【校長のつぶやき】校長先生、授業見てください!(令和4年4月22日・金)

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 昨日、ある教員から「校長先生、明日の2時間目、国語をやるので授業を見に来てくれませんか?」と言われました。「時間空いているから、忘れなかったら行くね。」と答え、ちゃんと忘れることなく、本日、授業を見させてもらいました。
 3年生の国語「きつつきの商売」という物語文です。クラス替えをしてわずか3週間ですが、学級内の授業のルールもできており、発言する際も、友達の聞く姿勢を待ち、「言ってもいいですか?」「聞いてください。」など、互いの発言を聞き合おうとする雰囲気ができています。「きつつきが木をたたいた音を、野うさぎはどんな思いで聞いていたのだろう。」という学習問題に対して、子供たちは、自分なりに感じたことを発言していきます。そこで感心したのは、子供たちは皆、「○○ページの○行目に、〜と書いてあるから、〜と思います。」と、物語の文章の中に根拠を求めて発言しているのです。国語の読み取りでは、叙述をもとに考えるということを大切にしますが、3年生でそれができていることに感心しました。さらに、実感を得るために、ブナの木の高さに合わせ、3階の教室のベランダから、授業者がきつつきのつもりで出した音を、子供たちが中庭に降りて聞くという「動作化」ともいえる活動も取り入れていました。
 実感を伴いつつ、叙述に即して読み取るということを求めて、様々な学習活動が考えられるでしょう。さらに、友達との意見交換を取り入れ、学び合い、読み取りを深め合うという授業が求められていますが、今日、見させてもらった授業は、まさにそのような授業を具現化していると言えそうです。
 授業後、担任が「授業、どうだったでしょうか?」と尋ねてきたので、良かったところ、「こうするとさらにいいかも」と思える課題などを話しました。
 自分の授業を人に見てもらい、自身の授業力を高めようとする姿勢に大変感銘を受けました。本校は若い職員が多いのですが、職場内で互いに研修し合おうという提案も管理職からではなく、職員の方からありました。(このことは、いつかまた触れさせていただきます。)そのような姿勢・気持ちをもっている職員が多いことに、校長としてはうれしい気持ちになります。学校教育目標にある「向上心を持って」は、子供に対してだけでなく、職員自らも皆、目標としているようです。素敵な職場に赴任しました!
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