【校長のつぶやき】接続確認のご協力、ありがとうございます(令和4年9月24日・土)

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 この週末、各ご家庭に、端末のログイン確認作業をお願いしています。学校から端末(Chromebook)を持ち帰っている子、ご自宅の端末を使用される子と、ご家庭の状況によって様々かと思いますが、皆様、ログインは順調にできたでしょうか。もし、支障がございましたら、週明けにでも学校へご連絡をいただきますようお願いいたします。
 端末の持ち帰りを含め、どのようなときにご家庭で端末を利用していただくかということについては、校内で今後検討してまいります。すでに、学校は欠席しながらも授業を受けられる状況であるということで、ご家庭の端末を使って、学校の授業をリモートで受けている児童もいます。学級閉鎖や休校等の措置を取ったときにも、リモートで授業をすることもありえます。また、日常的に、家庭学習の一環として端末を利用することもあるかもしれません。学校によっては、すでに定期的にそのような日を設定している所もあるようです。
 一方、端末を持ち帰ることが負担になることも考えられます。持ち運びができるとは言え、それなりの重さがある端末を低学年が登下校時に運ぶことに不安を抱く保護者の方もいらっしゃるでしょう。精密機械であることから、破損してしまうことの心配もあります。
 そのような不安や心配も含め、今後、どのような活用の仕方があるかを検討していきたいと考えています。
 低学年においては、ランドセルに端末を入れ、教科書等を手提げ袋に入れて持ち帰った学年もあるようです。高学年は、手提げ袋に端末を入れて持ち帰ったようです。金曜日に、5年生の児童が端末にピッタリ合った手提げを持っていました。中はクッション性になっていて、多少の衝撃にも対応できるものです。「いいもの、持っているね。」と尋ねると、「百均で買いました。」とのこと。百均でも売っているんですね。
 今後も、いろいろとご配慮、ご協力をいただくことがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】5年生と一緒に森林で癒されてきました(令和4年9月23日・金)

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 また、台風を気にしながらの三連休。先週に引き続き、モヤモヤされている方もいるかと思います。
 私は、昨日、5年生と一緒に森林学習として小田原市「いこいの森」に行ってきました。昨日の本欄で触れた職員研修の研究授業(2校時目)を見た後、3校時目に出発し、お弁当の時間から午後にかけて森林の中で過ごしました。(教育事務所の教育指導員さん〈元校長先生です〉とは、下郡三町の教育委員会の指導主事仲間というご縁をきっかけに親しくさせていただいていますが、授業者へのご指導を控えたところで、「森林学習という校外学習引率のため、最後にご挨拶ができず申し訳ありませんが、これで失礼します。」とお話ししたところ、「ずいぶん楽しそうだね。」と言われてしまいました。)いくつになっても、校外学習は楽しさが付きまといます。もちろん、「事故がないように…。」という緊張感もありますが…。

 少し雨が降り始めてきましたが、見学には支障がありませんでした。背の高い木を伐採するところを目の前で見ることができました。木が倒れた瞬間、子供たちからは思わず歓声と拍手が沸き起こっていましたが、私も目の前で直接見るのは初めてで、子供たちと同じような反応をしていました。林業の話に加え、森林を散策しながら、森林に関する話や特徴のある葉や木の実などの話も伺いました。ヒノキなどの木の香りをかがせていただいたり、安全な木の実や枝などの味を確かめさせていただいたりと、五感をフルに使っての森林体験です。

 森林は、本当に心が癒されます。5年生の子たちも感じ取っていたことでしょう。「積極的に木を使うことは、森を守ることにつながる!」という言葉を再認識しながら、森林の良さを実感することができました。引率ができてラッキーでした。

【校長のつぶやき】1年生の読み取り(令和4年9月22日・木)

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 経験年数等により受ける研修の一環として、授業研究を行いました。県西教育事務所から教育指導員さんが来校され、授業を参観後、約1時間、授業者が教育指導員さんより指導助言を受けるというものです。その授業を、私も参観しました。1年生の国語の授業で、「うみのかくれんぼ」という説明文の学習です。
 1年生にとって、教科書に出てくるいろいろな言葉(単語・語句)は、初めて出会うものが結構多く、まさに「未知との遭遇」です。私も、一昨日、昨日と1年生の教室に入り、国語や算数の授業を行いましたが、2年生以上の子、特に高学年の子が普通に使っている言葉も、1年生にとっては「それ、どういう意味?」「何のこと?」といった言葉が結構あるということをあらためて実感しました。知的好奇心にあふれる1年生は、その言葉の吸収率も高く、入学してからこの半年の間に、一気にボキャブラリー(語彙)も増えたことと思います。
 今日、参観した1年生の子供たちも、まさにその渦中。「うみのかくれんぼ」では、「はまぐり」「たこ」「もくずしょい」の3種類の生き物が「海の中のどこに隠れるか」「隠れるための体の特徴はどうなっているか」「どのように隠れるか」ということについて、同じような構成パターンで表現されています。今日は、「たこ」についての学習。前時の「はまぐり」についての学習で学んだことをもとに、授業が進みます。わずか3つの文ですが、この3つの文から、「何の生き物についてか」「どこに隠れているか」「どんな特徴があるか」などが分かる語句を見つけます。簡単そうで、実は難しい。1年生の子たちが指摘する部分も分かれました。
 授業者は、丁寧に児童の間を回り、個々に指導したり、友達同士を関わらせたりします。ワークシートも用意し、子供たちが分かりやすくまとめられるような工夫もなされていました。子供たちも、積極的に反応し、挙手をして答える姿もたくさん見られました。本時では、時間の関係で見られませんでしたが、文章に対応した動画も用意されていたようです。
 説明文では、抽象的な言葉も出てきますが、実体験や動作化などの疑似体験、動画や画像などによる視覚的なとらえなどを通して、具体とともに理解・習得することが大切になってきます。問いに対する答え方を丁寧に扱うことも、この時期だからこそ大切になってくるかと思います。
 今日のような授業を、さらに丁寧に、具体を通して行うことの大切さをあらためて感じました。この時期に、読書などを通して、多くの言葉に出会わせたいものです。

【校長のつぶやき】ピンチの時こそチームの真価が問われる!(令和4年9月20日・火)

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 3連休明けの本日、心配していた台風の影響もそれほどでもなく、通常通りの授業を行うことができました。
 ただ、本日、諸事情により4人の担任が不在ということに…。校長、教頭、専科も含め、誰がどの時間にどの学級を担当するか、朝から検討に入りました。途中、PTA運営委員会もある中、教頭が中心になって調整をし、割り振りを決めました。
 私は、朝の時間から1校時、5校時と帰りの会に1年生の教室に入り、授業も行うことに…。私が入った学級は、「いつもこうしているよ。」と子供たちが朝からの段取り手順を丁寧に教えてくれました。担任がいなくても、自分たちで動ける子供たち。普段から鍛えられているのがよく分かります。私が話しているときに、反応して話し始める子に対しても、「今、校長先生が話しているよ。」とおしゃべりを止めに入る子供たち。1年生とは思えないほどの頼もしさを感じます。1校時目は国語。初めての片仮名の学習です。「カタカナ練習帳」の使い方も含め、丁寧に教えると、子供たちも丁寧に書こうとします。5校時目の書写の時間も同様。「書写ノート」に丁寧に字を書く子供たち。一生懸命さに心が打たれます。やっぱり子供たちと授業の時間を過ごすっていいですね。
 他の学年も、担任不在と同学年の教員を中心に、級外の教員も入りながら、それぞれの対応を考えていました。担任4人不在というピンチに、チームとしてどうカバーし合えるか、教頭を中心に全職員が一丸となって知恵を出し合い、自分のできることを考えています。授業だけでなく、給食、清掃の時間も、指導の穴が開かないようにするにはどうしたらよいか…「ここは、学年で何とかできます。」「ここは私が入りますよ。」…目途が立つと、本当にいいチームだなと痛感します。そして、担任がいなくても、自分たちだけでもなんとかしようと頑張っている子供たち。先週、4年生の教室に入ったときにも感じましたが、国府津の子たちは本当に頼もしいです。

 職員の皆さん、安心して静養してください。休んでいる職員は、皆さん決まって「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」と言いますが、皆さんの日頃の指導のおかげで子供たちはよく育っているし、我々職員もお互い様ですし…。まずは、元気な姿を子供たちに見せられるよう、とにかくしっかりと静養してほしいと思います。
 私は、むしろ、教室に行って子供たちと一緒にいられる時間をもらえて、ラッキーです(不謹慎かもしれませんが…)。明日も1年生の教室に行きます。(楽しみ!)

【校長のつぶやき】小田原市児童生徒科学展覧会、行ってきました(令和4年9月18日・日)

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 雨が上がったので、小田原市生涯学習センターけやきで開催されている「科学展」を見に行ってきました。夏休みに取り組んだ自由研究の中から選ばれた作品です。市内の小学校からは金賞の作品が、中学校からは金賞・銀賞の作品が展示されています。本校からは、6年生の作品が展示されていました。
 どの作品も身近な事象をテーマに、観察・実験したものです。調べようとした動機、予想、観察・実験方法、結果、考察などが分かりやすくまとめられていました。テーマも、「そういうところに目を付けたのか」と感心するものが多かったです。また、「Part2」「Part3」など、昨年度や一昨年度のテーマをさらに深めたような「続編」といったものもいくつかありました。本校からの出展者のテーマも「サビの発生 Part2」です。(空気のある・なしによって、また、液体によって、サビの発生がどのように違うのかを調べたものでした。)
 すべての作品を一つ一つ丁寧に読んだわけではありませんが、いくつか読ませてもらい、この歳になって初めて知ったこともたくさんありました。子供たちの知的探究心、すばらしいですね。まさに「研究者の卵」たちの作品ばかりでした。

【校長のつぶやき】校務用員さん、お世話になりました。(令和4年9月15日・木)

 本日、お二人いるうちのお一人の校務用員さんが、本校最後の勤務でした。本校に6年間、お勤めになられたそうです。毎日の掃除、特にトイレ掃除、コロナ禍になってからは消毒等も、さらに給食の準備や片付け等にも携わってました。まさに「縁の下の力持ち」…校務用員さんのおかげで、快適な学校生活を送ることができています。
 「まだまだ国府津小で働きたかったのだけど、いろいろな事情があって…」とのことで、残念ではありますが、仕方がありません。中休みに、職員に対してご挨拶をいただきました。私たち職員も感謝の思いでいっぱいです。本当にお世話になりました。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。今後のご健勝とご活躍をお祈りしたいと思います。

【校長のつぶやき】初任者…さらに授業に磨きをかけて健闘中!(令和4年9月14日・水)

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 夏休み明けも、初任者研修は続きます。(1年間、研修ですから…)
 毎週水曜の第3校時は、授業研究。いつもいつも指導案を作成して、職員に配付しています。今日は、2年生と4年生の教室を行ったり来たりしながら、少しずつ見させてもらいました。2年生・4年生ともに算数の授業でした。
 2年生は、「水のかさ」の学習で、ペットボトルに入っている水のかさの予想を立て、1Lますと1dLマスを使って、確かめていました。(そういえば、自分も30数年前、教育実習で2年生のこの「かさ」の学習を研究授業でやったなあと、ふと懐かしく思い出しました。)今日の授業では、実際にペットボトルと水を用意して、子供たちが実感できるように実演をしていました。しっかりと予想を立て、興味を高め、実感できるように具体物で確かめる…。教材研究の成果がうかがえます。
 4年生は、「垂直・平行と四角形」の学習で、平行四辺形の性質について、向かい合う辺と角と大きさの関係を学んでいました。(ここのところは、昨日、隣のクラスの担任が休んでいたので、私が代わりに授業をしたところだなあと思いながら、見ていました。)子供たちが定規やコンパス、分度器などを使いながら、実際に計測をして確かめます。自分たちで実際に計測して確かめるということが大事なプロセス。やはり実感を伴うので、理解が深まります。
 二人とも、しっかり教材研究をして、子供たちが実感を伴いながら理解できるような手立てを取っていました。掲示物や具体物の準備もよくしていました。夏休みを過ぎて、授業に一段と磨きがかかってきているようです。

【校長のつぶやき】高学年教科担任制(令和4年9月13日・火)

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 学校だより7月号でも触れましたように、今年度、本校は「神奈川県小学校高学年教科担任制推進協力校」として、小学校高学年における教科担任制の推進に努めています。昨日は、神奈川県教育委員会子ども教育支援課の指導主事お二人と、県西教育事務所、小田原市教育委員会の指導主事それぞれお一人ずつの計4人の指導主事の方々が、視察のため来校されました(左上の写真)。夏休み前には、授業の様子をご覧いただきましたが、今回は、高学年の担任と専科教員の打ち合わせの様子をご覧いただきました。
 そして、今日は、校内で「高学年教科担任制推進委員会」を開きました(右上の写真)。夏休み前に関係職員と高学年児童を対象にアンケートを取っているので、その結果についての検討と今後の実践の在り方についての検討を行いました。
 教科担任制のメリットとしては、教科指導面では、「自分の担当教科の教材研究に時間をかけられるため、指導の質が上がり、授業改善が図りやすいということ」、「一人の教員の担当教科数が減るため、教材研究等の準備や評価等の負担が減り、時間的なゆとりができるということ」などが挙げられます。児童指導面では、「自分の担任している学級の児童だけでなく、学年全体の児童を指導するので、複数の目で子供の様子を見ることができ、子供のつまずきや変化にも気付きやすく対応しやすいということ」、「子供たちにとっても、担任だけでなく、いろいろな先生に見守ってもらっているということが実感でき、担任だけに限定せず、いろいろな先生に相談しやすくなるということ」などが挙げられます。教員間の情報交換や連携もこれまで以上に密になり、担任一人で抱え込んで悩むということがないような体制もできています。
 一方、デメリットとして、「時間割編成がパズルのように難しく、行事等が合間に入ってくると、臨機応変に変更することが難しいということ」、「専科教員は、高学年の学級担任に比べ担当時数が多く、ややゆとりが失われがちだということ」、「これまでのTT(ティーム・ティーチング)・少人数指導の教員の枠がなくなり、今回の高学年専科教員の枠が新たに設けられてことから、授業内において複数の指導者で支援することができなくなり、算数など学習の習熟差が大きくなりがちな教科において学力を定着させるという点では、厳しくなったのではないかと思われること」などが挙げられます。
 「教員の働き方改革の一環としても、効果が期待される」として始まった事業です。新たなことへの取り組みは、誰しも最初は戸惑いがちですが、成果と課題を整理し、改善の方向につながるよう、検討を重ねていきたいと思います。

【校長のつぶやき】自分の頭で考え、自分たちの力で作り上げる(令和4年9月12日・月)

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 12日(月)より「Chromebook誓約書」を持ち帰り、ご家庭のサインをいただき、16日(金)までに学校へ持ってくることになっています。
 先日、代表委員会で「Chromebook」の使い方などについて話し合いがなされ、自分たちでルールを確定していました。代表委員会の最後に「校長から」という場面でも話しましたが、多くの学校がタブレット端末に関するルールなどを学校(職員)で決めて、「これを守るように」というような指導がなされることが多く、本校のように児童自ら各学級で話し合ったことをもとに決めるということは珍しいことだと思います。大人に言われたからただ単にその通りに従うというのではなく、自分たちの頭で、何が大事なことか、そのためにはどのようなことに気をつければいいかなどを考え、話し合いを通してルールを作り上げるということは、とても大事な過程であり、その過程で身に付く力は社会の中で生きていく上で大切な力だと言えます。
 本校の児童は、そのような力が身に付きつつあると感じています。朝会の講話でも話題にしましたが、今回のChromebookの件だけでなく、担任が不在の時の自習体制でも自分たちで授業を進められる学級もあるなど、感心することもたくさん。たてわり班遊びの内容について、高学年の児童が考える姿も同様です。1か月後に迫っている運動会でも、そのような姿を見せてくれることを期待しています。
 朝会のあったその日、何人かの担任から学年の発達段階に応じてですが、「『自分で考え、自分の力でやり遂げる』ということを意識して、子供たちが頑張っていました。」といううれしい報告を受けました。
 指示を待って動くのではなく、主体的に動ける子が増えてほしいと思っています。

【校長のつぶやき】運動会に向けて…(令和4年9月9日・金)

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 運動会まであと1か月ちょっとなりました。少しずつ運動会に向けて、準備が始まっています。
 各学級では、運動会のスローガンについて、話し合いをしていました。皆さんの思いをもとに、運動委員会がスローガンを決めるそうです。
 プログラムに掲載されるイラストの募集も始まりました。ぜひ奮ってご応募を…

 学年によっては、職員もダンスの練習に入っています。子供たちとともにどのように作り上げていくのか、楽しみです。

【校長のつぶやき】小田原市ドッジボール大会:低学年の部「準優勝」おめでとう!(令和4年9月7日・水)

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 夏休み中の8月26日、小田原市ドッジボール大会(小田原市体育協会主催)が開かれ、低学年の部(1〜3年生)で、本校の2年生6人が所属するチームがなんと準優勝に輝きました。11人で1チームなので、保育園時代の仲間も誘い、現在、酒匂小学校、千代小学校、矢作小学校に在籍している友達とともにチームを編成し、参加したそうです。
 本日、本校の2年生6人が校長室を訪ねに来てくれました。低学年の部といっても、1〜3年生が対戦相手なので、2年生にとってみると年上の3年生とも対戦することもあり、その3年生にも勝つという経験もできたとか…。最後の決勝戦では、あと少しというところで負けてしまったようで、本人たちも大変悔しがっていました。「来年こそは!」と今から意気込み十分でした。
 確かに、準優勝…惜しい結果だったかもしれませんが、3年生もいる中で、そのような成績を収められることは大変すばらしいことです。自信をもってほしいです。
 準優勝、おめでとう!誇りに思っていいですよ!

【校長のつぶやき】絵日記(令和4年9月6日・火)

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 昨日の本欄で「読書感想文」について触れましたが、夏休みの課題でもう一つ、これまたきっと誰もが経験していると思われるものが「絵日記」です。特に小学校1年生、小学校に入って初めての大きな課題ですね。何日分かくかは、学校によっても異なるでしょうが、本日、1年3クラスとも1人1日分の絵日記が廊下に貼り出されました。授業中、校舎内を回っていると発見したので、しばらく立ち止まって読ませてもらいました。

 小学校に入って、初めて平仮名を習ったという子も多いのではないでしょうか。「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」などの小さい字をどのように使うか、1年生にとっては、結構難しいものです。でも、みんな一生懸命頑張って書いたということをうかがうことができました。たくさんの文で表現している子もいます。その時の様子や子供たちの思いがよく伝わってきました。
 そして、その文に合わせた絵。絵を描くのが好きな子、あまり気乗りがしない子…いろいろでしょう。だけど、その時の楽しい様子が一人一人その子らしい表現の仕方で描かれていました。
 絵日記を見ると、ほほえましい気持ちにもなりますし、この4〜5か月の間で、文も絵も、ここまでかけるようになったんだなと思うとある意味、感慨深いものもあります。

 夏休みの課題なので、ご家庭でのご協力もあったことと思います。絵日記にかきたくなるような経験をさせていただいたことにも感謝しております。ありがとうございました。
 担任が一人一人の絵日記にコメントを入れていました。一生懸命頑張った子供たちの励みになるとうれしいです。

【校長のつぶやき】読書感想文(令和4年9月5日・月)

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 おそらくほとんどの人が経験したことがある読書感想文…私は大の苦手でした。この仕事について、当然指導しなければならないので、「読書感想文の書き方」のコツなどをまとめた書籍を何冊か買って、自分自身が学んだことを思い出します。夏休み明け、子供たちが書いてくる読書感想文を読むたびに、子供たちってすごいなと感心していました。それは、今年度もまた感じています。
 今日、校内審査の結果、学校からコンクールに出す作品を読ませてもらいました。低・中・高学年、それぞれ3点ずつ。どの子の作品も、読んだ本から何を学び、どんなことを感じたか、自分の生活とも結びつけながら、今後の自身の生き方にどう生かすのかということが書かれていました。

・姉と妹の交流から、姉の強さと優しさを感じ取った子
・何でも言うことをかなえてくれる自動販売機から、自分で考えて行動することの大切さを学んだ子
・絶滅しそうなサイを守ろうとする人たちの活躍を読んで、命の大切さを学んだ子
・拾った500円玉を使ってカラスから子ねこを守った主人公の姿から、お金より命が大事だと感じた子
・村に女の子が生まれるたびに111本の木を植えることで、その女の子が18歳まで結婚せずに学校で教育を受けられるというきまりを作った主人公から、何が正しくて何がおかしいのか、自分なりの考えをもって行動することの大切さを感じ取った子
・ガンになった祖父が治療を拒否し残された期間充実した毎日を送るという決断をしたことから、命の大切さを学びどう生きたらよいか、自分なりに考えた子
・特攻隊員の気持ちや残された家族に思いを巡らせ、戦争と平和について考えた子

 学校からコンクールに出すことになった作品の他にも、読書感想文の挑戦した子はたくさんいます。学年によっては、教室前の廊下に掲示している所もあったので、今日、校舎内を回りながら、こちらも少し読ませてもらいました。これらの作品も、皆、自分の思いが、自分の言葉で書かれていました。中には、原稿用紙4枚にも書いている子も…。同じ本を読んでいても、読む人によって、取り上げるところ、感じることも異なるんだということも改めて感じました。

 本との出会いが、自分自身の考えを見つめ直すことになったり、感動を受けて心が豊かになったりという経験をもたらします。感想文を書くことで、その考えや感動を改めて意識することになります。同時に、その感想文を誰かが読むことで、考えや感動を共有したり、場合によっては意見交流を通して、さらに考えや感動が深まったりすることもあるでしょう。私は、今回、みなさんの感想文を読ませてもらって、なんだかうれしい気分になりました。すてきな感受性をもった子供たちが、国府津小にはたくさんいるんだということもうれしい気分になった理由の一つです。そして、本と向き合い、自分自身の考えや生き方を見つめ直せる子たちがいたことも…。

 私は、感想文を書くことは嫌いでしたが、本を読むことは好きでした。夏休み、読書の機会を逸してしまった子は、ぜひ「読書の秋」…読書週間などの機会に読書にチャレンジしてほしいと思います。

【校長のつぶやき】再開2日目…放課後もお仕事いろいろ(令和4年9月2日・金)

 昨日から再開した前期終盤。放課後もいろいろな業務に取り組んでいます。
 
 昨日は読書感想文の校内審査、本日は科学展の校内審査など、児童の皆さんがこの夏、一生懸命取り組んだコンクール出品の審査、作品の整理、宿題のチェックなど、夏休み明けの恒例の業務です。私もいくつか作品を見せてもらいましたが、力作ぞろい。皆さんの努力や工夫が感じられました。

 さらに、今日は、科学展の審査と並行して、審査に携わらない教職員で分担をして普通教室のワックスがけを行いました。
 来週からは給食も始まり、午後の授業も入ってきます。いよいよ通常の学校生活が戻ってくるといった感じでしょうか。

 そんな中、8月下旬より教員の業務をサポートする「スクールサポートスタッフ」が配置されることになりました。教員の働き方改革の一環として、文部科学省が2〜3年前から導入を決めた事業ですが、今年度は、枠が決まっていてもなかなか人が見つからず、本校もここでやっと担ってくださる方が見つかりました。お二人の方が分担して、原則、月・木・金に業務に当たってくださいます。早速、本日もいろいろなお仕事を依頼している教員がいました。ありがたいことです。
 教員がゆとりをもって、子供たちに接することを期待したいです。
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【校長のつぶやき】子供たちが学校に帰ってきました!(令和4年9月1日・木)

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 やっぱり子供たちがいる学校っていいですね。元気と癒しの両方をもらえます。
 素敵な黒板アートと温かいメッセージで、夏休み明けの子供たちを迎えている学級もありました。
 「夏休み、〜へ行ったよ。」「夏休み、こんなことをしたよ。」「こんな作品を作ったよ。」など、キラキラした瞳で話しかけられると、思わず笑顔になります。中には、「夏休み、つまらなかった。」という子も…。行動制限はないとはいえ、今年もコロナ禍の夏休み。慎重に過ごされたご家庭もおありだったかと思います。

 8月下旬になって、若干、新規感染者数も落ち着いてきたように見えますが、小田原市では、教育活動の目安となるレベルを、1から2に引き上げました。本日、学級閉鎖の基準やご家族の中に発熱等の症状がある場合のお子さんの登校のあり方についてなど、いくつか見直しされたことについての文書を配付しました。HP上にも公開しておりますので、ご確認をお願いします。引き続き感染対策を意識しながらの教育活動となりますが、簡単にできないとあきらめるのではなく、工夫を重ね、感染対策をしながらも充実した教育活動になるよう、実践を重ねていきたいと思います。これからの季節、「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」など、いろいろな活動に適した季節ですから…。
 今後ともご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】今日で夏休みも終わり!明日から学校再開!(令和4年8月31日・水)

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 子供たちは今日をどんな気持ちで過ごしたのでしょうか?
 「夏休みも終わっちゃうなぁ…」「明日から学校かぁ…」「宿題が終わっていない。どうしよう!」「明日から、また学校で友達に会える!(ウキウキ!)」「先生に会ったら、夏休みにこんなことがあったんだという話をしよう!」などなど…
 学校が始まることをマイナスにとらえている子、プラスにとらえている子、いろいろかもしれませんね。(私は、子供の時、前者でしたが…。教員になって、学校でみんなを迎える立場になると、後者であってほしいなと思っています。)

 まずは、生活リズムの切り替え、大丈夫でしょうか?もし、宿題が終わっていないことを心配している子がいたら、全部終わっていなくても、「これだけ頑張ってやりました!」みたいなのがあれば、きっと先生方も許してくれるはず!学校に来ることに何か不安や心配事があるならば、無理をせず、とりあえず先生や親に相談してみてほしいと思います。
 残念ながら、病気などですでに明日欠席の連絡も入っていますが、健康第1なので、まずは焦らず病気を治すことに専念してください。ただコンクールの出品については締め切りが迫っているので、フェアキャストでもお知らせしましたように、もし夏休み中に頑張って取り組んだものがあり、明日お休みで持っていけないというものがある場合は、学校にご連絡ください。対応を考えさせていただきます。どうぞお大事にしてください。

 それでは、明日、学校に来れる子たち、再会できることを先生方みんなで楽しみに待っています!

【校長のつぶやき】アニメ映画…中学レベルの英単語9割(令和4年8月30日・火)

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 8月29日(月)、朝日新聞の夕刊1面に、英語に関する興味深い記事がありました。
 英語を教えているある塾講師が、ジブリ映画「魔女の宅急便」の英語吹き替え版を鑑賞したら、ほとんど聞き取れず、悔しくて登場する英単語をすべて抜き出したら、ほとんど中学で習う単語だったとの記事です。なぜ聞き取れなかったのか、分析をしてみたそうです。

 「魔女の宅急便」で使われた英単語は全部で7672語。ディズニー映画「アナと雪の女王」で使われた英単語は7646語。
 ただ、「魔女の宅急便」で使われた単語は1174種類で、約91%が中学で習う単語。最もよく使われている単語は「you」(あなた)で370回、続いて「the」(冠詞)203回、「it」(代名詞)185回。英語は主語と述語が大事。theやitは、頻出単語ですが、重要な意味をもたないので、弱く発音されるので聞き取りにくいそうです。「1字1句聞き取れないとだめだ。」と必死に聞こうとしているうちに、話が進み、迷子になってしまうとのことでした。よく使われる単語の上位20は、中学1年で学ぶもの。英訳された台本をざっと読んだ後に、出てくる単語はほとんど知っているんだと自信をもって、再度映画を鑑賞に挑戦。すると、不思議なことに、意味が分かるようになっていたそうです。「強く発音される単語を中心に拾っていく。分からない部分があっても構わないと思いながら、聞いてみた。」とのことでした。(この塾講師の7歳の娘さんは、「魔女の宅急便」を英語で数回見た結果、日本語字幕なしでも意味が分かるようになったそうです。)
 中学で学ぶ単語の使用率は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で約88%、「アナと雪の女王」は約84%、ディズニー映画「アラジン」は約73%。
 ただ、この分析は、英語の学習指導要領が改訂される2021年より以前(小学校に「外国語」〈英語〉の教科が導入される前)のことだそうです。当時、中学校で学ぶ英単語は1200語程度でした。今、学習指導要領では小学校で600〜700語、中学校で1600〜1800語を学習することになっています。したがって、中学卒業時には少なくとも2200語を学ぶことになっており、当時の2倍近くになっています。
 完璧に聞き取ろうとするのではなく、話の流れや映像とともに聞き取れる英単語を拾い出すだけでも、結構英語を理解できた気分になれるかもしれません。小学校から英語を習っている今の子供たちは、その可能性が大いにありそうです。うらやましい。

 ちなみに、私は、5月に「トップガン マーヴェリック」、8月に「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」を字幕版で見て、英語がどのくらい分かるか試してみました。かなり字幕に頼りましたが…。(昔から、洋画は「字幕で鑑賞する派」です。)いずれも、第1作の時からのファンなので、英語の理解とか関係なく、違った意味で感慨深く見ていました。(特に、トム・クルーズは同世代とは思えないほどカッコいい!)

【校長のつぶやき】本日、職員、体も頭もフル稼働!(令和4年8月25日・木)

 今日は、午前中、職員作業で体をフル稼働。教頭を中心に、職員からこのような作業を行いたいという要望を集め、本日の作業が決まりました。教室廊下壁面の壁紙を貼り替えたり塗り替えたりするという発想は、教頭によるものだそうです。教頭が赴任した昨年度から始めたそうですが、私は小学校に勤務し始めてから30数年、壁紙の貼り替え・塗り替えという職員作業に初めて出会いました。中学校の美術教員出身ならではの発想。見違えるほどきれいになった廊下の壁を見て、思わず感激してしまいました。
 そして、全職員による作業の成果。作業後の状況を見させてもらいましたが、気持ちよく子供たちを迎えたいという職員の思いがあふれていることを感じました。

 そして、午後は校内研修で頭をフル稼働(一部、体も…!)。
 人権教育研修では、「性的マイノリティの人権」について、人権担当の職員の分かりやすい説明と自らの体験から、深く考えさせられました。これまで、どこか他人事のようにとらえていた職員も多いのではないでしょうか?あまり直面することのない問題かもしれませんが、実は身近にも悩んでいる子がいるかもしれないという気持ちをもちながら、教育活動に当たることの大切さを感じました。
 外国語教育研修では、講師の役割をである担当職員2人のテンションの高さが、楽しい研修へと盛り上げていました。10年ちょっと前の指導要領改訂から小学校教育にも導入された外国語(英語)…正直なところ、苦手意識をもっている小学校教員もいることでしょう。でも、このような雰囲気で授業ができたら、教員も児童も楽しみながら外国語を学べるだろうなと思える研修でした。
 防災研修では、担当職員が綿密な計画と準備をしており、このようなときにしか体験できないような場を設定してくれました。学校には、消火栓や消火器が設置されています。いざというときにこれらを職員も使えることで、命を救えることがありますが、使い方も含め、意外と体験していないというのも現状です。もちろん、生涯使わなくて済むことが理想ですが、防災意識も含め、危機管理意識は常にもっていないといけないということをあらためて実感したところです。
 これらの研修の後、OJTとして、この夏の教育課程研究会で本校の職員が提案した家庭科の実践について、校内の職員に対して提案(報告)がありました。提案文書は読んでいましたが、スライド付きでの口頭報告は初めて聞きました。実践時の子供たちの様子がよく伝わってくるような報告で、聞いていた職員も実践内容の素晴らしさを実感できたことと思います。教育課程研究会の報告内容は、「聞いて終わり」ではなく、ぜひ自身の実践に生かしてほしいものです。「真似できることはないか」「自分の実践に生かせることはないか」という視点をもちながら、人の実践に学ぶという姿勢が大事。「真似」することは恥ずかしいことではありません。「真似る」から「学ぶ」につながるのです。

 「子供たちが気持ちよく学校生活を送れるように…」という思いで、一生懸命、体を動かす職員。自分たちの指導力を高めるために、講師となり、研修を企画・運営する職員。そして、その研修を真摯に、かつポジティブに受講する職員。いい感じでした!

 今日1日、体も頭もフル稼働で、充実した1日でした。そして、国府津小職員の素晴らしさを実感した1日でもありました。
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【校長のつぶやき】今日から職員全体で動き始めます(令和4年8月24日・水)

 夏休みもあと1週間。これまで、教職員個々に研修や出張、出勤日等はありましたが、今日からいよいよ学校全体で動き始めます。

 午前中は、小田原市・足柄下地区小学校教育研究会のため、各部会に分かれ、各会場にて研究会がもたれました。私は、社会科研究部会に所属しており、酒匂の小田原市生きがいふれあいセンター「いそしぎ」にて、筑波大学附属小学校の先生の講話を聴きました。「子どもとつくる・子どもが育つ 社会科 〜『自分たちの教材』をつくりあげる〜」というテーマでしたが、社会科の授業づくりの基本的な姿勢について、講師の方の実践も含めながらお話を伺うことができ、大変勉強になりました。社会科の授業づくりに携わる小学校の教員に、ぜひ聞いてほしいと思うような内容でした。
 他の部会でも、それぞれ、貴重な学びがあったのではないでしょうか。

 そして、午後は職員会議(地区教育課程研究会報告会を含む)です。いくつかの協議事項がありましたが、メインは「運動会」です。6月の職員会議でも概要について一度検討しましたが、本日は、詳細について検討しました。通知表作成についても確認がありましたが、職員会議が始まると夏休みもいよいよ終わるんだなという実感がしてきます。
 ここで、このホームページをご覧になっている方に速報です。今年度の運動会は各家庭2名程度の参観ということで実施することになりました。「程度」というのは、未就学児がいる場合、ご家庭の判断で大人2人に加えて連れてきていただいてもかまわないという意味です。新型コロナウイルスの感染状況がなかなか落ち着かない状況ではあるので、あくまで現時点での決定であり、今後変更するかもしれません。いずれにしても、保護者の皆様には、改めて通知をさせていただきます。なお、来賓の皆様におかれましては、今年度もご遠慮いただく予定です。

 子供たちは、夏休みの課題等は順調でしょうか?コンクールに出品予定の子もいるかと思います。私は、子供の時(今も?)、いつもギリギリの人だったので、偉そうなことは言えませんが、残り1週間、いろいろな意味で充実した夏休みにしてほしいと思います。
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【校長のつぶやき】「よい授業」って…?その2(令和4年8月23日・火)

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 昨日の続きです。

 「よい授業」と思う2点目は、子供同士がいい雰囲気で関わり合っている授業です。
 前提として、自分の考えや思いが言いやすい(発言しやすい)雰囲気になっていること。「こんなことを言ったら笑われるかな?」「間違えたら馬鹿にされるかな?」という心配をしなくてもいい温かい学級集団になっていることが前提という意味では、やはり学級経営の在り方が大切になってきます。「教室はまちがうところだ」という蒔田晋治(まきたしんじ)さんの有名な詩がありますが、この詩に表現されているような学級は理想と言えるでしょう。授業を通して、他人を思いやる心も育ちます。「こういう言い方をしたら、相手が傷つくかな。」ということを意識していくのです。本校の学校教育目標の「美しい心」にも通じます。

 また、一人で調べ、解決し、そこで完結できるのであれば、学校で学ぶ意味がありません。いろいろな見方、考え方があり、それを受け入れつつ、自分の見方や考え方などと照らし合わせながら、自分自身の考えを高めたり深めたりする、…このような学びができるのが集団で学ぶ学校の授業の意義です。このような学びができる授業が、「よい授業」の3点目かと思います。本校の学校教育目標の「向上心をもつ」にも通じます。
 自分の考えが独善に陥らないよう周囲の人たち(友達)の考えを聞き、吟味する。これは、社会で生活していく上でも必要な力です。独裁者による政治より、民主主義の政治が国民を幸せに導くのも、このような姿勢の延長にあると言えるでしょう。
 国語の読み取りも友達の読み取りを聞くことで、同じ文章表現からもいろいろな解釈があることを学ぶことになります。
 算数の問題の解き方も同様です。いろいろな解き方があり、どの解き方がどんなときにもより速く簡単で正確か(「はかせどん」と言っています)を追究します。
 社会科でも、いろいろな立場の人たちから社会が構成されていることを考えれば、一つの社会問題への対処の仕方も様々な考え方・アプローチがあります。政治家と国民(市民)、生産者・販売者と消費者、経済の効率性と環境問題、戦争を行っている互いの国の立場…資料を基にそれぞれの思いや見方・考え方を考え、今の時代(歴史的なものの見方・考え方)、自分たちが住んでいる地域(地理的なものの見方・考え方)では、どのようにすることがよりよい生活になるのかを考える教科です。
 音楽や図工でも、自分が表現したいことを人に伝えるためには、どのような表し方をすればよいか、どのような技法を身に付ければよいか、友達の助言を受け入れながら高めることが大事です。
 体育でも、「技ができるようになりたい、より上手になりたい、チームとして勝てるようになりたい」という思いをもとに練習を重ねますが、その過程で友達との関わりの中から有効な助言を得ることが、技を習得したり、チームの力を高めたりすることにつながります。
 他の教科でも、それぞれの教科の特性の中で、このような学びが意味をもっていることは明白です。
 友達の言葉を聞いて、「なるほど、自分一人ではそんなこと、思いもしなかったけど、言われてみればそういう考え方もあるな。」「確かに友達の言っていることももっともだけど、でも、自分が考え方をもう一度振り返ってみると、やっぱりこう思うな。」など、自分の考えが変わることもあれば、より強めることもあるでしょう。「絶対にこう考えなければならない」ということはないかと思います。大事なことは、かたくなに自分の考えに固執するのではなく、他を受け入れながら自分自身を見つめ直すということではないでしょうか。そのような授業ができれば、すばらしいことだと思います。そのような授業で学んだことは、生きていく上でも必要な力になると感じています。

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