【校長のつぶやき】2024(令和6)年、スタート(令和6年1月5日・金)仕事始めは昨日:4日(木)ですが、昨日は学校閉庁日だったため、学校の仕事始めは本日:5日(金)となります。本校では、多くの職員が出勤し、来週からの準備を始めていました。新年を迎え、進級までの残り3か月間をどのように過ごすか、それぞれいろいろな思いをもっていることでしょう。 私が毎月購読している教育雑誌の1月号の特集の1つに「『子どもの声』で学校をつくる!」という記事がありました。子どもの声や思いを聴く、子どもが意見を言える・参画できるような学校にする…など、いろいろな意味が込められています。今年度(令和5年度)の本校の重点に「子どもの主体性を重視する」ということをグランドデザインに位置付けて、職員とともに実践に移してきました。 運動会や遠足・宿泊学習などの行事、国府津っ子フェスティバル・たてわり班遊びなどの児童会活動などで、子どもたちは、自分たちの思いで動き出し、自分たちで考え、判断し、実践するという活動に取り組み、着実に力を付けつつあります。学級の仲間が楽しめるような活動を自分たちで企画・運営している学級も増えてきました。総合的な学習の時間でも、自分たちの学びを地域社会に何らかの形で生かしていこうとする姿が見られる学年もありました。普段の授業でも、毎時間の学習のめあてを子どもたちとともに考え、決めていくという試みがなされています。ペアやグループ等で学び合い、教え合いをしている姿も、授業者に「やらされている」から、自分たちで「やりたい」に変化しつつある学級も見られます。 確かにそのような学級・児童の姿も多く見られるようになってきましたが、まだまだ担任や授業者の指示や思いを受けて動いてる姿も見られるかなというのが、私個人の感覚・感想です。グランドデザインでは「主体的に取り組みたくなるような学習問題・学習活動」を設定することを職員で共通理解したい事柄として掲げています。学習のめあては形式上、子どもたちの声を聴きながら決めていますが、本当に子どもたちが「取り組んでみたい、解決したい、学びたい」と思えるような動機付けがなされているのか、学び合いや教え合いも「友達とともにみんなが分かるようになりたい、互いの考えを聴いて追究したい」と思いながらなされているのか、職員には今一度自身の実践を振り返ってほしいと思っています。 11月に参観したある学級の授業では、子どもたちが「取り組んでみたい、解決したい、学びたい」という意欲をもって、「友達とともにみんなが分かるようになりたい、互いの考えを聴いて追究したい」という姿勢で学び合っていました。あまりのすばらしさに、「どうしたら、そのような学級に育つの?」と思わず担任に尋ねたほどです。 2024(令和6)年、そのような学級や学びの姿がますます増えていくことを願っています。 本年もよろしくお願いいたします。 写真は、酒匂海岸から見た「初日の出」と、元日に国府津小学校の3階の渡り廊下から見た「富士山」です。「初日の出」も「富士山」も、本校の教育目標「向上心」「美しい心」「強い心と体」をイメージしているように感じませんか? |
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