ピラカンサの実
ピラカンサの実
この3連休はあまり体調が良くないなか、法事や外出しなければならないことがあっただけでなく、年末の大掃除の序章ともいうべき床のワックス塗布を行ったりと、なかなかせわしなく過ごしました。 昨日は、金魚の水槽の清掃をしたあと薄日が差してきたので町中を少し歩いてみました。 散歩しているとピラカンサの実が目につきます。 花は6月ごろに筒状の白い細かい花が咲くのですが、冬の寒さに向かうこの時期、枝にぎっしりついたピラカンサの赤い実は、パワーのかたまりのようで自信がつきます。 花言葉は「燃える思い」「輝きのある日」「慈悲」だそうです。 花よりも、秋に色付く実にふさわしい言葉だと思います。 桜が咲いていました。 本来、春に咲くはずの花が咲く「帰り花」です。 今年は「小春日和」という感じの日がないような気もしますが、例年に比べてもそれほど寒くない日和です。 でも、花にとっては偽りの季節です。 春咲きの花は、冬の厳しい寒さに耐え、それを越えてこそ美しい花を咲かせることができるのですから。 人には「やらなければならないこと」のほかに、「やれること」と「やりたいこと」があるのですが、やりたいことはなかなかできません。 ワックス塗布も水槽掃除も、残念ながら「やりたいこと」ではありません。 一時の悦楽に惑わされずに、春一番の風が吹くまでじっくり耐えることが大切であることは十分承知しておりますが・・・ 「明日できることは今日する必要は無い」と悪魔が囁きます。 ピラカンサの実を見て、「今日やれることを明日に延ばすな!」と再確認というか、自分に言い聞かせたのでした。 |
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