ノスタルジーのすすめ〜 チッチとサリー
ノスタルジーのすすめ〜 チッチとサリー
2014年も残すところ2週間余りとなりました。 今年も様々な出来事がありました。 今年の世相を表す漢字は「税」でした。 消費税の値上げは延期されましたが、10%になっても財政赤字が解消されるわけではありません。 1995年から始まった今年の漢字も、ここ数年は「絆・金・輪」と世相を如実に反映しているように思います。 年末が近づくにつれ、今年の10大ニュースも話題になります。 事故や災害が多く起こった一年でもありました。 楽しい出来事もあったのだと思いますが、振り返ってみるとマイナス面の出来事ばかりが思い起こされます。 今年は、52年間続いてきたみつはしちかこさんの漫画「小さな恋の物語」が最終巻を迎えました。 学生時代以来、約40年間手にすることはなかったのですが、書店で平積みになっていた “チッチとサリー” に、懐かしくなって手を伸ばしたのでした。 その43巻が、何と最終巻だったのです。 半世紀以上の間、いろいろな世代の方に読み継がれてきたのだと思います。 僕が読んだのは昭和40年代の後半ですから、それから40年余りの時の流れの中でもその画風はかわらず、キラキラした輝きや切なさ、懐かしい背景は、忘れかけていた世界に僕を引き込むには十分でした。 古い書物や写真などを見て、年の瀬にノスタルジックな気分に浸ってみるのも良いですね。 |
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