【校長のつぶやき】松下祐樹さん、お疲れ様でした(令和4年11月20日・日)

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 国府津小学校出身のオリンピアン:松下祐樹さんが、このたび現役を引退されることになりました。国府津地区では、2015年から地元の皆様による「松下祐樹を応援する会」が結成されていました。2016年、リオデジャネイロオリンピックの400mハードルに日本代表として出場された際には、国府津小学校でもパブリックビューイングを設置して、地域の皆さんで応援をしたと聞いています。

 本日、「応援する会」として、国府津で松下祐樹さん現役引退に伴う「ご苦労さん会」が開かれました。国府津小・中学校の校長も役員として出席させていただきました。

 松下さんは、小学校時代はソフトボール(イーグルスに所属していたそうです)をされていましたが、中学校から陸上を始めたとのこと。中学3年時に110mハードルと走高跳で全日本中学校選手権に出場したそうです。高校2年の時に混成競技を始め、3年時に八種競技、大学時代には十種競技で成績を残し、その後、実業団(ミズノ)に入ってから、400mハードルに絞り、数々の記録を残されました。オリンピック出場が決まるまでの思い、決まったときの思いなどのお話も聞けました。オリンピックに出場するということは並大抵のことではないということをあらためて感じました。このようなすばらしい先輩がいるということ、国府津小の皆さんにとっては「誇り」ですね。選手生活、本当にお疲れ様でした。

 今後は、ミズノの選手の皆さんのサポートのお仕事をされるとのことです。機会があれば、国府津小学校にも来ていただき、「走り方教室」のような時間も設けていただけるようなお話もしました。実現できるといいですね。

【校長のつぶやき】初任研:授業研究…指導主事来校(令和4年11月18日・金)

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 16日(水)に小田原市教育委員会から指導主事さんが来校され、初任者が指導助言をいただく授業研究日がありましたが、今日は、もう一人の初任者が対象の授業研究日でした。2年生の国語の授業です。

 「お手紙」というがまくんとかえるくんのお話ですが、今日はその「1の場面」。音読劇をするために、どのような音読をしたらよいだろうかということを考えていきます。
 授業者は、「1の場面」の叙述を丁寧に読み取らせます。誰のセリフなのか、どんな気持ちだろうか、その気持ちはどの言葉から分かるか…授業者の問いかけに、子供たちは自由な雰囲気で思い思いに発言をしていきます。がまくんやかえるくんの気持ちはどのように変わっていったのかを黒板上に線の流れ(起伏)で表してみました。
 さらに、ワークシートが配られ、がまくんやかえるくんの言葉をどのように読むとよいかを書き、発表の場がありました。ある子が、「がまくんの言葉は小さく読む。」と発言をすると、他の子が「なるほど、確かに悲しいときは小さい声でだよね。」とつぶやいていました。叙述から登場人物の感情を読み取り、それを踏まえてどのように音読をすればよいか…子供たちは一生懸命考えていました。
 授業者も様々な準備物を用意しており、授業に対する意気込みがひしひしと感じられます。そして、その熱意が学級の子供たちにも伝わっているようでした。

 後半、予定をしていた流れまで時間的にたどり着かなかったようで、授業後、時間の配分が自分の課題だと授業者は反省をしていました。授業後、指導主事さんと今日の授業について、約1時間、よかったところ、課題と思われるところ、たくさんご指導いただけたようです。自身の課題をきちんととらえ、今後、改善に向けて指導助言を生かしていこうとする教員は必ず伸びます。一昨日、授業研究を行った4年生の初任者も、本日授業を行った2年生の初任者も、ともに謙虚で学び取ろうとする姿勢や強い意欲がうかがえます。伸びしろがたくさん。今の子供たちとの関係を大事にしながら、今後も授業力向上に向けて自己研鑽してくれることと信じています。

【校長のつぶやき】バランスの良い朝食の大切さ(令和4年11月17日・木)

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 今日の学校保健委員会のテーマは「朝食」でした。
 本校の養護教諭もほめていましたが、保健委員会の児童は、自分たちの力でしっかりまとめ、とても分かりやすく発表をすることができていました。委員会の時間だけでなく、休み時間なども使って、準備・練習をしてきたのでしょうか。本当にすばらしい発表でした。
 発表を受けての感想をその場で考えて進んで発言できる子も多く、グループごとの献立作りワークも保健委員会の発表内容をしっかり踏まえた上で楽しそうに取り組んでいました。3〜6年生の共同作業です。国府津小の子供たちの力・学びに取り組む態度のすごさをあらためて感じました。

 最後に「校長先生の話」という次第がありました。こんなすばらしい国府津小の子たちの前で話すのも恥ずかしいのですが、私の子供時代の朝食の取り方について話をしました。夜更かしが多く、その分、朝が遅い私は、小学校から中学・高校・大学と進むにつれ、だんだんと朝食がいい加減になっていきました。運動部に入っている間はいいのですが、引退すると太りやすい体質に…。大人になった今でも、健康診断のたびに「ちょっと太り気味ですね。」「適度な運動をしてください。」「バランスの良い食事をしてください。」などと指摘されてしまいます。まさに、生活習慣が大事。今、子供の時に戻れるならば、「早寝早起き、朝ごはん」が大事だということを意識して生活したい。子供たちには、私のような大人にならないように、今日学んだことをぜひ生かしてほしいという話をしました。子供たちは、大きな声で「はい」と返事をしていました。(私は、反面教師です。)
 
 健康のためにどのような朝食が望ましいのか。今日、子供たちは一生懸命考えました。ぜひ、ご家庭でも子供たちと一緒に考えていただければ…と思います。

【校長のつぶやき】初任研:授業研究…指導主事来校(令和4年11月16日・水)

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 毎週のように、初任者は授業を見てもらい、指導を仰いでいますが、今日は、その中でも小田原市教育委員会から指導主事さんが来校され、指導助言をいただく授業研究日でした。今日の対象者は4年生の初任者です。私も、途中から授業を見させてもらいました。
 ここまで、同学年の他の2クラスにも協力をしていただきながら、同じ内容の授業を経験してみて、指導案を何度も検討してきたようです。

 子供たちは大変意欲的に学習課題に取り組み、いろいろな求め方を考え、友達とも意見交流をしていました。どんなに立派な指導案を作っても、いい授業といえるようになるには、友達関係や授業者と子供との関係を含めて学級の雰囲気、学習規律などがどのような状況になっているかが大事です。
 今日の学級も、昨日の外国語の授業を行った4年生の学級と同様、学びに向かう姿勢は素晴らしいものでした。自分の考えを伝え合う活動も、男女関係なく穏やかに関わり合うことができます。友達の発言に対しても、素直に「なるほど、自分は思いつかなかったよ。」など感心し合う言葉もよく聞かれました。最後に、授業者が次の時間に行うこと(本時で出た考え方が実際に計算してみて、合っているかどうかを確かめる)を伝えると、「次はいつ算数あるんだっけ?」「明日ある?」など、待ち遠しそうな言葉も聞かれました。こういう言葉を子供から聞けると、授業者としてはうれしいものです。

 授業後、指導主事さんと今日の授業について、指導助言の時間を約1時間、設定しています。よかったところ、課題と思われるところ、たくさんご指導いただけたようです。ご指導いただいたことをもとに、さらにパワーアップしてくれることと期待しています。

 今日もまた子供たちの育ちが感じられる授業を見させてもらいました。

【校長のつぶやき】楽しい英語の授業(令和4年11月15日・火)

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 本日、小田原市の研修事業の一環として、外国語教育アドバイザーが本校に派遣され、外国語の授業を公開し、放課後、授業研究会を行い、指導・助言をいただくという場がありました。アドバイザーは武蔵野大学・特任教授の江原美明先生です。公開授業は4年1組で行い、本校の職員に加え、国府津中学校の英語教員2名を含む他校の先生方もリモートで参加されました。

 10数年前から小学校に導入された英語の授業。導入時は、5・6年生のみ、年間35時間の「外国語活動」でした。3年前の指導要領改訂で5・6年生は年間70時間の「外国語」として教科となり、3・4年生に年間35時間の「外国語活動」として位置付けられました。小学校の外国語の授業も、授業の展開の仕方、教育活動の内容等が定着してきました。「外国語活動」ではまず英語に慣れ親しむこと、積極的にコミュニケーションをとろうとすることを目標とし、少なくとも小学校段階で「英語嫌い」にさせないということを意識しながら、授業展開を考えています。

 今日の授業では、子供たちが意欲的に、そして、楽しそうに活動に取り組んでいる姿が見受けられました。講師の江原先生からも、「模範的、理想的な授業」とお褒めの言葉をいただき、「活動中も一人も取り残さないといった授業者の配慮が見られ、学級経営の成果もうかがえる」ともおっしゃってくださりました。本当に子供たちは楽しそうに英語でやり取りをしていました。このような雰囲気で英語の学習が進めば、英語での表現に慣れ、自分が使える英語をフル活動してコミュニケーションをとろうとする子も育っていくのだろうなと感じます。

 また、江原先生からは、「外国語の授業で大切なことは、みんなで仲良く助け合う、相手意識をもって助け合って学んでいくことが大事…これは学校でしか学べないこと」というお話もありました。今日の授業でも、そのような姿を垣間見ることができました。
 昨日の本欄でも触れたように、人との関わりの中で学ぶことから得られる力は、「学校だからこそ」のものです。今日のような授業、学級が増えていくことを期待しています。

【校長のつぶやき】他者への想像力(令和4年11月14日・月)

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 午後から秦野へ出張に行きました。「神奈川県公立小学校管理運営研究会・川西地区公立小学校長会研究大会(秦野大会)」です。(「川西地区」とは相模川より西の6市12町です。)
 その大会で、講演会があり、劇作家・演出家である横内謙介さんのお話を聞きました。演題は「感動が人を結ぶ、劇的コミュニケーションのススメ」です。講演会の中で、ホール内の席に座ったまま、実際に私たちも演じてみる機会も設けられ、楽しい講演会でしたが、印象に残った言葉として、「他者への想像力」が大事だという言葉がありました。
 ちょうど、今朝の朝会で、私も子供たちに「相手にとってどう感じるかを想像することが大事」という話をしたばかりです。演技や疑似体験を通して、どう感じるかが大切だということでしたが、人とコミュニケーションをとるうえで重要なことだと私も考えています。

 教科では、国語や道徳、社会科などでそれぞれの立場の思いを考える機会があります。疑似体験をするために動作化を取り入れたり、道徳の授業では役割演技〈ロールプレイング〉という活動を取り入れたりすることがあります。読書で物語などを好んで読む子は登場人物の感情を想像しながら読むことに慣れています。
 以前にも、本欄で触れたように、本校の校内研究で取り組んでいる「学び合い」も、相手の気持ちや感情を考えることと密接な関係があります。
 休み時間等に友達との間にトラブルがあれば、必ず相手の気持ちを想像させたうえで、児童指導を行います。こういう経験を繰り返し、乗り越えることで、他者の気持ちを想像しながら接することができるようになるので、私はけんかやトラブルも貴重な体験だと思っています。生活科の学習では、遊びを中心に活動が展開されることが多いのですが、ここでもトラブルが生じます。友達とどう折り合いをつけるか…これは就学前の幼児教育でも大事にされていることです。
 その子の特性により、人の気持ちや感情を想像することが苦手な子もいます。支援級などでは、ソーシャルスキルトレーニング(SST)といって、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練をすることもあります。

 社会の中で生きていくうえで、他者への想像力は、ぜひ身に付けさせたい力です。リモートではできない活動、学校だからこそできる教育活動とも言えるかもしれません。演技の経験も価値がある…と、今日の講演会であらためて感じました。

【校長のつぶやき】みかんの花咲く丘ファミリーコンサート(令和4年11月13日・日)

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 3年ぶりに国府津商工振興会主催の「みかんの花咲く丘ファミリーコンサート」の復活なるかというところでしたが、今年度もコロナ禍ということで完全復活とはならず、出演している児童のご家族等、関係者のみに向けての発表となりました。
 以前、本校のホームページでもお知らせしましたように、7月と9月には、本校の体育館にてミニコンサートを開催し、本物のオペラ歌手の歌声を全校児童が鑑賞しました。そのミニコンサートを受けて、17名の児童がステージで歌うことを希望し、毎週のように日曜日に練習を重ねてきました。今日は、その練習の成果のお披露目です。私と教頭も体育館で聴かせてもらいました。

 曲目は「国府津小学校校歌」に始まり、「となりのトトロ」の「さんぽ」、「ドレミの歌」など、そして、最後にコンサートの名称にもなっている「みかんの花咲く丘」と続きました。アンコールが出ると、出演している児童は「校歌」を歌いたいということで、再度、「校歌」を披露。すてきな歌声が体育館内に響きました。

 観客の前で歌うというだけで緊張しそうなものですが、みんな堂々としていました。すてきな発表を聴かせてもらいました。

 2年前にオペラに出演していた児童が高学年になって戻ってきたり、練習時にはその高学年児童が低学年児童の面倒を見たり…と子供たちの成長を感じる場面もあったようです。このようなすてきな企画が継続していくといいですね。できれば、完全復活も…。
 出演した児童の皆さん、児童にご指導を頂いた方々、企画運営に当たられた皆様、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】全日参観日、ありがとうございました(令和4年11月11日・金)

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 本日の全日参観日には、多数の保護者の方にご来校いただき、ありがとうございました。コロナ禍の参観ということで、いろいろなお願いをいたしましたが、皆様のご理解、ご協力のもと、多くの方にご参観いただき、心よりお礼申し上げます。
 午前中、2周ほどまわりながら、様子を見させてもらいましたが、様々な教科で、様々な活動の様子をご覧いただけたのではないかと思います。子供たちもはりきっていたように見えました。
 5校時目は、私も3年2組で書写の授業をしました。さすがに、緊張とかはしませんが、子供たちがはりきって取り組んでいる様子を間近で感じました。(書写の時間なんだから、もう少し緊張感をもって落ちついて書く雰囲気があってもいいのでは…というご意見もあるかもしれませんが、申し訳ありません。いつも、こんな感じで授業をしています。)子供たちは、本当にのびのびと毛筆に取り組み、私が言うポイントも意識して、一生懸命書こうとしています。授業をしていて楽しいです。時折、墨液をこぼしたり、片付けに時間がかかってしまう子もいたり、ということもありますが、この時期、多少のことはドンマイです。3年生から毛筆が始まるということもあって、毛筆にかける時間数も3〜6年生の中で最も多く、基本的な書き方をマスターしていきます。毛筆に抱いている興味を、今後も継続できるよう指導していきたいと思っています。
 本日、ご参観された保護者の方、ぜひ子供たちのがんばりをほめてあげてください。励みになり、興味や意欲の持続にもつながると思います。

【校長のつぶやき】受け入れてもらえる、安心して話せる(令和4年11月10日・木)

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 今日の研究授業でも、意欲的に学習に取り組む子供たちの姿を見せてもらいました。1年生の研究授業は、先週から今週にかけて3クラスとすべての学級で行われましたが、どの学級も子供たちの育ちを感じさせられました。

 今日の研究協議の中で、授業者から「学び合いを意識した授業に取り組む中で、『受け入れてもらえる、安心して話せる』学級を目指して、話し方やきき方の指導もしている。」という話がありました。そのような雰囲気の中で学ぶことで、自己肯定感も身に付くと考えているとのこと。まさにその通りだと思います。そのような学級集団は、人間関係が温かいです。先日、この欄で「話す・きくステップ表」があるという話をしましたが、今日、授業研究を行った学級には、上の写真にあるような模造紙も教室に掲示されていました。このような掲示物は他の学級でも見ることがあります。どのように話せばいいか、どのようにきけばよいか、子供たちにとって目安になります。もちろん、このような話し方やきき方ができていれば温かい学級集団になるのかというと、これがすべてというわけではありません。やはり、日頃の指導・支援、学級経営が大事になってきます。

 今日の研究協議の最後に、全職員に話しましたが、先日、いろいろな教室を見て歩いていると、話し合いをしているある教室で何人かの児童から「違います。」といったような発言があったとき、授業者から「その言い方は、ちょっときつくない?」というような言葉がけがありました。「違います。」と言われた児童の気持ちを配慮しての言葉がけです。素直な児童たちは、その後、言い方を考えていたようでした。その授業者は、その学級の担任ではありませんでした。担任でなくても、「今のはどうだろう?」と感じたときに前述のような指導ができる。これが理想です。担任であろうがなかろうが、授業を通して子どもの心を育てるという意識を、全職員が共通理解して指導に当たることが大切だと思います。

 学習指導と児童指導は両輪です。授業で「学び合い」を追究することで、学力の向上だけでなく、美しい心も養えると、私は信じています。

【校長のつぶやき】LR(ラーニングルーム)からの贈り物

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 一昨日、昨日と連続して、LRから贈り物を頂きました。

 一昨日は、LRの子たちが育ててきた落花生です。落花生を収穫したのち、学校で炒って子供たちで少しずつ食べたとのこと。そのおすそ分けが職員室に届きました。私もしっかり頂き、毎日、少しずつ食べています。おいしいですよ。
 昨日は、これもまたLRで育てていたヒマワリからとれた「ヒマワリの種」を頂きました。一人一人手作りの袋に入れられて、校長室まで直接届けに来てくれました。私に届けに来てくれた子は1年生。恥ずかしがりながらも、何をしに来たのか、何が入っているのか、一生懸命伝えようとしている姿がけな気でかわいかったです。来年、時期が来たら、種をまいて、育ててみます。ありがとうね。

 自分たちが育ててきたものをもとに、いろいろな人とつながる活動をLRはとても大事にしています。コロナ禍になって、以前ほど「多くの人と…」というわけにはいかないようですが、LRの担任はコロナ禍でもできることを考え、社会性を身に付けられるような活動ができるようにと、工夫を重ねています。その活動に関われることに、私もうれしさを感じます。この後も、どんな活動が待っているのか、楽しみです。

【校長のつぶやき】もうすぐ天体ショー(令和4年11月8日・火)

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 今日、5年生の脱穀体験を見に行って、写真を撮っていたときのことです。「校長先生、写真、どうするの?」と聞かれたので、「学校だよりに載せるか、ホームページに載せるか…かなぁ。」などと話していると、「うちのお母さん、『校長のつぶやき』が面白いって言ってたよ。」とのこと。「ありがとうね。」と返しましたが、「面白い」と言われるほど、面白いことは書けないので、ちょっと恐縮というか、ある意味ハードルを上げられたようなプレッシャーを若干、感じました。でも、お読みいただいていることには感謝申し上げます。ありがとうございます。

 さて、今日はこれから天体ショーがあります。皆既月食と天王星食が同時にあるとか…。なんと442年ぶりだそうです。天王星食の方は、肉眼では難しそうですね。皆既月食の方は、午後6時9分ごろから月が欠け始め、7時16分ごろから8時42分ごろまでの間、「皆既食」の状態となり、9時49分ごろ明るい満月に戻るということです。

 今日は、雲が少なそうなので、見られるのではないでしょうか。ぜひ観測してみてください。特に、理科で月の学習をしている4年生…おすすめです。(でも、夜なので、保護者の方とご一緒に、安全に気を付けて!)

 と書いているうちに始まりました。

【校長のつぶやき】話す・聞くステップ表(令和4年11月7日・月)

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 本校には、上の写真にあるように「話す・きくステップ表」というものがあり、授業で「話す・きく」ための各学年のめやすとなっています。校内研究では「学び合いを通して思考を深める」をめざしていますが、その「学び合い」の基本的な活動が、「話す・きく」だと言えます。
 現在、1年生が校内研究の授業研究に取り組んでいるところですが、「みんなの方を向いて話す。」「話す人の方を見る。」「みんなに聞こえる声の大きさで話す。」「温かい反応をする。」などを意識させているようです。
 「温かい反応」の仕方もいろいろです。「う〜ん。なるほど。」などと感嘆の気持ちや共感の気持ちを込めながらつぶやいたり、うなずいたり。今日、授業を見たクラスでは、友達の意見を聞き終わった後、下の写真のように拍手をしている姿がありました。自分の話を聞いてくれている、認めてもらえていると実感できるようなやり取りがあると、「これからもまた、発言しよう。」という意欲にもつながることでしょう。
 もちろん、話し合いをしていく中で、自分と異なる意見や明らかに間違っているという意見に出会うこともあります。そのようなときに、どのような反応して話を深めていくか、ポイントになります。責めるように「違います!」と言うか、「私の考えは、○○さんとちょっと違います。」などと柔らかく言えるか…。相手の立場になって、言葉を発することの大切さを感じてほしいと思います。さらに理想を言えば、「○○さんの言っていることも分かるけど…」とか、「たぶん○○さんは、こういうふうに考えて、〜だと答えているんだと思うんだけど…」など、相手の考えを受け入れたり、なぜそのように考えているのか(答えているのか)を相手の立場や気持ちになって考えたりすると、いい雰囲気の話し合いになるでしょう。高学年に、期待したいですね。
 一つ気になっているのは、友達が発言したときに、無条件で「いいです。」「同じです。」「いいと思います。」などと多数の子で反応することです。「本当に『いい』と思っているのかな。」「多数の子が『いいです。』と言うと、少数の『ちょっと違う』と思っている子が言いにくくないかな。」などと思ってしまいます。反応が形式的になればなるほど、「私は違います。」と言うことに、勇気が必要になって来るのではないでしょうか。
 みんなが気軽に意見交換ができる雰囲気、たとえ間違えても「ドンマイ」「間違えることにも意味がある。」と思えるような優しくて、言いやすい雰囲気…こんな集団ができたらいいなと思っています。「話す・きく」ステップとともに、学級の雰囲気作りも担任には意識してほしいな…と。
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【校長のつぶやき】学びのスタイルが定着している1年生(令和4年11月4日・金)

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 1年生の研究授業を見て、その立派な姿勢に思わず感心してしまいました。わずか7か月にこんなにも成長するのかと…。

 まず、挙手の仕方、発表の仕方、友達の発言への反応の仕方…どれもしっかりとしていました。
 また、担任は、同じ課題で「教科書から長い文を書き出すもの」と「( )の中に教科書から選んだ語句を入れるもの」との2種類のワークシートを用意していましたが、子供たちは自分自身でどちらのワークシートに取り組むかを選択していました。
 周囲の友達との意見交換も、積極的に取り組んでいます。担任の話では、この「じどう車くらべ」の学習では、周囲と意見交換の活動を昨日から始めたばかりなので、昨日、休んでいた子は戸惑うのではないかと心配していたとのこと。しかし、周りの子がその休んでいた子に声をかけ、スムーズに取り組むことができていたとか…。子供同士の気遣いもまたすばらしいです。
 友達との意見交換で新たに分かったことも、ワークシートにしっかりと書けていました。

 本当にすばらしいです。

 もちろん、このようなすばらしい成長の裏には、担任の細かな気配りと支援があります。どのような姿勢で授業に臨むことがよいのか、日頃からの声かけと称賛が欠かせません。2種類のワークシートを用意するということも気配りの一つと言えるでしょう。机の間を巡りながら、一人一人の取り組み具合、困り具合などをとらえ、必要に応じて行う適切な声かけや支援(教育用語では〈机間指導〉と言っています。)もまた、子供たちの自信につながり、授業へのやる気にもつながっています。本時でも、そのような姿が数多く見られました。

 担任は、「子供たちがすごいんです。」と謙虚に言っていましたが、両者のプラスが相乗効果となって、このような学級集団に育っているのだと思います。今後のさらなる成長が楽しみです。

【校長のつぶやき】「自主的」「助け合い」(令和4年11月2日・水)

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 宿泊学習から帰ってきました。

 5年生にとって、楽しい思い出の一つになったことと思います。本校の宿泊学習のめあては次の2つ。「自然のすばらしさを感じて行動しよう。」「集団生活を通して、自主的に活動することや友達と助け合うことの大切さを体験しよう。」です。後者のめあてが最も達成できたのではないかと思う活動は「野外炊事(カレー作り)」でした。火起こしから始まりましたが、これが結構大変。火起こしのためのロープを引くタイミングを互いに合わせたり、中心の木がクルクル回るために、適度に力を込めたり…。互いに言葉をかけ合いながら、根気強く取り組んでいました。役割分担をして、一方で食材を洗って切ったり、お米を研いだり…という作業をする子もいます。その子たちも、なかなか火がつかない火起こし担当の子を励ますなどの姿も見られました。まさに、「助け合い」の姿です。

 力を合わせて作り上げたカレーの味は、格別だったことと思います。

 片付けもまた大変。鍋に付いたすすはなかなか落ちません。流しにたまった切りくずの処理や残飯の処理もきちんとしなければなりません。自分から仕事を見つけて、自分ができる作業に取り組みます。「自主的な活動」になってきます。ここで、「楽をしよう」として人任せにしてしまう子や適当に終わらせてしまう子と、「大変だな」「汚くなりそうだな」と思っても進んでやろうとする子が出てきます。真価が問われるときですね。
 5年生、比較的がんばっていた方だと思います。頼もしさを感じることも多々ありました。

 学校に戻ると、教頭からうれしい報告を受けました。5年生が留守の間、5年生の分担掃除場所である昇降口の掃除を、6年生が進んでしてくれたそうです。特に、頼んだわけでもないのに…。さらに、今日。外で落ち葉掃きを担当している6年生が、「いつも気になっているんですけど、ここを掃除していいですか?」と、側溝の金属製のふた(「グレーチング」といいます)を開けて、側溝にたまっている落ち葉を書き出す作業を進んでしてくれたとのこと。「自主的」「助け合い」の姿ですね。

 すてきな6年生に、今の5年生も続いてくれるだろうと期待もしていますし、確信もしています。一緒に宿泊学習に行って、そう感じました。

【校長のつぶやき】5年生の宿泊体験学習に来ています(令和4年11月1日・火)

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 5年生の宿泊体験学習の引率として、足柄ふれあいの村に来ています。国府津小としては久しぶりの宿泊となります。全員参加できて良かったです。
 教室を離れ、自然に囲まれた中にいるからこそできる体験しています。カレー作りも久しぶりです。協力して自分たちの力で作り上げる楽しさを学びました。なんと言っても、マッチやライターを使わずに火を起こせたことが貴重な体験となりました。
 コロナ禍で様々な制約がありますが、このような体験はできるだけ保障してあげたいです。天候をちょっと心配していましたが、予定されていた活動に支障もなく、子どもたちは思う存分、楽しんでいたようです。充実した一日を過ごし、みんな夜はぐっすりでしょうか?これから先生方が見回りに行きます。

【校長のつぶやき】国府津っ子の「美しい心」(令和4年10月31日・月)

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 先週の金曜日と本日、国府津小の子の「美しい心」に触れる機会があったので、ご紹介します。

 まずは、28日(金)、清掃の時間に、校庭の正門そばにある百葉箱の周囲の雑草を鎌で刈っていました。百葉箱の周囲はフェンスで囲まれており、そのフェンスの中は草が伸び放題。清掃時間だけでは終わらず、5校時目に入ってからもしばらく続けていました。すると、4時間授業で帰りの会を終えた1年生の児童が、すぐ外の道路を通りかかり、私の姿を見つけると、「校長先生、何をしているんですか?」と話しかけてきました(1年生なのに敬語!)。「雑草がぼうぼうだから、草刈りをしているんだよ。」と返すと、「校長先生、がんばってください。気を付けてくださいね。」と温かい声をかけてくれました。「ありがとう。」と返しながら、「よし!もうちょっとがんばろう!」という気持ちになりました。

 そして、今日。これもまた清掃の時間。落ち葉が多くなる季節になったので、これまで1年生の教室そうじのお手伝いをしていた何人かの6年生が南側の道路沿いの落ち葉掃きをしてくれることになりました。いつもは教頭と一緒に行っているのですが、教頭が急きょ用事で呼び出されたので、代わりに私が一緒に落ち葉掃きをしました。一生懸命、落ち葉を掃く6年生。歩道の植え込みの所にたまっている落ち葉も一生懸命かき出して、きれいにしようとしてくれます。終わりの時間がきて引き上げるときに、ほうきやちりとり、そして、たくさんの落ち葉が入っているごみ袋を抱えている子がいたので、私が「せめて、ごみ袋だけでも、持とうか。」と言うと、「ありがとうございます。」という言葉が返ってきます。私がほうきを校舎の真ん中あたりにある校務用員室前に片付けるために持っていこうとすると、「持っていきましょうか?」と気を遣ってくれる6年生もいます。学校の周りをきれいにしようとする気持ちだけでも「さすが6年生だな。」と感心していましたが、そのような言葉が出てくることにも「さすが!」という思いが…。とてもすがすがしい気持ちになりました。

 1年生からも6年生からも、「美しい心」を感じさせてくれる秋の出来事でした。

【校長のつぶやき】「ふれあい広場」大盛況!PTAの皆様、ありがとうございました(令和4年10月29日・土)

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 日中(9時30分〜14時)は「ふれあい広場」、夜(18時〜)は「花火大会」と、本日、国府津小近辺は大にぎわいでした。きちんと数えたわけではないのですが、児童や保護者の方を含め、300人〜400人ほどは「ふれあい広場」にご参加いただいたかと思います(もっと多かったかもしれません。)。今年、国府津小学校に着任したばかりでしたが、こんなに多くの方々にご参加いただけるとは、正直思っていませんでした。

 たくさんの子供たちの笑顔を見ることができて、うれしく思いました。日中、会場に来ていた6年生やそのお母様と話していて、コロナ禍以前は、運動場いっぱいにいろいろなブースがあり、飲食の出店があったり、地域の高齢者の方に竹トンボを教わったりなど、もっとバラエティに富んでいてもっとにぎわっていたとのこと。体育館でもイベントがあったと聞きました。その頃に戻れたらなあといった感じでした。
 コロナ禍になって、しばらく開催することができず、今もまだ制約がある中で、今日、このような「ふれあい広場」を開催できて、本当に良かったと思います。みんな、このような場を待ち望んでいたことがよくわかります。
 PTAの役員の皆様は朝早くから準備にあたってくださいました。このような素敵な場を準備していただいたことに、本当に感謝の思いでいっぱいです。

 夜の花火も素敵でした。こんな間近で打ち上げられるところを見られただけでも感激です。近くに一緒に見ていた子供たちの歓喜の声。「すごい!」「去年より迫力があったような感じがする。」など…。このような企画をしていただいていることもまたPTAの皆様に感謝です。

 楽しい1日になりました。本当にありがとうございました。
(起震車に乗っているところ、児童に写真を撮ってもらいました。貴重な体験をさせてもらいました。写真撮影、ありがとうね。)

【校長のつぶやき】国府津小中連携(令和4年10月27日・木)

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 本日、国府津小・中学校連携公開授業が、国府津中学校で開催されました。
 午後から、小学校の教員が国府津中学校を訪れ、中1から中3まで、すべての授業を参観しました。その後、教科ごとの部会に分かれ、小中の教員間で情報交換会を行いました。情報交換会では、「小・中学校それぞれの児童・生徒の学習面・生活面での課題と成果について」、「学校段階間の接続についてどのような連携が考えられるか」、「ICT活用の現状について」などが話題になりました。

 私は、授業参観も情報交換会も、少しずつ拝見させてもらいました。国府津中学校の生徒たちはどの学年も、落ち着いて学習に取り組んでいました。時には笑いもあり、楽しそうに学習課題に臨んでいる授業もありました。もちろん真剣に取り組んでいる姿も見られました。生徒同士が関わり合い、学び合っている姿も見られます。小学校から中学校にかけての9年間、このような姿が継続できる国府津のすばらしさをあらためて感じました。
 また、情報交換会でも小中の教員が和気あいあいとした雰囲気で交流している姿が見られ、なんだかうれしい気持ちになりました。学校段階間の接続、いわゆる中1ギャップを解消するためにどのようなことができるかということも話し合われました。新たな試みも始まろうとしています。

 国府津の子供たちのために、まずは小中の連携を密にしていきたいと思います。

【校長のつぶやき】若手の授業…子供たちの成長とともに若手の成長も感じます(令和4年10月26日・水)

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 今日は、朝から4時間、何かしらの研究授業が組まれていたので、ずっと授業参観をしていました。1校時目と3校時目は初任者研修でそれぞれ4年生の国語と2年生の算数。2校時目は低学年ブロックの校内研究で2年生の算数の授業…授業者はやはり3年目の若手です。4校時目は教育実習生の研究授業で、5年生の体育でした。

 どの授業も、子供たちが一生懸命、学習に取り組んでいました。エネルギッシュな若手が授業を行うと、子供たちも意欲的、エネルギッシュに取り組む傾向がありますが、必ずしもそうなるとは限りません。若ければいいというわけではないのです。もちろん、逆に経験を積んでいればいいということでもないのですが…。
 やはり、教材研究を十分にしたうえで、子供たちの発言を導き、生かし、子供たちに活躍の場を保障したり、苦手意識を持っている子への手立てを考えたりすることが必要不可欠です。分かりやすい授業、子供たちが主体的に取り組めるような授業、そして、「分かった、できた」と達成感や成就感が得られる授業、さらに欲を言えば、学び合いながら思考を深められる授業…本校の職員は皆、このような授業を目指しています。

 今日の若手の授業も、もちろん課題もあります。でも、お世辞抜きでどの学級の子供たちも主体的に学習に取り組んでいました。4人の若手、皆が、放課後(場合によっては勤務時間終了後)、「今日の授業について、ご指導お願いします。」と謙虚に聞きに来ました。そのような姿勢も、授業力を確実に高めているのだと思います。そして、これはセンスとも言えるかもしれませんが、子供たちとの人間関係を良好な状態で授業に臨んでいます。本校には、ホープがそろっています。

【校長のつぶやき】オリンピックの選手ってやっぱりすごい!(令和4年10月25日・火)

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 ロンドン五輪:体操団体・銀メダリストの田中和仁さんが、国府津小学校に来校され、4年生に体操を教えてくださいました。(妹の田中理恵さん、弟の田中佑典さんと三兄弟でロンドンオリンピック代表入りをし、団体総合で銀メダルを獲得されました。得意は平行棒だそうです。)

 オリンピックのメダリストに直接お会いでき、しかもお話しできる機会なんてなかなかありません。授業前に校長室でお話をさせていただきましたが、あまりのうれしさに失礼かと思いましたが、いろいろな話題を突っ込んで聞いてしまいました。体操を始めたきっかけや、ご家族のこと。授業後も、校長室で給食を召し上がっていただきましたが、その時も調子に乗って、現在、ご本人がコーチをされている体操教室のお話や指導の様子など、時間がたつのも忘れ、お話を伺いました。

 2校時目の授業の様子を拝見しましたが、その時のステップアップの構成やご助言はもちろんのこと、子供たちを楽しい雰囲気にさせながら授業を進め、自信をもたせていくプロセスは、さすがだなと思いました。

 ミーハーな私は、銀メダルを直接触らせていただき、感激していました。テレビでしか見たことのないメダルを持ってみて、その重さをあらためて実感。子供たちには、この貴重な経験を忘れずにいてほしいなと思います。田中先生、ありがとうございました。
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