学校での子どもたちの様子をお伝えします。

今日から明日へ 〜変化への対応〜

今日から明日へ 〜変化への対応〜

 毎年のことですが、今年の正月も朝からテレビをつけっ放しで箱根駅伝を見てました。かつては箱根で観戦していたのですが、最近はもっぱらテレビばかりです。

 新春の東京−箱根間、全長217.1キロを10区間にわけ、21チーム、それぞれ10人の選手が駆け抜ける。その魅力は、仲間とひとつの目標に向かって練習に励む姿や、駅伝ならではの駆け引き、起伏に富んだコース、そして何よりも襷を繋ぐことにあります。力走を見せた選手が襷を渡した瞬間、崩れ倒れる姿に、颯爽と走っていたが、本当は苦しかったんだ。と、気楽なテレビ観戦者ははじめて気づくのです。

 よく人生はマラソンにたとえられますが、ある人は、人生は一人で走る駅伝ではないかといってます。好むと好まざるにかかわらず、今日を走って明日の自分に襷を渡している。今日の自分がやってきたことを明日の自分が引き継いで、その日その時を走る。明日は明日でその襷を受け取って走る。昨日までの実績を引きずって今日を走る、その積み重ねが人生ではないかというのです。その「明日」を「あって当然の明日」にするのか、「とっても大切な明日」にするのか・・・、辛い山坂が立ちはだかり、一人の力ではゴールにたどり着けないことと人生とが二重写しになってテレビ画面にちらつきます。自分にゴールの意識がなければ終着点にはたどり着くことはできません。

 さて、今年はどんな年にしよう?
 ひとつは「力」でしょう! 「力」をつけよう。「力」を持とう。
 それはねじ伏せる力ではなく、前進させ、変化させる力です。「勢い」だけでは物事は進みません。その「勢い」に加えなければならないのが「力」です。持つべきは「力」です。皆がもっている「力」をまとめ、より大きな「力」にし、それを原動力にする。「力」が必要なんです。実行力、検証力、反省力、計画力、継続力、工夫力等々、挙げてみればきりがないほど「力」は大切です。進むための「力」は成長すること、自分の進むべき道を見つけることに繋がると思います。

 ダーウィンは、進化論の中で「強いものが生き残るのではない。賢いものが生き残るのではない。変化に対応できたものが生き残るのだ」と述べています。向かい風など、いかなる困難に直面しても目標を見失わずに「とっても大切な明日」を迎えるために、「力」をつけ、「一歩前へ」そして「変化への対応」を意識し、今年という年を駆け出したいものです。「目標設定と努力、習慣化」ができる足柄小をめざして進んでいきます。

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