校長室だより真上の教室が音楽室になっているので、子どもたちが日々音楽の学習で歌ったり合奏したりする様子がわかります。 音楽室からは昨年まで「ルパン三世」のテーマ曲が流れてきたのですが、今年から練習曲でなくなったのか、耳にしなくなりました。子どもの頃毎週テレビで見ていた番組だったので、軽快で親しみやすいこの曲が大好きでした。私の「懐かしのメロディー」ともいえる一曲だけに残念です。 代わりに、「スターウォーズ」のテーマ曲が聞こえてくるようになりました。40年近く前に第1作が公開された映画のオープニングを飾る壮大な曲で、出だしの部分を聞くだけで、私は初めて見た時に感じたわくわく感を今でも思い出します。 この曲を6年生が、2月26日に行いました「6年生を送る会」で下級生たちのために合奏してくれました。作品の持つスケール感を再現するような迫力ある演奏に、会場にいる人たちは聴き入っていました。 演奏の素晴らしさもさることながら、子どもたちが力を合わせて曲に真剣に取り組む姿にも心が動かされました。 改めて音楽の持つ魅力を感じるとともに、音楽朝会など日頃から音楽に親しむ機会をこれからも大切にしていきたいと思いました。 ところで、子どもたちが合奏の練習で少しずつ上手になっていく様子がいち早くわかることは校長室の特権なのですが、楽器別のパート練習になると各自が力一杯音を出すので、その都度向かい側の職員室へ移動することになり、ちょっと困っています。 校長室だよりさて、2月3日は冬と春の季節の分かれ目である節分でした。本校でも子どもたちの無病息災を願い、給食で「福豆」を食べました。(写真右) 我が家でも福豆を食べましたが、さすがに年の数の豆を食べるには胃腸に負担がかかりますので、1粒を10歳分に見立てて食べました。他にも「恵方巻き」といわれる太巻き寿司や「節分そば」も食べました。私が子どもの頃の節分では、食卓に巻き寿司やそばが載ることはなかったのですが、チラシやCMで目にすることもあり、いつの間にか食べるようになりました。 考えてみると、年末の年越しそばに始まり、正月のおせちや三日とろろ、七草がゆ、鏡開きの汁粉など、私たちは「節目」に特定の食べ物を食べることが多いようです。 私たちは、「食べる」ことを通して健康でいられることを願い、平穏に過ごせることを願っているのかなと思います。 ところで、毎日特に考えることもなく当たり前のように食べていましたが、先日行われた市の学校給食会の講演でいただいた塩分チェック表をつけてみると、塩分の取り過ぎであることがわかりました。家族からの注意を受け入れ、麺類のスープは少しだけ飲む、醤油やソースは少なめにするなど実践することにしました。 食べる上で「願う」だけでなく「考える」ことも大切にしていかなくてはいけないと自省するとともに、学校でも給食を中心に家庭科や生活科、総合などで「食」についての学習をこれからも大切にしていかなくてはいけないと改めて考えさせられました。 |
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