【校長のつぶやき】話す・聞くステップ表(令和4年11月7日・月)

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 本校には、上の写真にあるように「話す・きくステップ表」というものがあり、授業で「話す・きく」ための各学年のめやすとなっています。校内研究では「学び合いを通して思考を深める」をめざしていますが、その「学び合い」の基本的な活動が、「話す・きく」だと言えます。
 現在、1年生が校内研究の授業研究に取り組んでいるところですが、「みんなの方を向いて話す。」「話す人の方を見る。」「みんなに聞こえる声の大きさで話す。」「温かい反応をする。」などを意識させているようです。
 「温かい反応」の仕方もいろいろです。「う〜ん。なるほど。」などと感嘆の気持ちや共感の気持ちを込めながらつぶやいたり、うなずいたり。今日、授業を見たクラスでは、友達の意見を聞き終わった後、下の写真のように拍手をしている姿がありました。自分の話を聞いてくれている、認めてもらえていると実感できるようなやり取りがあると、「これからもまた、発言しよう。」という意欲にもつながることでしょう。
 もちろん、話し合いをしていく中で、自分と異なる意見や明らかに間違っているという意見に出会うこともあります。そのようなときに、どのような反応して話を深めていくか、ポイントになります。責めるように「違います!」と言うか、「私の考えは、○○さんとちょっと違います。」などと柔らかく言えるか…。相手の立場になって、言葉を発することの大切さを感じてほしいと思います。さらに理想を言えば、「○○さんの言っていることも分かるけど…」とか、「たぶん○○さんは、こういうふうに考えて、〜だと答えているんだと思うんだけど…」など、相手の考えを受け入れたり、なぜそのように考えているのか(答えているのか)を相手の立場や気持ちになって考えたりすると、いい雰囲気の話し合いになるでしょう。高学年に、期待したいですね。
 一つ気になっているのは、友達が発言したときに、無条件で「いいです。」「同じです。」「いいと思います。」などと多数の子で反応することです。「本当に『いい』と思っているのかな。」「多数の子が『いいです。』と言うと、少数の『ちょっと違う』と思っている子が言いにくくないかな。」などと思ってしまいます。反応が形式的になればなるほど、「私は違います。」と言うことに、勇気が必要になって来るのではないでしょうか。
 みんなが気軽に意見交換ができる雰囲気、たとえ間違えても「ドンマイ」「間違えることにも意味がある。」と思えるような優しくて、言いやすい雰囲気…こんな集団ができたらいいなと思っています。「話す・きく」ステップとともに、学級の雰囲気作りも担任には意識してほしいな…と。
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