【校長のつぶやき】読書感想文(令和4年9月5日・月)

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 おそらくほとんどの人が経験したことがある読書感想文…私は大の苦手でした。この仕事について、当然指導しなければならないので、「読書感想文の書き方」のコツなどをまとめた書籍を何冊か買って、自分自身が学んだことを思い出します。夏休み明け、子供たちが書いてくる読書感想文を読むたびに、子供たちってすごいなと感心していました。それは、今年度もまた感じています。
 今日、校内審査の結果、学校からコンクールに出す作品を読ませてもらいました。低・中・高学年、それぞれ3点ずつ。どの子の作品も、読んだ本から何を学び、どんなことを感じたか、自分の生活とも結びつけながら、今後の自身の生き方にどう生かすのかということが書かれていました。

・姉と妹の交流から、姉の強さと優しさを感じ取った子
・何でも言うことをかなえてくれる自動販売機から、自分で考えて行動することの大切さを学んだ子
・絶滅しそうなサイを守ろうとする人たちの活躍を読んで、命の大切さを学んだ子
・拾った500円玉を使ってカラスから子ねこを守った主人公の姿から、お金より命が大事だと感じた子
・村に女の子が生まれるたびに111本の木を植えることで、その女の子が18歳まで結婚せずに学校で教育を受けられるというきまりを作った主人公から、何が正しくて何がおかしいのか、自分なりの考えをもって行動することの大切さを感じ取った子
・ガンになった祖父が治療を拒否し残された期間充実した毎日を送るという決断をしたことから、命の大切さを学びどう生きたらよいか、自分なりに考えた子
・特攻隊員の気持ちや残された家族に思いを巡らせ、戦争と平和について考えた子

 学校からコンクールに出すことになった作品の他にも、読書感想文の挑戦した子はたくさんいます。学年によっては、教室前の廊下に掲示している所もあったので、今日、校舎内を回りながら、こちらも少し読ませてもらいました。これらの作品も、皆、自分の思いが、自分の言葉で書かれていました。中には、原稿用紙4枚にも書いている子も…。同じ本を読んでいても、読む人によって、取り上げるところ、感じることも異なるんだということも改めて感じました。

 本との出会いが、自分自身の考えを見つめ直すことになったり、感動を受けて心が豊かになったりという経験をもたらします。感想文を書くことで、その考えや感動を改めて意識することになります。同時に、その感想文を誰かが読むことで、考えや感動を共有したり、場合によっては意見交流を通して、さらに考えや感動が深まったりすることもあるでしょう。私は、今回、みなさんの感想文を読ませてもらって、なんだかうれしい気分になりました。すてきな感受性をもった子供たちが、国府津小にはたくさんいるんだということもうれしい気分になった理由の一つです。そして、本と向き合い、自分自身の考えや生き方を見つめ直せる子たちがいたことも…。

 私は、感想文を書くことは嫌いでしたが、本を読むことは好きでした。夏休み、読書の機会を逸してしまった子は、ぜひ「読書の秋」…読書週間などの機会に読書にチャレンジしてほしいと思います。

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学校行事
9/9 クラブ活動(1時間)
9/14 縦割り班遊び(長昼休み・清掃なし)
9/15 ベルマーク収集日

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