【校長のつぶやき】校内研究、着々と…(令和4年6月24日・金)

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 今日もブロック研究で、6年生の授業がありました。同じところの授業でも、いろいろな展開の仕方があるのだということを改めて感じています。
 子供のつぶやきを拾いながら、めあてを決めるのは前回のクラスと一緒。今回は「賢治が『やまなし』に込めた思いについて考えよう」です。その後、ノートに自分の考えを書き、意見交流(周囲から全体へ)というのも、ほぼ似ているかもしれません。今日のクラスは、周囲との意見交流が大変活発で、友達の意見を聞きながらその場で自分の考えを修正し、ノートに書いている姿も見られました。全体発表の前に、来客対応で退室したため、その後の展開を見ることができませんでしたが、最後に教室に戻った時には、黒板に多くの意見が書かれていることから、様々な意見が出たことは想像できました。
 めあてとともに、子供たちに考えさせるための学習問題や発問をどうするか、子供たちをどのように関わらせるか、どこで立ち止まらせて焦点化させるか、授業者がどのように切り返すか、ノートにどのようなことを書かせるか、…このようなことが課題ではないかと思います。子供の発言やノートの記述から、「深い学び(読み取り)」があったといえるのかということの検証も必要でしょう。そのような視点で、研究を深めることができれば…と思います。

【校長のつぶやき】小田原市パワーアップ研修(令和4年6月23日・木)

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 小田原市では、「教育実践の工夫改善に積極的に取り組んでいる意欲ある若手教員に対し、学校訪問による個別的な研修を実施し、一層の指導力向上と教職に対する情熱を高める。」ことを目的として、パワーアップ研修という研修を実施しています。
 本校でも、該当しそうな教員に教頭を通して声をかけたところ、「受けます。」とやる気に満ちた回答だったので、私の方から受講者として推薦をしました。
 年間5回の研修を受けることになっており、本日がその1回目でした。市教委からは研修相談員さん(元校長先生)が来校され、授業を参観されたうえで、今後の研修の在り方も含めてご指導をいただきます。授業者自身が設定した個人テーマは「『主体的で対話的な深い学び』になるような授業づくり」です。
 私も一緒に授業を参観させてもらいました。4年生の国語で「一つの花」の学習です。子供たちが自分たちで解決したいという読みの課題をいくつか設定し、その課題(めあて)に向けて、毎時間、授業を展開しています。今日のめあては、「お父さんはなぜ忘れ去られたコスモスをゆみ子に渡したのか。」でした。子供たちは、意欲的に挙手をし、自分たちの考えを発表をしています。友達の発表にも、うなずいたり、「なるほど」「うーん」「いいと思います。」など、よく反応しています。友達の発言がわかりづらいときは、他の子が「こういうことを言いたいんじゃないかな。」とフォローする場面もありました。「教科書の○ページの何行目に、〜と書いてあるから、〜だと思います。」根拠を物語文の叙述に求める発言も聞かれました。友達の発言に対して、「それってめあてとずれていないかなぁ。」と指摘する子もいました。本当に多くの子が自分から挙手をして発言をしていました。鍛えられていることがよくわかります。
 個人テーマになっている「主体的で対話的な」というのは、ある程度できているように感じました。課題は「深い学び」となるためには、子供たちの対話をどのように関わらせ、より深い読みになるようにはどのように授業構成をすればよいかということでしょうか。ベテランの教員でも難しいことです。
 授業後、研修相談員さんからもたくさんの助言をいただいたようです。その後、私のところにも尋ねに来たので、私なりに思うことを話してみました。助言を受けて、「そういうこともできそうですね。やってみたいと思います。」という授業者の前向きな言葉が、とても印象的でした。本校には頼もしい若手教員がそろっていることを改めて感じました。

【校長のつぶやき】学校運営協議会(令和4年6月22日・水)

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 本日、16時より、本校にて学校運営協議会が開催されました。学校運営協議会は、地域住民や保護者などから構成され、校長が作成する学校運営の基本方針を承認したり、学校運営について教育委員会又は校長に意見を述べたりするなど、学校運営への必要な支援に関する協議をします。今年度から、国府津小学校と国府津中学校合同の「国府津地区学校運営協議会」となりました。市内で唯一、1小1中という学区編成となっている国府津ならではの構成です。
 今日は、今年度の第1回目。教育長から各委員へ委嘱状を手渡される委嘱式からスタートしました。小中学校の校長・教頭も委員のメンバーです。
 委嘱式後の協議会では、各校長より「小中学校の現状と本年度の経営方針・教育活動」について説明をし、その後、委員の皆様から、要望や意見、感想等をいただきました。
 あらためて、地域とともに学校が存在していることを実感し、様々なお立場から学校を応援していただいたり、支えていただいたりしているということを痛感したところです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】学び合いを通して思考を深める児童(令和4年6月21日・火)

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 今日、参観した6年生の国語「やまなし」の授業は、まさに「学び合いを通して思考を深めている」と言えるのではないかと感じた授業でした。
 児童のつぶやきを拾いながら「賢治の伝えたかった幻灯は、(5月と12月の)どちらだろうか」という学習課題が設定されました。まずは、どちらかを選びその理由をノートに書きます。隣同士で意見交流をしたのち、全体で発表。

A児「12月だと思う。理由は、『イーハトーヴの夢』の117ページに苦しい農作業の中に楽しさを見つけるとあるので、賢治は、自然とかの大切さや喜びをみんなに伝えたかったのだと思う。それを伝えられるのは12月だから。」
B児「僕も、12月だと思う。12月のやまなしは木からできる。木は大地からできる。『イーハトーヴの夢』の畑や農作物も大地と関係している。両方とも大地の話。5月は食物連鎖の話だから。」
C児「12月。理由は『帰り道』という作品も、最後、題名に戻っていた。12月に題名の「やまなし」が入っているから。」

授業者「『5月』を選んだ子はどう?」

D児「私は5月。理由は、5月に書かれている、魚の死、食物連鎖、怖さなど、12月より詳しく書かれている。でも、A児君の意見を聞いて、農業の楽しさ、喜びについても『イーハトーヴの夢』に書いてあるので、今、結構迷っている。」
E児「5月だと思う。命を奪われる瞬間、命のはかなさ、死ぬ怖さなど、少ない時間の中でどう考えるかを伝えたいのだと思う。」
子供たち「あ〜、なるほど。」「賢治の妹さんも死んでしまったしね。」
F児「う〜ん、考え、変えようかな。昔は、人間50年くらいしか生きられなかった。教科書にも、怖さについて、細かく書かれている。怖さの方が大事なのかなぁ。」

ここで、一度、授業者は、「12月」だと考える子に「12月派はどう?」と振りながら、「近くの人と話して。」と少し時間をとります。

G児「5月は、怖さがたくさん入っていると言っていたけど、賢治の理想は入っていないから違うと思う。」
H児「5月と12月の両方ともって気がしてきた。苦しさの中での喜びを伝えたい。」
E児「賢治の理想は自然。他の人たちによって、機械などが発達してきて、自然が壊れた。5月は、自然の命を奪っている。周りの人にそういうことをしたんだということを考えてほしかったんじゃないかな。」
I児「昔は50年くらいしか生きられなかった。50年の間にできることは限られている。逆に、その間、自然や生きられる喜びを伝えているので12月だと思う。」
H児「どっちもあるな。」

 10人くらいの発言の中で展開されていますが、子供たちは、友達の意見を聞きながら自分の考えを見つめ直し、迷っている子もいれば、考えを強めた子もいます。子供たちの発言を聞いていると、最初に抱いた考えと、意見交流をした後での考えは、明らかに質的に異なります。これこそ、学び合いを通して思考を深める姿と言えるのではないでしょうか。この後、授業者は、「賢治は何を伝えたかったのか」をノートに書かせます。読み取りは、それぞれ異なって構わないと思います。ただ、この授業を通して、一人で読み取った内容が、友達の考えを聞くことで深まりをもつことが大事です。45分の授業で全員が発言できるわけではありません。(全員が発言すると、かえって深まらない傾向があります。)発言できなかった子は、友達のやり取りを聞いて、授業の始まりと終わりでは、どのように考えが変わったかをノートなどに表現することが大事になってきます。

 このような授業を積み重ねることが、本校の研究テーマ、目指す児童像につながるのではないかと思います。

【校長のつぶやき】「美しい心」を求めて(令和4年6月20日・月)

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 学校生活を送る中で、子供同士のトラブルやいじめ、公共物へのいたずら、危険な行為など、指導をしなければならないことが必ず出てきます。必要に応じて、担任が個々に指導をしたり、学年の担任みんなで指導をしたり、全校単位で指導をしたり…といろいろなケースがあります。最近、校内の公共物への落書きが見つかり、児童にアンケートを取るなどの児童指導を行ってきました。今日の朝会は、もともと、児童指導の場として位置付けられていたので、まず、私から話をし、その後、児童指導担当より話をしてもらいました。
 子供の時、多かれ少なかれ落書き等のいたずらをして怒られた経験は、多くの大人にもあるのではないでしょうか?(「ほとんどない」という方もいるかとは思いますが…。)もちろん私はいろいろとあります。どんなことで怒られたかは、ここでは触れませんが…。
 私から子供たちには、「そのようなことを繰り返しながら、大人になっていく。こういうことをするとなぜいいけないのか、相手がいる場合はその相手がどんな思いをするか、そういうことを考えられるようになって、やっていいこと、悪いことを学んでいく。問題は、怒られることを避けて、うそをついたり、ばれないようにごまかしたりすることで、モヤモヤした気持ちをもち続けること、ばれないかなとおびえながら毎日を過ごすこと。そんなモヤモヤした気持ちは、『美しい心』って言えるだろうか?」という話をしました。子供たちは、「『美しい心』とは言えない」と答えてくれました。さらに、「できれば、自分がやったことを素直に認め、これからどうしたらよいか、元に戻せるものであればどうしたら元に戻せるかということを考えられるようになってほしい。」とも話しました。
 以前からあった落書きもあるようなので、もしかするとすでに卒業した子たちが書いたものかもしれません。ただ、内容的に、明らかに今年度、書かれたものもあります。できれば、自分から認められるのが理想ですが、犯人探しが目的ではないので、誰も名乗り出てこなければ、それも仕方がないかなとも思っています。でも、今回の件を通して、自分自身を見つめ直し、今後、どうあったらよいのかを考えられる子に育ってほしいと強く願っています。本校の学校教育目標の一つである「美しい心」をもった子に近づくことを信じて…。

【校長のつぶやき】気持ちもプレーも晴れ晴れ…ソフトボール全勝!(令和4年6月19日・日)

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 心配していた雨も夜のうちに上がり、国府津地区体育振興会主催のスポーツ大会が開催されました。本校の職員もソフトボールに参加。一昨日の金曜日の放課後1回のみの練習、職員によっては、その練習にも参加できず、今日がいきなりプレーという者もいます。
 各チーム2試合ずつということで、開会式後、さっそく第1試合に参加。1回の表、いきなり先取点を取られてしまいましたが、その裏、打者一巡の猛攻撃でなんと1イニングで11点!2回はともに1点ずつでしたが、3回は0点に抑え、国府津小チームは5点。ここで50分という時間制限を迎え、最終的には、17対2で圧倒的勝利です。
 続いて第2試合。1試合目に勝利を収め、気持ちよく試合に臨みましたが、またもや先制点を取られます。しかし、その裏2点を取り、2回〜4回は相手を0点に抑え、国府津小は毎回2点ずつ。5回の表も0点に抑え、ここで時間。8対1で2試合も勝利を収めました。
 試合に出ている者もベンチにいる者も互いに声をかけ合い、チームを盛り上げ、いい気持ちでプレーができたことが勝因の1つでしょうか。和気あいあい、終始楽しい雰囲気でゲームが進み、応援している側も楽しませてもらいました。今日の天気同様、気持ちもプレーも晴れ晴れです。コロナ禍でこのような機会がなかなかもてない状況が続いていますが、このソフトボール大会を通して、職員間の親睦も深められたような気がします。仕事の時には見られない一面も互いに見られたようです。応援に来ていた教頭が、「一昨日のように、毎週金曜日は職員で運動を楽しむという日にしてもいいかもしれませんね。」と言っていました。帰り道、職員間でも、そんな話題が出ていましたが、果たしてできるかどうか…。早くも来年度のゲームに向けてチーム構想をしている職員もいました。日頃からこのようなゆとりをもてるような「教員の働き方改革」も課題なんですけどね。 
 参加された職員の皆さん、お疲れ様でした。そして、このような機会を与えてくださいました国府津地区体育振興会の皆様、対戦相手となった地域の皆様、ありがとうございました。

【校長のつぶやき】あさって日曜日、晴れるかな?(令和4年6月17日・金)

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 保護者の皆様方には、本日の引き取り訓練にご協力いただき、ありがとうございました。日本各地ではいろいろな災害が起きていますが、小田原近辺では比較的、災害から遠ざかっています。しかし、神奈川県西部地震、東海地震、南海トラフ巨大地震など、いくつかの地震がいつ起きてもおかしくないといわれています。国府津・松田断層帯も近くに抱えているこの地区は、被害が大きくなる可能性もあり、当然、津波の警戒も必要です。災害から遠ざかるとつい油断しがちですが、日頃から備えをしておくことは大事なことです。「備えあれば憂いなし」「天災は忘れたころにやってくる」と言われていますし…。

 さて、明後日19日(日)の午前9時から、国府津地区では、国府津地区体育振興会の企画でソフトボール大会とソフトバレーボール大会が、国府津中学校で行われます。コロナ禍のため、ここのところ中止になっていたようですが、今年度、久しぶりに開催されるとのこと。以前、小学校の職員も参加していたので、「どうされますか」とお声がかかりました。職員に投げかけたところ、ソフトボールに参加することになりました。結構やる気満々の職員たち。だからと言って、普段から練習しているわけでなく、練習は今日の放課後1日のみ。とにかく楽しもうという感じです。(参加することに意義がある!?)以前は、職員運動をしている時代もありましたが、最近は、このような場はなかなかありません。練習風景を校長室の窓から見ていましたが、皆、のびのびと楽しそうに取り組んでいました。けがだけは注意してほしいです。
 明後日、やや天気が心配ですが、晴れるでしょうか?私は、足を引っ張るだけなので、応援に徹します。
 

【校長のつぶやき】ICT活用研修会…私も受講しました。(令和4年6月16日・木)

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 今年度からの新任者・異動者を対象に「小田原市立小学校:ICT活用研修会」が、各学校で行われます。本校は、今日がその日。4年生以上の児童がクラブ活動を行っている時間に、初任者とともに、私も受講しました。
 まずは、Chromebook(クロームブック)の基本操作です。前任校ではIpadを使用していたので、若干異なることもあり、やや苦戦。そして、Google Workspaceの基本操作と活用、ミライシード(オクリンク、ドリルパーク)などの活用などについて、研修。テキスト約90ページ分を、約1時間半かけての研修です。一緒に操作をしているときは、分かった気持ちになりますが、しばらくしてから「一人で使え」と言われてもできるかどうかは不安です。やはり継続して頻繁に使わないと…。若い教員はさすがに習得が速いです。子供たちは、さらに…です。見習いたいです。
 授業でどのような活用方法があるか、可能性はいろいろとありそうです。家庭学習での活用でも活用できるでしょう。しばらくは、試行錯誤をしながら、研修の連続になりそうです。

【校長のつぶやき】文章から主人公の気持ちの変化を考える(令和4年6月15日・水)

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 初任者とともに、3年生の国語の授業を参観しました。「まいごのかぎ」という物語の学習です。本時までの間に、読み取りを進めてきたようで、今日は、「りいこ(主人公)の気持ちの変化を考えよう」がめあてです。授業者は、子供たちに対して、気持ちや様子を表す言葉・表現に着目させ、それらの言葉・表現から受け取れる気持ちや思いを考えさせていました。「うつむく」「しょんぼり」とはどういう状態なのか…、時折、動作化も取り入れながら、実感が得られるような工夫もしています。
 どのように変化したかを考えていくと、子供たちは、「最初は元気がなかったけど、最後は明るくなった。」という押さえをします。自分の考えを発現するときに、理由も言えるように促しますが、なかなか言えない子、自信のない子もいます。すると、授業者は「理由がきちんと言えるこの言い方をまねしてみよう。すると、こういうふうに言えばよいのかということがわかってくるよ。」と理由の言い方を経験させます。学習のめあてに向かって活動をしていく中で、発言の仕方・学び方といった技術の習得も目指していました。
 ここで、スズランテープを持ち出し、心情曲線を提示します。最初は「しょんぼり」なので低い位置から、最後は「明るくなった」なので高い位置にテープを張ります。このように一直線に上がっていったのか、場面ごとにキーワードとなる言葉に着目させながら、主人公の気持ちに迫ります。子供たちと確認をしていく中で、一気に上がっているのではないことがわかります。主人公の気持ちの変化を、「心情曲線」というテープを用いて示すことで視覚的にとらえやすくしていました。
 子供たちの反応も良く、めあてに向かって一生懸命に学習に取り組む子供たち。自分の考えを書く、自分の考えを発表することにためらいがちな子に対しても、机間指導や全体の場で自信をつけさせるような配慮もしていました。鍛えられていることが感じられました。

【校長のつぶやき】授業研究を通して(令和4年6月14日・火)

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 本校も、授業研究が本格的にスタートしました。昨年の研究の成果と課題を踏まえ、2年目の取組です。研究主題は「『生きる力』を支える『確かな学力』の育成 〜学び合いを通して思考を深める児童を目指して〜」です。昨年度は、算数のみを研究対象としましたが、今年度は、国語と算数の2教科を対象とします。
 本校の児童は、本当に落ち着いて学習に取り組んでいます。学習のめあてに向かって、一生懸命考え、そして、友達との意見交流も進んで行う子も多く見られます。もちろん、得意だと感じる子もいれば苦手だと感じる子もいるでしょう。進んで発言する子もいれば、なかなか自分の考えを言えない子もいます。でも、いろいろなタイプの子がいても、授業に参加している児童一人一人の思考を深めることを、目指しています。
 今日の協議では、児童が思考を深めるために発問や学習課題は適切であったか、意見交流の場はどのような形態がよかったのか、思考を深めるための手立てとして教師はどのような出方(関わり方)をすればよかったのか…などが、グループで話し合われました。今日の授業をもとに、今年度の研究の方向性が具体的になったきたようです。
 私は、国府津小に赴任して初めて、校内研究の協議を拝見しましたが、本校の教員もまた、児童に求めているように主体的に研究に取り組もうする態度、そして、互いに意見交流をしながら深め合おうとする姿勢に満ち溢れています。頼もしい教員集団です。

【校長のつぶやき】ICTの活用(令和4年6月13日・月)

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 6月8日(水)、ICT活用コーディネーター学校ヒアリング訪問があり、学校のICT関係でお世話になっている業者・4名の方が、来校されました。ICTを活用するにあたり、学校で課題となっていること、対応策として業者に依頼したいことなど、学校からの聞き取りをし、今後のICT活用推進に生かせることを検討するという場です。
 ヒアリング後、校内の授業の様子を参観したいというご希望があったので、5校時目の授業をご案内しました。急なご希望だったので、「ICTを使っている授業とは限りませんよ。」とお話をしましたが、「それでもかまいません。教員の研修を企画することはあっても、子供たちの授業の様子・雰囲気を直接見る機会が少ないので、どのような授業でもよいのでぜひ見させてほしい。」とのことでした。
 すると、まず5年生の家庭科の授業で、子供たちがクロームブックを開いて、調べ学習をしている場面に遭遇。温サラダを作るにあたり、どのような野菜が材料として適しているか、材料として取り上げたい野菜を検索していました。「クロームブックを使っても使わなくても、どちらでもいいよ。」という指示でしたが、多くの子が使っています。私が、校内の授業を見て回っているときも、この学年はクロームブックを使用している場面に遭遇する確率が最も高いです。
 続いて、4年生。社会科の学習で活用し始める場面に出会いました。検索機能を使ってネットで調べる児童もいましたが、撮影機能を使って教科書や資料集のページを画像として取り入れている児童もいました。発表の時に活用するのでしょうか?
 授業者には何の予告もなしに、業者の方をご案内しましたが、2クラスもICTを活用している授業に出会えて、内心ホッとしました。先生方、いろいろな場面で活用されているのですね。
 そして、今日。県外出張から帰って4日ぶりの学校です。たまっていた文書やメールもたくさんあったので、文書処理をしたり、メール対応をしたりで、半分の学年・学級しか回ることができませんでした。そのような中、6年生の外国語の授業で、クロームブックを活用している場面に出会いました。外国のことを調べて、スライドにし、英文も入力して、英語で紹介しあうという高度な授業です。調べたい国ごとにグループを作り、紹介したい内容に合う写真をネット上で見つけ、スライドにし、さらに紹介する内容を英語で表現していました。それを大型テレビに映し出し、みんなの前で英語で紹介していました。ちょっとしたプレゼンテーションです。
 このような感じで、子供たちは、単にネット検索だけでなく、いろいろな活用の仕方を学んでいくのでしょう。「ICTの活用」という視点であらためて授業を見直してみると、授業者の努力・工夫、そして、子供たちの習得のすごさを感じさせられました。

【校長のつぶやき】県外出張2日目(令和4年6月10日・金)

 今日は、小田原市と足柄下郡合同の小学校教育研究会が午後からあり、小学校の職員は日直以外、出張となっているため、この近辺の小学校は皆、午前授業だったかと思います。

 私は、群馬県高崎市で県外出張の2日目を迎えていました。今日は、12の分科会・20の分散会に分かれ、それぞれのテーマに基づいて、協議をしました。私が参加した分科会は「学校経営・評価」部会で、「創造的な学校経営ビジョンの策定と学校評価の工夫」というテーマでした。その分科会は、さらに2つの分散会に分かれ、私が参加した分散会は「確かな学校経営を推進し、有用な人材を育成するための実効性ある学校評価の工夫」という視点で協議を行います。東京都と群馬県の校長からそれぞれ提案があり、それらの提案をもとにさらに6人ほどのグループで、各校で課題となっていることを出し合いながら、その改善策を考え、最後に分散会内で各グループのまとめを発表し合うという流れです。
 協議の内容は専門的なことになりますので、ここでは割愛させていただきますが、本校でも、毎年、学校評価を行っており(平成19年に学校教育法が改正されてから、必ず行うことになっています。)、先日、職員会議でも話題になりました。学校評価は職員による自己評価が中心となりますが、その自己評価を行う上での判断材料として保護者の皆様のアンケートや児童アンケートが位置付けれられています。
 文部科学省が発行している「学校評価ガイドライン」では、学校評価を行う目的の一つとして「各学校が、自らの教育活動その他の学校運営について、目指すべき目標を設定し、その達成状況や達成に向けた取組の適切さ等について評価することにより、学校として組織的・継続的な改善を図ること」とあります。さらに、「各学校が、自己評価及び保護者など学校関係者等による評価の実施とその結果の公表・説明により、適切に説明責任を果たすとともに、保護者、地域住民等から理解と参画を得て、学校・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進めること」も目的として挙げられています。
 今回の協議会では、この学校評価と職員の人材育成を関連付けることも提案されました。
 さて、本校の学校評価が効果的に行われているのか、本来の目的を達成できているのか、課題はないだろうか、この1年、そのような視点で本校の学校評価の在り方を今一度考えてみたいと思います。目的にもあるように、保護者、地域住民の方との連携も欠かせません。国府津小学校がよりよい学校となりますよう、皆様のお声もぜひお聞かせ願いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】県外出張…群馬へ(令和4年6月9日・木)

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 今日から一泊二日で群馬県の高崎市に来ています。「関東甲信越地区小学校長研究協議会」という研究協議会に小田原市から二人の校長が出席することになり、私がそのうちの一人となりました。学校に行かないということに、個人的には寂しさがありますが(職員はのびのびとしているかもしれませんが)、先ほど、学校に電話を入れたところ、大きな事故もなくということでホッとしています。
 先日、1年生から「校長先生は勉強しなくていいからいいね。」と言われてしまったので、「校長先生も勉強しているよ。」アピールで、今日の「校長のつぶやき」は県外出張に触れます。関東甲信越の一都九県から集まるので、1日目は午後から、2日目は午前中いっぱいという日程です。
 今日のメインは講演会でした。パラリンピックにも帯同された技師装具師の臼井二美男さんと現役パラ陸上選手の手塚圭太さんのお話が聞けました。演題は「障がいのある人ほどスポーツを〜パラリンピック東京大会を迎えて〜」です。技師装具師になられた過程やスポーツ義足の開発、義足を装着してのスポーツ指導を通しての障がい者との交流などのお話でした。足を切断することになってしまった方たちが義足を装着してスポーツを始めたことで、希望を見いだし生き生きとされていることを伺い、障がい者自身やその周囲にいる者の思い、感情、考えなどに対する自分の見方を今一度、見つめ直してみました。義足を利用している手塚さんが小学校に講演に行った時に、小学生から「かわいそうな人なんですね。」と言われたそうです。その時、手塚さんは、「かわいそうな人ではない。足が悪いから義足をつけているだけだよ。」と答えたそうです。手塚さんは、「きっとその子の親など、周りの大人がそういうふうに言っているから、その子がそう言ったのだと思う。もっと自分のような障がい者に直接会ったり話したり、義足を触ったり、…というような体験を通して、障がい者の思いを直に感じてほしい。」とおっしゃっていました。臼井さんも、「教科書も大事だけど、直接、体験するような場を大事にしてほしい。学校で子供たちと直接お話ができる場をつくっていただければ、なるべく出向くようにしたい。」ともおっしゃっていました。昨日の「校長のつぶやき」でも「体験」の大切さに触れましたが、今日もまた違った視点から「体験」の大切さを感じました。
 インクルーシブ教育といって、障がいの有無にかかわらず、みんながなるべく同じ場で教育を受けられる場を大事にすべきということが、近年、強調されています。もちろんすべて同じがいいというわけではありませんが、共に生きる共生社会をめざし、障がいへの偏見をなくすためにも、そのような場を大事にしていきたいものです。
 うまくまとまりませんが、今日の講演でいろいろなことを考えさせられました。

【校長のつぶやき】田んぼで貴重な体験(令和4年6月8日・水)

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 本日、5年生が田植え体験をさせてもらいました。私も3クラス分(3回)、田植え体験をさせてもらいました。5年生の社会科では、「稲作」について必ず学習することになっています。私はこれまで、担任で4校、管理職で4校の計8校に赴任しましたが、私にとって田植えの体験ができる学校は、本校が3校目です。学校のすぐそばに田んぼがあること、そして、その田んぼを小学生のために提供していただけることが、体験できる条件です。10月には稲刈り体験もさせていただく予定です。
 田植え体験や稲刈り体験を通して、農家の方の苦労や工夫に共感することができるかもしれません。以前は手で田植えや稲刈りをしていたけれど、こんなに腰をかがめて苗を植えたり稲を刈ったりということを続けていたら体がきつい。だから、今は機械を取り入れている。でも、田植えをする機械や稲刈りをする機械を購入するだけでもすごくお金がかかりそう。自然の環境によって、豊作の時もあれば不作の時もある。パンや麺類を食べる人が増えて、お米を食べる人も減ってきているのでは?お米を作ることで、元は取れるのかな。品種改良をして、よりいいお米が作れるよう工夫しているのだと思う。他にも、いろいろな工夫をしているのでは…?
 このような日本の農業の現状や農家の方の工夫や努力を5年生の社会科で学習しますが、机上の学習だけで進むより、体験を取り入れた学習を展開することで、農家の方への共感、農家の方の立場になって考えるといったことがしやすくなるのではないかと思います。調べていく過程で、お世話になった農家の方に聞いてみるという学習も可能になるかもしれません。直接、そのお仕事に携わっている方の声は、教科書や資料集に掲載されている方の話より、身近に感じるとともに重みをもった言葉として子供たちに響くこともあるでしょう。
 そのように考えると、このような体験の場を提供していただけることは本当にありがたいことです。地域のありがたさとも言えます。
 このような学習の場が、他の教科、他の学習でも充実していけると、子供たちの学びも豊かになるのではないかと思っています。今後ともご協力、よろしくお願いいたします。

【校長のつぶやき】夏休みのプール開放について…その後(令和4年6月7日・火)

 以前にもこの欄で触れましたが、PTA運営委員会にて、夏休みにプール開放をする方向で話が進んでいます。6月2日(木)の夕方、本校でプール運営委員会を開催し、本決まりとなりました。私は、この日、出張のため欠席させていただきましたが、ご出席いただいた校医さんにも了承をいただいています。
 地区別に設定をし、人数が多い地区は分ける方向で検討に入り、極力、密になる状態を避けます。放課後児童クラブ(学童)についても、全員が毎日入ってもいいとするのではなく、決められた地区に該当する児童のみが入るということで了承をいただく予定です。また、着替えについては、来校時は水着を下に着てくることで、更衣室を使わずに入れるようにし、プールが終わった後の着替えは、校舎内の大きな部屋を男女に1室ずつ貸し出しをします。また、3年生以下は、学校で1度もプールに入ったことがないので、プールの入り方や注意事項について、授業時間を使って指導をすることになりました。可能であれば、児童をプールサイドまで連れて行き、その場で指導できれば…と考えています。また、水辺の安全指導ということで、ビデオ等を活用しながら着衣泳についての指導を行う予定です。いつも監視を依頼しているスイミングスクールの業者には、入水指導員もつけてもらうよう依頼し、監視員とともにPTAの予算で対応していただくことになりました。(市からも補助が出ます。)期間は今のところ、7日間(午前・午後1回ずつ)となっており、地区・日程の割り振りは今後、PTAの方で詰めてくださいます。
 PTAの役員さん、会員委員さんの皆様が中心になって、どうしたら感染対策をしながらプールには入れる機会を確保できるか、一生懸命検討してくださっています。学校では、人数の関係等で授業では入らないという判断をしましたので、人数を少なくすることで子供たちがなんとか入れる機会を作りたいというPTAの皆様には、本当に感謝しております。学校としても、できることをバックアップしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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【校長のつぶやき】休日参観日・親子清掃…ありがとうございました(令和4年6月4日・土)

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 まずは、休日参観日。コロナ禍ということで、いろいろな制約をお願いすることになりましたが、多くの保護者の方にご来校いただき、大変うれしく思っています。教室の中でじっくりと…というわけにはいかなかったかと思いますが、お子様の学校での様子、ご覧いただけたのではないかと思います。私も、校内を回り、様子を見ましたが、学年・学級によっては、普段に比べ、ちょっと緊張しているのかなと思うところもありました。おうちの方に参観いただけることを、多くの子供たちは喜んでいたことと思います(特に低学年の子は…)。お子様に「がんばっていたね。」などのお褒めの言葉をかけていただけるとありがたいです。
 お弁当の準備もありがとうございました。「校長先生は、お弁当、誰に作ってもらったの?」「私は、朝早く起きて、お母さんと一緒に作ったんだよ。」「お弁当、おにぎりが入っているの。」「何が入っているか、楽しみ。」など、いろいろなお話が朝から聞けました。子供たちは、小学校でお弁当を食べられることを朝からとても楽しみにしていたようです。
 そして、親子清掃。PTA施設整備委員の皆さんをはじめ、保護者の皆様には大変お世話になりました。最初、ホームページに載せようかなという思いで写真を撮りながら校内を少し回っていました。普段の清掃ではなかなかできない箇所を親子で丁寧に掃除をしていただいていました。その後、側溝清掃に参加させてもらいましたが、多くの泥がたまっていて、これもまた保護者の皆様のご協力なしでは、絶対にできない清掃でした。校舎外の草むしりもまた然りです。これだけの広い敷地の草むしり、子供たちだけではなかなかできません。清掃後に、雑草が目いっぱい入っている大きなゴミ袋を運んでいる子供たちの姿を見て、この時間、どれだけ一生懸命取り組んでいただいたのか、一目瞭然です。親子清掃もまた、密にならないかを心配しながらの企画でしたが、無事に実施することができ、ホッとしています。
 企画・準備をしていただいたPTA施設整備委員の皆様、そして、実際に清掃に取り組んでくださった保護者の皆様と子どもたちに感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。本校の職員にもお疲れ様とこの場をお借りして伝えさせてもらいます。とりわけ、PTAの委員さんとの調整や相談に対応してくれた本校の教務…この日を迎えるまで、細部にわたりいろいろな配慮をしていました。今日の清掃後、PTAの役員さんと話をしていても、教務のおかげで無事に実施できたことをあらためて感じています。休日参観日に関する準備も教務が中心になって行ってきました。心より「お疲れ様、そしてありがとうございました」です。

【校長のつぶやき】毛筆を習い始めた3年生(令和4年6月3日・金)

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 昨日の「校長のつぶやき」に外国語の授業を少し参観したと書きましたが、その流れで3年生の書写の授業も少しずつ参観しました。1組・2組ともに毛筆(いわゆる習字)の学習。毛筆は3年生から学習します。先週に引き続き、この日が習い始めて2回目の授業でした。両方のクラスとも、まずは自分の学年と名前を小筆で書く練習をしていました。
 2組を廊下からのぞいていると、担任がお手本として自分の名前を実際に書いているところを大型テレビに映し出していました。私の姿に気付いた3年生の児童が「校長先生は、自分の名前、お習字で上手に書けますか。」と突然振ってきます。「えっ?なに、その振り?」と思っていると、担任も、「校長先生、ぜひ」と振ってきます。担任によると、前の時間、やはり通りかかった養護教諭が書いたところ、とても上手だったとか…。それを聞いて、よけいにプレッシャーを感じつつ、「前の学校で毛筆を教えていたけど、自分がちゃんと習ったことはないんだよね。」と言い訳しながら書いてみました。「校長先生、上手。」「さすが校長先生!」と3年生は持ち上げてくれましたが、決してそれほどではありません。担任も「筆の入り方と最後の止め方が、やっぱり違うよね。」とこれまた持ち上げていましたが、早く話題を変えてもらって結構ですといった気持ちでした。
 昨日の外国語の時間といい、この書写の時間といい、廊下からそれぞれの教室での授業を参観していると、突然授業に招き入れられる国府津小の雰囲気…嫌いではないけど、ドキッとします。
 3年生の子たちは、「早く大きい字を書きたい。」と意欲的でした。この後、横画の書き方を学んで「二」を、縦画の書き方を学んで「土」を書いていきます。毛筆の学習がスタートしたばかりの3年生。毛筆で上手に書けるようになりたいと「向上心」でいっぱいでした。

【校長のつぶやき】英語に親しめるように…(令和4年6月2日・木)

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 2020(令和2)年度から完全実施されている小学校の新教育課程では、3・4年生で外国語活動を年70時間(1週1時間程度)、5・6年生で教科としての外国語を年140時間(1週2時間程度)、履修するようになりました。本校では、5・6年生の外国語(英語)を専科の教員が担当し、時折ALT(Assistant Language Teacher…外国語指導助手)と一緒に授業を行っています。また、1・2年生に対しては学校裁量の時間として、年間数時間のEnglish Timeを設けています。(ALTは、全学年に関わっています。)
 今日は、5年生の外国語の授業を少し参観しました。4校時目は3組。授業のはじめに、1列だけ挨拶リレーを英語でしているようです。今日のその1列のメンバー1人がお休みで人数が足りない(?)のか、私が廊下からのぞいていると、「校長先生に入ってもらおう!」と呼びかけられました。私は「…!?」といった状態で、子供たちに誘われるまま、列に入ると、子供たちは「Hello! 〜」「How are you?」「I'm 〜.」などなど前の子と後ろの子でテンポよくやり取りしながら、つながっていきます。ドキドキしながら順番を待つ私。久しぶりの英語に緊張しました。あらためて、スムーズに英語で挨拶リレーをしている子供たちのすごさに感心しました。
 その後、子供たちが書いた前回の振り返りを何人か紹介します。「subjectの発音が言いにくかった。」「もう一回、復習したい。」といったようなものもあれば、「実際に英語を使えるようになりたい。」といったようなものもあります。授業者は、一つ一つに対応し、子供たちからも自然に拍手が出ます。「分からない。」「難しい。」は当たり前、恥ずかしいことではない、それをきちんと伝え合うことで友達とも共感し合い、少しずつでもいいから英語で表現しようという気持ちを高め、クリアしていく。まさに、本校の教育目標の「向上心」を高めていけるような展開でした。
 私は検食があるので、ここでEnglish Roomを離れましたが、5校時目の2組の外国語の授業も少しのぞかせてもらいました。
 教科の英語での言い方を学んでいましたが、「よく分からないからもうちょっと確認したい。」ということを子供たちが出していきます。「書写」とか「総合的な学習の時間」とか、実は私もよく分かっていませんでした。分からないことを「分からないからもっと」と言える雰囲気、とても素晴らしいです。最後には、ALTを中心に英語を使ったゲームをして楽しく学習を終えていました。
 「なんで英語なんか学ばなくてはいけないの?」と思う子もいるかと思います。子供だけでなくそう思う大人もいるでしょう。でも、私は、大人になってから海外に行ったり外国の方と話したりする機会があるたびに、「もっと英語をちゃんと勉強しておけばなぁ…。」と強く思います。子供のとき外国の方と接する機会がほとんどなかった私は、以前、外国の方と話すだけでも緊張していました。今の子たちはALTとの学習を通して、そのような抵抗も少なくなっています。小学校での英語の学習を通して、せめて英語を使うことへの抵抗感を減らし、できれば英語に慣れ親しんでほしいなと思っています。

【校長のつぶやき】カナヘビを飼育する子供たち(令和4年6月1日・水)

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 上の写真は、一昨日の月曜日に撮ったものです。昼休み、3年生が校長室の前で、何やらごそごそしています。窓を開けて、「何をしているの?」と尋ねてみると、クラスでカナヘビを飼っていて、そのエサを探しているとか…。エサは、ワラジムシ、ミミズなどだそうです。「ダンゴムシは硬いので、ワラジ(ワラジムシのこと)じゃないとダメなの。」「ダンゴムシとワラジは似ているよね。」「ダンゴムシは丸まるけど、ワラジは丸くならないんだよ。」とも言っていました。「他にも、ダンゴムシやチョウも飼っているんだよ。」と話してくれました。
 生き物を飼うためには、エサやりをはじめ、いろいろな世話が大変。特に生き物がエサの場合、見つけることも捕まえることも大変です。でも、子供たちは大好きな生き物を育てるために、「どんな環境にすればよいか。」「どんなエサがよいのか。」…一生懸命調べ、何とか長生きさせようと頑張ります。「カナヘビを長生きさせるためにワラジムシは犠牲になってもいいのか。」という考え方もあるかもしれませんが、私たちも肉や魚を食べていることを考えれば、生物界の現実として食物連鎖があるということを知る機会の一つでもあります。
 「カナヘビは、瞬きをして目を閉じている時がかわいいんだよ。」と教えてくれました。確かに、その瞬間、かわいいなと思いました。上級生からもらったというカナヘビを一生懸命育てている3年生の子たち。カナヘビ、長生きするといいですね。応援しています。
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