学校での子どもたちの様子をお伝えします。

いわさきちひろ没後40年の年に 「大人になること」

いわさきちひろ没後40年の年に「大人になること」

この夏、信州に山歩きに行ったことは前回お話ししました。
あまりにも激しく降る雨に予定を変更して「いわさきちひろ美術館」を
久しぶりに訪れてみたのでした。
子どもをテ−マにした作品は、
色あせることなく優しくその場にいる人々を包みこんでくれました。

いわさきさんに最初に出会ったのは中学校の図書館でした。
漫画好きの僕が絵本を手に取るなんて滅多にないことですが、
その画風に引きつけられ手にしたのでした。
余談ですが、60年代後半から70年代初頭にかけてはスポ根全盛期で、
巨人の星、あしたのジョー、タイガーマスクなどが男子の人気をさらってました。
女子はチッチとサリー、エースをねらえ、パタリロなどを読んでました。

いわさきさんは74年8月に亡くなるのですが、
「大人になること」という一文が今も忘れらません。
著作権等の問題があるので全文を掲載はしませんが、
ネットで検索していただけるとすぐに見つかります。
自分の半生を振り返っているのですが、終末は次の文で結ばれています。

  大人というものはどんなに苦労が多くても、
  自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。

素敵な言葉です。
そんな大人になりたいですね。

♪人生楽ありゃ苦もあるさ♪

♪人生楽ありゃ苦もあるさ♪

一定の年齢以上の方なら、水戸黄門の主題歌はご存じかと思います。
BSでは西村晃さんの黄門、あおい輝彦さんが助さん役を演じている作品が
再放送されています。今から25・6年前の作品でしょうか。
僕が子どもの頃は東野英治郎さんが黄門でした。
主題歌は山上路夫さんが作詞しています。

この夏、信州で山歩きをしてきました。
あいにく天候に恵まれず絶景を楽しむことはできませんでしたが、
シャジンやアキノキリンソウなどの高山植物が疲れた体を癒やしてくれました。
最近は山岳関係の番組を好んで視ているのですが、視ているだけで山に登った気になります。苦労せずに山を征服した気になるから不思議です。

“若いときの苦労は買ってでもしろ”
そんな境地になるのは、自分がそれなりの年齢になってからのことです。
バーチャルの世界が日常の一部となっている今の児童・生徒を含め若い人にはなかなか通じにくいことだと思います。

子どもの生活体験・経験不足、社会性の欠如が指摘されてから久しいですが、
高度に利便性が発展した現代社会において
子どもに積極的に苦労をさせろとはいいませんが、少し我慢をさせてみることも
時には必要なのだと思います。

人生の荒波は、なければそれに越したことはありません。
しかし、額に汗し、苦労して登った者でなければその達成感を味わうことはできません。必ずしも苦労したからといって絶景というご褒美にありつけるわけではありませんが・・・・むしろ限られた日程で登るときはご褒美にありつけないことの方が多いようです。

今、子どもたちは運動会の練習に取り組んでいます。
上級生が下級生に丁寧に指導しながら練習しています。
運動が苦手な子もいるのでしょうが、みな汗をかきながら一生懸命です。

水戸黄門の主題歌は、
  ♪人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹も出る
   歩いてゆくんだしっかりと 自分の道をふみしめて♪
と歌ったあと3番では、
  ♪人生涙と笑顔あり そんなに悪くはないもんだ
   なんにもしないで生きるより 何かを求めて生きようよ♪
と続きます。

1番の ♪自分の道をふみしめて♪ 
これもなかなか難しいですね。
“道”については、いずれまた別の機会にお話ししたいと思いますが、
みな同じ道を歩くのではありませんね。
みな違っていいのです。違って当然です。
その道を見つけるためにも、少し我慢をし、少し挑戦し、ためらいながらも一歩を踏み出してみることが大事です。

歌の話ばかりで恐縮ですが、吉田拓郎は「人生を語らず」という曲のなかで、
  ♪わかり合うより 確かめ合うことだ 季節の巡る中で 今日を確かめる
   超えるものは すべて手探りの中で 見知らぬ旅人に 夢よ多かれ
   超えていけそこを 超えていけそれを 今はまだ人生を語らず♪
と歌います。

バーチャルの世界だけでなく、
現実の世界に疑問を持ちながら一歩を踏み出して欲しいものです。
失敗したっていいんですから・・・・泣くのがいやなら さあ歩け!?

夏休みの作品に思う

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夏休みの作品に思う

各学年の教室や廊下に子どもたちの自由研究、読書感想文、
書などの夏休みの作品が展示されています。

どの作品も力作揃いでそれぞれの感性が光ります。
テーマ設定や視点の置き所に、“なるほど、そうなんだ”と驚かせられてます。
だんだん齢を重ねてくるとものの見方が平面的になってくるようで、
子どもたちの感性に刺激を受けっぱなしです。

五木寛之氏は著書「人間の関係」のなかで、
人間は四つの段階をへて変わっていくといってます。

  子供から少年時代にかけては「おどろく」ことで成長します
  やがて「よろこぶ」時代をすごす
  そして ある時期から「かなしむ」ことの大切さに 気づくようになってくる
  しめくくりは「ありがとう」という世界ではないか

人は四つの段階をへるごとに、
目が向き心に留まるものが変化してゆくのかもしれませんね。

子どもや少年時代まっただなかの本校の子どもには、
「おどろく」こと、そして「よろこび」に意識を集中して、
毎日を過ごして欲しいものです。

私は「ありがとう」と感謝しながら毎日を過ごしたいと思います。

9月1日 全校朝会

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足柄小に元気な子どもたちが戻ってきました。

全校集会で校長は夏休みの振り返りと、9月からの生活についての話をしました。

皆さんおはようございます。
今年の夏は不安定な天候が続きましたが、それぞれにとって充実した夏休みを送ったことと思います。大きな事故もなく、日に焼けた元気な皆さんの顔を見られたことを嬉しく思います。

7月の集会のときに、夏休みに向けて心がけて欲しいことを5つお話し約束しました。
 1つ目は、健康であること。
 2つ目は、悪いことをしないこと。
 3つ目は、継続してできる何かを頑張ること。
 4つ目は、家の手伝いをすること。
 5つ目は、宿題をきちんとすること。 
そして「自分の成長に 挑戦する夏休み」ととらえて、甘やかすことなく、積極的に自分自身を伸ばして欲しいとお話ししました。

校長先生との約束は守れたでしょうか? 
守れた人も、少し守れなかったという人もいると思います。
今日からいよいよ9月です。9月は運動会もあり、前期のまとめの月でもあります。引き続き「自分の成長にさらに挑戦」して欲しいと思います。

さて、「笑顔で挨拶」を交わすことを皆さんで心がけていますか?今朝も校門で挨拶をしていましたが、挨拶ができない、あるいは挨拶はできるのですが笑顔がない人が見受けられました。

挨拶ができる、明るく振舞える、というのは相手側に立って考えられるということです。そこから工夫ができるし、行動もできる。さらに笑顔は相手の心や気持ちを和らげます。挨拶というのは本当に大切なんです。

そこで、皆さんにお願いがあります。
この9月からは、「自分の成長に挑戦」することに「笑顔で挨拶」を加えて欲しいと思います。 

勉強や学校行事をはじめ、学校の外の世界へでも積極的に挑戦・チャレンジする、「笑顔で挨拶」ができ、「思いやり」の心を大切にし、友達との接し方も考えてもらって、足柄小パワーが爆発すること、足柄小の凄さを見られることを楽しみにしています。

8月29日

 さらば夏の日

自分にとって四季の中でも夏は活動的になれる季節だ。
その2014年の夏が終わる。
この夏、自分を成長させることができたであろうか?

今年の夏が終わる。来年まで夏はおわづけだ。
時には振り返ることも必要だけど、しっかり前を向いて進んでいきたい。

吉田拓郎の曲に「消えていくもの」というのがあって、
この時期になるとよく思い出し口ずさむ。

 僕が完璧な大人になった今
 いろんなもんが形変えて消えていった
 思い出という大げさな感情ではなく
 あの人がいて風に吹かれたあの日の景色
 そういう中でじりじりしながら成長してたんだ
 消えていくんだネ 消えてしまったネ
 時が流れていく 時が移っていく
 少し泣きたくなる ちょっと悲しくなる
 少し泣きたくなる ちょっと淋しくなる

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