学校での子どもたちの様子をお伝えします。

46年ぶりの日光修学旅行

46年ぶりの日光修学旅行

来週は早いもので6月です。1日〜2日にかけて6年生は日光修学旅行に出かけます。

私は46年前の1969年に、6年生と同じように修学旅行専用電車で日光へ行きました。ひので型155系の修学旅行専用電車は6人掛けと4人掛けのボックスシートがあり、ボックスにはテーブルも設置できました。そのテーブルを使って学習や食事、そしてトランプなどをして過ごしたことを思い出します。(現在の子どもたちは、踊り子型185系電車を利用します。)
華厳の滝、竜頭の滝、戦場ヶ原、中禅寺湖、そして東照宮。見るものすべてが新鮮で、陽明門の荘厳さと鮮やかな彩りに歴史の重みを感じたのでした。
6年生の皆さんは何を感じるのでしょうか?

この年、巷では由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」や森進一さんの「港町ブルース」が流れ、小学生にはピンキーとキラーズの「恋の季節」や皆川おさむさんの「黒猫のタンゴ」、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」が人気でした。そして、7月にはアポロ11号が月の「静かの海」に着陸したのでした。3年前の8月に亡くなったニール・アームストロング船長は、次の言葉を月から送信してきました。
 “一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ”

夏の高校野球では三沢高校と松山商業の名勝負が繰り広げられ、延長18回を投げ抜いた三沢高校の太田幸司はさんは正にヒーローでした。翌日の再試合で、松山商業が優勝することになりますが、高校野球史上に残る名勝負の一つだと思います。

日本国有鉄道(国鉄)はこの年、一等車、二等車といった等級制をやめグリーン車、普通車制を導入しました。

翌年3月には大阪で、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪万国博覧会が開催されます。高度経済成長真っ盛りの昭和40年代中頃に小学校高学年、中学生時代を過ごしていました。46年ぶりの修学旅行に、ちょっとノスタルジックな気分になりました。

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