校長室だより♪ クリスマス前に やってきた ハロウィンが終わると、街中が鮮やかな赤色に染まっていきます。 本校でも、子どもたちが作ったクリスマスの飾りが目を楽しませてくれるとともに、朝の時間に時々聞こえてくる「あわてんぼうのサンタクロース」という歌が心を弾ませてくれました。 この歌は、歌詞も楽しくメロディも親しみやすいものなので、子どもたちに広く歌われています。私の子どもたちも大好きで、その昔幼稚園で歌ってきたと言って聴かせてくれたり、NHKの子ども番組で歌うのをいっしょに見たりするなど、私にとっても馴染みのある曲です。 ちなみに、作曲者は小林亜星さんだそうです。恥ずかしながら私はつい最近知ったのですが、驚きました。 クリスマスというと、私は子どもの頃読んだ3つの話を思い出します。1つは『マッチ売りの少女』で、少女が自分で売っているマッチを擦ると家族で楽しんだクリスマスの情景が浮かび上がる場面。2つめは『フランダースの犬』で、主人公が愛犬とともに天使たちに迎えられて旅立つ場面。最後は『クリスマスキャロル』で、3人の「幽霊」が主人公の過去・現在・未来を見せる場面です。クリスマスには、家族や親しい人たちと温かく和やかな一時を過ごしたいと子どもながらに願っていたからでしょうか。 ところで、30年近く我が家のイブの食卓に並ぶものとして、子ども用シャンパンという炭酸飲料がありました。それが、とうとう今年は大人用になりました。子どもたちの要望に合わせていくうちに、いつ頃からか、サンタクロースやチョコレート板などがかわいらしく載ったデコレーションケーキが実利重視のものに、チキンも揚げ物から焼き物へと替わりました。 子どもの成長は「理解」していても、物や出来事でふと「実感」するものだなと、うれしいながらもしみじみとしたイブとなりました。 今年も残すところ1週間を切りました。皆様にはよいお年をお迎えください。 |
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