学校での子どもたちの様子をお伝えします。

「ねばならない」から「やれること」と「やりたいこと」へのコラボ

「ねばならない」から「やれること」と「やりたいこと」へのコラボ

このところ書類作成等の事務仕事に追われております。
段取りを取り、細心の注意を払い、適切に処理していかないと
大変なことになりそうですというか、なってしまいます。

人には「やらなければならないこと」のほかに、
「やれること」と「やりたいこと」がありますね。
日常の生活場面において、仕事でも勉強でも「やらねばならない」という使命
感、圧迫感というものがつきまとうわけです。
日常業務以外の新たなプロジェクトや従来と違うものに取り組むといったとき
は、慣れていないうえに、そのときの実力に比べレベルが高い場合がほとんど
ですから、「やらなければならないこと」をやるのは本人にとって非常に辛いの
です。

「やりたいこと」というのは自分の嗜好で、好きか嫌いかで判断できるわけです。
「やれること」これも自分の実力内で消化できます。
しかし、「やらなければならないこと」というのは窮屈で気が進まないことが多く、
ついつい後回しになるのではないでしょうか。
中には、何事にも挑戦だ、ワクワクする。という方もいらっしゃいます。
また、いやなことは先にやってしまうという方もおられるようですが・・・
なかなかね。

そんなときは、
“やりたくないけど、しょうがない、やってみるか”
という気持ちづくりが大事ですね。

最初に「やらなければならないこと」をやるのは、まぁ仕方ないとして、
「やらなければならないこと」と「やれること」、「やりたいこと」
この三つをうまく繋ぐことができれば、窮屈さを解消とはいわないまでも、
軽減できると思ってます。

子どもの勉強なんて、その最たるものじゃないですか。
子どものうちは誰だって遊びたい。
学校の勉強が好きで好きでたまらないなどという子どもはまずいません。

でも、家でテレビやゲームばかりしていると家の人に叱られるとか、宿題を
やっていないと学校でたたされるなどの理由で(本校にはそんな先生はおりま
せん。私の過去の経験です!)、仕方なく机の前に座るというか座らされる。
そうすると、中にはそうしているうちに、勉強そのものに興味がわいてくる子も
いるし、成績が上がって家の人の喜ぶ顔を見たら、またこの顔みたいとがんば
る子も出てくる。
こうなったとき、この子たちにとっての勉強は、
単なる「やらなければならないこと」から「やれること」「やりたいこと」に変化した
といえます。さらにそれが習慣化すれば、もう云うことはありません。

でも、そのきっかけ作りは結構難しいです。

僕はテレビばかり観ている子どもでした。
勉強をするよりテレビを観ていた方が断然、面白いですからね。
頭ごなしによく言われました。
“テレビばかり観てるんじゃない!”

“お前がテレビをみたい気持ちはよくわかる。テレビ、楽しいもんなっ!
 そんな気持ちは誰にもあるし、あってもいいんだ。
 でも少し勉強して、わからないことがわかると授業がもっと楽しくなるぞ!
 いやな勉強でも、復習だけはしておこうというそんな気持ちが大事なんだ。
 そういう気持ちをつくってみないか。ちょいとがんばってみようよ”

なんていわれていたら・・・・

気持ちをつくる言葉がけを意識できるとよいかもしれませんね。

子どもたちも含め、自分自身が気持ちをつくれるようになると実際の行動にで
き、「やらなければならないこと」から「やれること」「やりたいこと」に変化して
いく可能性がでてくるのではないでしょうか。
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