【校長のつぶやき】昨日は、教員採用試験(1次試験)でした(令和4年7月11日・月)

 昨日は、神奈川県の公立学校教員採用試験の1次試験があったそうです。県のホームページから応募状況を下に転載しましたが、小学校に関しては、昨年度より募集人員は増えているのに、応募者数は減り、倍率も昨年度の3.2倍に比べ2.6倍と一段と下がっている状況です。実際は、当日受験しない方もいるので、さらに倍率は下がっているのかもしれません。これは、神奈川県だけでなく全国的にいえる傾向で、教員を志望する人たちが確実に減ってきています。このままでは、教員の質も落ち、教育の質の低下も懸念されます。
 「教員はブラック」という報道がここ数年、散見する中で、「教員の働き方改革」の必要性も叫ばれていますが、一向に改善される兆しがないのも、志願者が減少している要因の一つかもしれません。中学校では部活動の在り方の見直し、小学校では高学年教科担任制の導入など、国もいくつかの政策を掲げていますが、正直なところ、抜本的な解決策にはなかなか結び付いていないようです。「1学級の人数をもっと減らすべきでは…」、「学校の教員が担うべき業務の見直しが必要なのでは…」、「教科数や授業時数が多いのでは?」「残業時間に応じてきちんと残業手当を支払うようにすべき」などなど、いろいろな意見がありますが、現場の教師間でも何が適切な解決策なのか意見が分かれるところでもあり、実際に何かその解決策に向けて実行しようとしても財政的に厳しいと言われてしまいます。
 まずは、働いている私たち自身が「教員が魅力ある仕事だ」ということを実感できるような職場であること、それが自己満足に終わることなく、周囲の目から見てもそのように映るような職場環境を整えることが大切かと思います。これまでの教育の常識にとらわれることなく、思い切った改革も必要かもしれません。場合によっては、保護者の方や地域の方にご理解やご協力を求めることも必要になってくることもあるかもしれません。「これは学校でやらなくてもいいことでは…」、「ここまで教員がしなくてもいいのでは…」という視点も考えなくてはいけないのではないかとも思っています。
 採用試験の応募状況を見て、ふとそんなことを考えてしまいました。
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