新しい学年、新しい先生にもすっかり慣れました。学習も一生懸命がんばっています。

小学校生活最後の給食でした

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3月15日で今年度の給食も最後になりました。
最後の献立は、6年生の卒業へのお祝いの気持ちが込められた「たいめし」でした。
6年生はよく食べる子が多いというのが私の印象なのですが(個人的な見解です!)、最後の給食もきっと楽しんでくれたのではないかと思います。職員から、数日前に6年生が「小学校の給食もあと少しだぁ」と残念そうにしていたとも聞いています。小学校のおいしい給食も心に残る思い出の一つになると思っています。中学校でもたくさん食べてほしいです。

6年生だけでなく他の学年の子も、一年間の給食へのお礼を伝えてくれましたと、調理員さんから聞きました。感謝の気持ちを伝えられるのは素敵なことですね。私からもおいしくて安全な給食をいただけましたことに感謝の思いをお伝えしたいです。
「一年間ご馳走様でした!また4月からもよろしくお願いします!」

潮風ニュース193号より「第3回学校運営協議会を開催しました」

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 2月22日(木)に今年度3回目の学校運営協議会を開催しました。児童と保護者の皆さんからの学校評価の結果や、学校の現状について、令和7年度に迎える110周年記念事業について、令和6年度の北條五代まつりへの金管バンドの参加についてなどを報告しました。
 また、次年度の学校運営の重点について協議しました。次年度の学校運営の重点については、引き続き「一人ひとりが主人公として輝き、共に高め合う学校」を目指す学校像とし、その上で学校教育目標を「自他を大切にし、ともに学び、支え合う子の育成」とすることについてご承認いただきました。 
 コロナ禍を経て改めて思いますのは、学校は様々な人と関わりながら学ぶところだということです。自分一人で学ぶのであれば、デジタルで可能です。それが可能な時代になっています。であるからこそ、学校は、具体的で直接的な体験をとおして、人と人とがお互いに学び合い、ともに悩んだり喜んだり、そして助け合い支え合いながら育っていく場所であると考えます。この3年間のコロナ禍の影響は、学校と学校を取り巻く社会にとって、とても大きかったと感じています。本校の児童に限らず、人と人との関わりをつくることに難しさを感じている子、あるいは漠然とした不安を抱えている子が年々増えていると思います。自分のことだけで、周りの人のことに思いを至らせることが難しい子もいます。そうした状況を鑑ると「自他を大切にできる子」そして「お互いに学び合える子」「お互いに支え合える子」そうした子を育成していく取り組みが何より大切ではないかと考えたことから、学校の教育目標を見直すこととしました。新たな目標を具現化できるよう、日々の授業はもちろんのこと、学校の教育全体で取り組んでいきたいと考えていますので、ご理解くださるようお願いします。
 なお、これまでの教育目標である「かしこく たくましく うつくしい心、アイラブ片浦」の「アイラブ片浦」の言葉については、委員の皆様からのご意見をもとに、学校運営の重点である「地域とともにある学校づくり」の中にキーワードとして位置づけることにしました。

 110周年記念事業については、次の4点について学校から提案させていただきました。
・令和7年度の学校行事については「開校110周年記念」と銘打つ。
・110周年記念のマークをつくり、校内の印刷物などに入れていく。
・「海とみかんの里鑑賞会」の規模を例年より拡大し、地域や保護者の皆さんにも来ていただき、記念コンサート(鑑賞会)とする。
・110周年事業に関する委員会等は設置せず、必要なことは学校運営協議会において議論する。
 110周年記念事業についてのご意見等は学校までお寄せくださいますようお願いします。また、会議の議事録を学校HPに掲出しますので、そちらもご確認いただければ幸いです。

潮風ニュース193号より「音楽を通してつながる」

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2月16日(金)に、城山中学校の吹奏楽部の主に1・2年生の20名程の生徒さんが、部活動の一環として本校を訪問してくださいました。いつも小学生だけで取り組んでいる金管バンド活動ですが、先輩たちのきりっとした姿に、小学生も大いに刺激を受けたものと思います。その前日の金管タイムでの練習の時の演奏よりも何倍も良かったと思います。これまで、子ども達の意欲の維持・向上に向けて、様々な発表の機会を設定してきましたが、こうしていろいろな人と一緒に練習したり、同じ曲を演奏したり、そしていろいろな人から教えてもらったりすることも、とても大切な経験だと思いました。中学生は忙しく、日程の調整などクリアしなければならないこともたくさんありますが、本校としてはこれからも続けいくことができればと考えています。交流会の様子は保護者の皆さんにもご覧いただきましたが、保護者の方だけでなく、本校を卒業した中高生もこの交流を見に来てくれました。中には楽器を持ってきてくれた高校生もいたので「一緒にどう?」と声をかけましたが、今回はそこまでは難しいようでした。懐かしい「こんにちはトランペット」を一緒に吹けたらよかったのになぁ、などと思ってしまいますが、あまり欲張ってもいけませんね。こうして卒業生が母校を訪問する機会になったことも嬉しいことでした。
そして体育館の入口に生徒さんの外靴が整然と並んでいるのを見て、さすが中学生!と感心しました。こうしたことも小学生に見習ってほしいと思うことの一つです。

PTA総会の校長挨拶

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先日の6日の午後は、授業参観、PTA総会、学級懇談会、役員引継ぎ会を開催しました。お忙しい中、たくさんの保護者の皆さんにご来校いただきましてありがとうございました。
3年生の保護者の皆さんには、授業参観・学級懇談会の日程を再調整させていただきました。ご理解とご協力賜りましたことに、お礼申し上げます。

PTA総会でご挨拶させていただきましたことを、HPにも掲載しますので、ご確認いただければ幸いです。

 保護者の皆様には、この一年間子ども達の取組を、温かく、時には長い目で見守ってくださり、また、様々な場面で応援してくださり、本当にありがとうございました。家庭と学校とが、ともに子ども達を育てていくパートナーであるということを、それぞれが理解して取り組むことが大切であると、今年も実感した一年になりました。本当にありがとうございました。
 新型コロナウイルスが5類になり、学校生活も少しずつ以前の形に戻ってきているところもあります。一方で、これまでのやり方を見直し、より今の時代・状況に即したものに変えているものもあります。「不易と流行」という言葉がありますが、次年度以降も、変えてはいけないもの、変えていくものを見極めながら、教育活動を行っていくことになりますので、ご理解とご協力をいただきたくお願い申し上げます。

 次年度のことについて、少し時間を頂戴して、私から2点、お話させていただきます。

 1点目ですが、本校では次年度から、教材費の口座引き落としを実施したいと考えております。現在年間3回教材費を集金させていただいており、お子さんに現金を学校に持ってきていただいています。これを、ご家庭の銀行口座から学校の口座に直接振り込んでいただくというシステムに変えたいと考えています。登校時に児童に現金を持たせないという安全面が変更の第一の理由ですが、教職員の会計事務の負担軽減の側面もございますので、何卒ご理解くださるようお願いいたします。なお、進学先である城山中学校では、ゆうちょ銀行からの引き落としを既に実施しており、本校でもそれに倣う形で実施する予定です。
 つきましては、大変お手数をおかけすることになりますが、ゆうちょ銀行の口座の開設をお願いしたいと考えています。この件については、改めて学校からお知らせを出しますが、ご不明の点等は事務室までお問合せください。

 2点目です。現在、PTAの実行委員会において、PTA活動及び組織の在り方について見直しを図っており、次年度は会員の皆様のご意見をいただきながら、議論を深めていきたいと考えています。本校では、全てのご家庭にPTA活動へのご協力いただいており、ありがたいことだと思っています。PTA活動・スクールボランティア活動は、子ども達の健やかな育ちにとって大切な、学校と保護者、保護者と保護者のつながりを豊かにする方法の一つであり、PTAやスクールボランティアの活動で、学校に来ていただいて、お子さんの姿を見て、触れ合うことで、お互いへの理解が深まると考えています。大人どうしが信頼し合うことで、子ども同士の関係もよくなると思います。もう一度、皆さんとそうしたPTA活動・スクールボランティア活動の目的を再確認したいと思います。
 しかしながら、保護者の皆様も忙しい中でご協力いただいていることは重々承知しています。役員の方のご負担も大きいのではないかと危惧しているところで、学校としては、会員の皆さんが、無理なく、そして活動してよかったと思える活動にしたいと思っています。できるだけ負担を感じることなく、持続可能なものとなるようにしたいと原案を検討しており、10月までには、皆さんにご提案したいと考えておりますので、ご承知おきください。
 会員の皆さんの事務的、または心理的な負担が大きいようであれば、活動を見直さざるを得ないもの、子ども達のためにと思ってやってきたものも、止める決断をしなくてはならないこともあると思います。その点はご理解いただきたいと思います。何かを変えるのはとても労力のいることですが、皆さんが参加しやすいPTA活動・スクールボランティア活動にしていくために、必要なプロセスかと考えています。私達会員の一人ひとりがどのように関わってくのか、改めて考えていただく契機にしたいとも考えています。

 これからも、子どもたちの成長のために、また、大人も子どもも「一人一人が主人公」として輝ける学校をめざして、皆様のお力を頂戴したくお願い申し上げて、挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 写真はPTA役員引継ぎ会の様子です。現役員の皆様、1年間ありがとうございました。新役員の皆様、4月からどうぞよろしくお願いします。

今年もピンクシャツデー

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2月の最終水曜日はピンクシャツデーです。ピンクの服を着たり、小物をつけたりして「いじめストップ!」の意思表示をする取り組みです。昨年度に続いて、本校の職員もピンクのマスクをつけたり、ピンクのシャツやニットを着たりするとともに、教室でもいじめ防止につながる話をするようにしました。私も朝、校長室の窓から顔をのぞかせてくれる児童に、色画用紙を切ったピンクのハートを渡しました。

先日、下学年対象の朝会で「ピンクシャツデー」の話をしましたが、思ったことを素直に言える年頃の子ども達は「いいじゃん!ピンクのシャツ着ても!」と言っていました。最近では「ピンク=女の子」という、色の固定概念は薄れつつあるのかもしれません。

朝会で子ども達には次の「4つの勇気」をもってほしいとお願いしました。
その1:自分がされて嫌なことには「いやだ」「やめて」と言える勇気
その2:友達から「やめて」と言われたらやめる勇気
その3:困ったことがあったら誰かに言える勇気
その4:誰かが間違ったことをしていたら、「やめなよ」「だめだよ」
    「よくないよ」と言える勇気

自分にいじめているという意識がなくても、相手によっては、それはいじめだと捉える人もいることについて話しました。大人もそうですが、集団で生活している以上、多かれ少なかれ誰かを傷つけている可能性があります。少なくとも、そのことを自覚していなくてはと思っています。必要以上に相手の感情を気にしすぎてほしくはないですが、相手がどう感じているのか、どう受け止めているのか、少し自分の行動を振り返る機会を意図的に作ることも必要だと考えています。

またいじめに限らず、自分の人権を守るために「No」と意思表示できることも大切です。学校では、嫌なことは遠慮しないで声に出したほうがいいんだよ、そして困ったときには誰かに助けを求めていいんだよと、子ども達には繰り返し伝えていきたいです。

一緒に読んで楽しい

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子ども達の「言葉の力」を育てるための取組の一つとして、読書環境の充実に努めています。自治会の協力もあり、図書室には新しい本、興味深い本がたくさん揃っています。子どもだけでなく、大人が読んでも心に残る本(絵本)もたくさんあり、読み聞かせで読んでみたい本が多すぎで困ってしまいます。とても贅沢な悩みです。保護者や地域の皆さんにもぜひ手にとってもらいたいと思います。お子さんと一緒に読んでみるのも楽しいと思います。
時々校長室前で本校の蔵書を紹介しているのですが、「うちにもある!」「知ってる!」「2が出たんだ!」と、ひときわ子ども達の関心が高かったのが「大ピンチ図鑑2」です。私も3年生の教室で紹介したのですが、それとは別に他の学年の子と一緒に読む機会がありました。ミニ読書会です。その時に感じたのは、この本は一人で読むより、絶対に大勢で読んだ方が楽しい!ということです。それぞれのピンチについて「あるある」とか「これはない」とか、お互いの経験を交流できてとても楽しかったのです。「これはないけど、こういうことはある」という話でも盛り上がりました。(例えば、私の場合、「大ピンチ図鑑2」にある「カレーライスのカレーがあまる」ということはなく、逆にいつもご飯が余ってしまう・・など)私の方が人生経験が豊富なので(当たり前ですが)、たくさんのピンチがあり、私のピンチ(失敗)自慢のようになってしまって、子ども達はやや引き気味だったのが正直なところですが・・。とにかく楽しくて笑えた「ミニ読書会」でした。
 さて、数日前の神奈川新聞に著者の鈴木のりたけさんのインタビューが掲載されていました。その内容についても、改めて校長日記でお伝えできればと思っています。次回へ続く・・・(予定です)。

たくさんのハートをありがとうございました

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今日はバレンタイン・デーです。本校の子ども達は関心があるのかないのか、あまり話題になってはいないようですが、ご家庭ではいかがでしょうか。思い返せば、ハロウィンの時も騒ぐ様子もなかったので、こうした大々的にメディアで報道されるイベントには興味がないのか?と思ったりもしますが、本当のところはわかりません。
給食のシチューにはハート型の人参がたくさん入っていました。大小あわせて7・8切れは入っていたと思います。当たりだと思います。そして、リンゴゼリーのイラストにもハートが2つありました。栄養士が見たところでは、このハートのほっぺの(イラストの)ゼリーはクラスで4つ程度だそうで、クラスによっては0個のところもあったようです。残念!
私の今日の運は、この給食で使い果たしてしまったかもしれません。
それはさておき、調理員の皆さんが人参の型抜きをたくさんしてくれたと思います。ありがとうございました。幸せな気持ちになりました!

潮風ニュース192号より「片浦小の良さをPR!」

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6年生の卒業まであと2か月。小学校での生活もあとわずか、総まとめの時期といってもいいと思います。そんな6年生が、現在、総合的な学習の時間に片浦小のPR動画の制作に取り組んでいます。動画を作るにあたり、まず、片浦小のよさは何かを考えていました。
金管活動、農園活動、人数が少ない、全校遊びが多い、海がきれい、全校が仲が良い、風景、景色に癒される、遊び道具が充実、全員の名前が言える、先生に見てもらえる、先生と仲が良い、自然が豊か、地域とつながりがある、電子黒板、発案したことがすぐできる
伝統のある金管バンド活動や農園活動、自然の豊かさなどはもちろんですが、少人数の良さについても子ども達は認識しているのだなと思いました。遊び道具が充実していて、校庭でのびのび遊べることも少人数ならではでしょう。「発案したことがすぐできる」も少人数で小回りのきく学校であるからこそ。そして学校運営の重点として、「児童の主体性や創造性」を大切にしようという考えが、子ども達にも伝わっていたのだろう!と思い、嬉しくなりました。これにはご家庭や地域の理解があったからと感謝しています。
たくさんの「良さ」が出されましたが、すべてを網羅することは時間や人数の関係で難しいので、できるだけ全ての内容が含まれるよう、子ども達で工夫し「学校の設備(遊び道具)」「(特色ある)活動」「少人数のよさ」「ロケーション」の4グループに分かれることになったようでした。
6年生の学習の様子を見る機会があったのですが、一人ひとりが、片浦小の良さのここを伝えたい、という思いをもって取り組んでいたことが印象的でした。自分が卒業する学校の良さを堂々と言えるのは、表現がうまくできないのですが、それだけ彼らが小学校生活を一生懸命(精一杯)送っていたからではないかと、学校への関わりの深さがあったからではないかと思っています。私たちが目指す子ども像の一つである「片浦小に愛着をもち、片浦をふるさとと考える子」の一つの姿だと捉えることができると思います。彼らの6年間には様々なことがあって、いいことも嫌なこともあったことでしょうが、こうして卒業を前にして、「学校の良さを伝える」という活動に皆で協力して取り組めることは、彼らの成長であると思います。動画の撮影が始まったばかりですが、たくさんの方にご覧いただければと思っています。

こうして他の学年の学習の様子を参観し、自身の指導に生かすことができるよう、教職員の学習の機会を設けさせて頂いています。ご理解ありがとうございます。大勢の人が見つめる中で、6年生はいつもより緊張した様子でした。

潮風ニュース192号より「大谷選手からの贈り物」

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大谷翔平選手から寄贈される野球グローブが全国の小学校に届けられる報道を、昨年末から見聞きするたび、小田原市の小学校へはいつ届くのだろうと思っていましたが、1月22日(月)に市内の小学校にもそれぞれ3つのグローブが届きました。
その日の朝会で子ども達に「新年の目標は立てましたか?」と問いました。半分ぐらいの子の手が挙がったでしょうか。その後、今ではすっかり有名になっている大谷選手の目標「ドラ1、8球団」に向けてのマンダラチャートを、誰のものか名前を隠して見せました。数名の児童から「大谷選手のだ!」という声が上がりました。小学生もよく知っていますね。大谷選手のこのチャートもすっかり有名になっています。
大谷選手のすごいところは最終的な目標に向けて、野球の技術の向上だけを考えるのではなく、「人間性」「運」などもそこに至る目標として考えていたことだと私は思います。「運」を味方にするには、挨拶やごみ拾い、本を読むなど、誰にでも共通する人としての基本を大切にすること、「人間性」を磨くには、感謝や思いやり、礼儀が必要だと考えていたことがチャートに表れています。それらは「今、私たち(片浦小のみんな)が、大切にしようとしていることと同じだね」「決して特別なことではないね」と話しました。(もちろん野球の技術は別としてですが)また、なぜグローブは3つ届くのか、キャッチボールをするなら2つでいいのではないか、と問いました。そうしますと1年生から、「左利き用のグローブもあるから」との声がありました。その通りです。「大谷選手は、右利きの人だけでなく左利きの人のことも考えてグローブを送ってくれるんだね」と話しました。子ども達には、大谷選手のように、たくさんの人から「応援される人」「愛される人」「信頼される人」になってもらいたいと思います。
朝会の後、間もなくしてグローブが届きました。子ども達は大喜びです。1年生から順に、教室で見てもらった後、早速昼休みには使ってもいいことにしました(とても使いたそうだったからです)。こうして一人でも二人でも子ども達が楽しくキャッチボールをする姿があるのなら、大谷選手はきっと喜んでくれると思います。できればそれが長く続くといいなと思っています。

想像をはるかに超えています

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学校日記でもお知らせしていますが、先日開催しました「こども安全教室」は大人が聞いても勉強になる内容でした。私は上学年対象の安全教室に参加して、SNSの危険についてお話を伺いました。
これからの学校教育では、生成AIについてどのように考えていくのか、対応していかなくてはいけないのかが喫緊の課題になっていますが、生成AIを含めて、インターネットの特徴の一つでもある「匿名性」を、私たちはもう少し重く受け止めなければならないのではないかという思いを強くしました。インターネット上では「誰にでもなれる」からこそ、子ども達を被害者にも加害者にもしないという大人の覚悟がますます求められると思いました。
そして、同じ言葉でも人によって受け止め方が違うということは、これまでも子ども達に話していることですが、顔が見えない画面上のやり取りでは、その傾向がより一層強まります。自分が書き込んだ・送ったこの一言が、誰かを傷つけてはいないか、この一言はどう受け止められているのだろうか、ということについて、これまで以上に自覚的になる必要があるでしょう。
講師の先生は「今できなかったことが、5分後にはできるようになっている時代」と言われていました。IT技術(こうした表現ももう古いでしょうか?)の進展は、私の理解・想像をはるかに超えています。

ふるさとへの思いを感じました

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夏の大美和神社の例大祭で、江之浦農園のSさんとお話させていただく機会がありました。Sさんはその時のことを覚えてくださっていて、先日、片浦小の子ども達に、江之浦農園のみかんジュースを飲んでほしいと、全校の児童にジュースをくださるというお申し出があり、ありがたく頂戴することにしました。せっかくですので、社会科でミカン農家さんの仕事について学習している3年生に、Sさんたちの工夫や、ジュースへの思いを話していただいたらどうかと考え、Sさんにお願いをしてみましたら、快く引き受けてくださいました。ここにまた一つのご縁ができました。Sさんは現在は東京で江之浦農園の仕事をされているそうなのですが、もともとは片浦小の卒業生です。子ども達にとっては先輩にあたります。
3年前、片浦地区でとれた温州ミカンのジュースを約3000本つくったことが始まりだとのことでした。昨年は、江之浦せとか、江之浦きよみ、江之浦しらぬいなど、様々な種類のみかんジュースをつくられ、約1万本を販売したそうです。ミカンにもいろいろな種類があることを知り、子ども達は驚いている様子でした。私もミカンにこんなに種類があることを知ったのは、お恥ずかしながら最近のことです。ちなみに、「せとか」という種類のミカンは収穫量が少ないため、300本しかつくることができなかったそうで、あっという間に売り切れてしまったとのことでした。せとかは甘みが強く、香りがよいことが特徴のミカンで、江之浦農園さんは「柑橘界の大トロ!」と紹介されていました。
3年生はこれから石橋のYさん(本校の保護者です)のミカン農園を訪ねますが、それぞれの農家さんがどんな努力や工夫をしているのか、同じことは何か、違うことは何か、しっかり学習してきてほしいと思います。
今日のSさんのお話からは、遠く(東京ですが)に住んでいても、ふるさと片浦を大切に思っていること、人口が減っている片浦地区を元気にしたい、という熱い思いが伝わってきました。子ども達もきっと同じように感じてくれたことと思います。Yさんの農園でもミカンへの思いを受け止めてきてほしいと願っています。
私も「江の浦きよみ」を頂戴しました。ありがとうございました。2枚目の写真は、Sさんの妹さん(江の浦で農園のお仕事をされています)のトートバッグに、ジュースの刺繍を発見し、思わず写真を撮らせていただきました。妹さんの手刺繍だそうです!ここにも江の浦ミカンジュース愛を感じました。

「言い方9割」

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本校では、月・水・金曜日の昼休み後に清掃の時間を設定しており、異学年のグループで取り組んでいます。
先日、昇降口掃除の様子を覗いてみましたところ、高学年の児童が低学年の児童に「〇〇さん、ここ掃いてくれる?」「ここもお願いしていいかな?」と声をかけながら、作業をしていました。いい言い方だなぁと思いました。そこの掃除の子にも「とってもいい言い方!」と伝えました。「やれよ!」という命令口調ではなく、お願いする形で伝えるのは、大人になっても通用すると思います。子ども達の気になる言い方に対して、「言い方ね!言い方9割!」と時々声をかけることがあるのですが、同じ内容でも言い方によって相手の受け止めが違うことは間違いありません。
また、昨日(14日)の強風で学校周辺にはたくさんの落ち葉や枝が落ちていましたので、子ども達の登校時に職員と一緒に掃除をしていたのですが、やはり高学年の子が私たちに「ありがとうございます」と声をかけてくれました。朝からとてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。

頼もしい先輩になるでしょう

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来年度の新入生が1月26日に片浦小学校に遊びに来ます。(保護者の皆様は説明会にご参加いただきます)1年生は新入生と一緒に遊んだり、学校のことを説明したりといった大切な役割があり、そのための準備を着々と進めています。
今日は新入生に伝えたいことをグループにわかれてまとめていました。例えば、登校のときのことや、休み時間のこと、学習のことなどです。
「最後に『気を付けてね』を付け加えるともっといいんじゃない?」とアドバイスしあったり、「1年生は『テスト』ってわかるかな?」と友達に相談したりなど、新入生のことをよく考えて学習していました。相手を意識して取り組んでいることがよくわかりました。そして困っている人のことを進んで助ける様子もあり、1年生の成長を感じました。きっと頼もしい先輩になることと思います。期待しています。新入生の皆さんも楽しみにしていてください!

年の初めに。平凡な一日に感謝を。

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m2024(令和6)年の幕開けは、大変重いものになりました。元日には能登半島地震、2日は羽田空港での事故と、私たちの命と安全は絶対ではないということを改めて実感させられることが続きました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、地震・事故で犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
冬休み前の朝会で「大きな事件や事故にあうことなく、9日にまた会いましょう」と子ども達に話したのですが、きっと能登半島の学校でも同様の話をしていたのではないかと思います。そう思うと何だか胸がいっぱいになります。自分だけではどうにもならないこともあるということを思い知らされました。
一日一日を平凡に、普通に過ごすことができるということがどれほど幸せなのか、有り難いことなのか、子ども達にも伝えていきたいと思った年の初めです。今年もどうぞよろしくお願いします。

潮風ニュース191号より「金管バンド、新体制でのスタートです」

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11月27日の金管委譲式を経て、いよいよ3年生が金管バンド活動をスタートさせました。楽器体験でひととおりの楽器に挑戦してやりたい楽器を決め、最終的に各自が希望する楽器を担当することになりました。4年生も一部の児童が楽器の変更を希望しました。金管バンドの新体制ができました。
3年生は進んで休み時間に練習していて、6年生の教室に行って「金管を教えて!」とお願いしている姿もあり、たくましく思います。「この人から学びたい」という思いをもつことそのものが「学ぶ力」であると思想家の内田樹さんが言われていますが、教えてもらいたい先輩がいる・見つけたことは、その子にとっては幸せなことであり、その子自身の「学ぶ力」であると思います。
令和6年度は北條五代祭りにも参加する方向で調整を進めていますが(希望する児童のみ)、その為にはまずはしっかりと基礎を固めて、音がきちんと出せるようにする必要があると考えています。パレードに限りませんが、まずは音が出せて、基本的な技術がないと演奏はできません。楽器や語学などについては、楽しいと思えるようになるには基礎・基本が必須です。そのための練習は避けては通れませんが、楽しい練習となることも大切ですので、学校では工夫に努めていきます。ぜひご家庭でも励ましの声かけをお願いできればと思います また、子ども達への指導の充実を図るために、金管の指導を手伝ってくださる講師の先生をお願いしました。今後は講師の先生とも連携して取り組んでまいります。
最後になりますが北條五代祭りへの参加については、PTAと学校とが連携し、地域のご支援もいただきながら、子ども達の活動をサポートしたいと考えています。ご理解とご協力をくださるようよろしくお願いします。

潮風ニュース191号より「たくさんの出会いから学ぶ」

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潮風ニュース191号では、12月8日の「障がいって何だろう」教室のことをお伝えしました。平塚市にある「しんわルネッサンス」という障がい者支援施設から、知的障がいの当事者の方と支援者の方をお招きし、講話をいただきました。その時の子ども達の感想を一部紹介します。

・見た目ではわからない障がいがある人もいるということを知りました。
・ヘルプマークを見たら、何かができるような人になりたいです。
・障がいのある方でも、普通に仕事をされていることがわかりました。障がいの種類ごとに仕事は違っても、障がいがあっても仕事をやろうと思えるところがうらやましいと思いました。
・今日はちょっと難しい話でしたが、障がい者にたくさんの人がなっていて、いろいろな人がルネッサンスに行っていることがわかりました。仕事は大変だけど、ご飯を一緒に食べたり、イベントがあったりして、楽しそうでした。Sさん(当事者の方)は思っていることをちゃんと話せていて、すごいなと思いました。いじめにあったこととか、障がいのこととかを勇気を出して話していてすごいと思いました。私はあまり話せないのですが、勇気を出して言えるように頑張りたいと思います。
・お話を聞いて、私も障がいのある人を助ける仕事をしてみたいと思いました。
・「しんわルネッサンス」で職員として働きたいと思いました。雰囲気がよさそうだったので。
・私たちの学校の近くに、「ほうあん第一しおん」というのがあって、交流会に行ったとき、とても楽しそうだったので、しんわルネッサンスもきっと明るいところなのだろうなと思いました。

子ども達の感想からは、障がいについて知ることはもちろん、キャリア教育につながる内容でもあったようでした。子ども達はこちらが考える以上に、いろいろなことを受け止めていることがわかりました。

感謝と礼儀

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いよいよ明日から冬休みです。冬休み前の朝会では2つのことを子ども達に話しました。

1 感謝を伝えよう
みなさんが、この一年頑張ることができたり、できることが増えたりしたのは、自分一人の力だったかどうかということを、この機会に考えてください。同じクラスの人や先生方、そしてお家の人に励ましてもらったり応援してもらった人もいるでしょう。たくさんの人の力で、みんなは成長したのだと思います。1年の最後にたくさんの「ありがとう」を伝えてください。「だれだれさんのおかげだな、ありがとう」とたくさん思える人は、自分で自分の心の中を温かくできる人だと思います。

2 親しき中(仲)にも礼儀あり
 皆さんは、「親しき中(仲)にも礼儀あり」ということわざを知っていますか?どんなに仲が良くても、度が過ぎて(言いすぎたり、やりすぎたり、けじめがなくなったりして)礼儀を失うことがあってはいけない」という意味のことわざです。学校では、同じクラスの友達、他の学年の人、そして、学校の先生方にも「親しさ」を感じるかもしれません。親しい人が他の学年にもいることは、片浦小のいいところでもあると思います。クラス替えがないので、同じクラスの友達のことをよくわかってると思うかもしれません。しかし、長く一緒だからと言って、本当に友達のことがわかっているのでしょうか。ずっと一緒だから大丈夫、あの人だったらこんなことを言っても(しても)平気と決めつけて、自分で気づかない間に友達の気持ちを傷つける言葉を言ったり、相手が嫌がることをしたりしているかもしれません。
友達はあなたと同じ人ではありません。どう考えているのか、得意なこと・苦手なことなど、それぞれ違います。同じ言葉でも、平気な人もいれば、うんと傷つく人もいます。人それぞれです。あなたとちがう人なのです。あの子のことはよく知っている、ずっと一緒だから大丈夫と思う時こそ、相手の気持ちを大切にした言葉や行動がとれているか、友達に失礼なことはしていないか振り返ることが必要なのです。ずっと一緒で、みんなの距離が近い片浦小だからこそ、考えてほしいのです。
 それは学校の先生たちに対しても、家族に対しても同じです。冬休みには親戚や友達の家に遊びに行ったりする機会もあると思います。皆さんの言葉遣いや態度は「失礼な子だなぁ。礼儀をしらないなぁ。」と思われないでしょうか。直したほうがよいと思ったのなら、今から直しましょう。

「親しき中(仲)にも礼儀あり」という諺については、知っている人が多かったです。同様の話を担任から聞いている学年もありました。、

福袋

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 図書室はすっかりクリスマスムードでいっぱいです。クリスマスシーズンに個人的に特に楽しみなことがあるわけでもないのですがすが、こうしたデコレーションを見ると、やっぱりうきうきとする気持ちになります。
 そのような中、もうすぐ冬休みというこの時期の図書室に、何だか楽しげな「本の福袋」が並んでいました。図書委員会の児童や学校司書の職員、図書ボランティアさんによる企画のようです。なかなか楽しい企画だと思いました。「福袋」は年末年始のひとつの風物詩ですね。
 私は9番の「友だち、先生と話すとき、同じ言葉でいいのかな?気持ちを伝えるヒントになる本です。」という福袋を選びました。さて、どんな本が入っていますでしょうか。これから楽しみに開けてみたいと思います。

小田原の名産品

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今日(12/14)の給食は「小田原献立」でした。まずご飯は小田原産の「キヌヒカリ」、「小田原っ子おでん」には小田原名産の練り物を使用しています。個人的なことですが、私は竹輪が好きで、焼きそばの具にしたり、パン屋さんに竹輪パンがあれば必ずと言っていいほど買ってしまいます。今日の給食に出た竹輪は、いわゆる一般的にスーパーなどで売られている竹輪と一味も二味も違っていたように思ったのは私だけでしょうか。もちろんどちらも美味しいのですが、給食に出た竹輪は、うまく言えないのですが「材料は魚なんだな」と感じるもので「小田原の竹輪はおいしいなぁ」と思ったのでした。先日テレビのニュース番組で、給食に一人一杯の蟹がつく学校が紹介されていて、「わぁ」と思ったのですが、この小田原産の竹輪も負けていないと思いました。子ども達には、小田原の竹輪(などの練り物)はおいしい!と誇りに思ってほしいです。蟹に比べるとやや地味な印象ではありますが・・・。
上の写真はおでんのおかわりに並ぶ子ども達。次は今日の給食について解説する担任です。(解説文は給食室から届きます)教室をまわると、「今朝もおでんだった。多分夜も・・」「おでんが残るとね、次の日のおかずにするけど、家族みんなの分にはちょっと足りなくて、また具を継ぎ足すと、また残って・・・」という「おでんあるある話」をいろいろな子がしてくれました。

カタウラサウルス来る!

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学校日記でお知らせしていますが、11月30日に人形劇団ひとみ座の「9月0日大冒険」を全校で鑑賞しました。その際、3・4年生が事前のワークショップに参加したのですが、劇中で様々な恐竜を操作する役割を任されていました。事前に一人ひとり新種の恐竜も考えていて、そして、新種の恐竜「カタウラサウルス」も発見!(創作)していました。
公演の後、劇団の皆さんはお帰りになりましたが、カタウラサウルスはひとり(一頭)片浦小に残ることになりました。折角ですので校長室前に飾り(「飾る」以外の適切な表現はありますでしょうか?)ましたところ、1年生はもちろんのこと、上の学年の子まで、楽しそうにカタウラサウルスと触れ合って(遊んで)いて、なかなか面白かったです。カタウラサウルスの紹介文に鳴き声について書きそびれてしまったのですが、遊んでいる子ども達から「カター!カター!」という鳴き声が聞こえてきて、あぁ子ども達は劇の中の細かいところまでよく覚えているのだなぁと感心しました。この鳴き声も3・4年生が相談したようです。
原作は1989年に出版された本ですので、登場人物のつくりや表現などに古さを感じさせるところもありましたが、大きな大きな恐竜の人形や、子ども達を巻き込む演出など本当に工夫されていて、子ども達もすっかり夢中になっていました。とにかく恐竜が大好き!という人も多いので、大喜びだったと思います。
大きな劇場での鑑賞もよいのですが、こうして演者さんとの距離が近く、その迫力を直に感じられる舞台の鑑賞もいいものだなぁと思うのでした。
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