 「先生、これ、同じ場所じゃないですよね?」「○○君、いい質問だね。みんな、○○君の質問、聞こえた?それぞれ違う場所です。ちなみに、全部、日本です。」
 「何か、気付いたことや疑問、ありますか?」「4月なのに、なんで雪があるの?」「夏の格好しているのになんで4月?」「ふつう4月なら、海で楽しんでいる場合ではない。」などの声が出てきました。
 「では、これらをもとに、これから勉強していく課題を作ってみよう。」子供たちがいろいろな言葉を発しながら、「どうして同じ4月なのに、違って見えるのかな?」という学習問題が作られました。

 教師から一方的に提示された課題を学習するといった受け身の学びではなく、子供たちの気付きや疑問をもとに、自分たちが知りたい、調べたい、解決したいことを学習問題にすることで主体的な学びにつながります。学びの意欲を高めていくことにもつながるでしょう。もちろん、子供の気付きや疑問に何でも乗っかればいいというものでもありません。授業者として、当然指導のねらいがあり、価値ある学びにつなげなければなりません。そこで、大事になってくるのは、どんな気付きや疑問が出てくるだろうかという予想をもとに教材を考え、組み立て、提示の仕方を工夫するということです。
 教室の前を通りかかった瞬間に、そのような工夫の雰囲気が漂っていたので足を止めてしばらく眺めてしまいました。授業者と子供が一体となったいい学びの場面を見ることができました。「ゴールデンウィークだからといって、授業づくりに手を抜いていません。」授業者のそんな意気込みも感じられました。

【校長のつぶやき】5月2日は「国府津の日」(令和4年5月2日・月)

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 今日、5月2日は「国府津の日」となったそうです。国府津商工振興会が、地名の語呂合わせで「5月2日」を「国府津の日」にしようと日本記念日協会に申請し、昨日5月1日付で登録が決まりました。

 そして、本日、その「国府津の日」より、JR国府津駅ホームの発車メロディーが童謡「みかんの花咲く丘」に変更されました。昭和21年8月24日午後、伊豆に向かう東海道線の車内で作曲していた作曲家の海沼實さんが、悠然とたたずむみかん山と雄大な海を見て、その情景から前奏のメロディが浮かんだそうです。その場所が国府津駅付近ということから、この曲を地域に根付かせようと国府津商工振興会が中心となり、国府津駅の発車メロディの変更が実現しました。これを記念し、前述の記念日の制定も実現したそうです。
 詳細は、小田原市の広報5月号をはじめ、タウンニュースや各新聞にも掲載されています。昨日、国府津駅で記念セレモニーが行われ、本校の何人かの児童が「みかんの花咲く丘」をそこで歌ったということも掲載されていました。
 発車メロディーは、国府津駅の1番線から5番線までホームごとにアレンジされ、5種類のメロディーがあるそうです。明日からまた3連休。国府津駅を利用される方もいらっしゃるでしょうか。国府津駅を利用される際、ぜひ耳を傾けてみてください。

 3連休…とりあえず天気はよさそうですね。放課後、遊びに来ていた4年生が担任と話していて、「3連休で休むより、学校に来たいな。」と言っているのが聞こえました。そのようなことを言ってもらえる担任、幸せ者です。
 お出かけするなり、ご自宅近辺で過ごすなり(我が家はきっと部屋の掃除と庭掃除…)、いずれにしても充実したゴールデンウィークをどうぞお過ごしください。

【校長のつぶやき】頼もしい2年生!(令和4年4月28日・木)

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 以前、「校長のつぶやき」で2年生が1年生を連れて学校案内するために、校長室を取材しに来たことに触れましたが、今週、26日(火)に1組が、そして、本日、2組と3組が実施していました。26日は、私が出張のために立ち会えませんでしたが、本日は、いくつかのグループと出会えました。(1・2時間目に4年生の書写の授業に入っていたので、その間に来たグループとは会えませんでした。)
 ちょっと元気でやんちゃなところもある1年生を、2年生は一生懸命並ばせたり、静かにさせたりしながら、説明をしていました。「校長室のソファーや、『校長先生の椅子』に座ってもいいよ。」と言ったら、1年生も2年生も無邪気に喜んで座っていましたが…。校長室だけゆっくりしていくわけにもいかないので、時間を意識しつつきちんと切り替えて次の部屋に案内をしていました。「失礼します。入ってもいいですか。」「ありがとうございました。失礼しました。」などのあいさつもできていました。2年生の姿を見習って1年生も同様にあいさつをします。お兄さん、お姉さんらしい頼もしさを感じました。下級生を迎えることで、気持ちの面で着実に成長していくのですね。

【校長のつぶやき】PTAオンライン総会、ありがとうございました(令和4年4月27日・木)

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 本日は、オンラインでのPTA総会にご協力いただき、ありがとうございました。PTA役員、常置委員会の代表としてご出席いただいた皆様は、特にリハーサルをすることもなく、お越しいただいてすぐにオンラインへのご対応をしていただきましたが、滞りなくスムーズに進行できたことに、心より感謝申し上げます。
 「臨機応変」…コロナ禍になって、最も求められていることかもしれません。保護者の皆様、本校の職員にも、臨機応変な対応を求める形になりましたが、実行に移し、やり遂げてしまうことに、「すごなぁ。」という言葉が出てくるばかりです。前任校でよく「ピンチはチャンス」という言葉を使ってきましたが、まさに体育館が使用できないというピンチを、オンラインを総会で活用するチャンスだととらえ、新たな可能性を追究することができたといえます。
 今回のように、「こんなことができないだろうか?」と提案をしたときに、その可能性に向けて動き出す職員。自分だったら、「大変そう。」「機器の使い方もまだよくわかっていないのに…。」とかネガティブにとらえそうですが、本校の職員は本当にポジティブです。だから、機器の使い方の習得も速いのでしょう。頼りになるITリーダーもいますし…。
 そして、この新しい提案を受け入れてくださるPTA役員の皆様をはじめとする保護者の皆様の柔軟さ。
 私の中では、今日の総会は、いろいろな意味で「すごいなぁ」と感じる出来事でした。改めてありがとうございました。

【校長のつぶやき】明日はPTA総会&懇談会(令和4年4月26日・火)

 今日は、朝9時から酒匂中へ出張、お昼に学校に戻り、昼過ぎ14時から芦子小へ出張と、ほとんど学校にいませんでした。学校にいる間、検食の他に、文書の確認・整理・決裁等の事務処理、電話対応に追われ、なんだかあわただしく1日が過ぎた感じです。

 さて、明日はPTA総会と懇談会があります。学年・学級によっては、懇談会資料を用意しているところもおり、今日もその文書が管理職の方にも回っていました。先日の懇談会はあまり時間がなかったため、実質、明日の懇談会が担任とじっくり交流できる初めての場になるかと思います。多くの方のご出席をお待ちしております。(お天気も回復方向に向かっているようですし…)
 PTA総会については、以前、ホームページの「PTA運営委員会」の記事で触れましたように、オンライン配信で行います。2階の研修室を本部(発信場所)とし、PTAの役員の皆様はそこにお集まりいただきます。保護者の皆様におかれましては、ご自身のお子様の教室でご出席いただき、タブレット端末からテレビに映し出される映像をご覧いただく形で、総会を開催します。
 昨日、子供たちが帰った後に、職員みんなでリハーサルをしました。質問や意見があった場合を想定し、各教室から声が本部まで届くか、逆に本部から各教室へ返せるかも確認済みです。(リハーサルでは、なぜか各担任から校長への質問コーナーになってしまい、「校長先生の好きな○○は何ですか?」など、質問攻めになりました。そういう趣旨ではなかったのですが…)協議事項に対する決議のとり方として、いつものように拍手をしてみて、本部の研修室から各教室の映像を見て判断できるかも確認しました。PTA役員の皆様のご紹介や職員紹介も映像を通して行います。
 オンライン配信でPTA総会を行うという画期的な体験ができます。多くの方のご出席をお待ちしております。

【校長のつぶやき】スクールボランティア(令和4年4月25日・月)

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 このホームページの「できごと」の欄でも触れましたが、本日、ボランティアさんのご協力により、朝の読み聞かせがありました。11人のボランティアさんのご協力により、1〜4年生の全11クラスで、本や紙芝居を読んでいただきました。担任による読み聞かせとは一味違う読み方や読み物の選択、そして、ふれあいは子供たちにとって貴重な機会となっています。さらに、その時間を活用して、担任は教室を離れ、5・6年生とともに委員会の活動を行うことができます。授業時数の確保が厳しくなっている中で、このような形で委員会活動の時間が確保できるということは、学校としてもありがたいことです。
 読み聞かせ後、ボランティアの皆さんをコーディネートするコーディネーターさんとお話をしました。コロナ禍ということもあり、感染対策のために外部の方との関わりを減らしていく傾向がありますが、コロナ禍ということを抜きにしても、スクールボランティアの活用機会が減ってきているとのことでした。
 私は、前任校で書写の授業を担当していましたが、書き初めの時間(練習・本番ともに)、多くの地域のボランティアの方にご指導やお手伝いをいただき、大変助けていただきました。担任をしているときにも、生活科や社会科、総合的な学習の時間などで、ボランティアやゲストティーチャーなどいろいろな方にお世話になった記憶があります。人手がほしいときに助けていただくということもあれば、専門的なお話をいただいたり技術を教えていただいたりということもありました。いくら小学校教員がすべての教科を教えることができると言っても、やはり限界があります。子供たちにとっても、専門的な方に教わった方が興味をもって身に付くこともありますし、授業者一人で行うよりも多くの方に助けていただいた方が効率的、効果的に学習活動が展開することもあります。一方で、ボランティアさんをお願いする際に留意しなければならないこともあります。
 コロナが収束した際には、今一度、どのような場面でどのようなご協力の仕方をボランティアさんにお願いできるか、職員とともに考えていければと感じています。
 今日の読み聞かせのように、子供たちのためにお力添えいただける方々がいらっしゃることに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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