ネムの木
ネムの木
先週の土曜日、梅雨の合間を縫って気分転換も含め、地元真鶴半島を散歩してきました。 普段は車や自転車で半島周辺に行くのですが、今回は細い路地に入り込みながら歩いてみました。 地元に住んでいながら、小学校時代以来通った事のない路地がたくさんあります。あの角には〇〇くんの家があったななどと、当時の記憶がよみがえってきます。 しかし、有ったはずの家がなかったり建て替わっていたりと、当時の風景とは大きく変化しており、時の流れを感じずにはいられません。 そんな中、周囲の環境は大きく変化しているのですが、山間には昔と変わらずに一本の樹が立っていました。 シュワシュワッと細い糸を束ねた様なピンク色の花が風に揺れ、甘い香りを漂わせています。合歓木の花です。 象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶのはな と松尾芭蕉が詠んだ(奥の細道〜象潟)、中国の四大美女西施を彷彿させる花だそうです。 ウィキペディアには、ネムノキ(合歓木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科の落葉高木で別名、ネム、ネブ。葉は2回偶数羽状複葉。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く。淡紅色のおしべが長く美しい。香りは桃のように甘い。果実は細長く扁平な豆果。マメ科に属するが、マメ亜科に特徴的な蝶形花とは大きく異なり、花弁が目立たない。 とあります。 2回偶数羽状複葉が夜になると閉じて眠りに入る事から、ネムの木と呼ばれたとか・・・ 合歓木の花の香りに誘われ、ノスタルジックな思いがよみがえってきます。昔から、印象深い樹でした。 海岸への降り口を探したのですが、なかなか見つかりません。 確か、このあたりだったはずなのに・・・ まさに、灯台下暗し。 降り口は見つかりませんでしたが、草木の中に咲く百合を見つけました。 時間をつくって、ゆっくり地元を歩いてみようと思ったのでした。 |
|