【校長のつぶやき】思うように進まないときも…(令和4年5月30日・月)思うように授業が進まないときは多々あります。「この説明で分かるかな。」と思っていたことが全く分かってもらえなかったり、想定外のことが起きたり…。むしろ思い通りにいくことの方が少ないかもしれません。大事なことは、「なぜ思い通りにいかなかったのか。どうすればよかったのか。」と原因を探り、その解決法を考えるといった振り返りを謙虚に繰り返すことです。 私が30代前半で初めて1年生を担任した時、小田原市小学校教育研究会の体育部会で研究授業をしました。小田原市内の小学校の体育部会の先生方が授業を見に来ます。ドッジボールの授業でしたが、ある子は「俺、やりたくない。」と言って、フラフラとどこかへ行こうとしたり、ある子はけんかになってお互いに泣いてしまったり…。授業者の私が泣きたくなりました。授業後の研究協議では、低学年のドッジボールの授業の展開の仕方などについて、皆さん、温かくいろいろなアドバイスをくださいました。ドッジボールの授業の展開とは別に、あの時、どうすれば、「やりたくない。」と言った子も興味をもって取り組めたのか、けんかになるような要因を取り除くことができたのか、けんかになったとしてもその後どのように対処すればよかったのか…、私なりに振り返り、反省すべきことはたくさんありました。 「思うように進まない」のレベルが、今日の授業と約25年前の私の授業とでは、はるかに比べ物になりませんが、ふとそんなことを思い出しながら、振り返りをしている初任者に頼もしさを感じました。(私の「思うように進まない」授業体験は、まだまだあります…。) |
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