【校長のつぶやき】防災を考える(令和5年1月17日・火)

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 28年前の今日、1995年(平成7年)1月17日早朝の5時46分、阪神・淡路大震災が起きました。
 28年前、早起きができずにいつも朝ぎりぎりに出勤していた私は、学校に着いて、職員室のテレビのニュースで初めてその悲惨な光景を目にしたことを覚えています。その後、何日間かは火災も収まることなく、高速道路が倒れていたり、ビルが倒壊したりしている様子がニュース映像で流れ、日が経つにつれて、これまで見たこともない大きな災害であるということに恐怖感を抱いていました。私たちが住んでいる神奈川県西部もいつこのような大きな地震が起きても不思議ではないと言われていた頃です。
 当時、6年生を担任していた私は、ちょうどこの時期に社会科で政治に関する学習をすることから、災害にあった場合、国や県・市などの地方自治体はどのようなことをするのだろうということを新聞やニュースなどをもとに、何時間かにわたって授業をした覚えがあります。現実の災害と学習が同時並行であったため、十分な教材も集められず、教材研究も不十分でしたが、目の前の教え子たちは切実感をもって学習に取り組んでいました。

 時が経つにつれて、災害に対する人の記憶は薄れていき、対策も緩みがちになります。いつ、自分の身の回りに起きても不思議ではないという覚悟をもって、今一度、備えや心構えについて、見直しができれば…と思います。
「天災は忘れた頃にやってくる」「備えあれば憂いなし」「自分の命は自分で守る」

【校長のつぶやき】学んだこと、調べたことをまとめる(令和5年1月16日・月)

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 3年生は、ここのところ、総合的な学習の時間で、学んだこと・調べたことを模造紙などにまとめています。小田原市に関することをいろいろな視点で調べてきましたが、これまで民俗資料館の学芸員さんや図書館の方などをお招きして、いろいろなお話も伺ってきました。本やパンフレット、インターネットなど、いろいろな所からも情報を得ています。
 たくさんの情報から、自分たちが重要だと思ったことを絞り、要点とともに、視覚的にも分かりやすく絵やグラフ、表などを入れていきます。前提として、伝える相手を意識して、どうしたら興味をもって聞いてくれるかということも考えて、「まとめ」を作っています。
 限られた紙面に、どうレイアウトをするか、どのようにすればインパクトのある構成にできるか…ということも3年生なりに考えているようです。
 このような作業を通して、自分たちの学んだことを見直し、再構築していきます。この後、発表の練習を行い、最終的には、互いのクラスと保護者の皆様に発表をするようです。子供たちがいろいろと考えながら「まとめ」を作っているということを意識していただいたうえで、発表をお聞きいただければ…と思います。どうぞお楽しみに…。

【校長のつぶやき】「駅伝」の起こりと土岐善麿(令和5年1月15日・日)

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 NHKの「チコちゃんに〜」の年始拡大版スペシャルをビデオで何気なく見ていたら、「駅伝ってそもそも何?」のところで、本校の校歌の作詞家:土岐善麿氏が出てきたので、びっくりしました。土岐氏が読売新聞社に勤務していた際に、駅伝を企画し、その時、初めて「駅伝」という言葉が使用されたとのこと。ただ、この企画が大赤字だったので、責任を問われて読売新聞社を退社し、翌年、朝日新聞社に入社したことも扱われていました。このことは、2019年の大河ドラマ「いだてん」でも取り上げられていたそうです。(「鎌倉殿の13人」は見ていましたが、「いだてん」は見ていなかったので、初めて知りました。もし見ていたとしても、その時は「土岐善麿」という名前を意識していなかったので、スルーしていたとは思いますが…。)
 あらためて、ウィキペディアなどで「土岐善麿」を調べてみると、そのことがしっかり掲載されていました。
 昨年末に「土岐善麿」氏のことを調べて、このホームページに掲載したばかりだったので、「駅伝」のこともホームページに追記しておきました。
 「国府津小の校歌の作詞家は、駅伝を始めた人なんだよ。」って、自慢できそうではないですか?

【校長のつぶやき】1年生、午後の授業も元気!(令和5年1月11日・水)

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 冬休み明け2日目。今日から給食も始まり、1〜4年生は5時間授業、5・6年生は6時間授業でした。
 2週間以上の休み明け2日目にして1年生も5時間授業なんて、学校生活に慣れていない体だと疲れを感じ、だらけてしまっていないだろうか…とちょっと心配しながら、校内を回りましたが、そのような心配は全く必要ありませんでした。
 道徳の時間でしたが、一生懸命、挙手をして発言している姿がたくさん。発言している子を見たり、前にいる教師の方ではなく友達の方を見て発言していたり…という姿に、成長も感じました。

 保育園だったら午睡(お昼寝)をしている時間。読んだり書いたり、話したり聞いたり、そして、考えたりする姿を見て、頼もしささえ感じます。後50日ほど、学校に来れば、2年生に進級。かわいい新1年生を迎えます。上級生としての自覚も育ってきているのでしょうか。

【校長のつぶやき】子供たちが学校に戻ってきました(令和5年1月10日・火)

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 後期が再開しました。子供たちの元気な声も学校に戻ってきました。1月にしては、思ったより寒くなく、「久しぶりの学校」という点では適度な気候でスタートすることができてよかったです。
 席替えをはじめ、学級のことをいろいろ決めている学級、凧あげやカルタなどお正月遊びを楽しんでいる学級、いきなりテストをしている学級、普通に学習を進めている学級…時間をおいて2周ほど回ってみましたが、いろいろな風景が見られました。
 長期休みの後は、なかなか学校に足が向かないという子もいるかと思います。特に冬は、寒くて朝起きるのも辛いですし…。友達とのトラブルやわだかまりを抱えている子もいるかもしれません。学校(担任)がなかなか気付けずにいたり、気付いていても児童同士が納得できるような指導ができていなかったりすることもあるかと思います。ご心配な点がありましたら、遠慮なく学校までご連絡ください。

 冬休み明け初日、理由はいろいろですが、出席停止の児童も十数人います。引き続き、感染対策・予防へのご協力もお願いいたします。

 2023年、子供たちが「来たい」「楽しい」と思えるような学校になれたら…と思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】校歌を聞く機会(令和4年1月6日・金)

 始業式、終業式、卒業式などの儀式や運動会などの行事で歌うことが多い「校歌」。コロナ禍の影響で各種の行事が短縮され、「校歌」を歌ったり聞いたりする機会がめっきり減りました。
 私は国府津小に赴任してから、おそらく2回くらいしか「校歌」を聞いていないように思います。赴任した4月当初の始業式・着任式で「校歌」が流れたかな?次第が書かれている資料を読み直すと、「校歌」がCDで流れることになっていますが、正直なところあまり記憶がありません。ごめんなさい。はっきり聞いたと言えるのは、「みかんの花咲く丘ファミリーコンサート」で、出場した児童の皆さんが歌っていたのを聞いたときです。このときは、アンコールでも再度歌っていたので、よく覚えています。この時、国府津小の校歌を初めて聞いたような気持ちになっていました。入学後、1年生は音楽の時間などで「校歌」を学ぶとは思いますが、コロナ禍になってから入学した3年生以下の子たちは、はたしてどのくらい歌えるのでしょうか?なんだか少し不安に感じています。

 12月の半ばに、私が初任校(片浦小)でお世話になった当時の校長である渡辺喜充先生から、お電話を頂きました。直接お世話になったのは約30年前、お話をするのは20年ぶりくらいでしょうか。渡辺先生は50年近く前、国府津小学校に勤務されていたそうで、そのご縁でお電話をくださったのです。その時のお話の中で、校歌のことが話題になり、本校の校歌を作られた方が著名なことを伺いました。そのことがきっかけで、作詞家・作曲家の方について調べたことを、このホームページの「校章・校歌」のページに掲載しましたので、よろしければご覧ください。

 国府津小出身の保護者の方、地域の方も多くいらっしゃるかと思います。校歌って結構覚えていらっしゃるのではないでしょうか。私も、自分の出身校の校歌は覚えています。今の国府津小の子供たちにも校歌が心に残り続けていてほしいなと思います。次に子供たちから校歌が聞けるのは、卒業式でしょうか…。
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【校長のつぶやき】2023年スタート!本年もよろしくお願いいたします(令和5年1月5日・木)

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 2023年(令和5年)が始まりました。昨日は、学校閉庁日でしたので、本日が学校にとっての仕事始めです。学校の場合、会社や役所のように、仕事始めの日に一同が会して、長の言葉や抱負などの話があってスタート…といったようなことはありません。児童が登校する冬休み明けの初日にはそのようなこともありますが、今日は、数人の職員が出勤しているといった状況です。明日は出勤する職員も増えそうです。冬休み前に担任の体調不良により急きょ延期させていただいた教育相談を、本日、何件か実施いたしました。明日も実施する学級があるようです。ご協力ありがとうございます。

 休み中、箱根駅伝や大学ラグビー、高校ラグビーなどを見る機会がありました。各チームがこれまでどのような練習をしてきたのか、監督や選手の関係などの話題もテレビや新聞で報道されます。「教え過ぎずに選手に考えさせる」「選手のやる気を引き出す」など、指導者によって、様々な指導の仕方があることにあらためて気付かされました。
 これは、教育にも同じことが言えます。どのような指導によって、どのような子を育てていきたいか…教師によっても教育観は様々でしょう。もちろん私にも理想とする教育観、授業観があります。国府津小に赴任して2年目を迎えようとしています。校長として学校経営のビジョンをどうもつか、この正月に考える時間に恵まれました。内容は、そのうち追々…。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】ホームページへのアクセス件数108000件超え(令和4年12月31日・土)

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 2022年(令和4年)も今日が最終日となりました。
 今年度(令和4年4月〜令和5年3月)の本校のホームページアクセス件数が108000件を超えました。今のホームページの形式になったのは、2013年(平成25年)で、今年度がちょうど10年目になるそうです。本校の管理者画面では、年度ごとのアクセス件数が記録されていますが、108000件超が10年間の最高記録となります。これまでの最高記録は、2020年度(令和2年度)の106603件、次いで、2021年度(令和3年度)の97124件でした。年末とはいえ、まだ年度途中なので、今年度の件数はさらに増えていくことと思います。
 多くの方にご覧いただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。これまでも、多くの保護者の方、子供たちをはじめ、地域の方や他校の教職員等、様々な方から、ホームページを見ている旨、お話を頂きました。情報を発信している側としては、大変うれしく思います。
 ただ、1日の訪問者件数を見ていると、まだご覧いただけていない保護者の方も多いように感じます。少しでも多くの保護者の方にご覧いただけるよう、今後も、本校の魅力的な教育活動(子供たちや教職員の姿)を発信していきたいと思います。

 コロナ収束どころか、インフルエンザとのダブル流行もささやかれている今日この頃。また、世界では争いも続き、日本でも防衛費増額が検討されることに…。円安等で物価上昇、様々な商品の値上げ検討など、消費者側としては厳しいニュースも続きます。来年は穏やかな1年になることを願わずにはいられません。
 2022年(令和4年)、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】卒業文集、一足先に読ませていただきました(令和4年12月27日・火)

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 「冬休みに入る前に原稿完成」を目指して、6年生が一生懸命書いていた卒業文集。誤字・脱字等はないかの最終チェックを、各担任はもちろんのこと、教務・教頭と順番に読み、今日、私が読ませてもらいました。テーマは、皆、一緒…「35歳の自分(23年後の自分)へ」です。35歳の自分に語りかけるように、小学校生活を振り返りながら、思い出や今頑張っていること、現時点での夢などについて、書いていました。
 一人一人の素直な思いが表現されていて、6年生90人分、楽しく読ませてもらいました。クラスのページも、各クラスの編集委員を中心にいろいろなテーマで楽しくまとめられていました。
 23年後、「当時の自分はこんなことを考えていたんだ。」という思いで読み返してみるのもおもしろそうですね。「友達との今のつながりが、ずっと続いているかなぁ。」と書いている子もいました。そう思えるような友達と出会えたこと、仲間でいられたこと、ぜひ大事にしてほしいなと思います。いくつになっても、集まれば、すぐに小学校時代の間柄に戻れるような関係でいられたら、なお素敵ですね。

 すでに将来の夢がある子、まだ「夢」と言えるようなものがない子、いろいろだと思いますが、とりあえず、今しかできないことを充実させてほしいと思います。残りの3か月の小学校生活、満喫してください。そして、絆をより深めていってください。

【校長のつぶやき】子どもたちの楽しみ(令和4年12月25日・日)

 冬休みに入りましたが、皆さん、どのようにお過ごしでしょうか?

 冬休みに入る前日(23日・金)、帰りの会に入る直前、教室にいない担任を待っている間の5年生の教室をのぞいたら、子供たちが、「校長先生、サンタクロースって本当はいませんよね。」「校長先生、サンタクロースっていますよね。」と、「いる派」「いない派」の両方の立場の子たちから声をかけられました。「えっ?サンタクロースっているでしょ。」と答えると、「校長先生、子供たちの夢を壊さないようにって思って答えているのかもしれませんが、本当のことを言ってください。だって、うち、何日か前にもうプレゼントが用意されていましたよ。」という子。「そんなことはない。ちゃんとサンタクロースは欲しいものの手紙を受けて、かなえてくれている。」という子。サンタクロースに手紙が届いているって毎年ニュースでも扱っているような…。
 小学校の教員をしていると、たびたびこのような論争に出会うことがあります。でも、5年生の教室でこのような論争が聞けるとは…。
 皆さん、どのようなクリスマスを迎えたのでしょう?

 さて、国府津の子たちにとって、この時期、もう一つの楽しみ。それは、菅原神社の天神祭。今年は、久しぶりに出店が出るということもあって、楽しみにしていた子が多いようです。私も、17時ごろ〜19時半ごろまで、見に行きましたが、多くの小学生に会いました。「あっ、校長先生、こんにちは。」「校長先生も買いに来たんですか?」など、多くの子が話しかけてくれました。「何を買ったの?」と尋ねると、食べ物やくじで当てたものまで、いろいろな物を手に入れた様子。お賽銭をあげて、お参りをした子もいたようなので、「何をお願いしたの?」と尋ねたら、「人に話したら、願いが叶わないっていうじゃないですか。」と言われ、「そうだね。」と反省。お守りを買っている子もいました。

 宗教的にはいろいろですが、子供たちにとってどれも楽しみなこと。コロナ禍でも、このような楽しみがあることが救いです。

 お祭りの見守りに来てくださったPTA校外委員の皆様、育成協の皆様、子供たちの安全のためにご協力いただき、ありがとうございました。
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【校長のつぶやき】2022年最後の1日(令和4年12月23日・金)

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 明日から冬休み。2022年(令和4年)の課業日は今日が最後です。朝会で、9〜12月の振り返りについて話をしました。一人一人、しっかりと振り返りをし、1月以降の生活に生かしてほしいと思います。

 今日、私は、1・2校時、5年生の書写(書き初めの練習)を見させてもらいました。さすが5年生といった態度で取り組んでいました。その後、5年生は全クラスとも3校時目は各クラス「お楽しみ会」、4校時目は大掃除をして過ごしていました。
 3校時目、校長室で文書処理などの仕事を少しした後、4校時目にかけて、他の学年の様子を見に、校舎内を回りました。最後の最後まで授業をしているクラス、「お楽しみ会」で和気あいあいと楽しんでいるクラス、5年生同様、大掃除をして新年を気持ちよく迎えようとしているクラス…いろいろでした。
 最後の方に回った6年のあるクラスで、他の学級とは一味違った「お楽しみ会」をしていたので、廊下から眺めていたら、そのクラスの児童が私に気付き、「校長先生、どうぞ見ていってください。」と中に引き入れてくれました(椅子付きで)。演奏、手品、とあるテーマパークのアトラクションのパロディ、Chromebookを活用した手作りのお笑いネタ(物語、心霊写真など)、小グループで考えた出し物が次々と展開されていきます。そして、最後に担任への心温まるメッセージがサプライズでChromebookから映し出されます。担任は感動モノでした。

 各学級、いろいろな最終日を迎えました。楽しい冬休みになることを祈っています。

【校長のつぶやき】子供たちと共に過ごせる時間があることの幸せ(令和4年12月21日・水)

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 今週は3人の担任が療養のためお休みをいただくことになったため、急きょ、いろいろな学級に入ることになりました。1年生の国語や算数、英語、2年生の国語、5年生の総合的な学習の時間や家庭科、理科、そして、日ごろから担当している3年生の書写など、この3日間でたくさんの子供たちと会話ができました。テスト監督のような時間もありますが、子供たちに教えたり、一緒に考えたりするような授業は、やはり楽しいです。
 幸い、子供たちも私のことを受け入れてくれるので、授業を通して、子供たちと「わかった」「できた」と思える瞬間を共有できることに「幸せ」を感じます。あらためて、自分は教職の道を選んでよかったなと思う瞬間です。「先生、見て。できたよ。」という言葉もどれだけうれしく感じることか…。授業の内容とは別に、子供たちと会話をしているだけでも楽しいです。

 保護者の皆様方には、担任が休むことで様々なご心配をおかけしているかと思います。子供たちも不安を抱えていることでしょう。そのような中で、このような個人的な感情をお話しするのは、ある意味、不謹慎かとも思いますが、皆様のご心配や不安が少しでも軽減できて、通常の授業と同じような教育活動ができるよう、私たち級外の職員も努めてまいります。
 冬休みまであと2日間となりましたが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】かわいい珍入者あり(令和4年12月20日・火)

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 放課後、国府津小学校前のバス停から西側昇降口へ向かう道を、カルガモが1羽歩いているという情報が入りました。ちょうど、5時間授業で終わる下校時刻。私以外に誰も職員室にいなくなってしまうので、ちょうど下校指導に出ていた1年生の担任に声をかけ、「子どもたちが触らないように…」とお願いしました。
 しばらくすると、「校長先生、大変です。カモが昇降口に近づいていて来ています。」と1年担任がインターホンで知らせに来ます。職員室にも人が戻り始めたので、私が見に行こうとすると、途中のベンチの下に隠れているとか…。私が近づくと、反対の方へ歩いていきます。
 車道に方へ追い出してしまうと、車にひかれてしまうかもしれないし、昇降口の方へ追いやると子供たちが大騒ぎするだろうし…。どうしようかなと思っていると、何人かの児童が見つけて、珍しそうに眺めたり、追いかけたり…。「追いかけたりすると、きっと怖がって逃げているのだろうから、かわいそうだよ。」と声をかけました。「校長先生、学校で飼いましょうよ。ウサギ小屋があるし…」などと言う子もいましたが、「自由を奪ってしまうことになるしね。」と、それはさすがに却下しました。
 カルガモは、しばらくすると、防球ネット際の草むらに紛れ、座り込んでしまいました。子どもたちも帰り始め、とりあえずもう触ろうとする子もいないだろうという頃に私も引き上げました。人がいると怖がって動かないだろうなと思い…。

 さて、その後、カルガモはどこに行ったのでしょう?仲間と会えたのでしょうか?安全な場所にたどり着いたのでしょうか?とにかく無事であることを祈っています。

【校長のつぶやき】フラワーロードに新しい花が…(令和4年12月16日・金)

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 本日、6年生がフラワーロード(国府津小学校東側の県道)にパンジーの苗を植えました。この取組は、平成30年6月の「PTA親子清掃」の中で、二十数年前からフラワーロード事業に取り組んできた自治会の皆様とともに花を植えたのが始まりだそうです。翌年の令和元年11月には6年生が葉ボタンを植え、令和2年度、令和3年度と2月にパンジーの植え付けを行ってきました。そして、昨年(令和3年)9月には、国府津小が「神奈川県都市緑化功労者知事表彰団体」として表彰されました。
 今年度は、自治会の植え付けの時期と合わせ、12月に植え付けをしました。水やりや除草などの管理も継続的に行い、きれいな花でいっぱいになることを期待しています。そして、この道を通る街の皆様の心が少しでも癒されれば…きっと植えた子供たちもうれしい気持ちになることと思います。
 さらに、子供たちには、自分たちで街を美しくしていくという気持ち、花と緑を愛する心も育むことができればと思っています。そして、この6年生の思いが次の6年生へと引き継がれていくように…国府津っ子の「美しい心」が根付いていくとうれしいです。

【校長のつぶやき】縦のつながり…ほのぼのします(令和4年12月15日・木)

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 延期になっていた「国府津っ子フェスティバル」が、無事、開催されました。6年生を中心にたてわり班で活動する姿は、見ていて本当にほのぼのとした気持ちにさせられます。下級生を楽しませようと活動内容を一生懸命考える上級生の姿、そして、その上級生を慕う下級生の姿…コロナ禍で失われがちな光景ですが、国府津小ではそのような光景にあふれています。
 ドッジボールをしていても自分ばかりが投げるのではなく、捕ったボールをあまり触っていない子に譲ってあげる姿、鬼ごっこをしていても下級生のペースに合わせる上級生の気配り…様々なほのぼの場面に出会いました。

 今回、新たに登場した「こうしょうくんからの挑戦状」。Chromebookを通して、こうしょうくんから出されるミッションに、子供たちは大盛り上がりでした。「第1音楽室に行って、バッハと一緒に○年生と○年生の写真を撮って送る。」「低学年図書室に行って、1〜6年生の国語で学習する絵本を見つけ、その本を○年生と○年生が持った写真を撮って送る。」「イングリッシュルームに行って、英語で挨拶をして○年生と○年生の写真を撮って送る。」…など、みんなで協力してミッションをクリアしようとする姿もいい雰囲気でした。
 この「こうしょうくんからの挑戦状」は、なかなか面白いアイデアだと思います。集会でもICT機器を使いこなす子供たちに、頼もしささえ感じます。
 残念ながら、全員出席とはなりませんでしたが、天気にも恵まれ、そして、思いやりや協力しようという気持ちにもあふれ、温かく楽しい集会になりました。特に中心になってくれた6年生、ありがとうございました。

 さて、最近の欠席状況ですが、ここに来てインフルエンザでお休みする子も2〜3人出てきました。急に寒くなってきて、発熱する子も多いようです。先週あたりは腹痛や嘔吐などでお休みする児童が低学年に何人か見られましたが、そちらは落ち着きつつあるようです。引き続き、体調管理へのご配慮をよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】LRの「ラーニングショップ」から届け物

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 LRでは「ラーニングショップ」をオープンしていました。LRがこれまで栽培してきたり、製作したりしたものの販売です。対象は国府津小の職員。以前、注文用紙が届いたので、私は落花生3袋、レタス1セット、エコたわし3個、雑巾1枚、座布団1枚、ストラップ1個、マグネット1個を注文しました。
 先日、LRの児童がレタス1セットを届けに来てくれましたが、残りの品物は今日、やはりLRの児童が校長室まで届けに来てくれました。
 生活単元学習という特別支援学級の学習の一環での活動ですが、この学習には様々な要素が含まれています。落花生やレタスの栽培は生活科や理科、エコたわしなどの製作は家庭科、ストラップなどの製作は図工、販売に関するお金の計算は算数、生産から販売にかけての一連の活動は社会科、販売相手である客(職員)とのやり取りは国語…といった具合です。まさに、教科の枠を超えて生きる上で必要な力と言えるでしょう。

 レタスは先日、サラダにして早速いただきました。落花生もこれからいただきます。座布団は校長室の椅子に敷いて今日から使っています。エコたわし、雑巾、ストラップ、マグネットもこれから使わせてもらいますね。どれも重宝しそうです。LRの皆さん、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】子供たちからのメッセージ(令和4年12月12日・月)

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 今日も、担任がお休みした2年生のある学級に1時間だけ入りました。この学級にたっぷり1時間、担任の代わりに入るのは初めてです。「入る」と言っても、国語のテスト監督で、特に授業をしたわけではありません。
 それでも、授業時間が終わると、「校長先生にあげる。」と何人かの児童が私に贈り物をくれます。折り紙で作ったものだったり、お絵描きやお手紙だったり…。「きょうの2じかん目、ありがとうございました。」「おしごと がんばってください。」などのメッセージが書かれていました。うれしいですね。うれしくて、その後、中休みもずっとその学級に残って、子供たちといろいろなお話をして過ごしていました。
 夏休み前、1年生の教室に行った時も、たくさんの折り紙の贈り物をいただきました。その頃の1年生はまだ平仮名を習い始めたばかりなので、折り紙とともに声で直接いろいろな言葉をいただきました。この時にいただいた折り紙は、先日いただいた「秋の宝物で作った飾り」のプレゼントとともに、今でも校長室の窓際に飾ってあります。教室に行った後に、私に思いを伝えてくれるのは、低学年だけではありません。
 先週末の金曜日、4年生のあるクラスの算数の時間、担任が授業をしているときに、たまたま通りがかって、図々しく教室に入り、問題を解くのに苦戦をしている子たちにヒントを出しながら回っていました。そのうちの一人の子が「算数、苦手。」と言いながら、なかなか進まなかったので、時折ヒントを出しながら、「次はどうする?」と促すと、どんどん自分の力で解いていきます。「全然、苦手とかじゃないじゃん。自信をもっていいよ。」と声をかけて立ち去ると、ちょうど授業の終わりの時間。教室を出て、廊下を歩いていると、その子が私を追いかけてきて、「校長先生、算数を教えてくれて、ありがとうございました。」と丁寧にお礼を言ってくれます。「なんて律儀な子なんだろう。」と思いながら、また励ましの言葉をかけて、校長室に戻りました。放課後、担任に「『お礼を言いに行きなさい。』とか促したの?」と尋ねると、「そんなことがあったんですか?私は何も言っていません。」とのこと。あらためて、その子の言葉を思い出し、なんだかちょっと涙が出そうになりました。
 手段はいろいろですが、相手に自分の思いを伝えるって、受け取った側は本当にうれしい気持ちになります。国府津の子、素敵です。

【校長のつぶやき】1年生の皆さん、ありがとう(令和4年12月8日・木)

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 今日、中休みに9名(各クラス3名ずつ)の1年生が校長室を訪ねてきました。
 秋の宝物を使って作ったいろいろな飾りをたくさん抱えて、「いつもお世話になっているお礼」として、お手紙とともにプレゼントしてくれたのです。そんなお世話をしているつもりはないのに申し訳ないという気持ちと、でも、やっぱりいただけるのはうれしいという気持ちで、ありがたくいただきました。先日、ライオン工場や幼稚園、保育園にも届けたと聞いていますが、私にまで頂けるなんて、幸せな気分です。しかも、どれも素晴らしい力作ばかり。1年生が作ったにしては、クオリティーが結構高い!早速、校長室の窓際に飾らせていただきました。1年生の皆さん、ありがとうね。

 今日は、12月8日…81年前に日本がアメリカ・ハワイの真珠湾「パールハーバー」に奇襲攻撃をした日。日米開戦の火ぶたが切られた日です。毎朝、放送委員会が「今日は何の日」と触れていますが、今日は、このことに触れていました。二度とあのような戦争が起きないよう、目の前の子供たちが悲惨な戦争に巻き込まれることがないよう、あらためて強く願っています。

 児童の出席停止(理由はいろいろ)の状況ですが、昨日は約10人ほどまでに減りました。本校では収まりつつあるようです。

【校長のつぶやき】素直な国府津の子たち(令和4年12月6日・火)

 昨日、今日と連続して1・2校時目に授業をやらせていただきました。
 昨日は、6年の理科と3年の書写、今日は、昨日と同じ内容で6年の違う2クラスの理科です。6年1組の子は、「校長先生の授業、初めて!」と迎えてくれました。そう言われれば、他のクラスは授業に入ったことがあるけど、1組は初めてかもしれません。
 授業といってもたいしたことはやりませんが、子供たちとやり取りできるのは、本当に楽しいです。全体に同じ指示をしているのに、ノートに表現されている内容は十人十色…これもまた授業をしていて面白いです。なにより、やるべき課題に、どの子も一生懸命、丁寧に取り組む姿には、本当に感心させられます。みんな、「素直」なんですよね。

 「素直」といえば、以前、私が掃き掃除をしていたときに声をかけられてうれしく思ったことを朝会で話したところ、今、私が朝、道路で掃き掃除をしていると、「おはようございます。」の挨拶とともに、いろいろな一言を加えて声をかけてくれる子が増えました。「なんて素直な子たちなのでしょう!」

 さらに、先週金曜日の防犯訓練の終わりに、「校長の話」の中で、「不審者の侵入を防ぐために、中休みや昼休みの掃除の後、『自分が最後かな。』と思う子が昇降口のドアを閉めてくれるとありがたいです。」と話すと、昨日、今日と、中休み、昼休みの掃除後、東西の昇降口のドアがきちんと閉まっていることが多くなりました。きちんと私の話を聞いてくれているのですね。(担任の指導もあるかと思いますが…。)あらためて、「本当にみんな素直だなぁ。」と思います。

 もちろん、全員ではないし、毎回というわけでもないし、一時的なものかもしれません。それでも、私はやっぱり「国府津の子は素直な子が多いな。」と感じています。


 話は変わりますが、先週末には出席停止(理由はいろいろ)の児童が約30人ほどでしたが、今週のはじめは約20人ほどになりました。このまま、収まっていきますように…。
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【校長のつぶやき】ある意味、正直?(令和4年12月2日・金)

 今日、担任が休んだ6年生のあるクラスで、道徳の授業をしました。価値は「正直、誠実」。あらすじは、「学級文集に載せる詩がなかなか思いつかず、和枝は他の作品の出だし二行と題名を盗用してしまう。悩んだ和枝は先生に打ち明け、出来上がっていた文集に一枚一枚新しい詩を貼りつけた。」という内容です。
 詩が書けないでいるときの和枝の気持ち、級友から「いい詩ね。」と言われたときの和枝の思いを考えた後、もし自分が和枝の立場だったら本当のことを言えるか、言えないか話し合いました。
 まずは、ネームプレートを黒板上に貼ってもらい、立場を確認。「言う」は5人、「言わない」は20人でした。理由を聞いていくと、「見つかったときのみんなの反応が怖いから、自分から言う。」「罪悪感があるから言う。」「ずっとモヤモヤして、心に残り続けるから言う。」に対して、「言ったら、他の人にどんなふうに思われるか分からないから言わない。」「今までの詩(和枝は、これまでも級友から詩が上手だと思われています。)も、ぱくったと思われるから言わない。」「言わなければばれない。ばれても、知らないふりをして『少し似ているね』くらいで済ますことができるから、言わない。」「ずっと言わなければ、どうでもよくなって忘れてしまうだろうから、言わない。」などの意見が出されました。
 本音で、次から次へと意見を言える子供たちに感心しました。道徳的な価値からすると、正直に「言う」方がいい意見のように思えると分かっている子供たちは、「校長先生、まさか、このことホームページに載せますか?」と心配そうに尋ねてきます。「どうしようかなぁ。」と返すと、「え〜、このクラスの評判が…」。「そんなことを気にしているんだ。」と思いながら、一応、黒板に書いた意見を写真に撮っていると、「校長先生!写真に撮っているし!」「校長先生、名前(黒板に貼られたネームプレート)も載ってしまいますか?」「名前は、ちゃんと隠しますよ。ホームページに載せるかどうか、考えておくね。」
 この後、ワークシートに、先生に打ち明けた和枝の気持ちと自分を重ねて思うことを書いてもらいました。
「言わないと自分にも嫌な気持ちが残るだろうし、みんなにいろいろと言われるのも自分の心に残るので、言うのが正解、正しい心だと思う。」
「和枝さんの気持ちもわかるっていえばわかるけど、言ったときにみんながどう思うかとか、これからみんなにどう接すればいいのかわからないので、自分は言わない。だから、和枝さんはすごい勇気があっていいなと思う。」
「言うときは怖くていいにくいし、怒られるかもしれないし…。」
「和枝はずっとモヤモヤすることになるから言えてよかっただろうけど、自分はばれていなければ平気だと思うから絶対に言わない。」
「打ち明けたらスッキリするだろう。私は、自分が悪いとは思うけど怒られるかもしれないから言わない。後悔するとは思うけど言えない。」など…、一人一人、自分の正直な思いが書かれていました。

 「言わない」を選択したからって、皆さんのこと、「しょうもない子たちだな。」なんて思いませんよ。そんなに簡単に「言える」わけではないということはよく分かります。いろいろなことを考えれば考えるほど、言えなくなってしまうという子もいるのだと思います。いわゆる道徳的な正解と言えるような答えになびくのではなく、「本当はこうした方がいいのだろうけど、できない自分」を認めるような答え・考えも言える皆さん。ある意味、自分の思いに正直だと言えるのではないでしょうか。

 本音を言える道徳の授業ができる皆さんのこと、むしろ素敵だと思います。一緒に授業ができて楽しかったです。
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