【校長のつぶやき】OJT推進中!(令和4年7月22日・金)

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 「OJT」という言葉をご存知でしょうか?「On the Job Training」(職場内訓練・教育・研修)のことで、主に、職場において日常の仕事を通して、または、仕事に関連させながら意図的・計画的に行う訓練・研修のことだそうです。以前から企業では行われていることですが、ここ数年、学校などの教育現場でも意識して取り入れようとする動きがあります。学校の研修は、教育委員会などの外部機関が中心になって行う研修会などに参加するものが中心でした。このような研修は、OJTに対して、Off-JTと呼ばれていますが、今でも行われています。また、このホームページでも何度か紹介をしてきたように、多くの日本の学校が「校内研究」という形で、「授業研究」を中心に研究・研修を行っています。これはOJTに該当します。(「授業研究」とは、教材の検討を教員が行ったうえで、お互いの授業を学校内の教員どうしで観察し、観察結果に基づいて指導内容・方法を話し合うという教員研修の方法ですが、海外からも注目・評価されている日本ならではの研修方法だそうです。)

 本校では、この校内研究に加え、「教材研究の仕方」「評価の仕方」「授業づくりのポイント」等を、職員同士で学び合う場を設定しています。これは、管理職から依頼したことではなく、職員の間から「経験の浅い教職員が多いこともあり、日々の教材研究や指導に生かせることを先輩教師から学ぶ機会をもちたい。」という要望に応えて、設定されたものです。年度初めに中堅教員から「校長先生、こういうOJTの場を設けていいですか?」と伺いがあったので、「ぜひ!お願いします。」という流れで行われるようになりました。

 職員全体を「メンティーチーム【本校が初任校または臨時任用職員】」「ミドル(メンター)チーム【本校が2・3校目】」「エキスパートチーム【総括教諭・学年主任等)】」の3チームに分け、メンティーチームとミドル(メンター)チームを中心に自由に学び合うようにし、必要に応じてエキスパートチームからアドバイザーとして参加することができるようにしているようです。あくまで、自主的な研修会で、強制ではなく、30〜45分程度の時間が設定されています。
 今年度に入ってから、これまで何度か設定されていますが、残念ながら私はいつも他の会議等と重なっていて、参加できていません。しかし、このOJT研修の中心となっている職員が、「Level Up!通信」としてOJT便りを発行し、研修内容を紹介してくれるので、大まかなことは把握できます。そこに記載されている内容の濃さに、私も直接聞いてみたかったなと思うことばかりです。また、参加された教職員の感想も記載されていますが、その内容からも、充実した研修内容であることがうかがえます。
 本校では、「学び合いを通して思考を深める児童」を目指して、授業実践に取り組んでいますが、職員もまた学び合いを通して指導力を高めています。しかも、管理職に言われて行うのではなく、自主的・主体的に取り組む職員。私が言うのも何ですが、本当に自慢の職員です。

 夏休み、教育委員会等が主催する研修会等もいくつかあり、本校からも分担をして参加します。加えて、8月の後半には校内研修の場も計画されています。課業中に比べれば、比較的ゆとりがある長期休業…リフレッシュをしながらも、職員一人一人、自分の課題意識に応じて、自主的な研修に励み、夏休み明け、さらにバージョンアップして戻ってくることを期待しています。
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