【校長のつぶやき】東日本大震災から12年(令和5年3月11日・土)

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 12年前の2011年(平成23年)3月11日午後2時46分、東日本大震災が起きました。死者、行方不明、災害関連死は約22,000人に上り、今なお約31,000人の方が避難中だといわれています。

 当時、私は真鶴町教育委員会に勤務しており、その日はまなづる小学校の1年教室で、1年担任と話をしていました。午後2時46分、1年生は下校した後でしたが、他の学年もちょうど下校のタイミングでした。当時は下校時刻まで遊んでいてもよいことになっていたので、何人かの児童が校庭で遊んでいました。長い間揺れ続け、1年担任と「結構揺れるね。大きな地震なのかもしれないね。」と話しながら、校庭で遊んでいる子たちの様子を見ていました。すると、自分たちで判断をして校庭の中心に集まり座っている姿が見られました。「まなづる小の子たちは、災害が起きたときにきちんと自分で判断をして行動できるなんて素晴らしい。」と感じたことを覚えています。そして、日頃の避難訓練の成果がこういう時に試されるということも感じました。
 このことは、何年か後に私がまなづる小学校に勤務したときに、先輩たちのすばらしい対応として、折に触れ児童に話をしていました。

 震源地に近い東北地方では、これまで経験したことのない大地震、そして大津波の中で、どのように行動すればよいのか、気が動転しながらも判断・決断をしなければならないという本当に大変な状況であったことでしょう。大人だけでなく、子供たちもまた自分たちで判断・決断をして避難をしたことで、命が助かったという話も聞きます。

 令和4年9月に、小田原市が発行した「小田原市ハザードマップ」によると、相模トラフで巨大地震が起きた場合、国府津地区の津波の最大波の高さの想定は11.9mとされています(このハザードマップは市の広報などとともに各家庭に配付されているかと思います。)。海に面した学区なので、登下校中や近所で遊んでいたときなどに大地震が発生して津波の可能性がある場合、どこまで避難すればよいのか、日頃から意識できるとよいかもしれません。

 「自分の命は自分で守る」…私も子供たちによく言っていることですが、自分たちで考えて行動できるよう、国府津小の子供たちにも期待しています。ご家庭でも、ぜひこの機会に、災害時の行動の仕方について、お子様と話し合いの場をおもちいただきますようお願いします。
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