学校での子どもたちの様子をお伝えします。

卒業式

本日3月23日(水)、足柄小で平成27年度の卒業式が行われました。
67名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
あわせて保護者の皆さまには、お子様のご卒業おめでとうございます。
また、多くの来賓の皆さまにご臨席を賜り、まことにありがとうございました。
子どもたちは少し緊張しながら少し寂しそうに、そして嬉しそうに笑顔で飛び立って行きました。

卒業式での校長の話を掲載いたします。

日に日に日ざしの温かさが増し、春の息吹が ひしひしと感じられるようになりました。
今日、この佳き日に、多くのご来賓、保護者の皆様にご臨席いただきまして、足柄小学校、平成二十七年度卒業式を挙行できますことに、心から感謝申し上げます。

 ただ今、67名 一人ひとりに卒業証書を渡しました。
 卒業生のみなさん 卒業、おめでとうございます!

保護者の皆様も、この六年間の足柄小学校での数々のお子様との思い出が浮かんでは消え、感慨もひとしおであろうと推察いたします。

皆様のお子様に寄せる愛情と本校に寄せる期待、そうした思いが本校の教育を支えて下さいました。
お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げますと共に、保護者の皆様の六年間にわたります献身的なPTA活動に、改めて御礼申し上げます。

さて、卒業生の皆さんの胸には、今、どんな思いが駆け巡っているでしょうか?
おうちの方に手を引かれて、伝統ある足柄小学校の門を初めてくぐったとき、不安と共に、どきどきするような期待でいっぱいだったことでしょう。

あの日から六年間、運動会、音楽朝会、にこにこ班活動、宿泊学習、体育大会、日光修学旅行、多くの行事を通して、できない自分に悔し涙を流したこともあったでしょう。
人と比べて自分が小さく見え、自信を失くしたこともあったでしょう。
また、自分らしく がんばりぬくことで、自分でも気づかなかった可能性に出会う喜びを感じたこともあったでしょう。
そして、何よりもここでしか出会えなかった友と出会い、友から影響を受け、力を合わせ一つのことをやり抜くことの素晴らしさを味わったことでしょう。
この足柄小学校での思い出を胸に、皆さんは本校を巣立っていきます。

これからの時代は 予測不可能な時代です。
そんな時代の中で、知識や技能を獲得するだけでは、これからの人生を、生き抜く力にはなりません。
本校で先生方と学んできたように、自分で論理的に考えて表現し、他者と議論し、他者の考えの中で、受け入れるべきことは受け入れて、新たな社会、世界を創っていくことが重要になっていきます。

ところで皆さんは、アイデアを持ってますか?
アイデアは、みなさんの頭の中にあります。

時には一つのアイデアが、社会の仕組みを根っこから覆すこともあります。
しかも、アイデアを生むには、工場もいらなければ、資源もいりません。
あなたと、アイデアを一緒に育てる仲間がいればいいのです。
「こうしたら もっとうまくいくのに」
「なぜ、そういう仕組みがいいのだろう?」
はじまりは、 ちょっとした 気づきや閃き(ひらめき)。
それは誰の中にも眠っています。
そのアイデアがどんどん実現されたら、日本は今よりもっと豊かで、もっと楽しい国になります。

明日から皆さんを待つ新しい環境は、アイデアを持つ人たちが集い、そのアイデアを実現させていく実践の場です。
人との新たな出会いを大切にし、あなたの中に眠るアイデアを形にし、新しく創造していくことにチャレンジしてください。

一人ひとりが自分の可能性を見出し、その可能性を拓いていって欲しいと思います。
「生まれてきてよかった、生きてきてよかった。」
と、誰もが思える社会を、真のリーダーとして、皆さんたちの手で創っていって欲しいのです。

地球には、日本には、そして私たちの身の回りには今、考えるべき問題があふれています。
その解決に向け、
 “一人ひとりが持っている無限のアイデアで 新しいものを創造せよ”

この言葉を贈り、私からの餞(はなむけ)とさせていただきます。

卒業、おめでとうございます。 





PTA総会での校長の話

PTA総会での校長の話

暖冬といわれた今年の冬ですが、結構寒い日もありました。
昨日、今日と暖かな日和です。
寒さと暖かさを繰り返しながら、少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。

本日は、PTA総会・学級懇談会にご多用な中、多数ご参会いただきまして誠にありがとうございます。

3月23日にはこの場所で、卒業式が行われ、67名の6年生に卒業証書を渡すこととなります。

2月半ばから昨日まで、6年生と面接を行ってきました。
小学校での思い出や、将来の夢などについて話を聞いたのですが、
小学校の6年間はあっという間だった、部活や勉強を頑張りたいと、みな、中学校生活への大きな憧れと期待を語ってくれました。

私からは、中学を卒業した後はどうするの?
と、少し先のことへの質問をしました。

明確な進路について話した人もいましたが、
多くの人は、“まだわからない”と話しました。
そこで、中学校の3年間で自分がどんなことに向いているのか、何をやりたいのか1年生のうちから少しずつ考えておくといいねと話しました。
3年後、彼らは進路選択を迫られることになります。
自分の道は自分できり拓くことが求められます。

進路選択に関連して、
県立高校改革と大学入試改革についてお話ししようと思います。

まず「県立高校改革」です。
昭和48年度から62年度まで、生徒の急増期への対応として
県立高校が100校新設されました。
平成12年度から21年度までは、生徒の減少と多様化への対応として統廃合や新設のコース、総合学科などの科が創られました。
そして、平成28年度から平成39年度にかけて、
活力ある魅力にあふれた高校づくりに向けた改革が始まります。

県がつくった中学生向けのパンフレットがありますのでご覧ください。

この全てをお話しすることはできませんが、一部を紹介します。
平成28年度からの変更点が載っています。現在の中学2年生が受験するときから変更されます。
 大井高校・・・クリエイティブスクールへの変更
 山北体育コース、西湘高校理数コース・・・専門コースの解消
 小田原総合ビジネス高校・・・普通科の併設
 吉田島総合高校・・・総合学科を単位制農業科に改編

まだまだ先のことだから、小学生には関係ないということはありません。やがて、本校の子どもたちも中学を出た後の進路について真剣に考える時期が来ます。
是非、今後の情報や動向に関心を持っていただければと思います。

次に「大学入試改革」です。
現在の大学入試は、まず大学入試センター試験を受け、
各大学ごとの入学試験、いわゆる二次試験で選抜されています。

2020年度(平成32)以降、社会の変化に対応するため
大学入試制度が大きく変わります。
現在の中学1年生から小4までは、大学入試センター試験が
新しい試験・大学入学希望者学力評価テストにかわります。
現在の中1が高3になる頃に導入が予定されています。
教科書の内容さえ覚えておけば解ける問題は減り、
思考力・判断力・表現力が問われる問題が増えます。

さらに、現在の小3からは2つの新しいテストが始まります。
高校在学中に「高等学校基礎学力テスト」が始まり、その成績を大学入試に活用する可能性があります。
そして、先程の「大学入学希望者学力評価テスト」の2本立てで入試が行われるようになります。
このように、大学入試もかわってきます。

また、早ければ3年後、今の3年生が5年生に、4年生が6年生になった時から小学校5・6年で英語が教科として扱われ、成績もつくようになります。

学校は勿論のこと、社会全体で知識だけでなく、思考力・判断力・表現力が問われ、主体的に学ぶ力を培うことが求められていることの現れです。

以上、雑ぱくですが県立高校改革と大学入試改革について
お話しさせていただきました。

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