【校長のつぶやき】アニメ映画…中学レベルの英単語9割(令和4年8月30日・火)

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 8月29日(月)、朝日新聞の夕刊1面に、英語に関する興味深い記事がありました。
 英語を教えているある塾講師が、ジブリ映画「魔女の宅急便」の英語吹き替え版を鑑賞したら、ほとんど聞き取れず、悔しくて登場する英単語をすべて抜き出したら、ほとんど中学で習う単語だったとの記事です。なぜ聞き取れなかったのか、分析をしてみたそうです。

 「魔女の宅急便」で使われた英単語は全部で7672語。ディズニー映画「アナと雪の女王」で使われた英単語は7646語。
 ただ、「魔女の宅急便」で使われた単語は1174種類で、約91%が中学で習う単語。最もよく使われている単語は「you」(あなた)で370回、続いて「the」(冠詞)203回、「it」(代名詞)185回。英語は主語と述語が大事。theやitは、頻出単語ですが、重要な意味をもたないので、弱く発音されるので聞き取りにくいそうです。「1字1句聞き取れないとだめだ。」と必死に聞こうとしているうちに、話が進み、迷子になってしまうとのことでした。よく使われる単語の上位20は、中学1年で学ぶもの。英訳された台本をざっと読んだ後に、出てくる単語はほとんど知っているんだと自信をもって、再度映画を鑑賞に挑戦。すると、不思議なことに、意味が分かるようになっていたそうです。「強く発音される単語を中心に拾っていく。分からない部分があっても構わないと思いながら、聞いてみた。」とのことでした。(この塾講師の7歳の娘さんは、「魔女の宅急便」を英語で数回見た結果、日本語字幕なしでも意味が分かるようになったそうです。)
 中学で学ぶ単語の使用率は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で約88%、「アナと雪の女王」は約84%、ディズニー映画「アラジン」は約73%。
 ただ、この分析は、英語の学習指導要領が改訂される2021年より以前(小学校に「外国語」〈英語〉の教科が導入される前)のことだそうです。当時、中学校で学ぶ英単語は1200語程度でした。今、学習指導要領では小学校で600〜700語、中学校で1600〜1800語を学習することになっています。したがって、中学卒業時には少なくとも2200語を学ぶことになっており、当時の2倍近くになっています。
 完璧に聞き取ろうとするのではなく、話の流れや映像とともに聞き取れる英単語を拾い出すだけでも、結構英語を理解できた気分になれるかもしれません。小学校から英語を習っている今の子供たちは、その可能性が大いにありそうです。うらやましい。

 ちなみに、私は、5月に「トップガン マーヴェリック」、8月に「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」を字幕版で見て、英語がどのくらい分かるか試してみました。かなり字幕に頼りましたが…。(昔から、洋画は「字幕で鑑賞する派」です。)いずれも、第1作の時からのファンなので、英語の理解とか関係なく、違った意味で感慨深く見ていました。(特に、トム・クルーズは同世代とは思えないほどカッコいい!)
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