【校長のつぶやき】文章から主人公の気持ちの変化を考える(令和4年6月15日・水)

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 初任者とともに、3年生の国語の授業を参観しました。「まいごのかぎ」という物語の学習です。本時までの間に、読み取りを進めてきたようで、今日は、「りいこ(主人公)の気持ちの変化を考えよう」がめあてです。授業者は、子供たちに対して、気持ちや様子を表す言葉・表現に着目させ、それらの言葉・表現から受け取れる気持ちや思いを考えさせていました。「うつむく」「しょんぼり」とはどういう状態なのか…、時折、動作化も取り入れながら、実感が得られるような工夫もしています。
 どのように変化したかを考えていくと、子供たちは、「最初は元気がなかったけど、最後は明るくなった。」という押さえをします。自分の考えを発現するときに、理由も言えるように促しますが、なかなか言えない子、自信のない子もいます。すると、授業者は「理由がきちんと言えるこの言い方をまねしてみよう。すると、こういうふうに言えばよいのかということがわかってくるよ。」と理由の言い方を経験させます。学習のめあてに向かって活動をしていく中で、発言の仕方・学び方といった技術の習得も目指していました。
 ここで、スズランテープを持ち出し、心情曲線を提示します。最初は「しょんぼり」なので低い位置から、最後は「明るくなった」なので高い位置にテープを張ります。このように一直線に上がっていったのか、場面ごとにキーワードとなる言葉に着目させながら、主人公の気持ちに迫ります。子供たちと確認をしていく中で、一気に上がっているのではないことがわかります。主人公の気持ちの変化を、「心情曲線」というテープを用いて示すことで視覚的にとらえやすくしていました。
 子供たちの反応も良く、めあてに向かって一生懸命に学習に取り組む子供たち。自分の考えを書く、自分の考えを発表することにためらいがちな子に対しても、机間指導や全体の場で自信をつけさせるような配慮もしていました。鍛えられていることが感じられました。
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