【校長のつぶやき】教育実習生の研究授業(令和4年5月31日・火)

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 教育実習も最終週(4週目)を迎えています。本日、これまでの実習の集大成ともいえる研究授業を行いました。教科は理科、内容(単元名)は「とじこめた空気や水」です。
 教室に入った瞬間に、授業者(実習生)と子供たちの関係がいい雰囲気であることを感じ取れます。前時に、袋に空気を閉じ込めて、押したり投げたりしながら気付いたことをまとめていました。今日は、そのことの発表からです。多くの子の手が挙がり、発表が続きます。「押したら、小さくなったり、手ごたえを感じたりした。」「床に落としたら平べったくなった。」「袋を押したら柔らかくなった。」「袋をつぶした時、硬くなった。」などなど。これらの発言を踏まえて、今日のめあては「とじこめた空気に力をくわえると、1.空気の大きさはどうなるのか? 2.手ごたえはどうなるのか?考えよう」と設定されました。そして、予想です。
 ここまでの間、授業者が黒板に書いたことを子供たちは丁寧にノートに書いていきます。何行、何マス分の表を作ればよいか、子供たちは本当に丁寧です。そして、子供たちが予想をしやすいように、注射器を提示します。この提示の仕方もうまく、子供たちは集中して引き込まれていきます。ここで大事にしたいこととして、「予想の根拠(理由)をノートにきちんと書いてほしい。」という押さえをします。子供たちは前時の活動を思い出しながら、その活動で感じたことを根拠として予想を書いています。前時の活動がどんなに有効であったか、単元の流れ(授業の組み立て)の効果が生きていることを感じました。
 自分の考えを言葉だけでなく、図を使って分かりやすく表現している児童もいます。これも授業者の声掛けによるものです。子供たちに「もう考える時間は大丈夫?」「発表の前に周りの子と話してみたい?」などと確認をしながら、子供たちが安心して授業に取り組めるような心配りもしていました。周囲の子と意見交換をした後に、全体の前で予想の発表です。「小さくなると思いました。理由は、…。」「いくら力を加えたからと言って変わらないと思います。理由は…。」「大きくなると思いました。理由は、…。」…自分なりの根拠をもって、予想を発表し合う子供たち。理由を述べることが難しそうな子には、無理に言わせようとせず、安心して発表できる雰囲気を授業者と周りの子供たちが一体となって作っていました。
 最後に5分ほど時間があり、「実験、やりたいな。」「でも、注射器、今日はこれしか用意していないよ。じゃあ、先生が今やってみようか。」「そしたら、答えが分かっちゃうじゃん。」「みんなでやりたい。」ということで、明日へのお楽しみに。実験への意欲も十分、高まっていました。
 いい雰囲気で、子供たちの意欲も高まるような素晴らしい授業でした。もちろん、いくつか、課題もあります。私が課題かなと思うことについては、放課後、授業者には話しました。でも、実習生でこれだけの授業ができれば十分。同じ学年の初任者も授業を見ていましたが、きっと刺激になったはず。
 明日は、「全日経営」といって、丸々1日、担任の代わりに、担任の業務をします。教育実習のまとめともいえます。残りの3日間、さらに充実した実習となることを祈っています。
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学校行事
6/1 プール清掃(6年)→延期
6/2 耳鼻科検診(4年・他学年抽出)
6/4 休日学習参観 PTA親子清掃 お弁当
6/6 振替休業日

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