校長室だよりとはいえ、今は梅雨の真っ只中。厚い雨雲が鬱陶しく感じられます。 この季節を代表する植物といえば「あじさい(紫陽花)」です。先日まで「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催されていました。テレビ番組でも紹介され、大勢の方が鑑賞されている様子も報じられていました。 お城には負けるものの、本校にもあじさいが所々に植えられていて、見る人の目を楽しませてくれます。 特に、北校舎横の坂道沿いに何本も植えられており、毎日子どもたちの様子を見て回る度に眺めては心を和ませています。 私はあじさいが大好きというわけではありませんが、雨に濡れているあじさいも、青空の下でのあじさいも、雨上がりのあじさいも見るのが好きです。 さて、あじさいは土壌の酸性度(pH)で花の色が変わる植物であることはよく知られていますが、意外にも原産地は日本だそうです。 また、花言葉にもたくさんの意味があるようですが、私が気に入っているものは、「仲良し」「友情・友だち」「団結」です。 本校の子どもたちを見守るのにふさわしい花だと思います。 一生懸命に植えてくださった方に感謝するとともに、その優しいお気持ちに応えていきたいと思います。 ところで、六月は「水無月」ともいいますが、雨の季節なのにどうして「水が無い」のか、不思議に思ったことはありませんか。 「無」は「の」を表すのだそうで、「水の月」という意味だそうです。ちなみに10月を表す「神無月」は、「神の月」となります。 おもしろいことに和菓子にも「水無月」があります。小田原でも馴染みのある白い「ういろう」に小豆をのせたものです。京都では1年の前半の穢れなどを祓い、後半の無病息災を祈願する「夏越祓(なごしのはらえ)」が6月30日に行われるそうですが、その日に食べるお菓子が「水無月」なのだそうです。 ぜひ、我が家でも来週の30日に食べてみようと思います。 |
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