学校での子どもたちの様子をお伝えします。

真冬の天体ショウ

真冬の天体ショウ

6年生は理科で「月と太陽」の学習を、4年生も「星や月」の学習を行いました。

今年は1月31日と7月28日の2回、皆既月食が観られます。
7月は真夜中の2時13分頃からの天体ショウとなり、小田原周辺では部分食しか観られません。今回の月食の方が条件が良さそうです。

明日は、南東にある月が20時48分に欠け始め、21時51分には完全に欠けて皆既食となります。
皆既食が1時間17分続いた後、23時8分には輝きが戻り始め(皆既食の終わり)、真夜中を過ぎた0時12分に元の丸い形となります(部分食の終わり)。

皆既食中の月は、真っ暗になって見えなくなるわけではなく、赤黒く、赤銅色(しゃくどういろ)のような月を見ることができるようです。

この時期、東の空には火星や木星、土星が見えます。皆既食中、どのように見えるか楽しみにしてます。
明日の天体ショウを観て、「宇宙の不思議」を目で、肌で感じて欲しいと思います。

昨年秋に、白山中のプラネタリウムを観た方も多いと思いますが、今回の皆既月食を機会に、月や星・宇宙、天体に興味を持っていただけたらと思います。
そして、なぜ月食が起こるのか? 調べていただけると嬉しいです。

寒さが厳しい時期です。
月を見る際は、くれぐれも防寒対策を忘れずに!
明日、晴れることを祈ってます。




西郷どん

西郷どん

昔はテレビばかり観ている子どもだったのに、いつの間にか、ニュースと天気予報以外はほとんど観ない大人になりました。が、NHK大河ドラマだけは毎回観ております。今年は明治維新から150年にあたり、林真理子さんの原作で、幕末から維新にかけて活躍した西郷隆盛を扱います。

西郷さんは、上野公園で犬を連れている銅像が有名ですが、この像を作成したのは「老猿」で有名な高村光雲です。西郷さんを実際に描いた肖像画や顔写真等は存在せず、弟の西郷従道や従兄弟の大山巌の姿をもとに、得能良介の意見を参考にしてイタリア人画家エドアルド・キヨッソーネが肖像画を作製し、それを元に光雲が作成したのだそうです。

明治150年と云うことですが、この明治維新という激動期には、気になる人物がたくさんおります。先週の放送で、島津斉興の重鎮として引責自決した「調所広郷」も興味ある人物の一人です。

広郷は下級武士から抜擢され、薩摩藩の家老になります。深刻な財政難を解消するため1827年から改革に着手し、商人から500万両に上る借金を無利息250年賦返済というウルトラC(表現が古いですね。宮地秀享選手の鉄棒「ミヤチ」はウルトラIだそうです)を実現します。さらに、奄美特産の黒砂糖の専売の強化、幕府が清国との間で取引していた蝦夷地産の俵物(海産物)を、松前から長崎に向かう途中の船から買い上げ、これを琉球を経由して清国に売るという密貿易を行い藩財政を立て直したのでした。

さらに、渡辺謙さん演じる「島津斉彬」も凄い人物です。
工業力こそが西洋列強の力の根源であるとし、アルファベットを学び、電信機を試し、反射炉(製鉄所)の造築に成功し、集成館と名付けた造船所やガラス製造所(薩摩切子)、紡績工場などの洋式工場を建設しています。イギリス人貿易商グラバーから洋式武器も購入し、軍事力を強化します。日本の近代化は薩摩・島津斉彬からと言っても過言ではないように思います。
 「人材は一癖あるものの中に撰ぶべしとの論は、今の形勢には至当なり」
の言葉の通り、西郷や大久保などの個性的な人材を登用したのでしょう。

西郷関連の書物は、司馬遼太郎さんの「翔ぶが如く」と「南洲翁遺訓」しか読んでません。実際、どのような人物であったのか? 司馬さんとは違った林さんの西郷像、彼を取り巻く人物の扱い(佐幕派や薩長土肥を中心とする倒幕派、維新の思想的背景については様々ですが、藤田東湖や横井小楠の影響は計り知れないものがあります)、また、先週の放送で登場した中村半次郎(人斬り半次郎=桐野利秋)が、この後どのように展開していくのでしょうか。楽しみにしております。




夢から目標へ

穏やかなお正月を迎えられたことと思います。

今年も三が日は、テレビでスポーツ観戦をしながら過ごしました。
実業団駅伝、箱根駅伝、ライスボウル、天皇杯、高校サッカー・ラグビー・・・
それぞれの種目で連覇するチームも多くあり、個人の技術・体力・メンタル面での強化はもちろんだが、チーム内での切磋琢磨がよい結果に繋がったのだろう。
自分も彼らのように、目標を一つ高いところに置きたいと思った年の初めです。

今朝の朝会では、宇宙飛行士の金井さんのお話しをもとに、「夢から目標に繋げること」の重要性について話しました。
原稿と口述とではだいぶ違ってしまいましたが、論旨は以下のとおりです。


新しい年が始まりました。2018年、平成30年です。
新年を迎え、新たな夢や希望をいだいたのではないでしょうか。
今日は「夢」のお話をします。

もう一月ほど前のことになりますが、12月17日、金井宣茂さんが12人目の日本人宇宙飛行士として、ロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ旅立ちました。

金井さんは、自衛隊の医師から転身し、宇宙飛行士の「夢」を実現させました。
飛行士選抜試験の結果は補欠でしたが、諦めずにに体力作りや語学の勉強を続け、追加合格の知らせを受けました。宇宙に対する憧れと医師としてのやりがいに思い悩んだそうですが、「一歩を踏み出すことが大事」と挑戦したのです。

960人の受験で合格は2人だけ、補欠でした。「いつ呼ばれてもいいように」と、休み時間や仕事後はランニングや語学の勉強を黙々と続けたそうです。
「何があっても最後は自分で対処するしかない」と語っています。

宇宙飛行士になりたいと思っている人全てが、宇宙飛行士になれるわけではありません。どの世界でも同じです。たとえば相撲の世界。横綱になりたいと思うだけでは横綱にはなれません。そこには、なるための努力が必要になります。ましてや、なりたいと思わない人は、絶対になれませんね。

夢を持つことは大切です。みんなも夢を持っていると思います。
その夢を実現するために、みんなには、「夢を目標に換える努力」をして欲しいと思います。
 
そこで、年の初めに、足柄小のみんなには二つのことを求めたいと思います。

一つ目は、様々なことに興味を持ち、視野を広げ、深く考えてほしい。
つまり、思い切り勉強しよう。ということです。

二つ目は、思い切り勉強できるように、強くなれ、身体も心も鍛えよう。
つまり、自分で決めたことをやり遂げられる人になろう。ということです。

小さなことからでいいので、強く決心して、やり通してください。
決めたことを一つずつやり遂げていくと、いろんなことに挑戦できる強さが身につきます。

4月からは、6年生は中学生になる。5年生は小学校での最上級生にというように、各学年が1つずつ上の学年に進級します。
1月から3月までの3ヶ月間は、4月からの新しい学校生活へむけての助走期間です。良い助走をしないと力強いジャンプをすることは難しいです。

これからの日本を担い、リーダーとなるのはあなたたちです。
一人ひとりの思いの強さが、日本や世界を変えていくのです。
今年の夢や目標を見失うことなく、挑戦し続けて欲しいと思います。




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