新しい学年、新しい先生にもすっかり慣れました。学習も一生懸命がんばっています。

卒業おめでとう

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 卒業式は何度やっても感慨深いものです。ことに、小規模な学校だと一人一人の子どもとの関わりも濃く、一層思い入れをしてしまうようです。「校長先生、今年も宝の連発でしたね。」と言われましたが、何度でも言ってしまいますね、「きみたちは宝だ。」と。結びのあたりを引用します。

 多くの仲間と一緒に学び、考え、行動し、これから始まる中学校生活を、自ら、豊かなものにしていってください。悩んだり、苦しんだり、失敗することも沢山あるでしょう。
しかし、片浦小学校で経験したことを思い出し、自信を持って進んでください。大丈夫、わたしたちは、いつでも、きみたちを応援しています。これからもずっと、きみたちを応援しています。

いよいよ お別れです。
きみたちは私たちの宝です。自分を大切に、元気で健やかで、自らの可能性を信じ、努力していってください。そして、片浦をふるさととして、いつまでも忘れずに、いつでも帰れる場所として、大切に心にしまっておいてください。
きみたちは私たちの宝です。ご卒業おめでとう。

(平成26年度卒業式学校長のことばから抜粋)

地域を学ぶ意味

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 5年生が社会科で工業を学ぶ中で、梅干しの食品加工を、神尾食品に見学に行きました。そこからさらに、片浦のみかんを活かす食品加工に結びつけました。みかんを作っている専門家に聞いて欲しいと思い、発表する時間を持ちました。学年だよりにはこう記されています。

 2月23日(月)の3,4時間目に根府川在住のHさんに来ていただき、「片浦で食品工業をやりませんか?」のプレゼンを聞いてもらいました。(自分で書いた新聞を一人ひとり発表しました。)Hさんからは「よくここまで調べたね」「おもしろい発想だね」とお褒めの言葉をたくさんいただきました。しかし、加工食品をメインでやっていくことは難しいそうです。理由は少し難しい内容でしたが、やはり1番は「利益にならないと意味がない」というところでした。これを聞いた子ども達はがっくりしていましたが、せめて自分たちで作ったジャムを試食してくれないかお願いしてみました。と、いうことで、3月にみかんジャム作りと、試食会を行いたいと思います。詳しいお知らせは来週のお便りでお知らせいたします。

 実はこの授業は、「5年生社会科で工業というと、かまぼこか自動車なんですよ。でも、片浦の子どもたちにとってなぜ工業でかまぼこや自動車を学ぶか、直前に農業でみかんやレモンの勉強をしているのに、思考の流れからすると無理があるんですよ。」という担任の悩みに、「工業というとすぐに自動車になる。でも食べ物をつくる工業だってあるよ。片浦レモンサイダーは有名だろ。」と応えた校長のことばから、単元を作り直し、今回の授業につながっています。
 地域をみつめていくなかで、まだまだ教材化できるものは沢山ありそうです。発想を変えて新しいものにどんどん挑戦して欲しいですね。 

道徳の授業

 道徳授業の実践が5年生の学年だよりにありました。家庭でもぜひ道徳のことを話題にして欲しい、そういう担任の思いがあふれています。少し長いですが、引用します。

 4時間目に行った道徳の授業では、「お母さんのせいきゅう書」という資料を使って家族について考えました。
 資料の内容は要約すると以下のようになります。

 主人公のブラッドレーは家のお手伝いや家の留守番をしたことについて、お母さんに2ドルのお小遣いを請求しました。それを見たお母さんは2ドルと「お母さんの請求書」をブラッドレーに渡します。お母さんの請求書には、「看病代…0セント、洗濯代…0セント、掃除代…0セント、今日までのお世話代…0セント」と書かれていました。それを見たブラッドレーは涙を流しながら、お母さんにかけより、もらった2ドルを渡して「お母さん、ごめんね…。」と言いました。

 授業の始めに「家族にしてもらって嬉しかったことや、言われて嬉しかったことはありますか?」と聞きました。みんな「え〜ない!」「思いつかない!」と言いながらもノートにはいろいろと書いていました。この時点では、どうしてそのようなことをしてくれたのか、どうしてそんな言葉をいってくれたのかは十分に理解していなかったと思います。資料を読んだ後、「ブラッドレーの請求書とお母さんの請求書の違いはなんだろう」と聞くと、始めは「金額」と見えることだけに注目していました。しかし、話し合っていくうちに、「ブラッドレーはお金のことだけを見ていたけれど、お母さんはブラッドレーのことを見ていた」「ブラッドレーはお母さんの大変さを知らなかったんだ。お母さんは一生懸命ブラッドレーを育てようとしてやったこと。」と少しずつお母さんがどんな気持ちでやっていてくれていたのかが見えてきました。次に「ブラッドレーは涙の意味はなんだろう?」と聞くと、子どもたちは「ごめんねとありがとうだと思う」と答えました。お母さんの大変さに気づいて、感謝の気持ちと自分のしたことの反省の涙だとまとめました。
このように子どものことを考えてくれているのはブラッドレーのお母さんだけでしょうか?みんなのお母さんも、お父さんもそうだと思います。最後にみんなのお母さんからの手紙を渡して読んでもらいました。恥ずかしくてなかなか読めない子や涙が出そうになっている子がいました。自分もそうやって育ててもらっているんだと知ったみんなの感想を載せます。

・わたしは今まで、お母さんのことだなんて考えていませんでした。この授業で、あのようなほめ言葉などが、自分のことを考えていてくれていただなんてびっくりです。これからは、そういうことを考えていきながらすごしていきたいです。

・お母さんの手紙はとっても嬉しかったです。こんな長く、手紙を書いてくれてもっと自分も家族も大切にしていきたいです。とてもありがたいです。ブラッドレーも本当はそう思っていたと思います。

・わたしは、お母さんのせいきゅう書を読んで、お母さんがどんなに苦労して育ててくれたのかが分かりました。手紙を読んで、色々と書いてあったのが、とても嬉しかったです。

・今日の学習では、普段考えないお母さんの気持ちがみんなと話し合ってみて分かりました。いつもお母さんが当たり前のようにしていることを、「感謝しないと」と思いました。

・今日、お母さんのせいきゅう書をやって、お母さんから手紙をもらって感動しました。手紙の中には生まれてきてありがとうと書いてあってすごくうれしかったです。あと、もうお母さんに迷惑しないように自分もがんばります。


 子どもたちは授業中「お母さんが家の仕事や自分たちの世話をするのは当たり前のことだ」と言っていましたが、当たり前のようにできるのは「みんながいるから」ということに気づけたと思います。是非、お家でも道徳ノートを見ながら今日の授業についての話をしてみてください。


(写真は記事と直接の関係はありません)
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雨の日の昇降口

 雨の降る日は傘を差して登校する。当たり前です。傘から水滴を落とし、たたんで丸めて傘立てに入れる。当たり前・・・・・です・か?
 本校で感心することは1年生も含めてそうしていることです。以前昇降口で傘を丸めていた上級生が、こうするんだよ、と下級生に教えていました。それをみて、偉いねと褒めたことがありました。私自身も上手にできない1年生に丸めてあげたことがあります。
 しかし、雨の日のたびにそういった指導ができるわけではなく、ほんの数回のことでした。学校全体で特別取り組んでいるわけでもありません。
 ところが、1月30日雨の日に通りかかった昇降口、傘立てをみたらほとんど全部の傘が丸められていました。まっすぐ立てられていなかったり、長靴が下駄箱に入りきれずに転がっていたりはしていましたが、傘は丸まっていました。
 狭い傘立てに沢山の傘を入れると、もしきちんと丸めていないと、取り出すときに出しにくい。そうならないようなちょっとした心遣いです。できていることにうれしくなりました。子どものうちにこういった心遣いを学んで、活かしていけると良いですね。
 そんな面倒なことしてるの?と将来言われたときに、マナーとして私はやっているよ。と言える大人になってほしいですね。
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学校視察からみえること

 小規模特認校となってから視察を受けることが多くなりました。先日も伊勢原市教育委員会の方がおいでになったり、秦野市の学校関係者がおみえになったりしました。文部科学省から学校の統廃合についての指針が新聞紙面を賑わしているとおり、日本中で児童生徒数の減少に対応しようとしています。
 小田原市が小規模特認校制度を利用したことは、先見の明があったと、先日講演のあった研究者の方もおっしゃっていました。片浦小学校では特認制度導入後児童数が増加に転じ、新聞でも取り上げられたところです。視察に来られる方々は成功例として熱い視線をむけておられます。
 他地域の小規模校との決定的な違いは、片浦は交通の利便性が良いことです。視察に来られる地域は山間部が多く、大きなハンディを抱えています。JRの駅があることは大変幸いでした。
 しかし、小田原から通いやすい反面、地元の石橋、米神、江之浦は公共交通機関には恵まれていません。バス利用による通学は昔のままです。土曜日曜はそのバス便さえありません。車に頼っていますが、渋滞には悩まされ続けています。
 この交通の便を克服することが、片浦地区にとって最大の課題です。学校としての目も小田原方面からやってくる児童の安全と共に、地元の通学利便性向上を訴え続ける必要があると常に考えているところです。同時に特色として打ち出してきた様々な取り組みを、これからも大事にして、日々子どもたちに対峙していくことだと考えています。

(写真は本文と直接関係ありません)
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新年の朝会

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 1月8日の朝会で本校の昔の出来事を話しました。昭和の初めに学校教育の一環として『赤十字團』の奉仕活動が盛んだったことが記録されています。片浦でも4年生以上が道路清掃の活動をして、当時の山縣治郎神奈川県知事に表彰されています。祝賀行事が行われ記念として石碑が作られたようで、今も本校の『洗心の池』ほとりに残されています。
 当時の石碑には二宮金次郎の像が乗っていましたが、おそらく戦争で金属として徴用されたのでしょう、今はありません。
 そういった奉仕活動をする良き伝統が、脈々とつながるように、今年迎える100周年記念に向けて、心を合わせて行こうという趣旨の講話でした。

写真上・・石碑前での教職員の記念写真昭和7年
写真下・・道路清掃活動の様子昭和8年頃
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今年最後の朝会

 2学期制なので終了式ではなく、年の納めという意味で24日に朝会をしています。今年の顔ということで、ノーベル平和賞を取ったマララさんの話をしました。パキスタンの学校での事件もあり、彼女の行動は本当に勇気あるものですが、小学生には遠いお話です。悲しいとか、かわいそうとか、怖いとかというものだろうと思います。でも、せめてどうしてこんなことが起きるのか、なぜなくならないのか、調べたり考えたり、遠い未来ではないいつか、そうして欲しいと考えました。
 そして、英語を勉強しているので彼女の演説の一文も紹介しました。
One child , one teacher , one pen , one book can change the world .
child は知りませんでしたが、teacherも penも bookも、もちろんoneも、知っていました。世界を変えることができる。子どもたちの未来に期待しながら、今年の締めくくりとしました。

特認校抽選会

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 小規模特認校制度を利用して入学を希望する児童が、定員を超えたので12月5日に市役所で抽選が行われました。地元の方3人と在籍児童の兄弟1人を除いた11名が定員でしたが、26人の方が抽選に臨まれました。
 わざわざ電車に乗って遠方から通学する選択をしてまで、片浦小を選んでくださることは、ありがたいことです。本校の教育活動と教育環境を評価してくださってのことと、申請前の面談をしていて感じます。特に環境面では、自然環境はもちろんですが、人と人との繋がりといった人的な環境が重視されているようです。地元の方の温かさだったり、上級生をはじめとする子どもたちの優しさだったり、といったものです。これは全校が家族のような関係の、小規模校だからこそ実現できるものだと思います。人間のコミュニティーとして、繋がりやすい規模なのでしょう。
 市内でも少子化が進んで、片浦小と同規模の学校が現れるのも時間の問題です。そうなれば、先生にも子どもたち一人一人を見るゆとりが生まれ、学習や生活の様々な課題にもしっかり取り組めるようになることは、片浦小から容易に予想できます。教育予算が削られて先生が減らされなければ、ですが、・・・・
 小規模校が増えたとしても、やはり片浦だと評価していただけるように、縁あって入学する子どもたちと保護者の方も含め、伝統を受け継ぎながら、今まで以上に素敵な学校をめざせと、背中を押された抽選会でした。

道徳の授業

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 12月2日(火)5年生の道徳の授業は、小田原市教育研究所のプロジェクト研究員の先生方が参観にみえました。「まかせてみよう」という読み物資料を使って、仲間として支え合うことの大切さを考える授業でした。
 オリエンテーリングの大会に参加した子どもたちのグループ、分かれ道で地図係の石井さんの意見をめぐって対立します。班長のたかしさんだけが石井さんの事前準備の努力を知っていたので、信じてまかせてみることを提案します。しぶしぶ石井さんの言うとおりの道を進みますが、・・・・。
 友だちの努力や良さを知ることが「友だちを認めようとする心」につながることに気づかせたい。担任の指導に子どもたちが素直に反応しつつも、「1位になれなかったら、何だよー、ってなるかも」と本音が垣間見えて、子ども同士・担任と子どもの関係が良いことを感じさせる、温かな良い授業でした。
 道徳が特別教科になるわけですが、やはり評価するのは難しそうです。たった6人の授業でしたが、子どもの考えはそれぞれ少しずつ違っていました。ねらいとする道徳的な価値は、発言を聞く限りでは子どもたちに良く伝わっていたと思いますが、実践力となると行動をみなければなりません。悩ましい限りです。

涙の音読

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 教科書の採択替えがあり国語の教科書も替ります。先生方は読み物が替り新たに教材化の必要が出てきます。今までずっと読み継がれてきた『ちいちゃんのかげおくり』など、なじみの作品はどうなるのか、今から不安と期待の様子がうかがえます。
 家庭での音読が宿題になることはよくありますが、3年生の学年だよりに『涙の音読』という、とても興味深い文章を見つけたので抜粋します。 

 今、国語では『ちいちゃんのかげおくり』を学習しているので、ここを音読してくる子が多いです。先日、音読の話になって、うちで音読すると最後までちゃんとできないと言っている子がいました。
私『どうして?』
Aさん『だって、音読していると、いつも途中でお母さんたちが泣き出しちゃうんだもん。』
Bさん『うちのママもそうだよ。』
その話にびっくり。そして、すてきな感性を持っている方がいらっしゃるんだなと改めて感動しました。
 私は最近、道徳で『泣いた赤鬼』を読んでいたときに最後のところで詰まってしまって声になりませんでした。それぞれ歩んできた人生の中に琴線に触れる物ってあるんですね。そういう話を子どもとできることもすばらしいことだと思います。まだ8年くらいの人生しか歩んでいませんが、対等に話ができることもあるかと思います。
 学習のまとめとして感想文の書き方を学習した後、はじめ・中・終わりの三つ組み立てを意識させて感想文を書きました。字数だけの問題ではありませんが、1100字の文章を書いた子もいました。内容がどの子の文章も素晴らしく、戦争に対する考えや命・家族について考えている文章が目立ちました。まだ直しの段階でしたが、学校公開の時に展示させていただきましたので読まれた方もあったかと思います。

 子どもたちが豊かな心を持つには、大人が素敵な感性を持っていることが、大切なんだと思います。涙もろい人、大好きです。

表紙を飾りました

 日本教育という雑誌の表紙写真コンクールがあり、本校事務職員が応募した写真が見事に選ばれ、表紙を飾りました。写真についての文章も掲載されています。
 写真の腕前はプロ級で、校内にも多くの写真を掲示しています。また、小規模特認校募集のポスターにも、写真を使っています。ホームページトップの写真も彼が撮ったものです。仕事の上でも遺憾なく力を発揮して、本校にとっても貴重な人材です。
日本教育に許可をいただいて、表紙写真をホームページで紹介することにしました。

石拾い

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 門の前であいさつをしていると、早めに登校してきた子どもたちは、たいていサッカーをするのですが、その日の朝はグラウンドの石拾いをし始めたのです。その輪はだんだん広がり多くの子どもたちが自主的に拾う姿となりました。
 組体操で裸足になるため石がない方が良いに決まっています。4〜6年生の多くが自然と拾うようになりました。低学年の子たちには私から声をかけました。しかし、自然発生的に始まったものと思っていましたが、数日後の学年だよりを読んで、先生の一言があったとわかりました。その働きかけをしたことも素晴らしいですが、それに応える片浦の子どもたちを誇りに思います。
 担任の思いを学年だよりの抜粋から紹介します。

4年生のみんな最高!!
 運動会の練習もだんだん本格的になってきました。組み立て体操も一通りの流れを確認して、火曜日にはついに運動場に出ました。
 先週、子どもたちに帰りの会で「来週は運動場にでると思います。体育館と違い運動場は熱く、そして石がくい込んで痛いです。その中で平然と演技するのは大変だけど、みんななら大丈夫です。少しでも痛くならないためには運動場の石拾いをするといいんですが。」と話をしました。火曜日の朝、登校するとすぐに石拾いを始める4年生の姿が見られました。
 実際に運動場にでると、まだまだ石がたくさんあります。全員で拾うところから始めました。演技中も痛かったようですがそこはさすがの4年生一人もそういうそぶりすら見せません。この日の帰りに「石を拾うことは自分が痛くないだけでなく演技するみんなもよい環境で演技ができるんですよ。地味なことだけどこれも最高の演技にするために大切なことだと思います。みんなで最高の演技にしたいね。」と投げかけました。
 水曜日の朝、「先生、石を拾うからバケツをください。拾った石のバケツどうしますか。」という4年生、朝の会のとき「今日は、進んで石拾いをしてくれた子がいました。何も言わなくても自分たちで動けるなんてすばらしいです。ところで先生は、数人の人はやってくれたのを知っているけど、今日石拾いしてくれた人!」というと、なんと…全員の手が上がりました。思わず目頭が熱くなりました。私が話したことをこんなに真剣に受け止めてくれる子どもたちに感動するとともに頭が下がる思いでいっぱいでした。本当にこの4年生の子どもたちの担任をさせてもらって幸せだと心の底から実感しました。そして、「子どもたちにとって心に残る運動会になるように自分もがんばろう!」と固く誓った次第です。

 ちなみにその後担任も朝の自主石拾いに参加する姿がありました。
 (写真は昨年の運動会)

夏休みが終わりました

 9月1日、夏休みが終わり学校に子どもたちの明るい声が戻っていきました。いつもならまだ暑いことが多いのに、今日は随分と涼しい一日でした。久しぶりに早起きして夏休みの宿題を沢山抱えての登校です。駅からの階段と坂道に息を切らせるので、心なしか元気がないような気がしましたが、休み時間の様子をみて安心しました。
 具合が悪くて遅れた子もいましたが、全員が登校でき大きな事故なく9月を迎えられたことにほっと胸をなで下ろしています。
 子どもたちも宿題がありましたが、先生方も夏休みいろいろな機会に勉強を積んでいます。教科指導だったり人権や安全の指導だったり、少し自信をつけて、またリフレッシュした先生たちの姿を見るのも楽しみです。

(写真は小学校教育研究会 生活科部会の研修風景)
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台風8号による避難所開設

 7月10日午後5時に、台風8号の接近にともない、早期に自主避難者を受け入れるため、市内全小学校に避難所が開設されました。片浦小学校も体育館を開放し避難所を開設しました。避難される方は誰もいませんでしたが、テレビを体育館に移動させるなど、避難所としての準備行動のシミレーションができました。
 台風の影響はきわめて軽微で、雨・風とも拍子抜けするほどで、一安心でした。子どもたちは登校を1時間遅らせました。いつもの日常が戻った学校の姿は、やはり良いものだと、一晩明かしただるい体にもしみ入るようでした。
 大雨・洪水警報が解除される午前2時頃まで、連合自治会長さん、市からの配備職員の方々、大変お疲れ様でした。今回の避難所開設で様々な課題も出てきたのではないかと思います。台風などの風水害の避難態勢が、より良い形になりますよう、期待しています。

救急法講習会

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 夏休みの学校プール開放に備え、PTAで救急法の講習を開きました。例年講師として消防署からお呼びしていましたが、あいにく日程の都合がつかず、教員で対応しました。
 講習を受け資格を持っているとはいえ少し心配でしたが、教えることにかけてはプロ、ユーモアを交え分かりやすいと好評でした。
 プール開放で水の事故があれば、委託された監視員の方が対応するはずですが、講習を受けていれば少しは落ち着いて行動でき、手助けができるかもしれません。役に立つ場面だってあるかもしれません。監視業務に多額の費用がかかるようになりましたが、命を守るために、できることは準備を怠らないことだと考えます。

第1回学校説明会

 6月21日の学校説明会には、保護者43名、児童46名の出席者があり大盛況でした。小規模特認校として地道に取り組んできたことを評価してくださっていると思いました。やはり通学についての質問が多く、電車に乗って通うことへの不安は当然だろうと受け止めています。
 何事もなくて当たり前、何かあったら片浦が選ばれない。風水害や事故による電車の遅れは避けられません。どう対処していくかが常に試されていると感じています。しかし、突然の雷雨や突風に、打つ手がないのも事実です。自分の身は自分で守るという力をつけていくことも、重要だと考えています。
 来年度の募集についての詳細は10月になります。多くの方の申請をお待ちしています。

(校庭にある「洗心の池」に今年も睡蓮が咲きました。)
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放課後子ども教室

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 英語教室に1〜4年生が16人参加していました。クリス先生が言った数字のカルタを楽しんでいました。4人グループでのカルタでしたが、学年が違っても1〜10までの英語の言い方さえ知っていればできるので、低学年の子どもでも活発に活動していました。
 放課後の時間を遊んだり学習したりしながら一緒に過ごすことで、自然と学年を超えた関わりができるところが、片浦の良いところです。

教育実習生来る

 6月2日から4週間、教育実習に大学生が来ています。朝会で紹介しましたが、片浦小の卒業生ですから、大勢の前で話すことは度胸がすわっていました。4年生の担任について、さっそく子どもたちと遊んでいました。小学生の時の先生が母親のような優しい良い先生だったそうで、理想のイメージはその人だそうです。がんばれ!

プール清掃

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 晴天に恵まれた今年のプール清掃は、いつもに比べて枯葉も少なく助かりました。保護者のひとり一役ボランティア十数名が参加され、子どもたちと一緒に汗を流しました。
 地域の保護者の方が高圧洗浄機を持ち込んでくださり、プールサイドや階段などとても綺麗になりました。少人数ではありますが、いつも学校を支えてくださり頭が下がります。PTA活動への参加率はどこにも負けないくらい高いと思います。これからも活動を整理して、無理なく皆が気持ちよく参加できる体制を作っていきたいと思います。

電車パトロール

 保護者の皆さんが、電車通学の子どもたちが下校する様子を毎月1回見守っていただいています。そして、気がついたことを学校にそのつど知らせてくださっています。
 昨日(5月20日)の様子からお知らせします。

○全体的にはホームの歩き方や、車内で大声を出など、マナーを守ることができる児童が増えてきたようです。

 気になることとして次のようなことがあげられていました。

・電車のつなぎ目に立っている子がいます。保護者に気がつき、離れました。子どもだけのときが心配です。
・ドアに寄りかかっている児童がいます。
・手すりにつかまらず、ふらふらしている児童がいます。
・電車が動いているときに、車両を移動している児童がいます。
・低学年は、根府川駅のロータリーの端を歩いていました。
・パスケースの紐が長く、ドアに挟まれたら危ないと感じる児童がいました。

 保護者の皆様ありがとうございます。学校でも指導をしていきたいと思います。引き続き、ご家庭でも声かけをしていただければ、ありがたいです。

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学校行事
4/6 着任式・始業式 入学式 集団登校(〜17日) 登校指導 B日課